四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
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映像は綺麗。主題歌も良い。
美しい映像にそれっぽい台詞が並べられてるだけで、自分にはなにも響いてこなかったですね...。
長澤まさみが失踪して、佐藤健がやたらと色んな人から責められてるが、え?彼そんな悪いことした?って感じで、長澤まさみの妹とか、大賀が言ってることに全く共感できず。予告にも入ってたともさかりえの「なんでそれで結婚しようとしたの?」とかも、そこまで言う?って感じでした。みんな妥協で結婚するでしょ。
冒頭の結婚式場見学の時とかも普通に仲良い普通のカップルで、まさみちゃんは時々無の表情してたけど、何がそんなに不満なの?って感じでした。
それに付き合いたての時はちゃんと愛し合ってたんですよね?年月が経って当時の愛はなくなり情に変わる。全てのカップルが経験するものすごいフツウのことを、長澤まさみはなんであんなに苦しんでたんですかね?
佐藤健だけのせいではなく、二人の関係が変わっていったことは二人の責任なのに、佐藤健だけ責められてるのが?でした。
そして元カノに会いに行くだけでも気持ち悪いのに、そこで職員として働くって...完全に恐怖。気持ち悪い通り越して怖すぎる女。仕事もほっぽり出してみんなに大迷惑かけてまで何がしたかったのか、全く意味が分からないです。しかもそれを長澤まさみが元カノに告白した時に、元カノが「なんとなく分かってました」って、そんなわけないだろ笑、エスパーかよ笑、とご都合主義すぎる台詞に思わずツッコミました。
あと、夜中に元カノが体調崩して気持ち悪いって言ってたのに、その直後のシーンでたい焼き食べてて、いやさっき気持ち悪いって言った病人にたい焼き出すなよってつっこんじゃいましたね。しかもたい焼きを頭から食べるかしっぽから食べるかっていうこすりまくってるどうでもいい台詞のために...。そういう雰囲気台詞が多くて、まあ川村元気さんの趣味なんでしょうけど、、、学生とかには刺さるのかな。ちょっといかにもすぎて、その割に感情がのらないのですべってる感じでした。
大賀の役どころも、とりあえずジェンダー系の奴出しとけ感がすごくて、何のためにいたのかわからず。
最後の方で佐藤健が深夜に動物園行くのに付き合わせてますが、なんのために連れてきた?一人で行けよ、と思いました。おそらく佐藤健をずっと好きな大賀の気持ちに気付かない、そういう無神経なところがある奴だと描きたかったのかもしれませんが、、、とくに効果的でもなく。
大賀も佐藤健を好きな(?)割に終始攻撃的で、何をしたい人なのか分かりませんでした。
あと、とにかく竹野内豊が気持ち悪い。
あの父親とその後どうなったのか全く描かれてなかったですけど、元カノの死に際にいなかったのでおそらく死んだんでしょうね。てっきり元カノが佐藤健と空港行っちゃって、ショックで自殺でもするのかも思いましたが...そこまでの鬱展開ではなかったですね。
元カノが佐藤健ではなく父親を選ぶ展開はいいのに、佐藤健側の心情だけで元カノの心情を描かないからせっかくの泣きどころなのに泣けませんでした。
二人が付き合ってからのシーンが、どこかの店とかで向かい合って旅行の計画立ててるシーンだけなので、二人がどれくらい想い合ってるかとかが描かれてないから、二人の別れがどれほど辛いかがイマイチ分からなかったです。
割と付き合ってすぐ別れた感じに見えたので。
二人の付き合ってからの想いあってるシーンがもうちょっと欲しかったですね。
海外ロケは素晴らしく、主題歌も良かったです。
ただそっちに予算使いすぎてストーリーが疎かになった感はありますね、、
東宝作品はキャストは良いしお金はかけてるのに中身がないから残念です。
これは深いぞ…
原作は未読なので、予告編を観て勝手な妄想をしていましたが、全く予期せぬ展開でした。 どのシーンも写真のように美しくて、どの台詞も詩的で深い。やはりそこは川村元気、さすがです。 完璧な人間がいないように完璧な愛もない。 何を書いてもネタバレになってしまいそうなので、作品を観て「愛」の形や答えを感じていただきたいです。 何よりもこの作品は演技力あってこそのものだと思います‼︎ 個人的には一番最後のシーンがとても好きです。 この作品を映画館で観たかった理由の一つが主題歌になっている藤井風の「満ちていく」を全身で聴きたかったからですが、曲と共に色々考え過ぎてあっという間に場内が明るくなってしまいました… 良い夜になりました。
ちょっと惜しい
題材や雰囲気などは正に面白くて切ない王道ラブストーリーなはずなんだが、何故か感情移入?共感?ができない。なんでだ?だから切なくないし泣けない(笑)
佐藤健の本心が見えなかったり、あっちいってこっちいってとシーンが変わるのもよくあるパターンなんだけど、それがこの映画では2人のいつの話なのかがイマイチ分からず混乱させる。唯一、最後の方だけは上手く分かりやすく良かった。特に長澤まさみを森七菜が写真を撮ったシーン。
ついでに毎日通る新宿の街並みが親近感で良かった。
動物園で長澤まさみが泣くシーンは出会った頃?
