バジーノイズのレビュー・感想・評価
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面倒くさい主人公と面倒くさいヒロインによる天岩戸。
草食系男子で天才音楽家の主人公とメンヘラモラトリアム系女子のヒロインによる物語。
現代人らしい傷つきたくない症候群と自分探し症候群を上手く描いていた。
傷つくのが怖い主人公が猪突猛進のヒロインに引っ張られて外の世界に出ていく、そしたら私だけの主人公じゃなくてヒロインは…。
ヒロインが離れるフェイズはもうちょっと上手くやってほしかったけど。
最初の最後の天岩戸シーンはシーン自体はもう少しうまくやってほしかったと思うが、全編を通じて主人公の臆病で難しく面倒くさい心の機微を丁寧に描いていたので感情移入することができた。
リミットを過ぎたバンドマンに泣きました
*
音がせつなく綺麗
雨の日や海辺で聴きたくなります
青や海の世界観を大切にしている作品
新緑で溢れる季節のなかでの公開は
少しもったいないような気も…
*
個人的に好きな登場人物は陸でした
クールに見えて音楽には熱い心を絶やさない
ベース?の演奏がとても上手で
素人判断ですがテクニック性を感じました
清澄との初セッション
音と音が初めて重なり合ったとき
心臓までも鳥肌が立つようでした…!!
そして前座での初ライブ
「大丈夫だよ、安心して。
俺がついてるから楽しもう」
陸が清澄に音で話しかけているようで
最高にクールでかっこよかった…!!!
*
バンドマンは30歳がリミットの世界らしい
陸が前にいたバンドのボーカルの言葉
『最初のライブから今日まで
ずっと見に来てくれているんだ
ああいう子が一人でもいる限り
辞めるわけにはいかないよ…』
事務所からはとっくに見限られている
だけど引き下がるわけにはいかない…
まっすぐ応援してくれるファンのあたたかさと
もう売れないとわかっている絶望感に
やるせない思いがこみ上げて思わず涙…
*
航太郎役の井之脇海さんと
陸役の柳俊太郎さんがとてもよかったです!
この二人がしっかりと脇を固めているからこそ
作品としてカタチになっていると思います
デスクトップミュージック(DTM)の、打ち込みや楽曲作りに没頭する...
デスクトップミュージック(DTM)の、打ち込みや楽曲作りに没頭する、内気な男性。
同じマンション内で、音漏れで聞こえてくるのが楽しみだという女性。
周囲の音楽関係者と絡まって、人間模様が複雑になる様子。
人同士のドラマもあるのは知りつつ、何よりも
私的には、何よりも、聞こえてくる音楽に夢中になりました。
出だしは内向的、徐々に周囲の人の影響も音に現れる、
それらが、言葉不要で、音だけで表現されているんですね。
沁みてくる Lo-Fi なビート、ずっと浴びていたい感じすらして。
電子音楽を堪能するための上質な場でした。
p.s.
我ながら恥ずかしいことに、
原作のマンガがあるということ、青春ジャンルのドラマに括られるだろうことは、
帰宅後に家族に突っ込まれて知りました(汗)
うーん!
レビューの評価が高かったので、楽しみにして観賞。
脚本のせいか、何を伝えたいのかがわからなかった。
桜田ひよりさんは、子役のころから、気になっていた俳優であったが、あまり、良さがつたわってこなかった。
アニメではなく実写でやった意味は...。
原作未読です。前情報なしで観ました。
女の子が深夜3時にピンポンしてきて、その後窓ガラスを割った時点で、「あ、これは漫画原作だな」と分かったのですが、これは漫画だから成立する展開。
原作漫画ではきっと良いシーンなんでしょうし、これをやりたい気持ちは分かりますが、実写でやったらただの犯罪者でしょ...と思ってしまいました。
いきなり男を部屋に連れ込んで同居させたり、禁断症状のように音楽作り出したり、やたらと土下座したり、急に叫んだり、漫画だったら成立するし面白いシーンだとしても、実写でやると違和感だらけで、観ててそわそわしました。
原作漫画に惚れて、そのまま描きたかったのであれば、アニメでやればよかったのでは?と思いました。
実写でやるなら、実写用に脚本を書き直して制作するべきかと...。原作読んでないので、どの程度脚色しているのかは謎ですが。
作品の雰囲気とか全体の世界観は割と好きだったのですが、そういう登場人物のツッコミどころ満載の言動がいちいち気になってしまって、感動まで繋がりませんでした。
音楽全然詳しくないので、主人公の音楽作りの才能とかは全然分からなかったのですが、ベースの人とドラムの人の演奏はなんかすごいなーと思って観てました。
個人的にはフワッとした心地よいチル音楽よりも、魂こもったバンド演奏の方が心揺さぶられるので、ベースの人が抜けたバンドの演奏シーンの方がグッときました。
あと、ライブシーンの観客が毎回若い20代くらいの綺麗めな女の子たちなのがだいぶ違和感満載でした。
おそらく主演の男の子のファンをエキストラで集めて撮ったんだと思いますが、作りもの感満載で興醒めでした...。
ライブシーンはこの作品のキモだと思うので、そういうところでそういう作り手側の事情とか挟まず、しっかりライブシーンを作ってほしかったです。そこが今回一番がっかりでした。
カット割りもなんかドラマっぽくて、映画らしい広がりがないのも残念でした。
映画の中で作られてる、所詮はSNSでバズる程度の小さな世界というか、、、もう少し演出も映像も殻破ってほしかったですね。
惜しかったです。
繊細で柔らかい心を持った人に見てもらいたい
それぞれの登場人物の心の動きが風景や光や音楽と美しく調和した作品。
原作も好きで読んでいるけど、原作の良さ、エッセンスを残しつつ、別の映画としての「バジーノイズ」になっていて、どちらも別モノとしていい。
脚本も演出もいい。
一人だけの音楽から、二人、三人と増えた時の音やメンバーの表情の細かい変化がとても好き。
音楽映画でもあるので、是非音響のいい映画館で見て欲しい。
個人的にめちゃくちゃ好きな映画だったので、賛否別れててびっくり。
何ヶ月も前から公開を楽しみにしているわけでもなく、 ちょっと時間が...
