ディズニー、ピクサー買収で内部分裂?
2006年4月4日 12:00
ディズニーが初めて自社製作したCGアニメ映画で、大ヒットを記録した「チキン・リトル」のプロデューサーと監督が、ディズニーを辞職していたことが明らかになった。
マーク・ディンダル監督とプロデューサーのランディ・フルマーは、ディズニーで「ラマになった王様」や「チキン・リトル」を製作したが、最近になって突然辞職。ディズニーがピクサーを買収したことにより、ピクサーのエド・キャットムルがディズニー・アニメーション・スタジオの社長に、ピクサーの看板監督であるジョン・ラセターがチーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてディズニーで製作するアニメーション映画すべてを指揮することなり、ピクサーがディズニー・アニメーションを支配することに反発しての辞職ではないかとの憶測が流れている。だが、当の2人は「1人になってやりたいことがある」(フルマー)、「1年間休暇を取って、じっくりと新作の企画を練りたい」(ディンダル監督)と、ピクサーとの関連性を否定している。