ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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アルフィーちゃん優勝😍
宇宙はなんと美しさに満ちているのか!
画面の中で、AI少女がアメリカ軍の空飛ぶ大型基地のノマドの中心部に向かって走り出した時、なぜか感情が爆発的に高揚していく気がしました。ヒーローに依頼された任務を遂行するためなのですが、父親が信頼する娘に南アジアの命運を託しているようで自然に涙がこぼれました。そして、ヒーローとAI少女の別れのシーンは、少女はロボットなのに本当の親子のように見えて号泣です。またこのヒーローは、愛する妻のコピーであるロボットとともに命を捨てることになりますが、とてつもない大きな幸せ感に満たされているようで嬉しくなりました。ストーリーとしては、アメリカ軍とAIロボットの戦いなのですが(スターウォーズのイメージ)、結局誤解が元で発生した戦いなのです。今から42年後の話ですから、科学は飛躍的な進化を遂げています。舞台は南アジアで、まるでベトナム戦争を想起させるような展開ですが、AIはその地域の人間たちに愛されています。そのAIをアメリカは核戦争(ロサンゼルスの100万人が死亡)を起こした張本人として撲滅を狙うのです。しかし、最後は宇宙の愛の力によって見事な安着をします(AIと人間は共存できると教えてくれています)。ラストには強権的なアメリカが産んだ巨大基地ノマドは瓦解し、南アジアの人々が救われるのです。こういう戦争を見ていると、所詮戦争は正義感のぶつかり合いであり、大きな誤解から起こものであると示唆しているようです。いずれにしても稀有な感動的な傑作であり、よくぞ創作してくれたと感謝しかないです。
理性的なAIと復讐鬼と化した人間
AI軍隊VS人間の軍隊の戦争
予想と違いました。
見たかったものは見れたが話はつまらなかった。
涅槃で待つ
「この映画は日本へのラブレターなんです」ギャレス・エドワーズのこの発言は、衰退著しい日本に対する単なる社交辞令なのだろうか。お隣の中国に比べるとマーケットへの影響力は格段に見劣りするものの、なぜか本SFは日本のサブカルへのオマージュに拘って作られているようなのである。西洋、東洋、そしてAIと、3者の視点がチャプター形式で強調された本SFは、やはりエドワーズが敬愛する黒澤明『羅生門』へのリファレンスなのかもしれない。
隻腕隻脚の潜入捜査官ジョシュとクリリン?似の女の子アルフィーの愛妻マヤ探しの旅は、『どろろ』からの引用かと思いきやなんと『子連れ狼』にヒントを得ているのだとか。アルフィーお気に入りのTV番組は故宇津井健主演の『スーパージャイアンツ』(古)である。渡辺謙演じるAI軍人は、興奮するとなぜか英語と日本語がチャンポンになり、タイトルバックのクレジットには英語表記とともに日本語のカタカナが並記される念の入れようだ。
本SFはまた、東京はもちろん、タイにベトナム、カンボジア、インドネシアにチベットといった(中国抜きの)東アジアでロケ撮が行われている。AI殲滅を掲げる西洋vsAIとの共存をはかる東洋との未来戦争における日本のプレゼンスの高さは、近年の映画においては大変珍しい現象だ。まさか岸田首相のバラマキ外交が功を奏したとはとても思えないのだが、監督ギャレス・エドワーズの目には、日本の文化がSF的インスピレーションをかきたてるものに映るらしいのだ。
『TENET』でも名無し潜入捜査官を演じたジョン・デヴィッド・ワシントンは本作においてもキリスト的な役割を演じているが、同じ英国人監督でありながら、ギャレス・エドワーズとクリストファー・ノーランでは、兄弟国アメリカに対する態度が180度異なっている(ような気がする)。非武装の一般住民やどこか愛嬌のあるAI🤖に容赦なく空爆や熱感知ミサイル攻撃を仕掛けるアメリカ軍。まさにガザにおけるイスラエル同様、その殺戮行為は残酷きわまりなく描かれるのである。
ノーランの上から目線に対し、エドワーズの視線はどちらかというと下からの目線が中心だ。ノマドと呼ばれる宇宙船からのショット(神の目線)は非感情的に描かれるのに対し、水田を耕す民がノマドを見上げるショットはどこか慈愛に満ちている。ユダヤ教vsイスラム教の戦いが注目されている昨今、本作は傲慢なキリスト教と穏健な仏教との宗教戦争を描いたともとれなくはない内容なのである。死んだら天国へ行けると信じているキリストことジョシュが、最期に行った場所はおそらく、涅槃=ニルバーナだったのだから。
近未来に到来か?
