ベネチア国際映画祭、サプライズづくしの受賞結果
2006年9月12日 12:00
※06年7月11日より、「ニュース&噂」は毎週火曜日・金曜日の週2回更新となりました
ベネチア国際映画祭、サプライズづくしの受賞結果
第63回ベネチア国際映画祭が9月9日に閉幕。最高賞である金獅子賞に、中国のジャ・ジャンクー監督作品「三峡好人」が選ばれた。本作はコンペ部門へサプライズ・フィルムとして出品されたもので、三峡ダム建設により沈みゆく町を舞台に、別れた妻子とよりを戻そうとする男、音信不通の夫を捜す女を描いた物語。11月17日より開催される東京フィルメックスのオープニング作品としてプレミア上映が決定している。
今年のベネチアのさらなるビッグ・サプライズは、最優秀男優賞にベン・アフレックが選出されたこと。ベンは、アレン・コールター監督「ハリウッドランド」で、1950年代のTVドラマ「スーパーマンの冒険」に主演した俳優、ジョージ・リーブスの苦悩を演じ、見事、受賞に輝いた。また、最優秀女優賞は「クイーン」にてエリザベス2世を演じたヘレン・ミレンが受賞。本作は、ダイアナ元皇太子妃の死の直後、混乱するロイヤル・ファミリーとエリザベス2世の姿を描いたもので、脚本賞も受賞した。なお、日本から参加した今敏監督「パプリカ」、大友克洋監督「蟲師(むしし)」は無冠となった。
主な受賞結果は以下の通り。
金獅子賞
ジャ・ジャンクー監督
「三峡好人」
銀獅子賞(監督賞)
アラン・レネ監督
「プライベート・フィアズ・イン・パブリック・プレイシズ」
銀獅子賞(特別賞)
「ザ・ゴールデン・ドア」
審査員特別賞
マハマット・サレ・ハルーン監督
「ドライ・シーズン」
最優秀男優賞
最優秀女優賞
技術貢献賞
エマヌエル・ルベツキ(「トゥモロー・ワールド」)
最優秀脚本賞
(新人俳優賞)
イジルド・ル・ベスコ(「ジ・アンタッチャブル」)
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
本日公開 注目特集
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【魂に効く珠玉の衝撃作】「私が死ぬとき、隣の部屋にいて」――あなたならどうする?
提供:ワーナー・ブラザース映画
注目特集
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
注目特集
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
注目特集
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
注目特集
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
注目特集
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
注目特集
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー