劇場公開日 2024年3月29日

オッペンハイマーのレビュー・感想・評価

全634件中、141~160件目を表示

4.0見ごたえあったよ。 核兵器開発した科学者の栄光と苦悩。 クリストフ...

2024年4月18日
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鑑賞方法:映画館

見ごたえあったよ。
核兵器開発した科学者の栄光と苦悩。
クリストファー・ノーランの、
科学者の苦悩の演出、
原爆が落ちた時の轟音と無音の使い方とか、
鳥肌が立ちました。
被害国の日本の映像が出てこないのは、
あくまでアメリカで研究開発している
アメリカ人科学者の視点を保つために、
日本の直接的な被害状況の映像は入れなかったのか。

オッペンハイマーは、
実際に原子爆弾が出来上がるまではきっと、
科学者として、
核の可能性に酔いしれていた部分はあると思う。
でも、実際に使われるまで、
わからないこともあるよね。

原子爆弾や、
東京大空襲など、
被害者国としては
アメリカの圧倒的な暴力の歴史を許すことはできないが、
今ほど戦争倫理が出来上がっていない時代で・・・
戦争倫理ってなんだ。

もし、
核の可能性について、
もしアメリカが最初じゃなかったとしても、
どこかの国の誰かが、
核の可能性に気づいたら、
きっと核爆弾をつくって、
どこかの国に使っていたとは思う。

世界で唯一の被爆国の
日本人として、
早く戦争のない世の中になってほしいと思う。

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あとぅーし

3.0難しかった

2024年4月18日
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難しい

時間軸が、頻繁に移動するため、難しかった。
日本は、非核賛成に回るべきと思う。

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いつも6

3.5音楽、映像はノーランらしい 原爆というどうやってもネガティブ難しい...

2024年4月18日
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音楽、映像はノーランらしい
原爆というどうやってもネガティブ難しいテーマ。
複雑な時代背景、時系列、多いキャストが相まってわかりづらい演出と難解な展開。
歴史、人物の予備知識の予習が必要
時代背景や関わる人たちによって揺れ動く主人公の心の葛藤や陰謀の演出や描写が深いい

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papakazu

0.5原爆の恐ろしさ伝わらない残念な作品

2024年4月18日
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鑑賞方法:映画館

怖い

寝られる

原爆を破壊力の物凄い爆弾くらいにしか扱っていないように見えた。被爆の恐ろしさも軽く扱われ、腹立たしく感じた。
アメリカは未だに原爆をこういうイメージで捉えているのかと残念でもはや恐怖に思えた。
原爆の作り方ばかり扱うこの映画より、多くの人に『はだしのゲン』を見て欲しいと思った。

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おむすび

4.5東宝系TCXで観ました。

2024年4月17日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

3月に先に観た友人にネットなどで内容、登場人物(特に名前)の下調べをして観た方が良いと聞いていたので、3時間の映画もなんなくすっと観れました。

私、一押し監督「クリストファー・ノーラン」
フォロウィング以来数々の彼の映画を観てきましたが、この「オッペンハイマー」は撮影に妥協を許さない彼の意気込みが感じられます。
間違いなくこの作品は3本の指に入ると思います。
主演のキリアン・マーフィーもクリストファー・ノーランとのタッグも20年来になりますね。

どなたかもおっしゃってましたが、IMAXとかTCXとか大画面で観られる事をお勧めします。

奇しくも映画公開前年2022年12月16日、米エネルギー省のグランホルム長官は、オッペンハイマーを公職から追放した1954年の処分は「偏見に基づく不公正な手続きであった」として取り消したと発表しました。
68年を経ての処分撤回について「歴史の記録を正す責任がある」と説明しましたね。
長い間の疑いが晴れて良かったです。
アメリカ政府もいいとこありますね。

