バジーノイズのレビュー・感想・評価
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「青春18×2」がとてもよいが、本作もぜひ。
今年172本目(合計1,264本目/今月(2024年5月度)6本目)。
(前の作品 「青春18×2 君へと続く道」→この作品「バジーノイズ」→次の作品「」)
今週は「青春18×2」をメインに推す方が多いですが(あるいは、まだまだ大阪市でもコナンは1日18上映…)、本作品も先に述べた作品と同じくらいおすすめといったところです。
結局のところ、音楽を一人でやるかバンドを組むか、あるいはどこかの会社から声がかかってプロになるか、あるいはアマチュアの範囲でやるかというのは個々の考え方の話であって、それについて他人が過剰に干渉すべきではないというのは当然の理であって、それを映画で述べただけ、という部分は確かにあろうかと思います。
ただ、そこに日本では、SNSでの投稿でいわゆる「バズる」といった事情や、その「プロかアマチュアか」についても、アマチュアで行う場合にどうしても仕事が選びにくい(どうしてもアルバイト等で、正社員にはなりにくい)といった「職業の不安定さ」(換言すれば、「食べる手段の確保」の話)、こうした「アマチュアバンドからプロになる、ならない」を思案する法的知識が低い彼ら彼女らに対する詐欺的な持ちかけを行う会社など、色々な論点が積み重なっていて、一つだけの見方ではないかな、といったのが個人的なみかたです(個人的には、「プロかアマチュアか」という論点でみましたが、他の論点もあろうと思います)。
音楽好きであれば(子どものころに何か音楽をやっていた等)無条件に推せますし、そうでなくても音楽を扱った映画とはいっても専門用語はほぼ出ませんので、「青春18×2」がどうしても多いのかなといったところですが、1日で2本見るのもおすすめです。
採点に関しては以下までは気にしましたが、切り上げフルスコアにしています。
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(減点0.1/「器物損壊だ」)
確かにそうでしょうが、それは刑法上の話であって、民法上は「不法行為」です(いきなり刑法の話をするのもヘンテコ)。
(減点0.1/詐欺による意思表示の取消しに関する考察)
詐欺・強迫による意思表示は、その2者間では常に取り消すことができます(96)(第三者が行って意思表示をした場合は事情が異なる(令和2年の改正民法で一部追加))。
※ 「適当に騙して引き抜いた」うんぬんの話のところ。
ただ、それを理由に、今、会場に集まっている観客に対してサービスを提供しないとなると、今度は不当利得(703)以下の面倒な事情が生じて解釈が難しくなるので、これらの考察は飛ばされた模様です。
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一人より二人。二人より仲間がいた方がずっと楽しい!
全編を通して魅力的な音楽に包まれた素敵な映画でした。
演者さん達の演技もみな素晴らしかったと思います。
特に桜田ひよりちゃん良かったなぁ。こんな演技出来るんだと感動すら覚えました。関西の女の子にしか見えませんでしたよ。
しかし乙女心は複雑ですね。
清澄の事は応援したいけど、段々遠くへ行っちゃった気がしたんですね。でもやっばりファン第一号は潮。音楽を楽しんでいる清澄が一番大事。潮、陸、航太郎の3人で清澄強奪に行くシーン好きです。
人間生きて行く中で、心ならずも流されてしまう事もあるけれど、自分の中で大切に思う気持ちがあるなら、それは忘れずにいたいですね。ほんの小さな思いでも、それがあれば自分を見失う事はないかも知れない。そんな事を思いました。
世代を越えて思いを伝え、力を与えてくれる作品でした。
いい映画を見ました
何度も観たい
バジーノイズ
駄作。主人公に個性なし。
音楽映画は難しいと思いました。
劇中の音楽が良いか平凡かで作品全体の説得力にも関わってくるから。個人的に今作の音楽は平凡だと思ってしまいました。どこかで聞いたことのあるようなメロディー、よくある歌詞、主人公の歌声はカラオケレベル。最近の音楽映画だと「キリエのウタ」があったけど、向こうの方が強い説得力があったなと思いました。まあ感じ方は人それぞれですけど、
ストーリーはどこにでもある量産型そのもので、ここに音楽の平凡さがプラスされて、ご都合主義の展開を感じてしまう。
