ミャンマー・ダイアリーズ

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ミャンマー・ダイアリーズ

解説

圧政下のミャンマーにおける市民たちの日常を、ドキュメンタリーとフィクションを行き来しながら描き、2022年・第72回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でドキュメンタリー賞を受賞した作品。

民主化へ向けて変革が続き、人々が自由と発展への希望を抱き始めていたミャンマー。しかし2021年2月1日に軍事クーデターが発生し、市民の自由と平穏な暮らしは突如として奪われた。

軍の弾圧によって国内外に情勢を伝えることが困難な中、同国の若手映画作家たちが匿名性を維持しながら結成した「ミャンマー・フィルム・コレクティブ」が本作を制作。10人の映画監督が制作した短編作品と、SNSに投稿された一般市民による記録映像をシームレスにつなぎながら、抑圧された日常を生々しく映し出す。

2022年製作/70分/オランダ・ミャンマー・ノルウェー合作
原題または英題:Myanmar Diaries
配給:E.x.N
劇場公開日:2023年8月5日

スタッフ・キャスト

監督
ミャンマー・フィルム・コレクティブ
製作
ミャンマー・フィルム・コレクティブ
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(C)The Myanmar Film Collective

映画レビュー

5.0ミャンマーで今起きていること

2023年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

軍事クーデターが起きているまさにその瞬間に踊っている女性の有名な動画から始まるこの映画。スマートフォンで誰もがカメラマンになれる時代、本作のような匿名市民の映像を集めたドキュメンタリー作品が活況を呈している。あの踊る女性の動画も、ちょっとしたプロが狙って撮っていたら「狙いすぎだろ」と言われていたに違いないが、偶然撮れたものだからこそ価値があった。ともかく世界中にカメラが偏在していることにより、ああいう動画が生まれる。本作もプロのクルーだけでは撮りきれない映像に溢れている。 プロによる詩的な映像も挿入され、それもハイセンスだが、やはり軍が掌握し、他国からは何が起きているのかうかがい知れないミャンマーの今を捉えた匿名者たちの映像が白眉だ。資料的価値も圧倒的に高く、目を背けられないパワーに満ちた映像ばかりでドキュメンタリー作品としても優れている。今、世界で起きていることを知るために貴重な作品。

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杉本穂高

4.0命懸けの訴え

2023年12月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

映画内容はドキュメンタリーで 撮影し映像編集された方の名前は匿名 顔も勿論モザイク、演者も 誰だか分からぬように配慮されている 約10名による匿名監督で構成されて いるのですが、軍事政権の圧政化の中で 軍とは何のためにあるのかは勿論 デモ🪧を武器で抑えつけようとする 姿勢は昔のビルマと変わらない

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雨雲模様

3.0良心作です

2023年12月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

この映画の意義は十分承知したうえで、一本の映画として構成がとても弱いと感じました。 ドキュメント部分のヒリヒリするド迫力に比べ、フィクションのシーンになると途端に弛緩。過酷な状況下での撮影には敬意を払いますが、あまりにも作為的過ぎて気が削がれ、せっかくのメッセージも薄れてしまうのです。 それでも多くの人の目に触れて、ミャンマーに関心を持ってもらえることは希望したいです。またミャンマーラウェイを日本で見たいもんね。

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ちょんまげ

4.0揺れるミャンマー

2023年10月17日
Androidアプリから投稿

ミャンマーという国については ミャンマー製靴をよく目にする、アウンサンスーチー氏ぐらいしか知らなかった 大混乱の内情や市中の近代化にもとても驚いた しかしあれでは経済発展どころの話ではないであろう 処々スマホで?撮影しているのかとてもリアルで、抗議をしている人達には銃撃の危険をいつも感じた 自由を求め抗議し続ける市民は勇気が有る、自分だったらあんなに命懸けで勇敢にとてもじゃないけど闘えないと思った 軍事✕民主化の道を辿る国家って多い、圧政に反対する心は人類共通なのだ 何箇所かホントかなという所もあったけれども、とにかく映画としての出来とか関係ないと思えるほど怖い現実であった

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ゆう