「描く」ことへのこだわりが革新的な映像表現を生んだ
昭和の戦時の暮らしを描くアニメで、これほど新しい映像体験になるとは!郷愁、お涙頂戴のありがちな作品かと思いきや、当時を題材にした従来のアニメとは一線を画する傑作だ。
主人公すずは、描くことが大好きな女性。親に縁談を決められる時代、女性の自由意志がろくに認められない世界に、自分の存在を刻むかのように、目にしたものを絵に描く。すずが描く風景画は、時にアニメの中の実景を書き換える。その表現手法が... 続きを見る
ナヴィの物語からナヴィの神話へ
久々の3Dだから、最初は違和感があったけれど、あっというナヴィに世界に没入。中でもトラリム族の飛行船の幻想的な美しさに圧倒される。このシーンが何分続いてもずっと見ていられると思う。トラリム族は、商いをしながら移動しているらしいが、ナヴィには貨幣らしきものはないし、やはり物々交換なのか。
今回も悪役は事欠かないけど、トゥルクンからアムリタを採取する船の船長は、同情の余地なしの金の亡者で、... 続きを見る
想像を遥かに超えた面白さ!!
予告編やプレデターの怖い口元などを想像すると、エンタメ的に楽しめないのではと思っていましたが、想像を遥かに超えた面白さに脱帽です!!最初の場面では、薄暗いイメージしかなかったのが、明るくおしゃべりする下半身の無いアンドロイドの女性(エル・ファニング=胴体が繋がって普通の体型に戻ったら尚更めちゃくちゃ美人で可愛く観えました!)が登場してくると、ガラリと様相が変わりました。まるで今まで観てきたプ... 続きを見る
思い出を糧に現実を生きる女性と、思い出を抱きしめて現実を彷徨う男性の物語
「君の名は。」「すずめの戸締まり」の新海誠監督による、2007年公開の劇場アニメーション『秒速5センチメートル』を、「SixTONES」の松村北斗主演で実写映画化。
いつだって永遠にロマンチストなのは男性の方。
より早く現実に目覚めるのは女性の方。
恐らくこれは、生物学的な構造の違いからくるのかもしれない。
女性は身をもって痛みを感じ、我が子を産み、守らなければならない存在だから。
観客... 続きを見る
沖縄の”感情”に触れる機会をもたらす人間ドラマの力作
戦後沖縄をこれほど一連の感情として見つめた経験はかつてなかった。その意味でこの物語は我々に191分の爆発的な感情体験をもたらしてくれる。私が何より唸ったのは、妻夫木演じる役柄を主役に据えているところ。人間的なスケールで言うと英雄オンちゃんに誰も敵わない。が、本作では彼の失踪によって梯子が外され、行き先や目標をなくした妻夫木はじめ3人こそが舵を握るのだ。実際のところ、戦後沖縄の右も左も分からな... 続きを見る
アメコミのトップ・オブ・ザ・ヒ-ロー
初めて劇場版の『スーパーマン』を観たのが、今は亡きクリストファー・リーヴ演じる3代目スーパーマンが活躍した、1978年に公開された作品。自然に宙に浮かび、空を飛び、強靭なボディーとパワーが映し出されるハリウッド特殊撮影に、圧倒されたことを覚えてする。それから、主演が交代しながらも、今回で8代目のスーパーマンが、再びスクリーンに戻ってきた。やはり、アメコミ・ヒーローの頂点は『スーパーマン』だと... 続きを見る
擦り切れたショルダー・ストラップ
綾野剛がとてもよかった。小学校が大好きで子どもが好きな先生だということがよく伝わってくる。優しすぎてたまに感情的になってしまう先生、生徒に好かれる普通のいい先生、子ども達をよく見て、いい授業をする先生。放課後に校庭で子どもと遊んでくれる先生。まだ若い、ジャージを着ていた時にしょっていたリュックは新しくてお洒落でピカピカしていた。10年後も同じリュック。擦り切れているショルダー・ストラップに胸... 続きを見る
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