ドリュー・バリモアが惚れた「ドニー・ダーコ」監督を直撃!
2002年8月27日 12:00

2001年のサンダンス映画祭で、「メメント」「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」と共に、観客に熱狂的に迎えられた「ドニー・ダーコ」。監督・脚本を務めたのは、本作が長編デビュー作となった弱冠26歳のリチャード・ケリーだ。「たまたまエージェントが一緒だったこともあって、ドリュー・バリモアが脚本を読んだんだ。そしたらすごく気に入ってくれて、トントン拍子に映画化が決まったのさ」。しかし当初は、彼の若さ、経験のなさが壁になったのだという。「ドリューに巡り会うまでいろんな人に会った。でも、どうにも話は進まなくて。それがドリューに会って一変した。彼女が面倒を見るならってね。彼女のスター・パワーによって、この映画が保証された。ドリューは、安心して映画を作る場を提供してくれたんだ」
主人公のドニーは、社会に対して反抗心を抱いているアンチ・ヒーロー。ティーンエイジャーなら誰もが感情移入できるキャラクターだ。「僕自身、若い頃は、生活全般にフラストレーションを抱えていた。でも、だからといって社会に反抗しろと言いたいわけじゃない。今の僕たちは、お互いに傷つけあいすぎていると思う。その傷は一生消えない。そして、親や大人達には救えない。お互いがお互いを救いあう大切さを伝えたいんだ」
「SF的な概念が異常に好き」という彼は、この「ドニー・ダーコ」でタイム・トラベルの要素を取り入れた。USの公式サイトには、タイム・パラドックスに関する考察や登場人物たちのバック・ストーリーなど、監督自らの手になるコンテンツがクールなギミックと共に掲載されている。「映画は映画として完結しているから、追加情報なんてのは必ずしも必要ない。でも、もっと知りたいという人のためにはすごく面白いはず。英語でしか読めないのは申し訳ないけど、ぜひ見て欲しい。どこかのイカれた日本人が全文翻訳してくれるといいんだけどね(笑)」
本作は、8月31日よりシネマスクエアとうきゅうほかにて公開される。
関連ニュース

「ストレンジ・ダーリン」あらすじ・概要・評論まとめ ~時系列をシャッフルさせ、シリアルキラー映画の概念を覆す破格の快作~【おすすめの注目映画】
2025年7月10日 09:00
オリジナル 洋画 まとめ 評論





浜辺美波&目黒蓮が初共演! 「ほどなく、お別れです」シリーズ映画化に主演、“生と死”に向き合う葬祭プランナー役に挑戦
2025年4月30日 05:00
邦画 製作公開発表 キャストスタッフ情報 新着画像
映画.com注目特集をチェック

入国審査
【これめっちゃ面白かった】この2人、空港の入国審査で何時間も尋問される…一体なぜ? 衝撃の結末へ
提供:松竹

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”がある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー