ボブ・マーリー ONE LOVEのレビュー・感想・評価
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なんでこんな・・・?
自伝映画とはいえ、ボブ・マーリーの再現度が低すぎる。
ガッチリしていてモデルみたいなボブ・マーリー。
見た目が似てなくても、せめて雰囲気だけでにさせてたらよかった?が
ただ、鼻筋通っててドレッドなくらい。
ジャマイカ人風な感じがあまりにもなくてとってつけたような感じだった。
他の人も書いているが、なんで、彼の人生の中の、そこを取り上げた?
いくらなんでも平坦すぎるし。突っ込みどころ満載過ぎた。
彼の家族が採用して欲しいところだけを映画にしたのかなあ。
時折、過去のことを混ぜてくるが、それも形だけって感じだったし。
ボブ・マーリーのこと、あまり知らない人が見たら、本来と違う印象受けそう。
確かに、狙われたことがきっかけで、ロンドン行くことで、ジャマイカだけでなく世界に知られるアーティストになったのかもしれないが。
ラスタとかジャマイカ人の信仰に関する部分も口先だけの表現になってて、
伝え方が中途半端。
宣伝は派手派手しくてなんか心に響きそうって期待して見に行った人の期待を裏切りそう。
なんでこんな?っていう、作品に対する疑問が残った。
ただただいい人のイメージしかない
ベタな回想シーンも良かった!、スーパースターのメイキング映像。
レゲエの何が画期的だったのか、今まで半分以上理解してなかったことがわかった。こんなに説得力ある映像で、今日も色褪せないメッセージと共に、メイキング映像を復元してくれて感謝。リズムとメロディはもとより「詩」がすごくロジカルで小気味良かった。だからこそ政治家を動かした(利用された?)。知らなかったのはここ。
彼は神の使いのごときメッセンジャーとして生まれ、幼少期の苦悩を糧として曲に乗せ、女性に甘え、子どもたちに支えられて短い人生を走り抜けた、真のスーパースター。ジョン・レノンに比べると認知度はかなり低いと思うけど、多くの人に知ってほしいと思った。
ジャマイカ訛りの英語がなんだか心地よかった。
ジャマイカのみならず当時のロンドンの空気感もよく伝わってきた。
そしてオリジナルの割り増しくらいのイケメンくんが演じているのも良し!!
「大麻社会と黒人社会を愛する、ちょっと無防備だが物事に拘りのない男」の物語
ボブ・マーリーファンからは「表層的だ」という意見はありますが、まぁマーリー家公認のボブ・マーリーという人物についての公式見解としてはまとまってます。
ボビ・マーリーはジャマイカの大麻社会・黒人社会を愛する人物として描かれています。しかもそれらを特別に解放・擁護するでもなく、まるでそれらがボブ・マーリーにとっての当たり前かのように扱っています。
そして、銃撃勢力が来ると分かってライブで歌って撃たれる、敵からロンドンに逃げた先で大麻で捕まるなど、良く言えば物事に拘りが無い、悪く言えば無防備な人物として描かれています。
ただ、この作品はそもそもが伝記映画なのでエンタメ性は低いです。私も最初の1時間弱で「ボブ・マーリーという人物の要点はこういうことか」と何となく把握してから完走に拘らずに劇場を立ちました。
もっと音楽が聴きたくなる。
ボブ・マーリーという人
「ドレッドヘアのレゲエの人」
「ノンビリとした縦ノリの音楽をやる人」
「中央線沿線とか下北沢とかのそっち系の店には必ずポスターが貼ってある人」
ボブ・マーリーについては、上記程度の知識しか無い状態で鑑賞しました。
なるほど〜 こんなにメッセージ性、宗教性の強い音楽をやってた人だったんですねー。
「ラスタ」「ラスタファリ」「ドレッドロックス」、改めてこういう意味だったのかーと勉強になりました。
ドレッドヘアというのは、ラスタファリの宗教的教義に基づくもので、
ジャマイカ国内の保守的な勢力に対する、社会的反抗のシンボルだったんですね。
ジャマイカ人はみんなドレッドなのかと思ってました(汗
全編に流れるレゲエに身を委ねながら、 ボブ・マーリーとラスタについて知る、
入門映画としてはよくできてます。
改めて思ったのは、『ボヘミアン・ラプソディ』って、
大手の映画会社が作るこのテの音楽伝記映画のうってつけのテンプレートになりましたね。
音響のいい劇場で観ることをおすすめします。
迷いつつも鑑賞して正解!
