マイケル・ムーアが「旅の仲間」結成。サウロンはブッシュ?
2004年6月8日 12:00
「政治的過ぎる」との理由でディズニーが全米配給を拒否してから、マイケル・ムーア監督の最新ドキュメンタリー「華氏911」の公開を巡ってさまざまな騒動が起きたが、ようやく全米公開が決定した。同作は、ミラマックス社のワインスタイン兄弟が設立したフェローシップ・アドベンチャー・グループを通じて、6月25日に全米配給されることになる。フェローシップ・アドベンチャー・グループとは、ライオンズ・ゲートとIFCフィルムのインディペンデント配給会社2社に、ワインスタイン兄弟を加えた即席連合である。ライオンズ・ゲートは、かつてディズニーが公開拒否した問題作「ドグマ」をミラマックスから買い取るなどワインスタイン兄弟とつながりがあり、IFCフィルムは、「天国の口、終りの楽園。」や「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」などの小規模作品をヒットに導いたことで知られている。
また、マイケル・ムーアとこの2つの配給会社とのつながりも深く、ライオンズ・ゲートは、ムーアのテレビシリーズ「TV Nation」、IFCは「The Awful Truth」をプロデュースしている。ムーアは、ハーベイ・ワインスタインを「フロド」、ボブ・ワインスタインを「サム」というように、このグループを「ロード・オブ・ザ・リング」の「旅の仲間」に例えている。となると、さしずめブッシュ大統領は「冥王サウロン」というところか。
現在、6月25日の公開に向けて急ピッチで準備が行われており、オフィシャルサイトには予告編も登場した。テレビ放映権は、ライオンズ・ゲートと契約しているショータイムが獲得。DVD・ビデオ権だけが未定だが、ムーアは今年11月の大統領選に合わせて、10月にはDVD・ビデオもリリースしたい考えだという。
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