「ハリー・ポッター」、空前の7000スクリーンを用意!
2001年11月13日 12:00
ついに「ハリー・ポッターと賢者の石」の全米公開まで1週間を切った。配給元のワーナー・ブラザースが、大型タイアップはコカコーラ1社のみという地味なプロモーションを展開しているにも関わらず、爆発的に売れている人気小説の映画化とあって、全米ではこれ以上ないほどの盛り上がりを示している。もはや大ヒットそのものは確実で、業界的には、大ヒットがどれほどの規模に到るのかに注目している状態だ。これまでのオープニング3日間の興行成績トップは「ロスト・ワールド」の7200万ドル(4日間で9200万ドル)であるが、同作が公開された97年当時よりも映画館の入場料がアップしていることを考慮すると、それを破る可能性も十分ありそうだ。一方「ハリー・ポッター」は、上映時間が2時間32分という長尺のため、1日あたりの上映回数が限られてしまうというハンデを抱えている。しかし、何としても記録を塗り替えたいワーナー・ブラザースは、公開スクリーン数を大量に確保したという噂である。上映館は3500館と通常の拡大公開規模であるが、シネコンでは複数のスクリーンで上映するため、総スクリーン数は史上最大の7000近くになるという。この陣容で、どんなオープニング記録がうち立てられるのか、注目したい。