イノセンツのレビュー・感想・評価
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特殊な能力を持つ子供の喧嘩かな、、
キャリー、炎の少女チャーリーといった特殊な能力を持った子供が些細なことで喧嘩して大惨事になる感じの作品です!
後半は先が読めてきますね、、この手の映画は、、
良くもなく悪くもなくって感じです!
気になる方は観てください!
北欧チルドレンの隠れた超能力。
ノルウェー・デンマーク・フィンランド・スウェーデンの合作映画。予告編は観てなかったので、勝手にハードル上げて着席。
主人公は夏休みに引っ越してきた、女子小学生のイーダちゃん。結構優しい両親と喋れない自閉症の姉アナとの4人家族。夏休み中なので同級生と友達になれない彼女は、友達作りに近所のグラウンドに行く。そこで出会った男の子ベンジャミンが、面白いものを見せてくれるって
、2人で森に遊びに。うそ!こいつ超能力者かよっ!?しょぼいけど。
えっ?猫ちゃんにどうしてそんな事しちゃうのよ。こいつ、結構悪い奴なのかなって思っていると、それから始まる超能力スリラー。ベンは、物体を動かせる、他人の考えが分かる、他人を動かすことができる。へぇ〜って思ってると、女子のアイシャにも超能力が!
とにかく、ベンが感情をコントロールできなくて次から次へと犯罪を犯していく。何だか不思議なのが、自分が犯してるのに、毎回反省してる感じ。この能力、危険。反省しすぎて、自分を誰かに殺させるんじゃないかと思ったくらいだった。そのうち、イーダとアナにも超能力が。特にアナの症状の変化で泣けた〜。
予想をこえた展開で、ずっと不安でハラハラドキドキ。凄く楽しかったです。
ただ、最後は中途半端だったのが残念でした。もしかして団地の子供達、皆んな超能力あるのかな?だったらなぜ大人には分からないの?
〝体感型〟サイキックスリラー
これだけの数の人が同時に息を飲み、次に起こる出来事を、見たくないと思いながらも直視しないわけにはいかない。
あのシーンやこのシーンで、ゴクリと唾を飲む音やウワッ、とかヒー、それだけはやめて!
と観客全員が反応してるのが、館内の空気を通じて分かる。
うん?このこと自体、ある意味〝念動力〟とか〝テレパシー〟じゃないか。
主人公はあの悦ちゃんと同じ。
率直な感想
ドキュメントタッチな人物描写、
場面設定は良。◯
脚本家出身の監督ということで納得。
ESP.PK能力描写が何気に地味。△
監督が特撮というものをよく知り得ていない
印象。
自分が特撮映画の観過ぎで感覚麻痺なのか?
それとも予算がない?
小道具をもう少し工夫して別のものにすれば、現代のエフェクトではもっと効果的でインパクトのある画が撮れたのではと勝手に感じてしまい映画に没入出来ず。まぁそれが、北欧映画らしいといえばらしいかも。
子役の俳優陣は自然な素晴らしい演技。◎
特にイーダ役のラーケル・レノーラ・フレットゥムは秀逸。
総合的には
本作監督の社会的弱者の視点に立って見るという観点から製作が始まり、意図が最終的に大友先生の童夢へのオマージュと合致したというところか。
その昔、童夢を初読した時の衝撃とその視点、
画の構成、物語の斬新さにはゆうにおよばず、
内容的、またビジュアル的にも物足り
ない印象を受けた。
現代ではもっと大胆に創れたと思うが、
仕方がないのであろう。
童夢を知らない人たちには絶賛の作品。
子供によるサイキックスリラー
鑑賞後に大友克洋さんの童夢を参考にされているとのこと、記事で読みました。といっても童夢、未見なのですが。
あまり馴染みのない北欧の映画、かつ、北欧のホラーという口コミでしたが、主人公の女の子は意地悪で冒頭は非常に感情移入しづらい、というか、積極的にNGなのですが。
お話は大型団地に住む4人の子供たちによるサイキック・スリラー。
子役の4人の演技は素晴らしく、段々と物語に引き込まれました。特に,自閉症のお姉ちゃんは脱帽です。
最後は超能力対決です。まさか、クローネンバーグのスキャナーズ?と思いましたが、流石にそんなことはなく、静かに幕を閉じました。
移民家族いじめ?
