「インディ・ジョーンズ4」実現はない!フランク・ダラボンが発言
2006年11月10日 12:00
映画化が発表されながらも、なかなか始動しない「インディ・ジョーンズ4」について、脚本を手がけたフランク・ダラボン監督が、同作の実現はおそらくないと発言した。「グリーンマイル」スペシャル・エディションDVDの宣伝で、CHUD.comの取材を受けたダラボン監督は、自ら執筆した脚本がプロデューサーのジョージ・ルーカスにボツにされた経緯について説明。スティーブン・スピルバーグと緊密に連絡を取りあい、1年で完成させた脚本の出来について、ダラボン監督は「スティーブンはとても喜んでくれて、『レイダース/失われたアーク』以来の傑作だと言ってくれたんだ」と胸を張ったが、「ルーカスが『好きじゃない』と言って、すべてをリセットしてしまった」と打ち明けた。
その後、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」のジェフ・ネイサンソンや、「スパイダーマン」のデビッド・コープらが「インディ・ジョーンズ4」のシナリオに挑戦するが、どのバージョンに対してもルーカスが拒否権を発動させているようで、ダラボン監督は「ジョージの頭のなかが理解できない」とコメント。「10年も苦労してきた企画で、ようやくその解決法を見つける脚本家が現れ、しかもスティーブン・スピルバーグという史上もっとも偉大な監督が映画化したいと言っているのに、『好きじゃない』なんて……突飛すぎて理解できないよ」。これに懲りたダラボン監督は、もう2度と他人の映画のために脚本を執筆しないと心に誓ったそうだ。