終わりかけ?
森七菜の最後見つけた手紙はいつ書いたやつ?
既に旅先から送っていたよね?
海でのナレーションは既に佐藤健読んだやつだっような、、、
疑問点が残る
いつかWOWOWでおさらいが必要だな。
ストゥパー
小説は読んでいませんでしたが、強烈なインパクトを期待していた私としては、消化不良と言わざる得ません。 同じ男性を愛した二人の女性(弥生と春)の出会い、春が撮った神秘的な風景の写真などに、心を洗われる思いをした人もいるかも知れませんが、如何にせん、私の心の音叉は無振動状態。 何も感じない絵や写真を見ているのと同じ、茫然自失している別の自分が隣に座っているのに気付き「しらけて」しまいました。 メトロノームがゆっくり「カッチン」「カッチン」と振れているのですが、静かな時の流れを感じる事もなく、無感覚になって、 映像という光が瞳を通過して行くのを許しているだけ。 それが良いのだと言う人も多くいるかも知れませんが、映画に限らずアートにはインスピレーションを求めてしまう私には物足りない作品でした。 残念! 追伸:ストゥパー(stupor)とは茫然自失、放心状態という意味です。
中々難しいストーリーでした
一回観ただけでは理解出来ませんでした。 キャストの相関関係を整理するまで時間がかかり過ぎて、流れに追いつけませんでした。 しかし演出の想いは伝わって来たのでのためにもう一度観てみたいと思います。
映像だけは素敵
普通のラブストーリーではなく、もっと大きな愛の物語…かと思って観てみたら、普通のラブストーリーでした。 結婚直前に失踪した彼女を探すにつれて、自らを省みたり、彼女の真意を知っていく。 この辺も、よくあるプロット。 個人的に本作は誰からも人間味を感じず、作り物の世界で行われる虚像を眺めている感じでした。映画も小説も作り物ではあるのですが、なんというか体温を感じない。演技が下手な人は一人もいないのに、誰にも感情移入できず、心が通わないまま終了…。 特に弥生の行動はツッコミ所満載で、普通に怖い。春のリアクションにも全く共感ができず。なんだかなー…。 人を愛することの美しさや難しさ、思い出や後悔。本作で描かれる恋愛模様には共感するところも多いけれど、さっぱり響いてこないのはなぜなのか。笑 ただ、映像はとても美しく、音楽と相俟って幻想的で素敵でしたし、大きなスクリーンで観るウユニ塩湖は素晴らしく、これだけで映画館で観たことに後悔はないです。
ややモヤっとする終わり方、答えはそれぞれ考えて。
初日舞台挨拶付きの上映会で鑑賞! 内容は正直あまりピンとこないというか、タイトルの後に続く言葉も明確な答えは示されない。 そして劇中で問われる事に関しても正解と言える答えは明確には示されない。 強いて言えば考え続ける事が答えという事なんだろうなぁって感じ。 そんな感じなのでスッキリハッピーエンドではなく、モヤっとしてしまう人の方が多いかもしれない。 美男美女キャスト 佐藤健、長澤まさみ、森七菜がメインキャストでどのシーンもなんて見映えするビジュアルなんでしょうって感じ、特に森菜々さんの海外シーンなんか素晴らしい見映え。 プロモーションムービーかなにかのよう。 その他周りを固めるキャストもよく見るなって人たちが多く、個人的にこの人でてる作品なんか好きなんだよなぁって俳優の橋本じゅんさん、あとホント最近めちゃくちゃ見るなぁていうのが劇中ペンタックスと呼ばれてる役の中島歩さん。 