「ギャング・オブ・ニューヨーク」、延期の真相
2001年12月4日 12:00
歴史大作「ギャング・オブ・ニューヨーク」の公開延期を決めたマーティン・スコセッシ監督は、いまだに編集作業にかかりっきりだ。19世紀のニューヨークを舞台に移民たちの抗争を描いた同作は、9月11日の同時多発テロ事件以降、「まったく違った印象になってしまったんだ」という。暴力描写や人種差別用語の修正だけでなく、今の時代にフィットするように新たな可能性を模索しているのだとか。「もう1度この作品をじっくりと見直してみる必要がある」とスコセッシ監督。完成は当分先のことになりそうだ。