関係者を介在させるとろくなことはありません
レゲエのシンガーソングライターであったボブ・マーリーは名前だけは有名で、でも私も含めレゲエに入り込む程ではない身には、その有り様は殆ど知りません。ひたすらドレッドヘアを振り回すイメージしか持っていません。しかし音楽ソフトの推定売上枚数は世界中で7,500万枚を超えと言われるから、その伝記映画も登場して当然でしょう、なにしろ36歳の若さで没しているのですから、さぞドラマチックだろうと。
ところがどうでしょう、期待した映画は、起きた事象をなぞって再現するだけで、なんともつまらない! エピソードの描き込みがまるでなってない、ド素人の様相ですよ。音楽の力、愛の力、政争へのコミット、作曲への意志、妻との軋轢、ハーフゆえの苦悩、父への恨み、いくらでもポイントが転がっているのに、それをドラマに昇華出来ないとは。「ドリームプラン」のレイナルド・マーカス・グリーン監督、いったいどうしちゃったの?
本作の上映直前に、なんとボブの息子がスクリーンに登場し「偉大な父を描くため、私は毎日撮影に立ち会いました、ぜひお楽しみください」なんて挨拶映像が流れました。私はこれを見て悪い予感が瞬時に走りました。映画の後に調べましたら、息子(長男)だけでなく、ボブの妻も参加していたとか。本作が凡庸になった原因はこれですね。魅惑の偉人を描くのに、ご本人の良いも悪いも描いてこそ人物が浮かび上がるはず。本作を観れば一目瞭然、ボブのネガティブな描写は一切ない、常時、妻と息子が見学に来ていれば描きようがないでしょウィークポイントなりダークサイドを。
近年、20世紀末のミュージシャンを主役に据えた映画化が頻繁ですが、関係者の承諾の前提に口出し無用を明確にすべきは当然で、残念ながら悪しき例が本作と言わざるを得ません。指揮者の巨匠レナード・バーンスタインの映画「マエストロ」では主演のブラッドリー・クーパーに常時メイクで鼻を巨大化していてました。公開後一部からユダヤを厭らしく強調などの声に対し、本物の遺族が、制作側を擁護し鼻の巨大化はまさに父そのものと言い切ったとか。
主演のキングズリー・ベン=アディルは歌唱も含め大活躍なのは確かですが、そうであればある程、レゲエの本質から乖離するように見えてしまう。要するに容姿がイケメン過ぎる、キレイ過ぎるのですね。伝記映画の宿命でご本人よりもスターが演ずる以上、美男美女になってしまうのはやむを得ない。ですが、彼を取り巻く人々の雰囲気から明らかに逸脱していますね、カッコよすぎなのですよ。魂が浮かんでこないのです。ひょっとすると、前述の遺族のご意向でイケメン選定となったかも。
こんな映画を観れば、帰ってからレゲエでも聞こうかとなるべきなのに、私が聞きたくなったのは「エクソダス 栄光への脱出」1960年のサウンドトラックですよ。アーネスト・ゴールドの壮麗なフルオーケストラをしかも聴き所まで示してましたでしょ。
ンチャク ンチャク ンチャク
レゲエの神秘、公理、、。
巾着袋を想像する。
巾着袋のひもを緩める。
巾着の気を抜く。
気持ちの気を抜く。
きんちゃくのきを抜く。
んちゃく。
んチャク、ンチャク、ンチャク、
気を抜いて、
うたいましょう
ンチャクンチャクンチャク
one love one heart
let's get together and feel all right
ンチャクンチャクンチャク
あなたのone love にありがとう
あなたのone heartに感謝
地球へようこそ
ンチャクンチャクンチャク
everything is gonna be alright
one peace one piece
ンチャクンチャクンチャク
事前のセットリストは無し、
ステージに上がって、
観客の波動を感じて決める、
からの、
exodusはやっぱり泣ける。
本作もセットリスト無し風に、
シナリオをしっかり作らずに、
グルーブ重視で進めたのかもしれない。
その予定調和を避ける意思は、
ブラッド・ピットがPである、
または、
ルーツ・オブ・レジェンドで済ませている、
または、
その方がラスタっぽい、、
、、、、、
ンチャクンチャクンチャク
ドレッドすげぇ
2024年劇場鑑賞109本目。
よく知らないけど名前はなんとか知っているボブ・マーリーの伝記映画。
子供時代はほぼ描かれず、ほぼ数年にしぼられた内容になっています。
ジャマイカがアホじゃないかと思うくらい政治で国が割れていて、それでも話し合いとかで割れるならともかくなんでギャングの抗争みたいにお互い殺し合う感じになっているのかも分けが分からない上に「仲良くしようよ ライブやるからどっちも来てね」くらいの人を殺しにくるのか理解不能でした。別にほっときゃよくない?