ペンタックスさんみたいな三枚目風だけどしっかり空気読めるナイスフォロー感溢れる登場人物いいなぁと思った。 長澤まさみ演じる弥生の行動。 彼女の行動はなかなか理解し難い部分が多い気がする。一応診察受けにくるくらいには精神的にしんどい状態だったりする事を考えると必死なんだろうとは思うけど… 動物園の職場どうすんのよとか… 春さん訪ねに行くどころか、え!働くの?(動物園は??)とか… 佐藤健演じる藤代は… バーのマスターであり友人にはちょっとデリカシーないなーとは思うけど、なんかそこまで相手を傷つける行動とかをしてるようには見えず(これは自分の感性とか見方が悪いのか…?)なんだかなぁ… 森七菜さん演じる春さん 大学時代は特になんかキラキラしててまぶし!って感じでした。 なんかもうそれだけで素敵って感じでした。 全体的になんだかキャスティングに助けられてる感じが強いというか、話の結論が明確ではないような、主人公もそりゃ困るわってくらい周りの人もなんか濁した表現しかしないので、なんだか難解な気もした作品。 ただとにかくそれぞれしっかり考えてもがいてろーって事っぽいので、まぁそれならそれで良いかと。 ただなんかもう少し明確さが欲しかった気もするんだよなぁ…
ミステリアスな展開に引き込まれるが、終盤は理解が追いつかずに取り残される
主人公(佐藤健)と元カノ(森七菜)及び今カノ(長澤まさみ)との恋愛模様が並行して描かれる中で、どうして元カノは一人で世界を旅しているのか?、どうして今カノは突然姿を消したのか?というミステリアスな展開に引き込まれる。
ただ、終盤に明らかになる、元カノと今カノが接点を持っていたという事実は、確かに衝撃的ではあるのだが、このあたりから理解が追いつかなくなり、物語から取り残されてしまった。
今カノは、どうやって元カノがホスピスに入所していることを知り、その場所を見つけ出したのだろうか?
今カノが、元カノの手紙を読んだり、インターネットで調べたりするシーンはあるものの、それで、主人公ですら気が付かなかったことを知り得たとは、到底思えない。
今カノがホスピスに務めるに当たっての、「失ったものを取り戻すため」という理由も、あまりにも漠然としていて分かりづらい。
今カノは、自分が幸せになることに臆病で、後ろめたさを感じてしまうような性格なので、元カノに会って、今でも主人公を愛しているのかどうかを確かめたかったということなのだろうか?
あるいは、自分が主人公と結婚することについて、元カノの許可を得たかったということなのだろうか?
だとしても、「失ったもの」の意味が、今一つ腑に落ちない。
もしかして、「失ったもの」とは主人公の愛情で、「愛を終わらせないため」に、自らを「手に入らない」存在にしたということなのだろうか?
それだと、今カノが失踪した理由にはなるだろうが、元カノがいるホスピスで働くこととの関連性が見い出せない。
そもそも、「手に入らない」存在になろうとしたら、結婚することなど永遠にできないのではないか?
さらに、もし元カノが元気で、しかもまだ主人公を愛していたら、今カノは、どうしたのだろうか?おとなしく身を引いて、主人公を元カノに譲ったのだろうか?