久し振りに心底怖い映画で上映中に声を出しそうになったり体がびくっと動いた。
セリーヌ・シアマ監督の「トムボーイ」と同じ季節。多くの家族は夏休みで不在。色んな理由で休暇に行かない家族、新たに引っ越してきた家族の子ども達の出会いから始まる。でも映画の方向性は真逆。
アナ、イーダ、アイシャの3人の女の子役それぞれの演技は本当に素晴らしかった。とりわけイーダはつねってやりたいほどの憎らしさをうまく演じていた。そして男の子ベン。孤独で無垢でとても可愛らしい(と見えた)。
金髪頭の年上サッカー少年にコケにされたのがきっかけなんだろうか。悔しさ、怒り、寂しさ。家にはお父さん不在でお母さんはちょっと変な感じだ。そのベンがトリガーになったのか、イーダの姉で言葉を発しないアナと移民の子のアイーシャは意志疎通がすでにできていた。アナは話せるようにもなった。両親が感動して喜んだほどに!
ベンからイーダを守るためにアナは行動した。その守り方はあれでよかったんだろうか?引っ越してきたばかりで友だちがいない一人ぼっちのイーダに話しかけて友だちになってくれたのはベンだった。
移民の母親達。夫不在で巨大な団地で子ども一人と住んでいる。仕事をしているのかどうかもわからない。孤独、辛い、心を病んでいたのかもしれない。そんな移民の母を持つ子ども達が結果的に犠牲になった。アナは妹を守った。ふた親揃っているアナもイーダも移民の子どもではない。
冗談を真に受けて、本気で怒りだす面倒なヤツは大人にもいますよ
大人は全く役に立たない。
むしろ、分かった振りをして、自分たちの常識を押し付ける大人は邪魔にしか見えない。
これはガキたちの世界の争いだからか。
覇王別姫の後に見てしまったのでピンときてないけど、結構いい作品では...
覇王別姫の後に見てしまったのでピンときてないけど、結構いい作品ではなかろうか。大傑作でも何度も見るものでもないけど。もう少し最終マッチが盛り上がったらなー。悪くないんだけどね。
無垢な悪意が暴走するとき
こいつはやばい。へなちょこJホラーに慣れてしまった体では、ダークでヘビーな衝撃を受けきれない。
固唾を飲んで成り行きを見守るなんていつ以来だろう。
子供同士のありふれた会話だけなのに彼らの気持ちが手に取るようにわかる。子役の演技の上手さもあるし、彼らの気持ちを表す情景描写やショットの切り替えが絶妙。
テレパシーやサイコキネシスを使える少年少女は、何らかの身体的障害や精神的障害を持っている。そのうち1人は、境界線上にいると思うが。
主人公の少女イデアの姉は、自閉症で喋ることができない。この設定が抜群に生かされていて、最初のうちは、姉のアンナの行動にイライラしていた気持ちが、徐々にアンナの気持ちに寄り添っていくようにシナリオが組まれている。
強引な誘導もなく、あのラストへ持っていく手腕はホントに素晴らしい。クライマックスでは、彼らに全く気が付かなくて夏休みを楽しんでいる人々をバックに、池を挟んで対峙する彼らのショットは芸術的でもある。
超能力を手にしたことによって歪んだ全能感を感じてしまう少年は、過去の悲惨な連続殺人事件を彷彿とさせる。
少年少女の中に北欧で社会問題となっている移民を配置したのは、格差を放置する危険性への暗示かもしれない。
無垢な悪意が暴走する恐ろしさをこれでもかと、感じさせてくれる作品でございました。
かなり胸糞悪い映画
2023年劇場鑑賞181本目。
多分主人公と思われる妹が障害のある姉に虐待をしたり、小動物をいじめたり、そこらの高い所からつばはきまくったりと好感度マイナスからスタートしますが、その主人公を遥かに超えるサイコパス坊やが登場してどんどん不穏な様相を呈していきます。
容赦ないラストにもこれまでの犠牲が大きすぎてカタルシスを感じられませんでした。この脚本書いた人子供嫌いなのかな!