何ヶ月も前から公開を楽しみにしているわけでもなく、
ちょっと時間があるから
映画でも観てみようか、くらいの気持ちで観た映画の中で
わっ、これ凄くいいじゃない!という作品が時々あります。
これはまさにそうでした。
あまろっく、青春18×2と
いい邦画、続いてます。
音楽をテーマにしたコミックの映画化ですが、
コミックということは
そこに実際の音楽は無かったはず。
たぶん、映画化にあたって作られた曲だと思うのですが、
サントラがあったら買いたい!と思うほど良かった。
自分の頭の中に流れてきた音を
PCに打ち込んで音楽にすることに
何よりの歓びを感じている主人公。
誰かに聴かせるわけでもなく、
孤独の中での自己完結。
それがひょんなことから
世の中に出ることになり…
人と関わらなければ、
心を騒がせることも、傷つくこともない…主人公の気持ちはよくわかります。
でも、
ひとりでも十分に楽しいけれど、
人と関わることで得られる楽しさは別物…それもよくわかる。
音楽って
あるときはquietであり、
ときにnoiseにもなり得ます。
でも、noiseに揉まれながらも
そこからも美しいものが生まれる…
そんなことが伝わりました。
主人公のミュージシャンの友人役で
柳俊太郎という若手の俳優さんが出ていたのですが、
ワタシ的に推し!
どこかで見たような…と調べたら、
ゴールデンカムイの双子の軍人役で怪演だった人でした。
人とのつながりが人間、音楽を成長させていく素晴らしいストーリー
・音楽しかない人間が人と繋がることにより人間的にも、音楽的にも成長していく素晴らしいストーリーです。
・音楽が凄い良い感じ、映画館で観る価値はあります。
・川西拓実の筋肉が凄い、かっこいい!!
・メインは音楽なので、キュンキュン過ぎないでちょうど良いキュンキュンです。
・柳俊太郎がめちゃかっこいい、綾野剛とやくざ物とかやって欲しい(顔がかぶるかな笑)
アニメの方が向いてたかも?
DTMで作曲するマンションの管理人と彼氏に振られた上の階の女性との淡い恋愛×音楽サクセスストーリー
潮の性格がサマータイムレンダの潮。潮ってこうなっちゃうの?笑
かなり突拍子もない行動をするけど、それもまた魅力的。
原作が漫画だからか、かなりわざとらしい演出、展開が気になる。窓をぶち破ったり、エンジンがかからなかったり、軟禁したり、防音であろうドアの向こうで喋ったり…。
それらを漫画的だなーと気にしないなら楽しめると思う。
個人的にはそういう演出が強めなのでアニメの方が向いていたんじゃないかな?
