パトリス・ルコント監督が来日
2002年12月10日 12:00
本作は、モノクロの映像が美しいバネッサ・パラディ主演のラブストーリー「橋の上の娘」の脚本家と再び組んだ作品。「彼の方から映画を作ろうと声をかけられたんだが、ストーリーは内緒で教えてもらえなかった。でも、彼のシナリオが好きなので即OKしたんです。1945年のパリ、戦後の売春宿が舞台ということだけ教えてくれたので、そこから想像の翼を広げて、当時の売春宿を思い描いていました。女性たちのおしろいや香水の匂いなんかをね。数カ月後に完成したシナリオは、想像以上のものでした」と語った。主演女優のレティシア・カスタについては「2カ月半、レティシアと一緒に仕事ができたのは素晴らしい体験でした。皆さんも映画を観てレティシアとの時間を楽しんでほしい」とベタぼれの様子。来年には、レティシア本人の来日も予定されているという。監督曰く「官能的で輝いていて、それでいて物哀しいストーリー」の本作は、来年春、シネマライズほかにて公開される予定。