ハンガー・ゲーム0のレビュー・感想・評価
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もうちょっと丁寧に描いて欲しかった。。。
ハンガーゲームのスノー大統領誕生秘話。
前半は見応えあって面白かった!
没落貴族で崖っぷちスノーがハンガーゲームの育成担当として12地区のルーシーにあたることで、今まで見下してた人間とも心を通わせる。
自分の立場やプライドよりも彼女を生かしたいという愛が芽生え、不正がバレて駐屯地に派遣されることになっても彼女を探すため、12地区を希望する。
ここまではめっちゃよかった!
が、後半よ。
突然の闇堕ち。もっと丁寧に描けよ!
無駄なシーンめっちゃ多かったのに!
なんで急に友達を裏切る?今までそんな感じちゃうなったのに突然の出世欲や反逆者への厳しさなんなん?
それやったら、おとん殺された恨みとか、プライドの高さとかもっと出してくれよ。
しかも裏切ったこと後悔してるし。なんやねんコイツ。
最後はルーシーにも見限られてダッサイし。
友達を裏切ったことで冷徹になって、愛より出世をとって待ち合わせに行かないとかにしてほしかったなぁ。
にしても、ルーシー役のレイチェルゼグラーの歌は圧巻!
それだけで見る価値あり😍✨✨
。
蛇の道の始まり
全米ではいずれも大ヒット。が、日本では『バトル・ロワイヤル』のパクりと言われ、結局人気の出ぬまま…。
個人的には結構好きだった『ハンガー・ゲーム』シリーズ。
8年ぶりとなる最新作は、プリクエル。
しかもあのスノー大統領の若き日を描くのだから驚き…!
後にパネムの独裁者となるコリオレーナス・スノー。愛称は“コリオ”。
名家の生まれだが、今は貧困地区並みに没落。
家や家族の為に、アカデミーの成績最優秀者に贈られる賞金を欲していたのだが…。
第10回ハンガー・ゲームの新たな試みとして、成績優秀上位者が、各地区のプレイヤーの“教育係”に任命される事に。優勝者に賞金が贈られる。
が、コリオが担当するのは、最も弱いとされる“第12地区”。歌う事だけが取り柄の問題児の少女だった…。
コリオは元プレイヤーで、そこから如何にしてパネムの大統領にまで上り詰めたか?…という設定かと思ったが、さすがにそうではなく。没落しても名家の生まれ。
貧困でどん底の境遇から這い上がろうとする様は、前シリーズを彷彿。
前シリーズではウディ・ハレルソンがそのポジションだった“教育係”。今回はプレイヤー視点ではなく、主催側視点なのも新風。
スノー大統領が若い頃、こんなにイケメンだった事が驚き…!(ドナルド・サザーランドも渋くてダンディーだが)
ブロンドヘアで、初登場シーンから均整の取れた肉体美を披露。
決して高慢で傲慢な性格ではなく、寧ろ真面目な好青年。
偉大な将軍だった父とその死、過去の悲劇、まだ若くして家や家族の為に背負っているもの…“陰”が覆い被さり、野心も。
新星トム・ブライスが、人気の大作映画シリーズの主演というプレッシャーと期待に充分応えた。
第12地区からのプレイヤー、ルーシー・グレイ。
TVの生中継でいきなり“問題”を起こし、幸先不安…。が、歌声は見る者聞く者の心を振るわす。
『ウエスト・サイド・ストーリー』で素晴らしい歌声を披露したレイチェル・ゼグラーはそれが決め手になって抜擢されたと言えよう。
本作でも見事な歌声や問題児故の存在感を放つが、歌は必要だったのかな…?
コリオはあの手この手を使ってルーシー・グレイを優勝させようとする。
いつしか二人の間に…このロマンス要素も前シリーズを踏襲。
殉職した偉大な将軍の息子と問題児。嫌でも注目や関心を集める。
ゲームメーカーのゴール博士(怪演のヴィオラ・デイヴィス)やハンガー・ゲーム考案者のハイボトム(クセ者のピーター・ディンクレイジ)は期待や目を光らす。
そんな中、いよいよ第10回ハンガー・ゲームが始まった…。
開幕前からプレイヤーを動物園の檻に入れたり。
トラブル続出で、ゲーム開始前から死亡者が出たり。
コリオの友人セジャナスはハンガー・ゲームの危険性を訴える。
今も昔も生死を懸けたサバイバル。若者たちが殺し合い、富裕層がそれを“娯楽”として楽しむ。その非情さ、異常さは変わらず。
中盤の見せ場となるが、前シリーズと比べるとスケール感やスリルに乏しい。
64年前の設定だから、昭和時代のようなアナログ感…? あの大量のヘビは勘弁だけど。
コリオの“手助け”もあって、ルーシー・グレイは優勝を果たす。
絶対優勝ナシと思われていたコンビの優勝だが、何だかあっさり。
2時間半強の尺で、まだ1時間近く残っている。
今回はゲームがメインではない。その後が要。
コリオの心境の変化…。
ゲームでの不正がバレ、コリオは貧困地区の治安維持部隊に飛ばされる事に。
自ら第12地区を希望する。理由は言うまでもない。
ルーシー・グレイと再会。愛を育む。
名誉は傷付いたが、手に入れた幸せ。しかしそれは、ほんの束の間だった…。
パネムへの反乱計画。しかもそれに、友人セジャナスが関与。
言い合い。友情に亀裂。
密告。セジャナスは処刑。激しい自責。
反乱計画の一件でコリオは殺人を犯してしまう。ルーシー・グレイと遠い地へ逃げる事を思い付く。
が、道中二人の間に…。殺人の証拠の銃も巡って…。
信頼し、愛した相手に裏切られた。殺されかけた。
ルーシー・グレイは本当にコリオを裏切ったのか…? コリオの被害妄想か…?