まぁでもある意味かなりヤバい映画だと思うので怖いもの見たさで観るのもいいかもしれませんね。
子どもの無自覚な残虐性に覚える恐怖
劇場予告は流れてなかったのですが、紹介サイトの内容がおもしろそうだったので鑑賞してきました。率直に言って、思ったよりはおもしろかったです。
ストーリーは、ノルウェーの郊外の団地に引っ越してきたイーダと自閉症の姉・アナが、近所に住むベンとアイシャと仲よくなるが、4人は遊びの中でそれぞれが特殊な能力に目覚め、その力をいろいろ試しているうちに、遊びの範疇を超えたことに使い始め、やがて子どもたちの間に敵意や恐怖が生まれていくというもの。
物語の舞台は郊外の団地で、夏休みを迎えた子どもたちの明るく元気な様子が描かれるはずなのに、冒頭から不満そうな表情の子どもや無機質な団地の様子を描き、不穏な雰囲気を醸し出します。そんな中、偶然出会ったイーダとベンがすぐにうちとけ、ベンがちょっとした超能力を披露し、それをたわいもない遊びとして楽しむ、ほのぼのとした様子が描かれます。その力の特殊性や意味に気づかない無邪気な様子と二人の関係性が、終盤との対比で効いてきます。
初めは能力を試すように遊んでいた4人でしたが、しだいに好奇心とともに能力が高まり、一時の感情に任せて後先考えずに濫用したことで、たがが外れ一線を超えてしまいます。子どもたちの無自覚な残虐性と無邪気な悪意がエグく、暴走していく過程にゾクゾクします。自身を振り返ってみても、子どもの頃に何の理由もなく生き物の命を絶ったことが確かにありました。今なら絶対にしないのに、あの時はちょっとした好奇心で、なんの罪悪感もなく行っていたことが思い出されます。本作の残酷描写も、子どもたちが顔色ひとつ変えずに淡々と行っているように描かれ、恐ろしさが増しているように感じます。
また、子どもたち同士の超能力を使った攻防の描き方もよかったです。荒唐無稽で大仰なサイキックバトルにしてしまうとアクションエンタメと化してしまいますが、あえて地味な演出に抑え、それでも能力のある子たちにはちゃんとそれとわかるような描き方をしています。そんな静かなバトルが人知れず行われて、大人が気づかぬうちにけりがついているというのもよかったです。おかげで、最後まで一貫しておどろおどろしい雰囲気を持続させていました。
ただ、できればアイシャとの関係を経たアナにもう少し大きな変化があるとよかったかなと思います。それでも、イーダのアナへの接し方が変化したことはよかったです。この姉妹にはこれからも仲よくしていってほしいです。また、3組の母子の関係性ももう少し丁寧に描かれると、母子関係に悩む子どもたちの姿がもっと浮き彫りになり、作品に深みが増したように思います。それにしても子役の4人が全員とても上手で驚きました。
それは
「イノセンツ」
森の中の郊外の団地。
夏休みはどこの家庭は別へ休暇中なので
大きな団地でも、人が少なくひっそりとしている。
新しく入居した家族。
序盤から子供の無知と無垢と無邪気は
理性を持ってしまった大人をゾッとさせる。
最後は静かな対決。
ロケーションと設定、
とてもスリリング。
しかし友情や愛がある。
動物に危害は加えておりません。
開始早々、天真爛漫な子供の中にある
邪悪さを見せられて
「2時間耐えられるか😫」と思ったほど。
穢れを知らないからこそ生まれる邪悪な心
冷徹で残酷な子どもたちには「母親からの愛情」も
大きく関係するのです。
姉への嫉妬心、抑えられない怒り、
子どもならではの短絡的な思考
久しぶりに終始ぞわぞわさせられました。
誰しもが悲鳴をあげたくなるあのシーンは
劇場で映画観ながら初めて「ひっ😨」と声が
出てしまいました💦
4人が集まることで、能力がパワーupした時には
X-Menの育成話❓かと思うほどで、
それまでの雰囲気や禍々しさや陰鬱とした空気感が
ちょっと崩れたなぁ🤔勿体ない気がしました。
猫チャンに対する所業は許すまじ!!
