カルキン坊やも23歳に。9年ぶりの復帰作で来日
2004年2月24日 12:00
80年代~90年代初頭のニューヨークを舞台に、伝説のクラブキッズ、マイケル・アリグの鮮烈な生き様を描く「パーティ・モンスター」で、9年ぶりのスクリーン復帰を果たした主演のマコーレー・カルキンが、共演のセス・グリーンや監督、原作者らとともに来日した。
「ホーム・アローン」で子役スターの頂点に達したカルキンも現在23歳。当時の面影を残しつつも、ほっそりとした顔立ちの大人に成長していた。かつて、自分のギャラをめぐって両親が離婚したり、本人もアルコールやドラッグ依存症になったりとスキャンダルにまみれたカルキンは、94年、芸能界から事実上引退していたが、「子供のときは楽しんでやっていたものが、いつの間にか周りの人たちが決めたことをやるようになり、自分の意思はなくなっていた。お金も稼いだし、もう2度と俳優業はやらないと思ったけれど、普通の生活に戻って今後の人生を考えたとき、初めて本当に自分のやりたいことが俳優だということに気が付いた。そういうときにこの作品の依頼があった」と、これまでに至る経緯と心境を語り、「この作品を通して演技の楽しさを思い出した。これからは自分でやりたいと思うことを、自分で選んで進んでいきたい」と役者復帰宣言。日本では春休みにその姿を見ることができる。