「M:I-3」の新監督はこんな人
2003年3月25日 12:00

若手のジョー・カーナハン監督が、デビッド・フィンチャー監督が降板した「ミッション:インポッシブル3」のメガホンを取ることが正式に決定した。カーナハン監督はレイ・リオッタ、ジェイソン・パトリック主演の刑事ドラマ「NARC/ナーク」の監督として注目され、ドリームワークス製作の「Killing Pablo」(ハビエル・バルデム主演)や、ハリソン・フォード主演のサスペンス「A Walk Among the Tombstones」の監督として指名され、いまハリウッドでもっともホットな若手監督の1人。BMWの短編映画シリーズ「Hire」の一編「The Ticker」も手がけている。
「ミッション:インポッシブル」シリーズの主演・プロデューサーのトム・クルーズは、「NARC/ナーク」のプロデューサーに名を連ねており、カーナハンの手腕を高く評価した結果の大抜擢となったようだ。ただし、ブライアン・デ・パルマ、ジョン・ウーというこれまでの有名監督に比べれば、見劣りするのも事実。これまで「ブラッド・ガッツ」(劇場未公開)と「NARC/ナーク」(日本では5月公開)という2つの低予算映画しか監督していないという点も不安要素だ。「ミッション:インポッシブル3」の全米公開は04年のメモリアルデーと確定しており、フィンチャー監督に逃げられたクルーズが、焦ってカーナハン監督の起用を決めたという見方もできなくはない。ちなみに、フィンチャー監督の次回作は、サンタモニカのスケートボーダーを主役にした「The Lords of Dogtown」。撮影は今夏にも開始される予定だ。
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取材 海外映画祭