私が観たTCXは60歳以上は追加料金がいらなかった(¥1300)のでありがたかったです。

本当に近年、面白いワクワクする素晴らしい映画でした。
ホントは採点4.9なんですが。。。。

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ウルフ

4.0面白かったけど…

2024年4月17日
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鑑賞方法:映画館

2023年度作品
アカデミー賞最優秀作品賞7部門受賞

最後の30分必要?
まったく人と役柄、わからんかったわ💦
ラストのアインシュタインとの会話で、救われた

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あきちゃん

3.0凄い映画だが退屈

2024年4月17日
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悲しい

知的

寝られる

ゾワッとする場面はいくつかあった。でも大半はエンタメと程遠い文芸作品。くどい説明台詞の邦画に慣れた人は序盤で寝れる。
自分はNHKの「映像の世紀」やYouTubeで「マンハッタン計画」について人並み以上の知識を持っていたので理解できたし、後半の表現に鳥肌がたったけど、正直「映像の世紀」の方が面白かったと感じた。原爆を扱う作品としては「この世界の片隅に」を超えなかった。視点が違うので比較出来ないかもしれないが、ほのぼのとした日常がゆっくりと描かれる前半とラスト付近との落差で心がより揺さぶられた。

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ばるすパパ

4.5とにかく日本人に観てほしい。

2024年4月17日
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原爆の話は史実や解釈などが分かれるし、今に照らし合わせると政治的な話にどうしてもなる。
だから日本人はどこか避けてきてる部分がある。
とにかく飲み込んできた。
だけどノーランにこれやられたら、日本としてはアンサーすべきだし、してほしいしないとダメなんじゃないかな。不都合も含めて今受け入れなきゃいけないものが日本人にもあると思った。

映画だが、少し難解に感じる方もいるんじゃないかなと思う。
ノーランお得意の時系列がバラバラ。セリフで説明する作品を普段よく観てる方は何を今してるの?と置いていかれる人もいそう。だけど、それでいい。
気になれば後から説明したYouTubeとかパンフで復習すれば。
とにかく観たことそれだけでいい。
自分が何を感じたか、どう思いどう考えるかなんて話す必要もない。
でもそれを大切にしてほしい。

作品はよくもこのメッセージ性を映画に出来たなと。
厚みがある映画で、映画史に間違いなく残る作品だと思う。
ノーラン監督ってマジですごい。
あとは俳優陣ね、完璧。最高。
薄っぺらい感想だが、気持ち的にそうなっちゃった。

ちなみにこの映画は
カップル◯寄りの△。知識の差や興味の差で蛙化する危険性あり。でも話し合える仲ならもう結婚しとけ。
家族◎ 少しHなシーンがあるがイイ。とにかく観て話そう。
友人◎ 映画好きと行くとこれはイイ!
1人◯ 映画館出た後の気持ちのやり場に困ります。

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MR POPO

5.0映画を鑑賞する前に、アインシュタインとオッペンハイマーのドキュメンタリーフィルムを見て欲しかった

2024年4月15日
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鑑賞方法:映画館

私は長崎に産まれたので、原爆の事をご存知の方々が沢山居られた。中学生の時、保健体育の先生が原爆が落とされた2日後、他の医療関係者の方々と一緒に長崎へ派遣され、その仕事は、死体から湧き出てくるウジ虫を1匹づつセッシで取り除く事だったそうです。NHKスペシャルで、オッペンハイマーのドキュメンタリーフィルムを見た時、講演で日本に来ながら広島・長崎に行かなかった事を、インタビュアーに聞かれ答えなかった彼。映画を観て、原爆後のフィルムは見てくれていたんだと分かりました。栄光の時間は短く、ガンで亡くなるまでの間、どんな事を考えながら生きておられたのか、知りたいような知りたく無いような・・・色々考えさせられる映画でした。

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mayoko

4.0アルテマ メルトン ティルトウェイト

2024年4月15日
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うん。なるほど。過敏に拒絶反応し過ぎたなぁという印象。IMAX大好物のノーランが、IMAX回収天国の日本を逆撫でする様な作り物はしないだろうにね。絶妙に"嫌な"台詞は挟むけども、個人的には当時のアメリカを覗き見てる感じで「当然かな」と思いました。近年の「ミッドウェー」でもそうだけれども、あの当時の「良くわからない怖い国」の代表としての描き方は秀逸だと思う。「どう見えるか」は人生を生きていると"大人"になる事よりも重要だったりするからね。そしてその付けを払うストローズ。「法廷系サスペンス」としても秀逸なのが流石です。ゴランソンの更に一段上げた楽曲達と共に鑑賞して頂きたい逸品でしたね。