特に目につくのが主人公を演じた役者さん。この方は楽器が弾けるわけでも歌が上手いわけでも、ましてや演技が上手いわけでもない、いったいなぜこの役者さんなの?と思わずにはいられなかったです=主人公が魅力的に見えない。ヒロインの女の子のほうが全然ましだった。
タイトルなし(ネタバレ)
心地よい音楽と生活音を含めた音、光の使い方がとにかく素晴らしい映画。
決して多くないセリフと役者さん達の表現力と音で、登場人物の揺れ動く心情がそれぞれとても丁寧に描かれ、演じられていて、それぞれのキャラクターがとても魅力的でした。
原作が漫画という事で最初のフライパンで窓ガラスを割るキャッチーな場面には強引さを感じるかもしれませんが、しっかり回収されます。
本人演奏にこだわったというDTM、バンドの音を重ねていく演奏シーン、最後のLIVEシーンのどれもがとても良いです。
恋愛要素を削ぎ落としているのも好印象で、見終わった後は爽やかな心地よい余韻に包まれました。
ぜひ、劇場の音響で味わって頂きたいです。
バジーノイズ
影と音の重なり
光と陰を日常の景色に巧みに表現されていて、それがとても美しくも寂しくて、登場人物の陰影に重ねている様に思いました。
好きなもの好きなこと好きな人を見つけ共感し合えることの喜びと葛藤が、周りとの関係性で波紋の様に音と共に繊細に広がっていく素敵な作品でした。
当たり前の様にある自然の音やその時に感じた心の音色が、劇中に素敵な音楽としてふんだんに使用されていて、関わってくださった方の思いや、皆さんがsurgeを本気で心から奏でている姿を観て、自然と涙が溢れとても感動しました。
今思い返して改めて聴くと、音楽の力や意味を深く考えさせられ、何とも表現できない感情になります。是非、映画を観る前と終わった後に劇中のsurgeを聴いて欲しいです。
ベースとドラムの音が好きなので、力強いパフォーマンスにも驚かされました。
そして、役者の方々1人1人がとても際立っていたキャラクターだった事が、とても印象的でした。
素敵な作品に出会えたことに感謝します。
ありがとうございました。
音に導かれてバジーノイズの世界観に入り込める
実写化するとなると世界観やキャラクター、ストーリーが原作とズレてしまうとかそういった不安点も最初はありました。
でも映像化されたこの作品を映画館で観ることができて本当に良かったと思います。
原作の5巻分を映画にするために、設定の変更やストーリーでカットされる部分ももちろんあったけれど、確実にバジーノイズだと思わされました。
何より音が入ったことが強いと思います。歌も本当に良かったし、清澄がそこにいてライブをしていて惹き込まれました。
清澄と潮の神戸弁もすごく自然だったので、違和感なく観ることができるのも良かったと思います(作品に集中するにあたり個人的にかなり重要ポイントです)。
映像化されるにあたって、原作に対してかなりリスペクトを持って作られていることが伝わってきました。原作は原作として映画は映画としてファンの方はもちろん、全く知らない方にも観てみてほしいし、多くの人の心に寄り添ってくれる作品になっていってくれたら嬉しいなと思いました。また観に行きたいと思います。
最後のライブシーンは吹替えなし!
自分の現状に100%満足している人間が果たしてどれ程いるのだろうか?劇中「好きを続けるのってむじぃんだよ」というセリフがあるが本当にその通りで、多くの人が何かを諦めたり我慢したり何かしらの不満を抱えながらも、それに蓋をしてこれで良いと自分を納得させて日々を過ごしている。登場人物達の殆どが立場は違えど皆このタイプの人間だった様に思いました。私自身もそうなのでとても共感できる映画でした。もう一度観たいと思わされました。それと音楽の話なので演者達の楽器演奏シーンが勿論ありますが、全く違和感無く観れました!個人的に、明らかに演奏してないなと分かってしまうと興醒めしてしまうのでそこがとても嬉しかったです。最後のライブシーンは実際にあの3人が演奏して歌っているそうです。凄い。
爽やかで少し切ない映画
音楽映画
音が重なって音楽になる瞬間にときめいた。
流行りが一瞬で移り変わる今の音楽業界には、リアルにこんなことがおきているのかも知れないと少し怖さを感じたし、色々考えさせられました。確かに潮の言動は破天荒すぎてドン引きするけど、それでも何かになりたいけど何にも持ってない自分に焦ってイラついてもがいて捻くれて。そんな潮に共感してる自分がいました。そしてとにかく演奏のシーンが素晴らしかった。楽器挑戦してみたくなりました。
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