砂の惑星を巡るキングダム・ポールの覚醒
本シリーズは、個人的にも『スター・ウォーズ』に継ぐ、SF大叙事詩だと思っており、2作目の公開を待ちわびていた作品。その分、登場人物が多くて、相関関係もなかなか入り組んでいる為、本作を鑑賞するに当たり、『パート1』を2回見直してから鑑賞。2時間45分という超大作ではあったが、中弛も無く、見応えある一級のSFアドベンチャーとして、ドゥニ・ビルヌーブ監督が描いている。
先日『ゴジラ-1.0』がア... 続きを見る
問題を絞り込み、深掘り、考察して欲しかった
本屋大賞受賞作が原作ということなので、期待して鑑賞したのだが・・・。本作は、幼児虐待、ネグレクト、ヤングケアラー、トランスジェンダーなどの現代社会が抱える問題に真摯に迫った良作である。しかし、それぞれの問題を網羅的に一つの作品に纏めようとする作り手の意欲は買うが、それぞれの問題の闇は深く一筋縄ではいかない。網羅的にまとめるには無理があると感じた。
本作の主人公は、三島貴湖(杉咲花)。彼女は... 続きを見る
二重構造のお洒落なスパイ・アクション
スパイ・アクションと言えば、『007』や『MI』の様な、世界を股に掛けたロケやVFXを駆使した度肝を抜くアクションシーンを思い浮かべる。しかし、『キングスマン』シリーズを手掛けたマシュー・ボーン監督がメガホンを撮ると、同じスパイ・アクションでも、お洒落で、痛快で、ウィットに富んだスパイ・アクションとなっている。
そこに、本作では、女流作家エリー・コンウェイが描く小説の主人公、謎のスパイ組織... 続きを見る
杉咲花の演技に圧倒される!
予告で観た杉咲花さんの演技に誘われて、先に観た「コットンテール」に引き続き、泣く気満々でハンカチ片手に鑑賞してきました。
ストーリーは、母親から虐待を受け、継父の介護まで押し付けられて育った三島貴瑚が、東京から海辺の一軒家に引っ越してきたある日、母親から虐待を受けて声を出すこともできない少年と出会い、かつての自分の声なき悲鳴に耳を傾けて救い出してくれたアンさんこと岡田安吾のことを思い出し、... 続きを見る
敵?味方?騙し騙され又騙されるアクションコメディ
エリーの小説の中でのスパイ・アーガイルが現実の世界でエイデンと共に戦ってたりして、最初は何が何だか分かりませんでした。でも途中から分かりづらいところはあってもスピーディーでスリリングな展開に引き込まれて行きました。なるほどそういう事かと思ったら又ひっくり返る予測不能な展開で、笑えるシーンも随所にあり、思ってたより断然面白かったです。原油の上でのスケートショーもユニークでした。でも一つだけ、一... 続きを見る
アイヌの遺した黄金を巡り、北の大地で繰り広げられる壮大な争奪戦を描いたお話。クセのある登場人物・壮大なストーリーに綺麗な風景と、観る者の期待に充分応えてくれる力作です。
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