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lynx09b

4.5細かい量子力学の話はさて置き……

2024年4月15日
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🍄2024年の野望🍄
《アカデミー賞作品賞》受賞作品制覇✨
全96作品中記念すべき6作目✨✨
2024年作品賞受賞

世界を変えた一人の男の伝記をクリストファー・ノーランが作るって、大事な大事なノーランismは今回無いのかな??と懸念していたけどそんな心配はいらなかったwwwちゃ〜んと時間はあっちゃこっちゃ飛ぶ飛ぶ🛩

キリアン・マーフィーって過去に自分が観たことある映画作品にもちょいちょい出てたみたいだけど、全然記憶に残ってなかった俳優さん。アカデミー賞授賞式の日に初めてしっかり見て、なんか飄々とした幸薄そうな俳優さんだなーと思っていたけど、『オッペンハイマー』を演じる彼は表情がコロコロ変わって3時間あたしを魅了し続けた。主演男優賞は納得でした、ハイ😊

グラシネ池袋のIMAX GTで観たのに一体どこのシーンが縦長にみょ〜んとなってたのか気が付かないほど集中しちゃってた。そのせいかおそらく気付かないうちにリアルに『息を呑んで』たみたいで、終わった後になんだかとっても頭蓋骨のなかが酸欠状態で頭痛かった😂

オッピー教団は固定メンツで構成されてるように見えてみーんな自分のことしか考えていない信頼感薄めの繋がり。そしてオッピー自身もそんなうっすい繋がりを重要視するがあまり、原爆投下後の集会で罪悪感に苛まれながらも集会所で求められてる答えを進んで出したり。なんか人間って嫌な生き物だなーと感じさせられる。(特にこのシーンでの日本に原爆投下した事に触れた台詞は和訳に忖度が見られて余計に嫌〜な気分に……)

とにかく、キリアンもそうだけど今年の作品賞受賞には文句無し‼️これは獲って当然の作品。
ただ、エミリーブラントの演技が素晴らし過ぎたからこれでも助演女優賞獲れないの⁉️と。『ホールドオーバーズ』のダバインへの期待がブックブクに膨らみ続けてます🎈

そして長い重いと感じた3時間が3日経つとおかわりしたくなるという不思議💕もう一度観よっと😊

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らまんば

4.5プロメテウスの功罪

2024年4月15日
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悲しい

怖い

知的

感想

世界初の核兵器開発製造に
中心人物として関わった
ロバート・オッペンハイマー
栄誉と挫折の物語。

科学史上の有名な登場人物が多く、
複雑な人間関係であるが、
理論物理学の大転換と新理論の台頭、
第二次世界大戦末期に使用された
原子爆弾開発製造と作戦での使用による
世界終末の現実的出現可能性の葛藤と恐怖
の心理を織り込み、オッペンハイマー個人
の人間性をありのまま描写した物語で、
興味深く観た。

2024年アカデミー賞、
作品、監督、主演男優、助演男優、
他三部門が最優秀の栄冠に輝いている。

オッペンハイマー自身は、科学者としての
物事の探究と名声は欲していたと感じた。
人としては偏ったイデオロギーなどは
持ち合わせず、純粋で公平な人間関係を
築こうと努力したが、社交性は決して
高くなかったと思った。
極端な共産主義思想、反対にヒステリックな
共産主義批判は個人的に認めなかったが、
共助的なユニオン思考には理解を示していた
と思われる。
また、頭脳明晰な男は概ね性欲が強く、
女も頭脳明晰な男を子孫繁栄の点から
本能的に求めるのだと感じた。

