映画レビュー一覧(共感順)

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3.5「敵」とは

定年退職した元大学教授の日常を追った物語りをモノクロ映像で綴る。渡辺儀助は妻に先立たれ既に20年近く経っている77歳の男。彼は日々自分で料理をし丁寧に生きている、いや生きようともがいているが正しい解釈か。彼の生活は預貯金との睨めっこな毎日だ。
モノクロ映像は不思議と観やすいと言うより映像演出の妙だ。

そんな彼も男だ。教え子に欲情もするし、あるバーのオーナーの親戚と言う若い子に騙されかなりの... 続きを見る

えーじさんさん
2025年2月11日
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3.5リアルメーターは馴染まない!?

かつては、“モデル上がり”と揶揄されて様々なインタビューで嘆いていた阿部寛。今や堂々たるもので、本作も阿部寛ありきの映画。ラジオ番組にとばされて腐っているが野心を秘めた元キャスター役を演じ切った。
ツッコミ所の爆発テロのスケール、展開、伏線、には、まあ目をつぶり、自分は、ひたすらリアルメーターを興味深く観た。
日本で現実の出来事の白黒、是非をダイレクトに数値化してライブで見せることは無い。結... 続きを見る

2025年2月7日
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鑑賞方法:映画館
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4.0正體

 刑務所では“塩抜きの刑”が行われ続けています。
 名前と姿を変えて今も続行中のGHQ。戦後、大事な“體”を“体”にして文字通り骨抜きにしました。作者は意図的に『正体』にしたのでしょう。
 マイナンバーカードも2026年には、名前と姿を変える予定だそうです。
 言論の自由についてですが、SNSはサイトの運営側に(削除や規制する)自由があります。ちなみに、X(旧ツイッター)はポストが削除されな... 続きを見る

2025年2月5日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

楽しい

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5.0ジョナサン・グレイザーの決断

ジョナサン・グレイザー監督は「関心領域」の準備から
完成までに10年間以上をかけたといいます。
マーティン・エイミスの原作は第三者を主役とした小説でした。
もちろんグレイザー監督は多くのインスピレーションを原作から受けて
土台になっているのでしょうが、具体的な人名・アウシュビッツ収容所の
所長のルドルフ・ヘスの名前と妻のヘートヴィヒの実名を使用したのは
グレイザー監督の英断でした。
これは大... 続きを見る

琥珀糖さんさん
2025年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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4.5神話と涙の邂逅

ディメンタスは涙という液体を知らなかった。喜びの涙と悲しみの涙では成分が異なるという説明を聞き、小さい女の子が流す涙を手にとり舐める。15年後、同じ涙をフュリオサはディメンタスの前で流す。二人は過去の悲しみと怒りを忘れない。ディメンタスはフュリオサを忘れていない。名前と異なり「忘れない」ディメンタスはフュリオサの「怒り」を受け入れる。

砦の中で絵画を模写する男がいる。前期ラファエル派のよう... 続きを見る

talismanさんさん
2025年1月4日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

知的

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4.0子供だましと思っていたら、意外に感動

体内の細胞を人格化し人が演じるというので、子供だましと思っていたが、ためになったし、意外に感動した。
コスプレ(と言っていいのかな?)したものすごい数のエキストラと、ロケ、VFXなどによる体内の表現が面白かった。
赤血球の永野芽郁はひたすら可愛らしく、白血球の佐藤健やNK細胞の仲里依紗のワイヤーアクションは実にカッコイイ。ただし、笑えるシーンはないので、コメディを期待すると肩透かしをくう。 続きを見る

2024年12月20日
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鑑賞方法:映画館
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3.5【朝イチ 字幕版見た。午後吹替版】なんか 俺的にご都合主義であっけなかったのは 俺の気のせいですね。午後観て星上昇⤴️

あ〜有料🈶パンフが売ってない❗️。 今週封切りは本作以外はマイナー作品ばかり 一強 あっ室井慎次があるか
製作してないのか それともアメリカ🇺🇸では販売されていて権利の関係か❓

本作は ゴッドファーザーシリーズ に次ぐ 『アカデミー賞🏆監督』の連作2000→2024

リドリー・スコット1937 86歳❓主役は ポール・メスカル 黒幕に デンゼル・ワシントン

さすがに 元祖ラッセル・クロ... 続きを見る

2024年11月16日
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興奮

知的

コメント数 12 件
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3.0自由死制度賛成です。

自殺する前に母親が話そうとしていた「大切な話」が何かを知りたくて、AIアバターを作った男の話。

2025年8月、なぜか朝方弁当を作った母親のことが気になりつつも、大切な話しを聞くのを先送りにした男が、友人と飲みに出かけた帰り道、豪雨で増水した川に母親が流されたのを見たと同時に事故に遭い、川に落ちて意識を無くして約1年後、母親は「自由死」の認可を受けており自殺だったと知らされて巻き起こってい... 続きを見る

Bacchusさんさん
2024年11月9日
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幸せ

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4.0新聞連載時から

思い入れのある作品だったので、少し不安でしたがほぼほぼ原作通りでほっとしました。渡辺崋山の下りが出たのはちょっと驚き、鶴屋南北との対話が前半のハイライトだと感じた。
虚パートは切り貼りだったのは仕方ないか・・八人の花嫁たちは出してほしかった、浜路だけじゃ寂しい。
最後、虚実が融け合ったような表現も悪くなかったし、何と言っても主役二人の存在感が抜群でした。 続きを見る

トミーさんさん
2024年10月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

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