倫理観が形成される前の残虐性を残した子供たちが、超越的な能力に目醒めてしまうサイキックスリラー。
大人たちの知らないところで静かにサイキックバトルが繰り広げられる構図は面白い。
……だけど、猫チャンに対するあの描写は絶対許せない!
その他の美点をすべて帳消しにして、マイナス5万点。
後から来る…
それぞれに鬱屈や不安、孤独を抱えた子供たちが出会い、常人離れした能力に目覚める。仲間内でその力を使って戯れ,楽しんでいたのは束の間。やがて小さな仲違いをきっかけに、その力が玩具から武器に変貌し、周囲を巻き込んで悲劇へと向かっていく。
前半、比較的早い段階で、子供らがサイキックパワーを持つことが明かされるが、全体に展開はゆっくりめ。子供がパワーを他者にふるう場面でも過剰な演出や描写がないので、観ていてもどかしさや冗長さを感じたりもした。
でも観終わってみると、ある意味淡々としたその描写が、まさに子供達が感じていた漠然とした不安や、そんな力を持つ友が少しずつ敵に変わる恐怖を、実にうまく表していたんだと感じる。そこに気づくと、後からじんわり怖い場面がけっこうてんこ盛り。この、控えめだけど重厚感があるところ、北欧映画だなぁという感じ。
とにかく子供ら、凄いです。まったく演技してる感が無い。特に、主人公といえる位置付けの少女イーダ。両親の関心を独り占めしている自閉症の姉に対する苛立ちや憎しみ、孤独感が、共に危機を乗り越えようとする中で親しみや絆に変化する様が素晴らしかった。
これ、もしハリウッドリメイクしたら、めっちゃアクションと悲鳴に溢れたサイキックバトルものになったりするんだろうな😆
ちゃんと怖かった
オープニングから心を掴まれた。
子供の残酷さや無邪気さをうまく描けていたと思う。
子供には子供の世界があるし、子供には子供の正義がある。
良くも悪くも適度な距離感のあるテイストで、個人的には大好き。
ラストの余韻も良かった。
いい意味で説教や教訓的な要素が少なめに感じられて、そこも好印象。
普通にエンタメとして楽しめて、そのあとにじわじわと「あれはどういうことだったんだろうか」などと思いを馳せる感じ。
大ヒットするタイプの作品ではないだろうけど、こういう地味な映画を映画館で観られるって本当にありがたいことです。
子供の超能力は…
色々な問題を抱えた子供たちが、お互いに距離を縮めたり、伸ばしたりしながら自分の秘めた能力を高めていく
高まった能力を悪いことに使ったことで、友達関係がギクシャクしてきて最悪の結末に向けて…
現実味がなく(子供の能力を否定する訳ではない)、私にははまらなかったが、はまる人にははまると思う
【夏休みに”或る能力”に覚醒した子供達4人の、無垢故に善悪の区別が曖昧な中”或る力”を暴走させて行く少年や、子供達の関係性の変遷を不穏極まりない雰囲気で描いた北欧サイコキネシス・スリラーの逸品。】
ー フライヤーに記載されている通り、今作は大友克洋の名作「童夢」へのオマージュに満ちている。ー
■「童夢」・・一応概要を記す。
ボケてしまったチョウさんの住む”団地”に、悦子と言う女の子が越してくる。怪事件が多発していた団地の中で”悪戯”をしていたチョウさんに、悦子はチョウさんを上回るサイコキネシスでチョウさんの”悪戯”を止めようとする。
ラストの公園での二人のサイコキネシス対決は、名シーンである。
*今作と「童夢」との関係性
チョウさんは誰が見ても、一線を越えて善悪の区別がつかなくなった強力なサイコキネシスを得たベンジャミンである。