オッペンハイマーの人としての道徳的
良心の呵責は原子爆弾を完成させた後に
事の重大さに気がつき、悩みはその名声
を博してから大きくなっていったと思う。

映画の最初と最後に出てくるシーンだか、
オッペンハイマーが良心の呵責に
苛まれることをアインシュタインは
予言していた。
この事はアインシュタインの人類史の
行く末をも包括して観ることの出来る
世界情勢の見方に驚嘆せざるを得ない。
恐ろしさを感じる場面であった。

学識者は未来を俯瞰し、想像して問題を
解決するのだと感じた。しかし、核兵器
開発については人類史の終末点が容易に
想像出来てしまい、愚かな結末を選択
しかねない国家から逃避したこともまた
事実である。アインシュタインは世界が
今後、誤った結末を迎えてしまう可能性を
亡くなるまで嘆いていたのかもしれない。

ルイス・ストローズは自分が蔑まされて
いると勘違いにちかいものを感じ、
後々オッペンハイマーの権威を失墜させる
ために暗躍。人間的にくだらない。
馬鹿馬鹿しい限りと感じる。
繰り返しよく思う事は人間の本質は
身勝手で無責任であるということ。
よくよくコミュニケーションを
とっていかないと物事ははじまらないし、
動かない。
大変な時代に我々は生きているのだと
実感した。

この映画の時代に存在した
原子爆弾開発に関係する主な諸理論。

1905年
アインシュタイン、特殊相対性理論。

1916年
アインシュタイン、一般相対性理論。
量子力学の始まり。
「それ以前の物理理論の基礎となる前提の
多くを根底から覆(くつがえ)し、
その過程において、宇宙、時間、物質、
エネルギー、重力などの基本概念を
再定義した」とされる。

1933年
核の連鎖反応式を発表して以来、
アインシュタインは爆発的エネルギーを
放出する爆弾を理論上では製造できる事
をすでに予測していた。

1938年
ドイツにてウラン原子の核分裂実験成功。
ナチスドイツが大量破壊兵器製造研究に
着手する。
(ナチスに開発を依頼されたウランクラブ
のメンバー、ヴェルナー・ハイゼンベルク
(不確定性原理)、濃縮に必要な重水炉の
考え方を連合国側にリークして、開発を
わざと遅らせたと言われている。)

1939年
ドイツの核分裂実験成功。
この事を知ったアインシュタインは
大量破壊兵器の出現が現実となる事を
確信。世界に幻滅する。

FDRにレオ・シラードが送った書簡
の中でアインシュタインは核兵器開発
推進の提言にサインした。
これにより米国の核兵器開発が
始まったとされる。

オッペンハイマー、
核分裂実験成功の報を受けて、
核分裂の発見による核反応の報告を実証。
(1943年前後、プリンストン高等研究所内、
散策中のアインシュタインに核反応、
放射線崩壊実証をオッペンハイマーが
伝えるというシーン)

同年、
一般相対性理論に基づく、トルマン・
オッペンハイマー・ヴォルコフ限界方程式
(重力崩壊予言、ブラックホール存在理論)
発表。この研究がオッペンハイマーの
ライフワークになるはずであった。

しかし、1942年以降、
マンハッタン計画始動。

1943年ロスアラモス国立研究所設立。
以降、映画本編の通り。

圧巻の展開で
⭐️4.5

広島、長崎を訪れる、
この事に関心を持つ外国人が増えてほしい
と願うばかりである。

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Moi

5.0マッドサイエンティストとは

2024年4月15日
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メメントやダークナイトシリーズ、インセプションやTENETといった、今まで見た事がないような映画を意欲的に作り続けているクリストファーノーラン監督。

彼が原爆の父と言われたオッペンハイマーの生涯を通して原爆の製造の裏側とその葛藤を描いた映画、その名も「オッペンハイマー」はアカデミー賞を席巻し、公開前は日本での公開は無いかもしれないと噂された本作品。

今日、劇場で観てきたが素晴らしい作品だったと思う。もちろん時代背景があり、人類が人類を滅ぼしかねない巨大な力を手にしてしまった事は悲しい事であり、劇中でも懸念していたが、現在は共産主義国家が独自に核兵器を製造所持する時代になってしまった。

