「サイドウェイ」のアレキサンダー・ペイン監督の次回作決定!
2007年5月18日 12:00
「アバウト・シュミット」や「サイドウェイ」でオスカーコンテンダーになった映画監督・脚本家、アレキサンダー・ペインの次回作が決まった。米バラエティ紙によると、5月16日に全米の書店に並んだばかりのカウイ・ハート・ヘミングスによる処女小説「The Descendants」の映画化権を、フォックス・サーチライトが獲得、ペインが監督を務めることになったのだという。ペインと彼の盟友ジム・テイラー、ジム・バークの3人が製作する。
物語の舞台はハワイで、ユーモラスで、ペイン監督好みのありきたりではない家族ドラマらしい。島の所有者の“子孫”(原題はこの意味)にあたり、オアフ島でも1、2を争う大金持ちの、心が孤独な父親が、反抗的な2人の娘を放っぽり出して、カウアイ島にいる彼の妻の愛人を追いかけるというストーリー。プロデューサーのバークによれば「シニカルな笑いと深い感動が絶妙にバランスされた、とてもヒューマンなストーリー」とのこと。まだ配役決定は先のようだが、脚本を担当するペインとテイラーが、この原作をどう料理するのか楽しみだ。