支配欲とプライドからくるもつれ
自分の環境をコントロール下に置こうとする欲望によって、人間同士のコミュニケーションが破綻していくさまが印象的だった。
大きな世界(社会)においては、神権政治を絶対視する価値観とリベラルな価値観の二つが対立し、小さな世界(家族)の中では、家族の絆を大事にする価値観が、前述の双方の価値観と摩擦を起こしている。
単一の価値観を信奉できれば良くも悪くも行動選択は単純だが、異なる様々な価値観を内在... 続きを見る
本作がグルメブームの起爆剤になったことは確か。 伊丹監督の卓越した先見性には改めて驚かされます。
2月21日(金)からTOHOシネマズ日比谷さんで開催されている「日本映画専門チャンネル presents 伊丹十三 4K映画祭」(監督作品を毎週1作品、計10作品上映)、本日2週目はラーメンウエスタン『タンポポ』(1985)。
『タンポポ』(1985年/115分)
30年ぶりの鑑賞、ありきたりの言葉ですが『とにかく痛快で面白い!』の一言。
公開から40年経ちますが、本作を超える人情喜劇映画... 続きを見る
分かってて観にいったのは自分だからこの評価は心苦しいけど・・・
福田作品嫌いではないけどこれは映画でやる必要があったか?という感想
深夜ドラマならちょうどよかったと思う。
浜辺美波ちゃんに関しては想定内の演技というかいつも期待して観ていないしそもそも演技力が求められるような作品でもないから別にいいけど白石麻衣さんに関してはなんでこのアクション映画引き受けたんだろうでしかなかった。
演技力は求めてないけどこの役やるならせめてアクションできる女優使ってよと... 続きを見る
なんか最後で盛り返された
2025年劇場鑑賞65本目。
エンドロール後映像無し。
ある村の男性だけ(ここがなんか昨今の風潮に逆行していると思うのですが)人生で1回だけ、しかも18歳から20歳の間だけ一度魔法が使えるが、命に関わる事に使うと村に不幸が起きる、という設定。
何に使うか今回該当の四人が知恵を絞るのですが結局それぞれで使います。
その内容がまぁ欲のないことで、もうちょいなんかあるやろ、と醒めた目で観終わり... 続きを見る
タクシーの中だけの100分
空港からマンハッタンまでのタクシーの中の会話。たったそれだけの展開で、ここまでドラマがあるとは。
演技力無くては到底できない会話の機微と間。タクシーの中だけのシーンが続くだけに、カメラワークなどの要素で盛り上げるなどもできない中、ショーンペンとダコタジョンソンの演技だけで全てが構成される、もの凄い造りの映画です。 ただ、物語の進行により、カメラワークやテンポを微妙に計算して撮影されているよう... 続きを見る
大切な人にはちゃんと感謝を届けたい。
声を押さえるのが必死なぐらいに泣きました。
ミナミの苦しさを思うといたたまれなくなる反面、リクの自分らしさを忘れてしまうぐらいに日々に追われ疲弊する姿が自分と重なり苦しかった。
機嫌が悪いとつい当たってしまう自分にとって、後ろから殴られるようなハッと気づかされる衝撃と家族やパートナーのありがたみを改めて感じさせてもらえました。
人は誰かに支えられて生きていることを忘れがちだけど、余裕がない時... 続きを見る
映画館にも見に行ったけどまた見てしまった!
CS放送でたまたまやっていて、2回も映画館で見たのに、また見てしまった!!!
大好きです。この映画のブラピが一番好き!ブラピカッコ良すぎるし、ディカプリオはキュートすぎるし。
ラストのヒッピーなぶり殺すシーンは賛否あると思いますが、実際のシャロンがヒッピーに殺されたという史実に対するタランティーノの怒りが表現されていたと思うと、ホントやっちまえー!と単純な私は思うのです。
なんといってもあの... 続きを見る
正義について考えさせられた…
タイトルからして、「十二人の怒れる男」のイーストウッドなりの映画なのかなと予想したが、似て非なる作品だった。主人公の驚き、怖れ、葛藤などが、ひしひしと伝わってきた。しかも、だんだんわかってくる主人公の別の側面。監督はこの話にどう決着をつけるのだろうかと最後まで目が離せなかった。そして見事なまでの幕切れ。さすがと言わざるを得ない。それにしても、アメリカでも高評価だったというこの作品を最初から配... 続きを見る
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