マイケル・ムーア、殺害されたアメリカ人の映像を自粛
2004年6月1日 12:00

カンヌ映画祭でパルムドールを受賞したマイケル・ムーア監督の「華氏911」が、またも騒動を起こしている。米軍がイラクの刑務所で行ったイラク人の虐待に対する報復として、イラクの武装組織がアメリカ人ビジネスマンの首をはねたビデオ映像を公開して世界中にショックを与えたが、「華氏911」の撮影クルーが昨年、犠牲者となったニコラス・バーグ氏の取材をしていたことが明らかになったのだ。しかしムーア監督は、遺族に配慮してそのインタビュー映像は「華氏911」に収録しないと言う。彼が声明のなかで、「わたしたちは、ニコラス・バーグ氏の取材をしました。およそ20分間の映像です。しかし、それをメディアにリリースすることはしませんし、映画のなかにも入れません」と述べている。
ちなみに、ミラマックスの創業者ワインスタイン兄弟は、ようやくディズニーから「華氏911」の米国での配給権とビデオ販売権を約600万ドル(約6億6000万円)で個人的に買い戻した。すでに複数の配給会社が権利を競っているという話もあり、夏に公開される可能性が高まっている。全米配給に向けてあともう一歩だ。
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