バジーノイズのレビュー・感想・評価
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青の映画
原作は神戸が舞台だったが、映画では横浜を舞台に神戸出身の二人が惹かれ合うという展開にしている。ロケに行きやすいから、という理由もあると思うが、異郷の地で同郷の人間を見つけたということが、二人が惹かれ合う必然性を強くしていたので良い改変だと思う。 全体的に青が印象的な作品で、それは主人公たちのバンド名が青を意味する「AZUR」だからなのだが、映画全体のトーンを心地よく作っている。気持ちが晴れている時は青が画面を覆いつくし、心が濁った時には画面に黒が多くなる。夜の真っ黒な海を大きく画面に配置したり、主人公のバイトの掃除中の、バケツの中の汚れた水をアップにしたり。 DTMを題材にした映画は珍しい。1人で音楽を作ることで生きてきた主人公が誰かと一緒に夢を見るようになる。DTMはひとりで完結できるがゆえに、他の誰かと組む必然性が薄い。だからこそ、そこを破って他の人と音楽を作ることで主人公は成長していく。JO1の川西拓実がいいたたずまいをしていて、絵になる人だなと思った。
⭐︎4.0 / 5.0
12月8日(日) @ AP映画(2024) バジーノイズ --- 「あいつに振り回されとるなー」人と関わる怖さと喜び、離れていく嬉しさと切なさ🥺本気で必要としてくれる存在の尊さを知る --- #movie 🎬2024 #備忘録 #バジーノイズ #映画 #映画鑑賞 #映画レビュー #映画好き #映画好きと繋がりたい #映画好きな人と繋がりたい
1人きりじゃない
音楽と向き合いと考えている主人公が向き合うほどに誰かと壁を作り、自分1人だけになっていく。そんな中で出会った女の子の「この音楽がいいね」そんな言葉から勇気をもらい次第に心が惹かれ合っていく。
どこか現実離れしている物語の展開もなかなか良かった。
冒頭の窓ガラスを割って出てくるシーンは、心の壁をぶっ壊していく事を意味していて、そのシーンが後にも響いてきている。
それぞれが何かぶつかりながらもお互いを求めて、真っ直ぐな道を進むために手を取る事を選んでいく。
最後の終わりも良かったです!
音楽映画
桜田ひよりさん目当てで見たけど
ソレ以外に あんまり見どころないのよね
いちいちちょっとしたところで醒めちゃう
防音室の外から 聞こえないよねー
ただ 桜田さんに関しては もう抜群
あんまり似合わない関西弁も 許してしまう
浜辺でのツンデレ具合も良い
メッセージ
なるほど、漫画の実写化ですか~ 他人という言葉 主人公が集める自然の音 「頭の中の音を形にできればそれでいい」 他人と関わりたくないから しばらく前からあるこの現象は、今ではごく普通のことになっているのだろうか? アーティストたちの思いや希望や夢など、タスク管理会社にとっては「いまだけ」の利益でしかない。 利益が出なくなればポイ。 派遣 それが当たり前になってしまった現状 使える間は鬱になるまで働かせる。 プログラマーなどがいい例だろう。 それが、アーティスト界でも当たり前になっている。 DTM Amazon スマホ 音楽さえ一人で完結する現代 遮断してしまう個人的理由 それでも十分やっていける。 この作品の中には主人公の根本的な人嫌いについては触れられていない。 そこに触れないのが今のマナーだろうか? さて、 このタイトルの付け方が面白い。 