過去にあったベトナム戦争を思い出してしまった。
現代においてはイスラエルとハマスやウクライナとロシアと戦いはなくなっていないけど寂しさと虚しさが漂う。
人間が作ったAIロボットがそれぞれの運用目的で作られたにも関わらず人間の都合で排除されて行く姿は本当に悲しいシーンの連続でした。
米国中心の作戦がアジア系住民を巻き込み無界な殺戮を繰り返す姿に怒りを感るのでした。
この映画はただのSF映画にとどまらずこれから訪れるAIロボット社会と人間との視点をみてると思いました。
ラストシーンは犠牲を伴う終わり方だったけど未来に続くと思わせぶりはあった様な😅
迫力ある新鮮な戦闘シーンに引き込まれるもののストーリーはイマイチだった感じのSF映画。 本年度ベスト級。
アクションシーンは素晴らしかったけど何だか退屈だった不思議な作品(笑)
個人的にはストーリーが単純で惰性で観ていた感じで満足度はソコソコ。
AIを排除した国がAIと共存しているニュー・アジアと言う国にいるAIのボスキャラ的な存在、アルフィーと言うAI少女ロボットの暗殺をしようとするストーリー。
ノマドと言われる最終兵器感のある宇宙船?が恐ろしい。
ニュー・アジアが破壊されまくりでもはや戦争。
なぜ逃げるだけで反撃しないのか?
気になりながらの鑑賞(笑)
アルフィーのバディとなった元特殊部隊のジョジュア。
あまり活躍しないと思ってたけど最後のシーンに泣ける。
AIのアルフィーから涙が出たようにも思える。
今まで見たのとも無い兵器が新鮮。
AIの自爆ロボットが可愛いけど恐ろしい。
だけどやっぱりノマドの破壊力が凄すぎた!
渡辺謙さんはAIロボット役で登場。
存在感が凄かった!
ところでノマドの後始末をどうするのか?
かなり気になります( ´∀`)
超サイヤ人
「ザ・クリエイター」だけで良くない?〈創造者〉いる?余計に何かを足したがる、日本の配給会社。カッコつけだがるよねぇ。まあ、不平不満はそんなところにして。映画は素晴らしかったです。SF苦手な自分としては、結構好きな部類。ものすごい映像美だったし、期待を裏切らない大迫力。ストーリーはツッコミどころ満載だけど、これぞ映画館で見るべき映画という感じがして、とてもエンタメ性に長けた作品でした。
重厚感たっぷりの冒頭。そしてタイトル。
とんでもないものが幕を開けたと、瞬時に理解。ビジュアルが本当にヤバい。耳辺りに大きな穴が空いている造形は、何か意味があるのかな。こうすることで得があるんだろう。いやはや、めちゃくちゃカッコイイなぁ〜。これ、どんだけ大金使ったんだ。それなのに米国の興行は散々。こんなんだと、今後SF映画が作られないじゃないか。
AIを脅威とする作品は多かったけど、AI目線で人間を描く作品は今まで無かった。彼らだって、ただ平和に暮らしたいだけなのに。ニューアジアの描き方も素晴らしい。渡辺謙も最高だ。日本語が根付いていることに、思わず嬉しくなる。ただ、必要なところにAIが居ないのには違和感。せっかくこんだけ技術が発展しているんだから、人間がやらなくていいようなことは思いっきり任せようぜ。じゃあ何のために作ったの?と疑問が浮かぶほど、AIが邪魔者扱いされている。これも人間のエゴなんだろうけど、流石にここまでアホじゃないでしょ。
