吉沢亮のお初の台詞回しに心震える。伝統に挑むアウトサイダーの物語を李相日が監督した点にも感慨
私は歌舞伎の素人ながら、稽古に1年半かけた吉沢亮(喜久雄役)の演技、とりわけ「曽根崎心中」のお初が声を振り絞る「死ぬる覚悟が聞きたい」に心が震えた。顔のクローズアップと引き気味の画を巧みに配した客席側からの映像も見事だが、原作者・吉田修一が四代目中村鴈治郎に黒衣を作ってもらい3年間舞台裏や楽屋まで取材して書いた役者視点での描写も興味深い(脚本は「八日目の蝉」「軽蔑」「望み」など小説の映画化で... 続きを見る
問題提起をしない「歌舞伎」映画
関の扉に始まり鷺娘で幕が閉まるので、歌右衛門(六代目)と玉三郎を想起させられた。田中泯演じる万菊は闇の底からおどろおどろしく出てくる存在で、大昔に見た歌右衛門みたいだった。女形は年取ると性別を超越する、それを田中泯は素晴らしく演じていた。
話の中で特に重要な芝居が「曽根崎心中」なので、近松を復活させた上方歌舞伎の坂田藤十郎の息子の雁治郎が歌舞伎指導&出演で関わり、その息子で、踊りが上手くま... 続きを見る
役者と言うのはやっぱり凄い
本当の役者に成りたい。
そう言った俊介の言葉が全てを表しているように思うのです。
芸が血を凌駕する。
伝統ある世界だからこそ、その道で生きて行くためには本物の芸を極めなければならない。
二代目が後継に喜久雄を選んだのも本当の芸の世界で生きて来た本物を知る人だからこその決断だったのではないでしょうか。
もちろん自分の息子が可愛く無い訳もなく、そのことは心の奥底に閉じ込めたのでしょう。
病に倒れ... 続きを見る
ポチッとクリックした荷物が届くまでの日常とサスペンスの見事な融合です
見事に構成された作品で、終始スクリーンに魅せられた映画でした。
非常にテンポ良く進む展開で、途中分かりづらいところが無い訳では無いですが、劇中で何故?と思った疑問点も最後はなるほどそうだったのかと回収されました。
今や日常生活の中で欠かせなくなったネット通販とそれを支える宅配業者を描いているので、非常に身近な問題でも有りますね。
ロッカーの扉の裏に書かれた謎の数字は何?
数値化された巨大物流... 続きを見る
歴史に残る名作を‼️❓観たら‼️❓飛ぶぞ‼️❓
科学的に、世相的に、社会的に、何の過不足も無い、貶しようの無い内容。
それでいて、感動を呼び覚まし、時間の経過すら感じない。
映像が凄いのは勿論だが、脚本と演技がアカデミー賞級。
ヒロインは、なぜか松本若菜に似てる、だからとゆうわけでも無いが、言葉では世界を救うと言わないが、したいことしてるだけで、人を助けれたら良いじゃん、我が道を行く姿はとても美しく可憐。
金稼ぎの二人の男も惹かれて、協力... 続きを見る
これぞトップガンだ!
公開日の午後に鑑賞しました。
トップガンは何度か観たけど、これぞトップガンという素晴らしい映画でした。
全部は覚えていませんが、所々懐かしいシーンの再現があったり、音楽で一気に当時に戻されたり。
オープニングから完全に引き込まれます。
前作、、と言っても、36年前??を観た方はもちろん、観たことがない人にもオススメです。
もちろん、前作を観た方が良いですね。特に、グースとアイスマンくらいは... 続きを見る
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