バジー 訳せば「ブンブン」だろうか? 蜂の音 その音をノイズに例えたのは、結局1匹ではノイズで終わるという意味があるのかもしれない。 組織 群れ 1匹蜂などいない 冒頭、潮がフライパンで窓ガラスを破壊するシーン あまりにも強烈で、ありえなくて、仕事さえ吹っ飛んでしまった。 それが伏線になっていた。 心に作った壁 閉じこもった世界 自分だけで完結したい思い 潮の行為から始まった清澄の新しい世界 ライブの感動と、自分の役割の終焉 「うちの気持ちは誰にも解らん」 そう言ってひねくれた潮にリクは「お前も清澄の気持ちはわからんだろう?」と尋ねる。 Azurのアルバム 清澄のボーカル そして歌詞 初めて知る清澄の気持ち 自分のメンヘラに辟易する潮 清澄の音源に忍び込んでいた潮のダンス 3人で待つ信号 誰もどこに向かっているのかわからない まさに人生 本当の気持ち 本心でいいと思うなら邪魔しない 本当の気持ちこそ人生で最も選択すべきこと 人生において「自分の気分が良いこと」より大切なことは何もない。 この普遍的な発見がこの作品の下地になっている。 だからあえてこの物語に恋愛を差し込まなかったのかもしれない。 あくまで焦点は、清澄にとって「自分の気分が良いこと」だったのだろう。 そこにブレがなく、よかった。 何がいいのか? 何が自分にとって正しいことなのか? 結局それは、他人との比較や言葉、そしてトライ&エラーでしかわからない。 思い込みで閉じこもることは、結局自分を知らないままで終えること。 この気づきこそこの作品の最大のメッセージだと思った。 しばらく見るのを躊躇っていたが見てよかった。 中々素晴らしかった。
いまいちよく分からなかった
この作品を通して伝えたいことは何だろうというのが、いまいち理解できずに観終えてしまいました。 もちろんセリフはあるわけですし、話している内容、キャラクターが今どういう状況なのかは分かります。 リアルとどこか非現実的な描写が混ざり合って違和感が強いというか。 話にこれといった抑揚がないので面白いかと言われると……。 詳しくないなりにJO1の方がメインの作品は過去に白岩瑠姫さんと久間田琳加さんの作品がかなり評価されていて実際に面白かったため、こちらもJO1の方の作品というで期待値が高すぎたのかもしれません。 勝手に期待して勝手にガッカリしてしまう鑑賞側の問題ではありますが、決してキャスティングが悪いわけではないと思うので、よりモヤモヤしました。 世界観の美しさと音楽に重きを置いた作品なことだけは伝わりました。 しかし音楽映画だったとしても青春映画だったとしてもだいぶ物足りなく勿体ない作品だと思いました。
音楽シーンを通して描く、今風の青春メモリー
人と付き合いに疲れて、マンションの管理人をする若い音楽家、が、 彼の上の階に住む可愛い溌剌とした女性の応援で、 一人前の音楽家に成長する様子を若々しいセンスで描いた 好感度の高い映画。 個人的にはDIMの作曲の過程に興味が持てました。 DIM(ディスクトップ・ミュージック)をやるために必要なアイテムとか調べると、 ♪パソコン ♪OAWソフト(DIMをする際に使用する音楽ソフトのこと) ♪オーディオインターフェース(マイクや楽器をPCに繋ぐ機材) ♪MIDIキーボード(作曲ソフトを入力するためのコントローラー) ♪スピーカー&ヘッドフォン&マイク 電子音楽のパイオニアとして思い浮かぶのは 冨田勲と喜多郎。 冨田勲は壮大なスケールで大河ドラマのオープニング曲など多数。 