バジーノイズのレビュー・感想・評価
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舞台が変わっちゃってるのが…
DTMで引きこもり気味の男の子と、毎日に不完全燃焼気味な女の子と、ボーイミーツガールな物語。原作は、コミックで5巻あって、ほぼ原作にそったストーリーだけど、さすがに全部のエピソードがはいるわけではないので、ちょっとわかりにくい部分はあった気がする。潮がいなくなる背景とかとくに。
原作からいくつか設定がかわっていて、(主観的には)最大の変更が、舞台が神戸でなくて横浜になってしまっていること。
神戸出身の引きこもり気味の主人公がなぜわざわざ関東まででて、一人暮らしの世捨て人をしているのか?はかなりひっかかるポイント。
神戸の男の子が、関東にでるって、それだけで相当アクティブが行動なので、その時点でそれなりの理由が必要だと思うわけですよ。そうなると、キャラ設定と整合性がとれない気がするんですよね。で、原作では神戸でもちょっと町外れの舞子で音楽をやっていて、そこから、ライブにでる(たぶん三ノ宮?)、そして東京のスタジオ、という段階をあらわしていたのに、それがどんじゃってる。主要人物、ミサキ以外は関西出身な設定で、神戸と東京が、意味をもっていたと思うのだけど、そういう訳にはいかず、清澄と潮以外は、言葉も関東風でそうなると、「横浜に同じ地元出身の男の子と女の子」になっちゃうので、それはちょっと違う話にならないか?と。
映画だけみれば、悪くないかもしれないけど、ちょっとなんというか、土地の持つ意味合いとかが漂白されている気がしました。なんというか、(原作のマンガより)ストーリーがマンガっぽく演出されている気がしました。
あと、あの曖昧なエンディングは、大人の事情なのか。
自分も
1人が好きなので、主人公の気持ちメチャ分かる!と思いつつも、今になって振り返ると、一番楽しかった思い出は、煩わしいと思いながらも関わってたバイト先の人たちとの思い出だったりする。
結婚して子供ができて家族以外の人たちとの関わりも年々薄れていく中で、昔の楽しかった思い出をよみがえらせてくれる映画でした。
音と人物との関係が、自分には理解出来ませんでした‥
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
個人的には、主人公・海野清澄(川西拓実さん)のデスクトップで奏でる音は、抑制の効いた音に感じられました。
そして、なぜ主人公・海野清澄はこんな抑制の効いた音を奏でているのか、映画を通じて表現されているとは思えませんでした。
一方で、この抑制の効いた主人公・海野清澄の奏でる音に対して、岸本潮(桜田ひよりさん)は抑制とはまるで真逆の、窓ガラスを打ち破るという激しい(心情含めた)踏み込みで、海野清澄の部屋に入って来ます。
この激しい踏み込みを行う岸本潮が、なぜ真逆の抑制の効いた海野清澄の音に惹かれたのか、映画を最後まで観ても私には分かりませんでした。
映画の中での、海野清澄の音(曲)に対する周囲の説明も、余りに浅く凡庸だったと私には感じられました。
海野清澄の音への深い理解ある説明がされず、なぜその(抑制が効いた)音を海野清澄は奏で、岸本潮たちは惹かれたのか、それぞれの根本の人物描写が表現出来てないのではと、僭越ながら個人的には思われました。
個人的には映画としては残念ながらこのような点数となりました、申し訳ありません‥
心に沁みる名言
川西拓実くんが主演を務めると発表されてから、映画の公開をずっと楽しみに待っていました。
ひとまず原作を読むところから始めたのですが、すっかり原作ファンに。なので、あ、ここ設定変わってるな…あ、あのシーンないな、あの好きなセリフなかったな…と思うところもありました。
しかし、映画オリジナルで好きなところもたくさんありました。例えば陸の彼女です。原作にはいないキャラクターですが、優しく寄り添ってくれる感じがいいなぁと思いました。直接的ではなくさりげなく励ましてくれるのがあたたかくて、自分は「がんばれ」とか「元気出しなよ、大丈夫だよ」とか言ってしまうタイプの人間なので、こういう人になりたいなと憧れます。「他人。だけど、恋人」というセリフ、沁みました。