第二次大戦下であり、各国が疑念を持つなか相手よりも強力な兵器を持つことを競ったのは仕方ない事だと思った。

おそらくオッペンハイマーが製造していなくても、どこかの国が遅かれ早かれ開発製造していた事だろう。まさにドイツやソ連が持っていたら歴史は大きく変わっていたかもしれない。

そういう意味で何が正しいか間違いかを表現するような作品ではなかった事は称賛に値するし、アメリカの主張する戦争終結を早めた偉大な功績という建前をこの作品はオッペンハイマーの苦悩で疑問符を投げかけている。

この映画こそ日本人は観るべきだし、山崎監督も言っていたが、このアンサー映画を日本人が撮るべきだと思った。

上映時間3時間という事だったが、構成の巧みさと情報のコントロールが秀逸でまったく長さを感じなかった。

今度はIMAXで観たいと思った。映画館で観るべき映画です。

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Film_Montage

5.0イミテーションか本物か

2024年4月15日
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興奮

知的

萌える

戦後の不都合な真実、の様な話かと思い、
天才エニグマを想起した。

オッペンハイマー、という名前は聞いた事あるだけ。
何故原爆が作られて何故使用されたかは知らなかった。
彼の名が米国で讃えられているかどうか知らないが、日本人にとっては忌み嫌う名であるのは間違いない。

しかし、自分の中では劇中の通り、
実行指令したトルーマンしか知らなかった。
歴史てそんなもんかもしれない。

どこまで史実に忠実かどうかは別として、
2度と大戦を起こさない為にも必要な真実の一つである。

劇中の一番スゴいと思ったのは妻キティ。
彼女が居なければ夫の名誉は成り立たなかっただろう。

演者について。
キリアンマーフィーがこんなビッグバジェットで主演張るなんて、昔は思いも寄らなかったが、物憂げな芝居させたら彼は逸品だ。

他有名な役者陣が脇に多過ぎて、凄く嬉しいんだけど雑念も多くて複雑だった🤣

ゲイリーオールドマン分からんかった😩
まさかフローレンスピューだとわ😱
あの顎はアレックボールドウィンだろ❗️
て思ってたら全然違ったし😅
最後ギリギリ、ロバートダウニーに気付いてスッキリ❗️

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クリストフ

5.0核について深く考えさせられる映画

2024年4月15日
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悲しい

知的

難しい

科学技術の発展は、しばしば開けてはいけないパンドラの箱を開ける行為と表裏一体だと思います。
核に関して言えば、人間は核を利用するに至っていますが、核を完全に制御出来ていないという状態が、今も続いています。
核は、まさに自分たち自身を滅ぼしかねないパンドラの箱で、もしかしたら開発してはいけないものだったのかもしれません。
しかしながら、科学技術の発展は、人間にとって無くてはならないものであり、その発展させたいという欲求こそが、人間が人間たる所以なのかもしれません。
そんな事を、観たあとになんとなく思いました。
原爆の恐ろしさや悲惨さを直接的に描いていない映画だからこそ、核の恐怖というものをより感じました。
広島や長崎に落とされた原爆は、今となっては、その気になれば世界中何処でも落とすことが出来てしまう。
日本は唯一の被爆国ですが、どの国だって被爆国になり得ることをこの映画を観た人は、本当に実感すると思います。
遠い日本で過去に起こったことでは無く、過去が今でも続いて、それが世界に拡がっていることに。
オッペンハイマーは、感情の起伏があまり無く、殆ど表情で表現しないキャラクターであるにも関わらず、目で物語るキリアン・マーフィーの演技も素晴らしかったです。
途中、次々と登場する科学者の名前に不勉強のせいで混乱することはありましたが、本当に良い映画だと思いました。

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きのこ

5.0原爆の父とは

2024年4月14日
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例えば日本人としてこの映画を観て、それまでオッペンハイマーを知っていた人がどれだけ居た事だろう
そしてアメリカ人も恐らくそうだと思うのだが、原爆を作ったオッペンハイマーを現代に生きる人達がどこまで知っているのだろうか
この映画を観て、オッペンハイマーに激しい憎悪を向けることはほぼないだろうし、当時の政治状況を知れる意味でもこの映画の普遍的価値は相当高い