喜多郎はグラミー賞とゴールデングローブ賞を受賞したアーチストで、 雰囲気は和のテイストで東洋的で無国籍、かな。 喜多郎は楽譜が全く読めないそうです(本人談) (多分、絶対音感と楽曲記憶能力及びコピーりょくの持ち主) この映画の主人公の清澄(川西匠海)コミュ障傾向にある。 ちょっと世話焼きの潮(うしお=桜田ひより) のサポート (YouTubeの撮影して拡散)がなければ成功はあり得なかった。 (かも知れない…………) 才能を大物と音楽プロデューサーに認められる。 スタジオに缶詰になり創作活動を強制される・・・ その結果、清澄は精神的に変調を起こすかと思ったけど、 そんなこともなく。 潮ももうやることはやったから、と潔く自分から身をひく感じでした。 清澄は潮の去った寂しさで壊れるかなぁ・・・ とも思ったがそれも杞憂でした。 桜田ひよりと清澄のデートシーン。 海辺の青と砂の白のコントラスト。 潮のショートパンツが絶妙に青春してましたね。 清澄がラストであんなに歌うのなら、最初から歌えば!! ・・・とも思ったし、 あと夜中に音をだすなら、ヘッドフォンの範囲で演奏すれば? 問題なかっただろう、とか。 も、思った。 あと、蛇足ですが、 米津玄師と藤井風はコンピューター機材を駆使する能力も 凄いが、それ以前に、コンピューター内蔵の頭脳と絶対音感、 楽器を複数使いこなすスゲー天才だと改めて納得するのだった。
音楽がピンとこなかった
作曲した曲に個性や魅力をあまり感じなかった 清澄の歌が上手くない 演技はみんな自然で良かった 桜田ひよりがかわいい 柳俊太郎は特に役柄にピッタリでかっこいい 映画の色味や空気感はとても良かったから、肝心な音楽がハマらなくてもったいない感じがした
音楽にカリスマがあるか
話は面白かったです。純粋に作曲していたところから、商業的な問題がからんできて、苦しくなるとこ。映像もきれいで、青春のキラキラしているところが、全面にあふれていましたね。 イケメン出てるし、ひよりちゃんもカワイイし、それだけで、若いってイイなと思いました。 音楽好きとしては、音楽がテーマの物語だから、少しクセある楽曲にしてほしかった。カリスマ部分に説得力が足りないと思う。メジャー線の楽曲としてはいいのかな。
音楽映画のキモは
流れている音楽が良くないと説得力がなくなってしまうのだが、主人公がタブレットを叩きながら演奏する曲を聞いていると昔のドラクエを思い出すくらいで、いい曲とは思えなかった。
他の映画と混合して間違えているかもしれないが、主人公の歌がそんなに上手くないのでラストの歌唱シーンも、ちゃんとボイトレ?しなよと思いながら見ています。怒られるのは承知していますが、「 さよならまでの30分 」 という名作に比べるとボーカルにチカラが無いなと感じてしまいました。
ちょっと期待し過ぎてしまったからか、物足りない印象。楽曲は良かった...
ちょっと期待し過ぎてしまったからか、物足りない印象。楽曲は良かったのだが、一番最後の曲が実はあまり好みではなかった。。桜田さんのお芝居は素晴らしいものを感じたが、監督のエモーショナルさは期待していたほどは、感じられなかった。
地味に面白かった
オーディオ機器のCMと青春ドラマを合わせた感じ。 こういう話って決まって組織に属するより個を尊重しよう。 となるけれど 本当にそうなだろうか? YOASOBIが流行っているのはソニーミュージックのおかげではないのだろうか?