マザーズデイのボーカル洋介は映画版がかなり好きです。なんかちょっと怖そうな風貌で、怒鳴り散らしたり物に当たったりしそうなのにグッと抑えられる理性的な人でしたね。
「バンドが売れるチャンスなんて一度か二度あるくらいなんだよ、そのチャンス使い果たして今この位置」というセリフ、胸が痛かったです。自分にも推しがいて、どうか売れてくれ。この子たちをこのままで終わらせないでくれと願う日々なので…。
自分たちはどうやらここまでだとわかっているけれど、それでも最初からずっと応援してくれている人がいて、そういう人がいる限りバンドを続けるという洋介に涙しました。
あとはもう、わたしは川西拓実くんのファンですので、大スクリーンに映し出される彼の姿に夢中でした。
清澄という無口で無愛想な役柄上セリフが少なめですが、目が全てを物語っていて素晴らしかったです。
清澄が鳴らす音で清澄のその時その時の気持ちがわかるようになっていたと思いますが、制作部屋の外から潮に「今度はそっちから来てよ」と言われて清澄が鳴らした悲鳴のような爆音は迫力でしたね。
主題歌のsurgeは本来の彼の歌声、歌い方とはまったくの別物で、清澄でしかなくて、こんなにも違うんだ…と感動しました。surgeはメロディも歌詞も歌声も本当に好きで、日常でもずっと聴いています。
拓実くん作詞作曲のHeavenも劇中で使われていましたが、Heavenというタイトルにぴったりなシーンでした。
一度の鑑賞では取りこぼしてしまったところもあると思うので、二度、三度、たくさん観に行こうと思います。
歌が、、、
原作は読んでいました。
独特な雰囲気で、音楽の表現が面白かったことを覚えています。
実写化ではここが難しいかと思いましたが、なぜか当時、聴いていたようなDTMで、あれ?アニメもあったっけな?と思えたほどでした。
桜田ひよりも柳俊太郎は良かった。ベーシストにしか見えない。
円井わんはよい女優さんですが、アテレコにしか見えない。
何より、、、歌下手すぎない?声が合ってないのかな、、、好みの問題かな。清澄ってあんなに筋肉質だったかな。イメージと違いすぎる。
音楽がメインの映画ですので、歌がイメージと違うのは致命的。
主役で主題歌なのだから、ここがクリアなら良い映画。
とはいえ、この映画の主役、高評価の理由の一つでしょうから、映画界にとってはプラス。
桜田ひより、井之脇海の演技が素晴らしい!!
残念ながら、デスクトップミュージックが、自分には、刺さらなかったです。。。物語全体は素晴らしいつくりだと思いますが。。。デスクトップミュージックが随所に流れてるので、あまり感情移入出来ませんでした。主人公の清澄は棒演技のような気がしたんだけど(^◇^;)💦桜田ひより、井之脇海の演技は素晴らしい!!サスガ!です。
映画としてはとてもよかったが
主演の川西拓実くん目当てで観ました。
主人公2人の破天荒な言動に全く共感できず、上映中ツッコミいれたくてウズウズしてしまいました。
ふんわりとしたエモさを味わいたい、恋愛にロマンチックさを求めたい方にはおすすめできます。
ただ、演出と音楽は本当に素晴らしかったです。
もっと音質の良い映画館で観ればよかったなとやや後悔しました。
主人公二人に感情移入しずらいけど、こんなものかな。
原作未読。音楽の才能がずば抜けているけど、他人と付き合いたくない清澄と、その人に惚れた潮、才能に惚れた周りの人たちの物語。
実際こんなコミュ障の人とは付き合いたくないので観ていてイライラする。最近こういう主人公の映画が多いだけど、世の中に増えているのかな。とすれば、逆に共感を得られる人が増えているかもしれない。
潮も、清澄が有名になってしまってヘソを曲げてしまう、ちょっと面倒くさい女性。
二人がもう少し素直な人物として描かれたら、見やすくなるけど面白みは欠けてしまうのかな。芸術に生きる人ってこういうタイプが多いのかな。などと色々と考えてしまった。
とはいえ、音楽で生きていきたい人たちの葛藤や苦しみがよく描かれており、一発当たることすら難しい世界の厳しさは感じられた。努力では才能は超えられないですね。
バジーノイズ (原作未読)
音が心地良い映画。
清澄が1人で奏でる音楽も、陸さんや岬さん達と作り上げた音楽も、それぞれ違った良さが感じられる。
そして何より演奏している役者さん達の姿がカッコ良かった!
