東京国際映画祭閉幕。結果や如何に?
2000年11月7日 12:00
東京・渋谷のBunkamuraを中心に9日間に渡って開催された“日本最大の映画の祭典”、第13回東京国際映画祭が、11月5日閉幕した。同日行われた授賞式では、世界各国から16本の作品が参加したコンペティション部門の結果が発表された。賞金1000万円のグランプリに選ばれたのは、メキシコのアルハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「アモーレス・ペロス (原題)」。同監督は優秀監督賞も受賞した。その他の授賞結果は以下の通り。作品の詳細は東京国際映画祭のオフィシャルサイトをご参照ください。
東京グランプリ
(賞金1000万円)
「アモーレス・ペロス (原)」(監督:アルハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)
審査員特別賞
「オー!スジョン」(監督:ホン・サンス)
最優秀監督賞
アルハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ (「アモーレス・ペロス (原)」)
最優秀脚本賞
スチュアート・ブルムバーグ (「僕たちのアナ・バナナ」)
最優秀女優賞
最優秀男優賞
ムーサ・マースクリ (「モンディアリート」)
最優秀芸術貢献賞
「ワン・モア・デイ」(監督:ババク・パヤミ)
「式日 (SHIKI-JITSU)」(監督:庵野秀明)

また会期中は豪華ゲストの来日が相次ぎ、多数の会見が行われた。まず1日には、「グリーン・デスティニー」主演のチョウ・ユンファの来日会見が行われた。今やハリウッドでも名を馳せるアジア最大級のスターの会見とあって、会場には2000人を超える報道陣が詰め掛けた。武術監督に「マトリックス」のユアン・ウーピンを迎えたワイヤーアクションが見ものの本作、しかしユンファは「ワイヤーアクションは慣れているしジェットコースターのようで楽しかった。むしろ北京語の練習の方が辛かった」と語り、外国語を学ぶ秘訣は「妻にムチを打ってもらうこと」とジョークを飛ばして会場を和ませた。また会見の最後にはユンファ本人の提案で報道陣との集合写真の撮影も行われた。

続いて2日に行われたのは、初監督作「僕たちのアナ・バナナ」を引っさげ来日したエドワード・ノートンの会見。実は以前大阪に住み会社員として働いていたノートンにとって、これが約10年ぶりの来日なのだとか。様々な質問に「シリマセン」「ムズカシイ」と日本語で答えるノートンに、会場からは黄色い声もちらほら。本作は、ニューヨークを舞台にしたコメディタッチの恋愛ドラマで、彼の友人スチュアート・ブルムバーグが脚本を担当している。初の監督業についてノートンは「ウディ・アレンからはニューヨークの描き方を、ミロシュ・フォアマンからは編集を、デビッド・フィンチャーからは技術的な部分を学んだ。出演しているベン・スティラーやミロシュ・フォアマンは監督でもあり、脚本家は友達だから、彼らから気軽に意見を聞くこともできた」と語り、「(撮影は) 全部楽シカッタ」と日本語で感想を述べた。
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