「ディパーテッド」のプロデューサーがアカデミー賞受賞資格を失う
2007年1月30日 12:00
「ディパーテッド」をプロデュースしたパラマウント・ピクチャーズCEOのブラッド・グレイが、アカデミー賞受賞資格を失った。「ディパーテッド」は、ブラッド・ピットの製作会社プランBや、イニシャル・エンタテイメント・グループなど複数の会社が参加した共同製作で、当時プランBの共同経営者だったブラッド・グレイは計4人いるプロデューサーの1人としてクレジットされている。しかし、アカデミー賞作品賞に登録できるプロデューサーは2名までとなっているため、全米製作者協会(Producers Guild of America)は独自の審査を行った。その結果、登録プロデューサーとして、イニシャル・エンタテイメント・グループを率いるグラハム・キング(「トラフィック」「アリ」)のみを選出、これを不服としたグレイは、アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーに再審査を依頼したが、却下されたという。この結果、「ディパーテッド」がアカデミー賞で作品賞を受賞した場合、グラハム・キングのみがオスカー像を受け取ることになった。却下理由については不明だが、グレイは自らがオスカー受賞資格を得るためにアカデミー会員に猛烈なアプローチを仕掛けていたことで知らている。ちなみに、4人のプロデューサーの残りの2名は、ブラッド・ピットとマーティン・スコセッシである。
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