悲しみ。怒り。憎しみ。
木々の間にルーシー・グレイと思われる人影が横切り、コリオは咄嗟に銃を…。
コリオは何故独裁者になったか…?
ラストの声のみだが大統領となったスノーの台詞。
「人を最も夢中にさせるものが、人を壊す」
それが愛であり、それに裏切られた。
そのきっかけとも言える悲しいエピソードだが、安直とまでは言わないが、ルーシー・グレイとの関係で何となく予想は付き、ちと深みに欠け、ありきたりにも感じた。
前シリーズでスノーが何故カットニスに固執したか…?
“マネシカケス”や“カットニス”というワード、この第12地区での出来事は嫌でも思い出し、重なる。ここら辺はニヤリとさせるリンク。
本作も悪くはなかったけど、でもやはり前シリーズのカットニスのキャラ、演じたジェニファー・ローレンスの魅力は秀逸なものだった。
恩赦が与えられ、キャピトルに戻ったコリオ。
だが彼は、もうかつての彼ではなかった。
どちらかと言うとハンガー・ゲームに否定的だったコリオ。が、再びゴール博士にハンガー・ゲームの必要性を問われ、説く。
自身にとって邪魔なある人物を秘密裏に殺害。
ラストシーン。勝利の女神像を見つめるコリオ。
鳥の歌声を失い、歩んで行くは、蛇の道。
独裁者への座へまだ一歩踏み出したばかりで、ルーシー・グレイの生死もあり、まだ語れる“ゲーム”はありそうだ。
独裁者スノーの若き日の出来事を描いた作品
世界的に大ヒットした、ハンガー・ゲームの前日譚となる作品で、ハンガー・ゲームの中で独裁者だったコリオレーナス・スノーの青年時代が描かれている。
内容としては、反乱を起こした12地区を戒めるため毎年各地区から一人選出された少年少女が、最後の一人になるまで殺し合うハンガー・ゲーム。
主人公のスノーは、アカデミーの優秀者だけど貧しい境遇にあり、そこから抜け出すためゲーム参加者の教育係に任命されるが、彼が担当することになったのは最も弱い12地区出身で歌手の少女ルーシー。
スノーは今の境遇から抜け出すため、ルーシーを優勝へと導くためあらゆる知恵を使って優勝へと導くのだが、ゲーム終了後不正がバレ地区の護衛兵としてルーシーがいる第12地区へ派遣され、再びルーシーと出会い恋に落ちハッピーエンドで終わるものと思ってたけど、まさかの展開になるとは思ってもみませんでした。
主人公であるスノーの心が、徐々に変わっていく様子を3部構成で上手く表現されているように思ったけど、恋人であるルーシーが離れる過程も丁寧に描いてほしかったかなと少し思ってしまった。この部分が少し自分の中で消化不良を起こしている。
どういう背景で、ハンガー・ゲームで独裁者にスノーがなってしまったのかが分かる内容になっている作品でした。
スノーの変化
ハンガーゲームの前日譚。各地区から1人出され殺し合いが始まる。第12区から選ばれた歌姫の歌は最高に美味かったです。スノーが歌姫の教育係としてペアを組む。このスノーは他のハンガーゲームでも出てくるスノー大統領の若かりし頃。人が殺し合うハンガーゲームが必要だという志向を持つに至った経緯がわかる。
次に繋がる終わり方をしたので、他のシリーズの前にこれがあっても良かったなと思いました。
面白い、けど序盤がタルいのがもったいない
個人的にスター・ウォーズ3とか、ジョーカーみたいにダークサイドに落ちていく話が好きなので、そういう意味では、心理描写がしっかり描かれていて良かった。
でも、好きな人をいきなり撃つかね‥
タイトル通り、序盤がタルいのが残念。
LONG LONG LONG
シリーズ作品多いなぁと思ってスルーしようとしていましたが、先日譚なら未見でも大丈夫だなと思って鑑賞。初日の夕方でしたがかなりまばらな人入りでした。
ハンガーゲーム誕生の物語かと思いきや、それとは別の物語が同じ作中の中で描かれるのでとてもボリューミーな上映時間が超長く感じてしまいました。
庶民と貴族がタッグを組んでのデスゲーム(主に庶民サイドが殺し合う)を楽しむという、日本でも結構ありそうなテーマだったので、物語自体はすんなり入り込めましたし、キャラクターも立っていて分かりやすかったのは良かったです。
闘技場みたいなところに押し詰められて、庶民同士でチームを組んだり個人で戦ったりするなど、大きな駆け引きは無くとも、しっかりと殺し合う展開は良かったなと思いました。