文字通り命がけで音楽に向き合うのはすごかったのですがずっと自分の知らないボブの曲が延々かかっているのでイメージビデオみたいになってきて、段々眠気が・・・。
死ななかった理由がドレッドヘアはすげぇ。
ここに在るのは今に通じる普遍的なメッセージ
これはボブ・マーリーの絶頂期でありジャマイカ🇯🇲における影響力が最も強かった1976年から78年頃にスポットを当てた伝記ドラマ。ボブとリタの出会いの頃が挿入された。
政治的な事は全く知らなかったけど、あの頃の空気はよく覚えている。「Live!」から「Rastaman Vibration」そして「Exodus」と音楽的な高みに登り詰めた。日本の音楽好きも熱狂していた。
しかし彼の歌の真意を全く理解していなかった。
これは自分だけではないはず。
そう、熱いメッセージがあった。
今に通じる普遍的なメッセージがあった。
熱くなった。
ボブを演じたキングズリー・ベン・アディルはイケメン過ぎたけど映画的にはこれでいいのかな。自分は奥さん役のラシャーナ・リンチ推し。オスカー(助演女優賞)獲らんかなぁ。
裏側に対して表側の印象が薄い
ジャマイカ、レゲエ、ジャー、ボブ・マリーを知れた。
1976年のジャマイカは、政情が安定せず2大政党が対立していた。30歳のボブ・マーリーは国民的スターで、その人気を利用しようとする政治闘争に巻き込まれ、同年12月3日に暗殺未遂事件に遭った。2日後、マーリーはスマイル・ジャマイカ・コンサートに出演した後、安全のため家族をアメリカに避難させ、自身はロンドンへ逃亡した。ロンドンへ移った後、エクソダスを発表したり、ヨーロッパツアーを経て、世界的スターとなり、1978年にジャマイカに帰国。更なる音楽的活躍とともに、2大政党の党首に握手させたり、ジャマイカの政情安定化に寄与。1981年ガンのため36歳亡くなるまでを描いた作品。
ジャマイカはカリブ海の島国なのでてっきりスペイン語だと思い込んでたが、実は元英国領で英語圏なのだとか、ジャーが黒人の救世主、エチオピア皇帝をジャーと思ってる宗教がある、とか、レゲエがジャマイカ発祥だとか、本作をきっかけに色々と知らない事を学ばせてもらった。
ボブ・マーリーの妻リタや息子ジギーなどが監修してるようで、夫や父の良いところを集めたような作品となっていてさらっとした印象だった。
浮気ばかりして、なんてリタが言うシーンが有ったから、実はドロドロとした事も有ったと思うが、そんなのは割愛なんだろう。
ボブ・マリーを知るという意味では良いと思うが、音楽作品としては物足りないし、波乱の人生というほどの場面も描かれてないし、作品としては盛り上がりに欠けると感じた。
ONE LOVE なムービー
ジャマイカのガンジー
なんかいろいろ懐かしい
洋楽に興味を持ち出した中高生の頃、ボブ・マーリーは当たり前のように通る道だった。
音楽は好きだったけど、亡くなった後だから、人となりまではあまり知らなかった。
冒頭の息子が疑いようもなくソックリで、ちょっとほのぼの。
そして彼のシュッとした鼻筋は、父親からのものだったのかと腑に落ちた。
不安定な情勢の中での音楽活動も見応え充分だったし、製作陣に家族がいるから、夫婦の馴れ初めやらいざこざも描かれていて、リアルな感じか良い。
名前だけだったけど、ジミー・クリフにウハってなった。
当然ながら音楽は最初から最後まで最高。真夏に観たらまた違ったテンションで観られそう。
衣装も好き。若い頃、下北沢やら代官山やら高円寺やら、白檀が香りレゲエのかかる古着屋で、映画に出てくるようなデザインの服買ってたなぁと懐かしくもあった。
エア・ジャマイカの飛行機かわいい
war against war
雰囲気と空気感
「No Woman No Cry」でリチャード・ギアを思い出す人はまあまあのお年です
「Exodus」の前に出した「Rastaman Vibration」で世界的にブレイクしてるはずので、ボブ・マーリーが世界的に名声を得て以降のお話になるのかな。
ウェイラーズ時代や欧州ツアーにスポットライトを当てたお話かと思ってたので少し残念だった。
学生時代少しだけレゲエにハマった時期があったが、レゲエはジャマイカでも宗教や思想的な意味合いもあり、ボブ・マーリー自身が国家政治にも大きな影響を与えるような人間であったという事は全く知らなかった。
ご家族公認という事もありネガティブな内容は夫婦喧嘩程度しか見ることができず、まさに「ジャー」的な一面のみクローズアップして語られている。
主演のキングズリー・ベン=アディルはボブ・マーリーになった時の方がハンサムでカッコいい。
音楽はしっかりと劇場で鑑賞すべき仕様になっており胸を打つものがあったが、せめてBGMでも良いのでヒット曲を一定の長さまで流して欲しかったと思う。
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