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カンヌ映画祭パルムドールの監督が来日!

2001年12月11日 12:00

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最愛の息子を事故で失った精神科医とその家族の哀悼の姿を描き、2001年度カンヌ国際映画祭パルムドール賞を受賞した「息子の部屋」。本作で監督、原案、脚本、主演を務めたナンニ・モレッティがこのたび来日し、12月6日にホテル西洋銀座(東京・銀座)にて来日記者会見を行った。
イタリア映画にとってはエルマンノ・オルミ監督の「木靴の樹」以来、24年ぶりのパルムドール賞受賞となる本作。この点についてモレッティは「受賞までの待ち時間はまるでサスペンス映画のようにハラハラドキドキだったよ。それだけに選ばれたときは非常にうれしかった。僕とスタッフとの仕事が公式の場で認められたということだからね」とコメント。作品のテーマである“家族”については、「今回の作品は、ある家族の物語を通じて多様化した現在の“家族”の姿を表現したかったんだ。この作品では息子の死を契機に幸せな家族がばらばらになる。しかも死んだ息子には親の知らない人生の一部があった。つまり理想的な家族であっても隠された秘密というものは必ずあるということなんだ。それが私の家族観であり、ファミリーの姿なんだよ」とコメントした。
息子の部屋」は2002年正月第2弾、丸の内ピカデリー2ほか、全国松竹・東急系にてロードショー。

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