映画鑑賞後、配信されているサントラも聞いています
インストのままが好き
不思議な映画。ストーリーにはのれないし、ノイジーな潮にイライラさせられる。だけど、雰囲気と音楽がいいから、先が見たくなる。
清澄が作り出す音は、グルーブ感があって、すごく自分好み。ベースの音が重なった時、気がついたら体でリズムをとってた。
柳俊太郎、丸井わん、2人とも「ヨロシク」が笑っちゃうくらい決まってた。ミュージシャン特有のヤサグレ感が出ていて、いいよね。
絵に描いたような大物プロデューサーが出てきたけど、ああいう人、まだいるのかなぁ。
うーん…
自分はDTMとかぼちぼちやっていて、NIが映画の紹介などをしていて若干気になったので一人で視聴。
色々とツッコミどころが多くて個人的にはあまりピンと来なかった。あとは全体的に説明が足りてないというか、説得力がないというか。
主役の彼の作る曲が悪いとは思わないけど、令和時代の音楽という観点では、そんなに目新しさがあるとか、特別すぐれているとも感じなかった。
youtubeでチル BGMとか検索すればポンポンでできそうな感じというか。
ヒロインは音楽素人という設定だろうから、それに特別感動するといのはまだ許せるとして、ベースの人や、音楽業界の人たちがチヤホヤするというのはいまいち説得力にかける。
あとは、部屋の前でヒロインがボソボソ喋っているのが主役に伝わっているのが謎すぎてモヤモヤ。どう考えてもあんな用途の部屋、防音してるやろ、聞こえるわけ無いやろ、と。
海辺で、いつもの感じの曲流してるだけなのに、なぜ突然踊り(?)だした。
ドラムも結局最後参加するのもなんで?と。深堀りできてない感を感じたり。
窓ガラス破りは言わずもがな。
勝手に部屋出ていって、あとはお好きに、みたいな風にしてたけど、契約とかどうなるの。なんかすごい面倒そうな気がするけど。
最後なぜ遅れて入った。時間通りに入場しろ。
なぜ円形の謎ステージ。そしてなぜ女性しかいない。
などと、細かいことをツッコみだしたらきりがない感じで。
台詞や演出もいまいちで個人的には消化不良。
ただ、自分の中の評価と、レビューサイトやTwitterでみれる感想とのギャップがあるので、自分の感性がただおじさんになっただけなのかな…という不安もあり…
バジーノイズ
清澄が1人に戻った時 本当に心配で 涙が出ました…元々 人見知りの拓実と重なる部分が見れたような気がしました!助け出されたと 気持ちが こちら側に向くのか?清澄 そこから出てと 心の中で 叫んでいました!
バジーノイズ
もともとJO1のファンなので観に行きましたが、スクリーンの中にいたのは川西拓実ではなく、完璧な清澄でした。何の違和感もなく物語の中に入り込むことができ、さらに素晴らしい音楽が現実を忘れる程に心の中に入ってきました。見終わった後も引きずるように、毎日劇中で使用された曲を聴いています。本当に素晴らしい音映画でした。
「映画の良い所は一線を超えた表現」
今年74本目。
物事「これしかない」と玉砕覚悟はダメ。しかし映画の良い所は一線を超えた表現が見れる所。最初がそうでしたね。
陸がライブの前に「昔みたいに遊ぼうぜ」好きなセリフ。
また洋介がバンドが売れるチャンス何て一回あるかどうか。けどライブ一本目からずっと見に来てくれている女の子がいる。やめる訳には行かない。一度始めた事は死ぬまでやり通すも大事。ここ本当にお気に入り。
余韻に浸ってまた観たくなる
音楽さへあればいい…人とは関わりたくない…そんな清澄の閉ざされた心の扉を打ち開いたのは、あのような突拍子もない潮の行動だった。
その行動は非常識過ぎるしリアリティに欠けるかもしれないけど、それはクリエイターの想像力が生み出した世界だから、常識云々よりも演者の演技の方に目がいった。特に潮の大きな目に溜まった大粒の涙にグッと引き寄せられた。
清澄、無口だけれど、場面場面での繊細な心情が顔の表情や目の動きなどで上手く表現されていてとても良かった。
そして陸のベースと岬の演奏にも舌を巻いた。
陸はこのストーリーの中で心のよりどころとなるような存在だったな…
ストーリーと共に流れる音楽は初めて聴くジャンルだったけれど耳にとても心地良く、自然と体を揺らしたくなるし、いつまでも聴いていたいと思える優しさや切なさがある。
余韻の残る映画だった。
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