ヨーイドンで殺意マシマシで殺しにかかってきますし、どこでそんな武器見つけたんだよってくらいの鋭利な刃物で攻めてくるなど、死ぬシーンなんかを余すことなく見せてくれたのは高評価です。
ただ、ヒロインの残り方が都合が良すぎるものだったのは少し肩透かしを喰らってしまいました。あの状況下で生き残るとしたら彼女だとは思いますが。
ハンガーゲーム自体が終了して、その後島流し的な感じで第十二地区に送られたスノーのその後が結構長尺で描かれるので、初期版のハンガーゲームだけでかなりお腹いっぱいなところにこれがぶち込まれるのはかなりハイカロリーでした。
物語的にはスノーが闇堕ちして、ハンガーゲームを大々的に開いていくという過程のための前振りの作品なので、スノーが落ちぶれていく様子がこれでもかと描かれますが、デスゲームが楽しかった全編とは裏腹にとにかく悪い方に物事が向かっていくだけなのが、面白味に繋がっていなかったのは残念だなぁと思いました。
かつての仲間を裏切って首吊りまで誘導してしまうシーンは偶然とはいえかなり残酷だなぁと思いました。
ヒロインとの合流も呆気なく別れて、最高潮に絶望していく展開も分かりきってはいたので、そっかくらいにしか思えませんでした。
終わり方で、こうやって続編でのスノーが形成されるんだなぁと思いましたが、シリーズを観ていないので特別驚きはありませんでした。
ドラマで作った方が丁寧に描けますし、飽きることなく観れたんじゃないかなと思いました。ハンガーゲーム自体には興味が出たので、シリーズをゆっくり見ていこうと思います。
鑑賞日 12/22
鑑賞時間 16:50〜19:40
座席 D-11
都合。
12の地区の12地区歌姫ルシー・グレイの贄教育係となった貧しい環境で育ったスノーの話。
12地区から各1人が選ばれ最後の1人になるまでの殺し合いバトル「ハンガーゲーム」、ルシー・グレイを必ず守ると言ったスノーだったけど…
殺し合いのバトル部分は楽しめたけど個人的にはそこがピークでちょっと眠かったかも。
ルーシーを守ると言ったものの自分に都合が悪いかもと思ったらルーシーに銃構えて向けちゃったり、やっぱり都合悪いかもと思ったら仲間を売って首吊り刑させたりと、子供の頃食い物に困り貧しい環境で育ったからこその性格!?生き抜くためには的な?!
あと気になったのは中盤過ぎの泳いで遊んだ湖のシーンの湖は、今年8月公開のファルコン・レイクと同じ場所かな!?
【"雪は頂に降る。そして変容して行く善なる心・・。"今作品はハンガーゲームを開催する意味と共に、冷徹なる為政者が生まれた哀しき原点を描いた作品である。】
■独裁国家パネムでは、首都キャピトルで反乱を起こした12地区を戒めるために、毎年各地域から選ばれた若者達が戦う「ハンガー・ゲーム」が開かれていた。
ゲーム参加者の教育係となった18歳のコリオレーナス・スノー(トム・ブライト)は、第12地区より選出されたルーシー・グレイ・ベアード(レイチェル・ゼグラー)を生き残らせるために策を巡らす・・。
◆感想
・若きスノーは、アカデミーの優秀者であり、野心もあるが前半のハンガーゲームシーンでは、ルーシー・グレイを生かす為に様々な仕掛けをし、彼女を優勝に導く。
- ハラハラしながら、且つイロイロと突っ込みながら、鑑賞する。-
・ハンガーゲームで勝利したスノーであるが、仕掛けが不正と判定され、地区の護衛兵として、ルーシー・グレイが住む第12区に派遣される。
- 出会ったルーシー・グレイとの恋。そしてスノーの親友でもあるセジャナスとの再会-
・だが、ハンガーゲームで徐々に人間の心を蝕まれたスノーは、パネムを脱走しようとした地区の男女を撃ち殺す。ルーシー・グレイに心の変容を見抜かれ、彼女にも逃げられるのである。
- この辺りのストーリー展開はカナリ粗いが、鑑賞続行。-
・更にスノーは脱走の手助けをしようとした親友セジャナスを裏切り、彼は処刑される。一方、スノーは首都キャピトルに戻され、重要な役割を担う事になるのである。
<今作品はハンガーゲームの殺戮のシーンの数々にハラハラし、ハンガーゲームに依り人間性を失って行く若きスノーの姿を描いた哀しき作品である。>
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