ノーラン監督が見据えていた未来も含め、この映画の制作の後に世界情勢がまさしく第三次世界大戦を引き起こしかねない状況で、上映されていることは神の啓示ではないかと、超常的に受け取ってしまう

オッペンハイマーとはどういった人物であったのか、不勉強ながら知り得る事が出来たことの意義は大きい

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moto

1.0集団レイプ犯の見張りを哀れんでも

2024年4月14日
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原爆の父という呼び名はは誇るべきことなのか。
黒澤明の羅生門を見習って欲しい。
どの視点から見るかによって多面的に物事を捉えようとしている。
戦争映画こそ多面的に捉えなねばならない最たるものだ。
だからこそ日本は集団レイプされた被爆国なのだから、集団レイプの見張りをしてた舎弟のオッペンハイマーがどれだけ悔いたとて、その残虐さや辛さを描いてくれないとフェアではないのだ。
短いセリフの縞模様の着物を着ていた人が縞模様に火傷したとか、後から死亡者が出たとか欧米人が聞き逃すレベルのささやかな表現ではダメだ。
昭和生まれの日本人は戦争を知らない子供たちであっても親や祖父母から多少は戦争の話を聞いてるし、修学旅行で原爆ドームに行ってその目を覆いたくなる辛い状況を体感しているのだ。
その辺りを世界に見せて欲しかった。
そこを描かないでオッペンハイマーの泣き虫姿を描いても何も同情する気にならない。
そして、音楽が全て陰鬱で暗い。
戦場のメリークリスマスのような美しい音楽と 北野武のメリークリスマスミスターローレンス的なユーモアのある和らぎもない。
火垂るの墓やこの世界の片隅にやゴジラ-1.0を思い浮かべながら2箇所、情けなくなって涙ぐんで観るしかなかった。
戦争に突き進む男たちという生き物は本当に愚かだ。
人間は今もたいして進歩していない所がつくづく情けない。
原爆をどこに落とすか、候補地の中で京都を外す理由が、新婚旅行で行って文化遺産があるから外すといったシーンは失笑ものだ。
この映画をIMAXで観たいという人の気が知れない。
そんな映画じゃないはずだ。本質を見てほしい。
もちろん賞賛された挙句、最後にハシゴを外されたオッペンハイマーはやるせないとは思うけど、悲哀はそこじゃない。被爆した国のこともビジュアルで見せなければ本当の悲哀では無い。
劇場内は若い人が大半で昭和世代少し、戦前戦後生まれの80~75くらいの高齢者はいなかった。
時代劇映画を観に行くとその世代が沢山いるのに。
でもその世代には観せられない映画とも思いながら、じゃあドイツ人はこの映画をどう観るよ?とも思いながら映画館を出ました。

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momo

3.0原爆投下シーンの有無は、本作のテーマとは別の話だ。

2024年4月14日
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知的

難しい

映画としては悪くないが、「ノーランの最高傑作!」かというとそうでもない。ただし、「メメント」「インターステラー」「ダンケルク」「テネット」といった作品にあった要素をうまく使っており、ノーランらしさという点では満足度が高い。

「原爆の父」オッペンハイマー博士の一人称の物語であるという触れ込みで、彼の目に映ったものだけを描写するという予備知識を得ていたのだが、それに関しては斬新な演出があったわけではないし、他者の視点もあった。
ただ、オッペンハイマーの視点と他者の視点は明確に分けられている。そういう意味では新しい演出ではあった。
他者の視点もあるのなら原爆投下シーンもあってよいではないか、と言われるかもしれないが、他者の視点は、あくまでもオッペンハイマーの身近な人間やエリアの描写だけだ。だから、日本のことやナチスのことは話題には出てくるが、画面には登場しない。

原爆投下シーンの有無よりも問題なのは、これだけ話題になった割には、退屈しがちな作品だったことだ。
原爆が投下されて戦争が終わるあたりまでは、基本的に科学者同士の会話が延々と続くのだが、自分は物理学や核融合やらの理論を知らないので、どんな問題が発生しているのか理解できず、眠くなった。

