岩井俊二、市川崑監督に脱帽。「市川崑物語」トークショー
2007年1月23日 12:00

トークショーでは、2人が共同監督をする予定だった「本陣殺人事件」に関する話や、映画では語られなかった、市川監督がジャン=リュック・ゴダールに弟子入りを考えた話などが紹介され、岩井監督は「もし『犬神家の一族』を観ていなければ、僕が映画にのめり込むことはなかったと思います。3人分くらいのフィルモグラフィー(実写映画の監督作だけでも70本以上)も人間業とは思えないし、同じことをやれと言われても無理」と、市川監督に最大限の敬意を表した。
一方、自分が主人公になった作品の感想を問われた市川監督は、「岩井さんの芸術なので僕が口を出しちゃいけない」と照れつつも、「岩井さんの写真(映画)はいいなぁと思いました」と岩井監督を称えた。また、最後にファンにメッセージを求められた市川監督は、「実はもう歳(91歳)なんですが……」とおどけつつ、「皆さんに負けないよう、最後まで映画を愛したいと思います」と力強く語り、会場に集まったファンから盛大な拍手を浴びていた。「市川崑物語」は上映中。
関連ニュース



裏社会に身を落とした若者たちは闇ビジネスから抜け出せるのか? tuki.が初の映画主題歌を担当、「愚か者の身分」予告完成
2025年7月25日 05:00
邦画 キャストスタッフ情報 新着動画 新着画像