桜田ひよりさんはとってもよかったです。
2人よがりヤ!ベースやキーボードも大事だね
2024年映画館鑑賞33作品目
5月12日(日)イオンシネマ石巻
dポイント−300円→1500円
監督は『チア男子!!』の風間太樹
脚本は『愛してる!』の谷口恒平
粗筋
マンションの同居人の潮が音楽家清澄をネットで売り込み大手レコード会社に注目される話
ロックバンド「マザーズデイ」のベース大浜陸は軽音楽部の先輩だった
マザーズデイを脱退した陸は清澄とユニット「AZUR(アジュール)」を組む
1人で音楽作りに没頭し人付き合いが苦手だった清澄は音楽を通じて心を開くようになった
その成長ぶりを確かめファン1号の潮は清澄の元を去る
業界系音楽青春映画
マンションのガラスを破るシーンは妄想ではなかった
一人ぼっちになったから会いたいとマンションの同居人に迫る潮に『異人たちの夏』の名取裕子を彷彿させた
なんといっても桜田ひよりの顔ヂカラ
大きなスクリーンのドアップの破壊力
パッチリお目目にたらこ唇がたまらない
桜田ひよりの顔が好きで好きでたまらない人はぜひ映画館で観てほしい
早々と途中退席した人が3名
よっぽど合わなかったのだろう
とはいえドタバタと音を立てて退席することなかろうに
放課後教室に残るよう言われ残っていたこまわりくんに忍び寄るドカドカと怒りを込めて階段を上がってくる阿部先生くらいの音だった
僕はどんな作品でもエンドロールならともかく本編の途中で退席することはない
配役
パソコンで音楽作りを楽しんでいるマンションの管理人の海野清澄に川西拓実
清澄が管理するマンションに住んでいた神戸出身の岸本潮に桜田ひより
潮の地元の同級生でレコード会社契約社員の速水航太郎に井之脇海
清澄の軽音楽部時代の先輩でマザーズデイのベースの大浜陸に栁俊太郎
ガールズバンドを脱退しソロ活動しているドラマーの内海岬に円井わん
マザーズデイのボーカルの洋介に奥野瑛太
マザーズデイのドラマーに柳谷一成
マザーズデイのギターに吉田カルロス
マザーズデイのサポートベースに木村寧臣
陸と同棲している彼女の千尋に天野はな
清澄から楽曲を提供されている若手アーティストの辻井凪に駒井蓮
アンクヘッドのボーカル&ギターの慶二に櫻井海音
アンクヘッドのメンバーに田中偉登
アンクヘッドのメンバーに大友一生
清掃会社の責任者に吉田ウーロン太
スナック「歩M」の客に吉岡睦雄
スナック「歩M」のママに馬場園梓
レコード会社のアレンジャーの尾崎に夏目知幸
レコード会社のプロデューサーの沖にテイ龍進
潮のバイト先の店長でパクチーで潮の嗅覚を攻撃する亜弓に佐津川愛美
86点 青春だな…いい仲間持ったなぁ!!
前半いろいろ突っ込みたいところが多々あるが、後半につれそんなのどうでも良くなるほど展開も早く最後がいい感じに終わったので良かったですよ!!
桜田ひよりがとにかく可愛すぎる!がメンヘラしすぎて笑ってしまう。自分でも映画の中で言ってましたが。
原作読んでなくても楽しめました!
とにかく劇場中に流れる音楽良すぎやない!?AppleMusicやSpotifyで聴きたいわ…!
まずまず
いろんなことがあって、後半にガラスをぶち破るのかと思ったら、いきなりぶち破る頭のおかしな人だった、笑。ちょっとこの時点で、えっ?という感じではあったが、それ以降はストーリーも音楽も素敵だったかな。孤独や嫉妬や好きなことを単純にやる難しさとかいろいろ悩ましい感情が溢れていて。
桜田ひよりハマり役でした。関西弁かわいい。
鑑賞後も音楽が鳴りやまない
音楽に好みがあるように、賛否、好き・嫌い、両方出そうな映画だな、という印象を受けました。ド直球青春ストーリーに反して、突拍子もなく現実感がない出来事もちりばめられ、特にヒロインのやっていることは違法性を感じたり…ノンフィクションが好みの方が観たら、許せない事象が多かったはず。原作が、夢とフィクションの塊でもあるコミック本でもあるし、音のない世界から具現化したことで、原作ファンの方のイメージとの乖離もあるだろうし、監督は、初めから万人受けを目指していなかったのでは、と勝手に想像しています。演者は相当に怖かった気がします。登壇イベント時に、原作者さんからのお褒めの言葉で、涙をこらえきれなかった桜田ひよりさんを見て、尚更思いました。映画は縦横無尽なファンタジーというスタンスで観ているので、私はこの映画が大好きです!
この高評価はなぜ?
私が鑑賞した5/10時点で
4.1の高評価でした
よって鑑賞…
しかしながら
映画としての出来が
いかがなものかと感じました
脚本が悪いのか
撮影陣が悪いのか
カット割りも良くなく
シーンごとの繋がりというか滑らかさがない
演者が下手なのか
演技指導ができてないのか
演技に深みが無かった
さらにエキストラが作品を壊してた
ライブのシーンの観客
主演の脇を歩いている通行人
あのいかにもエキストラ感のある人々は
くっきり映しちゃダメだと思います
あまり悪い評価はしたくありませんが
私的には4点台の作品ではない
と強く感じたため素直な感想を投稿させてもらいました
出演俳優のファンの方ごめんなさい
感情の揺れが伝わってきました
原作は読まずに観ました。物語自体は大きな波があるわけではないが自分の存在意義を確立させたかったり、誰かから求められる事への優越感(満足感) …誰にでもある感情を目線やちょっとした表情の変化から感じ取れて良かった。最後は心温まるほっとした終わり方で出来ればまだまだ先のストーリーを知りたいぐらいです。
予告で抱いていたイメージと違いすぎた
潮の行動に全く共感できなかった。あんな理由でいきなりフライパンで人の家の窓ガラスを叩き割るなんてあり得ない。犯罪でしょう?怪我もなく無事で良かったけれども。それに、それほど親しいわけでもないのに男性と同居し出すのも、突然部屋を引き払って姿を消してしまうのも全て意味不明。これはファンタジーですか?ストーリーの内容が薄すぎて、役者さんや監督さんが気の毒に思えた。もっと感動できるものになり得ただけに…。
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