難しかった
中学生の私には内容が難しかったです。 けど業界の大人の汚いところを知れたり、音楽が繋げる人々の絆を感じたりすることが出来ました!! 最後の演奏シーン、予告でもあったひよりんが窓を割るシーンがだいすきです♡
生の楽器、特にベースが格好いい
あらすじはオーソドックスな感じ、ただ映し出すものが今どきの若者の多い考え方、一人が面倒くさくなくて楽で良い。 清澄は音楽の才能ありながら一度の失敗から人と関わる事を絶ち、誰かに聞かせるでもなく自分の音楽に没頭して生きてる。 かたや潮は根っからの明るさと人と関わることで自分の存在を確認してる。 そんな二人がお互いに関わりを持つことで変わっていく。 一般論としてどちらが正しいかとかでなく、一人でいて他人と関わらず自分の楽しいことだけしていれば楽なんだろうけど、人間関係含め目の前のことから逃げて楽して本当の楽しさなんて分かるだろうか? 他人と向き合い悩み行動する潮の生き方のほうが楽しいと私は思う。 最近自分の子供や仕事の後輩もよく「面倒くさい」「一人が楽で良い」など自分主義の声をよく聞くけど、人は持ちつ持たれつ、助け助けられ、好きや嫌いにがありそんな感情も関わることがあってこそ。 楽な方に逃げてばかりでは人として成長出来ないだろうし、何より経験値が何事においても自分の糧になることをこの映画から10代、20代の未来ある若者には知ってほしいな。 人との関わりから逃げ、したいことだけする面倒くさがりな人間になると感情はじめ中身が何も無い大人になってしまうよ。 いつも熱い人間になれとは言わないが、たまに熱くなる、ならざる得ない経験をすることで楽しい人生が送れると信じている。 目の前のことから楽しようとして逃げてちゃ本当の楽しみはわからないよ。
悪くはない、けど…
原作未読ですが、人気マンガ作品原作の実写映画の難しさをひしひしと感じました。 他のレビューでも見えましたが、やっぱりいくらエキセントリックな女の子だとしても、真夜中にピンポン鳴らしたり、あげく窓ガラス割ったり、漫画だったらドラマチックでロマンチックで魅力的なシーンになるだろうけど、それ実写でやられると、(いやいや犯罪じゃん普通に…)というツマラナイ大人な自分が顔を出してしまった。アニメならいいんでしょうけどね。 おそらくそれは製作サイドも分かっていて、そういうあまりに非現実的な部分は、もっとリアルに違和感のない他の展開や演出に変えたいだろうけど、なんせ人気の原作だと、改変すると原作ファンには不満を持たれるだろうことは容易に想像できるわけで。しかもこういう派手なシーンは漫画では特に人気の名シーンだろうから、よりカットしづらいですよね。 とはいえ、原作ファンはこの映画を観てどう感じたのだろうか?ガラス破壊シーンやってくれてよかった!と思うのか、実写となると違和感あるから逆に嫌だな…と感じたのか。ご感想をぜひうかがいたい。 かくいう私も小説が好きでよく小説原作の映画を見るが、お気に入りのシーンが実写になったとたん違和感ましましだったり陳腐に見えたりすると切ない気持ちになり、微妙な映画になるくらいなら変えてくれてもよかったのに…と思うこともしばしば。 映画化って難しいですね。 いちばん印象にのこったのは、ベースのリクさん。まず立ち姿がとてもバンドマンぽくて、普通にめちゃくちゃ格好いい演奏で、弾き方も格好よくて、(え?プロのミュージシャンの方?でも演技も自然でお上手だし、楽器得意な俳優さん…?)と思いつつ観てて、どこかで見覚えあるお顔…と思ったから鑑賞後に調べたら、ゴールデンカムイに出ておられた。あの作品でもめちゃくちゃ印象的でした、だからお顔を覚えていました。ほんとベース格好よかった。
若者でなくとも音楽に疎くても
監督が音映画にしたいとの記事を読んだせいか、風の音、木々の音で幼年期の記憶が蘇った。50年以上前、豚の匂いのなか登校していた時代、学校に馴染めない私を癒やしてくれた音たちに想いがあふれた。 そんな音と溶け合う音楽があるんだと、今の時代は素晴らしいと思う。あの頃こんな音楽を聴いて育っていたらどんな自分になっているだろう。と思いをはせる。 川西拓実ファンなので出演がわかってから原作を読んだところ、潮は若い頃の自分と重なる。まちぶせもしたなぁ。ストーカーという言葉もなかったし。 映画では恋愛要素がないとのお知らせで最初は少し物足りない感じもしたが何回目かの観覧で清澄が潮を愛おしく見つめる目、潮が清澄を崇高してる目、愛し愛されてると感じた。 一人で奏でる音楽から二人にそしてバンドにと音楽の彩りと人間関係の広がりがリンクして心地よい。 若い人!?に共感してほしいとのお知らせだったが、そんなものなくても面白いし音楽に癒やさせる。 サントラが公開されて毎日のように聴いているが、DVDが発売されたら流しながら眠りたい。主人公二人の神戸なまりも心地よいから。
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