そして、悦子は、悦子と同じく団地に越して来た、イーダと強力なサイコキネシスの能力を持っていた自閉症の姉のアナである。
今作は、そこにアイシャという自分の意思を告げられないアナの代弁者であり、且つ凶悪化したベンジャミンに対し、怒りを持つようになった女の子が重要な位置づけで描かれているのである。
◆感想
・冒頭、イーダと姉のアナが郊外の団地へ向かう車の後部座席に乗っているショット。
ー 陽光が降り注ぐ中、イーダはアナの足を抓る。だが、アナは表情を変えない。アナが自閉症である事が、この後語られる。
団地に越してからも、イーダはアナの靴の中に割れたガラスを入れる”悪戯”をする。イーダは母に構って貰えない理由をアナの所為にしているようだ。-
・イーダは団地で、一緒に遊ぶようになったアイシャ(黒人だが、白斑に罹っている。)とベンジャミンとで、石を垂直に落としてそれを別の方向に曲げる”遊び”や木の枝を折ったりする”遊び”をしている。
ー 最初は”遊び”だったのが、思考を共有していく子供達の間に起こる摩擦。
特にアイシャは口の利けないアナの思考が良く読め彼女の代弁者となる。ー
■そんな中、ベンジャミンの”遊び”が残忍化していく様は恐ろしい。
元々猫を階段の上から落としたり、その猫の頭を踏みつぶしたりするベンジャミンの残虐性ある性格が、徐々に暴走し始める。
口うるさい母に対し、料理中に頭にフライパンをぶち当て昏倒させ、煮えたぎるスープが入った寸動鍋を母親にサイコキネシスで動かし掛けるシーンは、可なり怖い。
更に彼は、或る男を操り且つて、サッカーの時に彼を揶揄った14歳の少年を襲わせ殺し、サッカーをしている少年たちの一人の足の骨をへし折るのである。とても怖い。
ベンジャミンのサイコキネシスの暴走が始まって行くのである。
・ベンジャミンの行動に気付いたアナとアイシャはベンジャミンを止めようとするが、ベンジャミンはアイシャの母を操り、彼女を刺殺する。
ー この辺りの子供達の連動性が、コレマタ怖い。アイシャに対するベンジャミンの攻撃を察したアナとイーダは、彼女を助けようとするが・・。
又、アナのサイコキネシスの力が、実は一番強いのではないかと分かって行くシーンも印象的である。彼女が回す止まらない鍋蓋。
自分の心を読んでくれたアイシャを殺したベンジャミンに対する声なきアナの怒り。
故に、アナに対してはベンジャミンも手が出せないのである。ー
■そして、アナとイーダが、アイシャを殺したベンジャミンと対峙するシーン。アナとイーダは今や結束して手を繋ぎ、少し遠くの公園のブランコに座っているベンジャミンと、サイコキネシス対決をするのである。
そして、周囲の大人は何一つ気付かない中、ベンジャミンは息絶えるのである。
- ここは、監督の”童夢”に対するオマージュが容易に感じられるシーンである。”童夢”では、悦子がブランコに乗り、チョウさんは公園の椅子に座っている。そして、チョウさんが悦子の自分を観る怒りに満ちた姿に気付いた時の驚愕の表情。(見開き2ページ使って、大友氏はその表情を描いている。名シーンである。)-
<今作は、子供だから善悪の区別が曖昧な中、サイコキネシスを暴走させて行くベンジャミンや、それを止めようとするアイシャ、アナ、イーダの関係性の変遷も絡めて、ヒンヤリとした恐ろしさと、独特の世界観を漂わせた、北欧サイコキネシス・スリラーの逸品である。>
■2023年8月20日
親切なレビュアーの方のご指摘を頂き、一部修正しました。
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