物理学などのわかりにくい部分を説明しないのは、「インターステラー」の時もそうだったが、あの映画はハードSFながら、エモーショナルな家族愛や、SFらしい画面があった。今回はそういうものがない。いつものかっこいい映像や派手な音響があり、地味になりがちな伝記映画を洗練された映像で仕上げてあるのは見事だが、限界はある。

なぜ本作は大ヒットしたのだろう。
アメリカでは「バービー」とセットで売れた感じになっていて、ノーラン最大のヒットかと思っていたが、興行収入としては「ダークナイトライジング」「ダークナイト」に次ぐヒット。
製作費150億円。興行収入は1,480億円。すごい金額ではあるのだが、他の娯楽に比べてどのくらい儲かっているのだろう。たとえば世界中のディズニーランドの一か月分の入場チケットの販売金額と比べて、映画の売り上げは高いのだろうか。また、アメリカで大ヒットということだが、そもそもアメリカの映画人口ってどのくらいいて、本作は人口の何割が見たのだろう。

なぜこんなことを考えるかというと、本作が結構わかりにくくて、誰もが楽しめる映画ではないからだ。アメリカでは「オッペンハイマー」はみんなが大好きな英雄なのだろうか。それにしては今まで伝記映画がたくさん作られた形跡もない。
そんなことから、映画産業というのは、実は自分が思っているほどファン層も多くないのではないか、という疑問を抱いた次第なのだ。

いろいろ書いたが、今の時代に本作が発表されたのは明確な意図があった。それは映画を観ればわかることではある。アートも映画も、なぜこの時代に、この作品が作られねばならないのかという理由がなくては、製作費は出ないし、観客も評価しない。
本作を観た人はそれぞれの意見を持ち、議論するだろう。それこそが本作の存在意義なのかもしれない。

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あふろざむらい

2.0音の演出が心臓に悪い。

2024年4月14日
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怖い

音響に頼りすぎ。ホラー映画か。
個人的にはもっと抑えた演出の方が楽しめたはず。
細かく理解するのはとても難しい内容。

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カエル

4.0最新の理論を形にしたら悪魔の兵器になった

2024年4月14日
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難しいことはよくわからない。
その時代の超天才たちが最新の理論を実践して実験を成功させた。そのプロジェクトは実は国の威信をかけた、大金と大人数を投資して作られた兵器で、たった一個の爆弾で数万の人を一度に消せる、とんでもない代物だった。

研究者として最新の理論を全力で試せる方向が結果的に兵器を作ることになったこと。
最初から作りたかったものは兵器だったわけではない。と信じたい。良心と自分の理論とその実践の成功を見たいという気持ちの中で揺れ続けていた心は、人間らしさがあった、と信じたいのだ。
アカになりたかったわけではなく、その思想の中の一部に共感していたことからも、彼は常に自分がその時その考えが正しいとか共感できる、つまり自分が興味を持った思想やらなんやらを突き詰めて考えたい人だったんだろうなと思う。

この映画自体は、原爆を作った人たちの倫理観を問うというより、オッペンハイマーがどういう経緯で原爆を作って、成功までどれだけの紆余曲折があったか、という、天才物理学者が原爆という悪魔の作品を制作する過程を描いた物語、に見えた。

作り上げたものがうまく機能し、希望した結果を出せたのをみた時、研究者たちの喜びは実験の成功だけであったことを信じたい。
同時にこれは大量殺人兵器であることも彼らはもちろんわかっていたので、実際に使うことに対しての葛藤は見え隠れしていた。
そして次なる水爆に繋がる、学者としての次の大作への、止められない新しい理論への挑戦と好奇心も。

もし違う種類の天才であったなら、こういう葛藤も賞賛もない人生だったろうなぁ。
天才は羨ましい。
がしかし、天才であるが故にある意味その頭脳を利用され続けるのは、そしてそれが世のため人のためという大義名分のもとに兵器を作らされるのだとしたら、それは本当に苦しい生き方だろうと思う。
オッペンハイマー、すごかった。

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icco