人類最大の脅威とされるAIの子ども。そして、ニューアジアでの極秘捜査の経験を持つ男の、2人の物語である本作。お互い足りないところを補いながら、共に成長し、人間の持つ心の温かさを描いている。とても、心が浄化されると同時に、一面を見て、全てを判断するなんて無謀なことはあってはならないと強く思う。しかしながら、このAIの子ども、AIというよりも機械へテレパシーを送れる超能力者で、あまりに強すぎるし設定がかなり無理矢理。結構都合のいいように動くし、操れる時とそうでない時の違いがイマイチ分からない。どういう原理?ロボットを止める姿は、某サイヤ人のそれ。いくらなんでも、やりすぎじゃないか笑
まぁ、あくまでSF。ストーリーはおまけで、映像がメインです。とても美しい映像が先行し、中身は後で付けたような作品。それでも、抑えるところは抑えられて面白いんだけど、印象に残るものかと聞かれるとそうではない。とにかく技術は最高級なので、出来るだけ大きなスクリーンで見てほしい。IMAXはピッタリでした。ぜひ。
「4DXSCX」
幸福はこちら側に
見所たっぷりで楽しませてくれたのに、終わってみると何かが物足りない
AIと人類は上手く共存出来るのか、それともどこかで制限すべきなのか。タイムリーな社会の葛藤も織り交ぜ、アメリカの戦争を皮肉る試みもなかなか良い。
主人公が、自分の子供を宿した女性の行方を追い求める流れがこの物語の主軸で、ここはもっと強調して人間臭い映画にして欲しかった。ついつい空想テクノロジーを見せびらかし、良くも悪くもアニメっぽいテイストを感じた。狙われる子供を連れての逃避行という展開はかなり使い古された感がある。
デンゼルワシントンの息子はなかなか良いが、64歳になった渡辺謙も頑張っている。日本人の役者が重要な役をしっかり果たして誇らしい。だけどニューアジアで人間と共存している渡辺謙らAI達の描写が、まるで追い詰められた山賊かベトコン...ここはもっとSFらしいアイディアを磨いて欲しかった。
人が亡くなる間際の意識がAIにコピー出来るというアイディアも面白い。本当にあったらおぞましいが。これがラストを飾る重要なシーンに繋がっている。
見所たっぷりで楽しませてくれたのに、何か物足りない気がするのは......おそらく「AIと人類は共存出来るのか、共存すべきか」この問いに対して、肝心な事を何も語らないからだろう。
かつて観たことのない映像で繰り広げられる、なんか見たことあるような場面で綴られた壮大な物語
ブレードランナー、スターウォーズ、地獄の黙示録、リトルブッダ、ラストサムライ、あとなんだ、ギャレス・エドワーズ監督がやりたいこと全部放り込んで作ったオリジナルSF大作。
音楽もハンス・ジンマーばりの壮大な音楽だと思ったらご本人だった。
宇宙の遥かかなた、パンドラの星で地球人が悪者になるならともかく、いくら未来とはいえ、アメリカ軍がアジアで空爆・虐殺する悪者なんて、今のアメリカで一般受けしないだろうし、かと言ってアジアでもなかなか受け入れられないんじゃないかな。
能天気な日本人くらいしか楽しめないんじゃないかな。
我らが謙さんも出てるし。
私は楽しみました。
オリジナルであってオリジナルでないような。
すごかったんだけど、あまり心に残ってないなぁ。
観ている間は面白かったんだけどなぁ。
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