言い方は悪いが、元カノが死ななかったら、こんなに美しいハッピーエンドにはならなかったはずで、そうした「ご都合主義」的な話のまとめ方にも、少なからず興醒めしてしまった。
愛を失う恐れ
公開初日に観に行った。良かった。
一度で受け止めきれない部分もあったので、もう一度観てみたい作品だと思った。
# この映画のテーマ
愛とそれを失うことについて、不眠、動物、心理学的ジレンマ。
# ウユニ塩湖
鮮烈なウユニ塩湖の景色から映画は始まる。冒頭に美術的なビジュアルを持ってこられると「絶対にこの映画は良い作品だ」と確信する。
# 逃げた女
結婚を前にして女は突如失踪する。
どんな理由があっても急に音信不通にするなんて許されることではない。最低の行為だ。
何やら事情があったのだろうが、知ったことでない。この女は過去にも別の人と逃げたことがあるらしい。同情の余地なし。
映画を観終わったらある部分忘れてしまったのだが、観ている最中はとにかくこの人に怒っていた気がする。
# ぐずぐす精神科医 フジ
逃げられた方の男。
煮え切らない精神科医の男。
自分の心のうちは話さない。
何をされても何を言われても怒らなさそう。
日々を虚無的な感覚で生きていそうな男。
生きる精気がない。
彼女に逃げられたにも関わらず「むしろ何故そんな状態で結婚しようと思ったの?」的なことを諭される。かわいそう。
もっと怒っていいよ。
# 輪郭から描く
一体事実は何なのか。この物語の確信は何なのか。
テーマは少しずつ少しずつ薄皮を剥ぐように明らかになって行く。すぐには答えを出してくれない。その謎解きみたいなもどかしさが良い。
親切な説明がなければないほど謎を解きたくなる心理が生まれる。
# 幸せが怖いという心理
幸せになるのが怖いという心理が人にはある。僕にもその気持ちは分かる。
愛が手に入ると退屈になってしまい、愛が冷めてしまうと考える。
蛙化現象のような、それに近い複雑な心理。
難儀なことだと思う。もっと穏やかに人を愛し愛されることを楽しめば良いのに。
と、そう思うのは不安を感じにくい人の理屈だ。
余計な心理のせいでどうしても人を愛することに飛び込めない人もいる。自己防衛作用。
# 元カノ ハル
男の昔の彼女。
彼女もまた昔に男から去っていった。
なんと海外旅行のために空港まで来ておいて「やっぱり行けない」とかのたまうのだった。
それにはそれなりの理由があるのだが、やはり理不尽だ。
そして「私は選べなかった」的なことも言う。
いや空港に来ているということは君はもう一度選んでいるんだよ。それを当日にドタキャンして被害者面をしている。
約束というものが羽よりも軽いと思っている。
そして女は時を経てから「あの時はうまく愛せなかった」的な手紙を男に出して、ひとりで世界旅行に行くのだった。ものすごく自己満足だなと思った。
# 支離滅裂
このように映画を観ながら僕は複数の人間に腹を立てていた。
どうにも行動原理が支離滅裂だと思ってしまう。
だけど僕が単に、彼ら彼女らの複雑な気持ちを推しはかれていないだけかもしれない。育ってきた環境が違うのだから。
この映画で描かれているものが決して万人に分かる心理だとは思わないが、ダイレクトヒットする人もいるのかもしれない。
# 愛を終わらせない方法は?
これが観客に対する質問として投げかけられる。
人によって答えは違うだろうが、愛を終わらせない方法は、まさに愛することそのものではないかと思う。
あとは相手に寛容さを持って接することだ。
僕はそう思うけれど、もちろん愛を終わらせない究極の方法なんてあるはずはない。
# トリビア - カタログギフト
贈られたカタログギフトは50%も使われないらしい。
カタログギフトで選べるものに対してカタログギフト自体の値段がそもそも2倍以上割高な気がするが、しかも50%が使われないなんて。
結婚ビジネスのすごい世界だ。
# トリビア - 4月1日生まれ
4月1日生まれの人は学校で4月からの学級ではなくて、前年度の3月までの学級に入ってしまうらしい。へぇ。
# 仕掛けとしてのBAR
ドラマや映画ではよくBARが使われる。居酒屋も。
人と話すシーンを映し出すこと手間登場人物の今の心理を「自然」に語らせることが出来るというための装置だ。
自分はこの装置があまり好きではない。使い古されたお手軽な手法だし、手抜きな感じがするから。
# 佐藤健
最後のエンドクレジットが流れるまで主演はKAT-TUNの亀梨和也だと思っていたというね。思いきり人違いだった。
# 竹野内豊
安定の竹野内豊。佐藤健との共演は豪華な感じがした。
# ともさかりえ
最近見たサウナのドラマにも出てたな。
# 逃げた女の妹
アンニュイな表情で、間と話し方で複雑な心理が表現されている感じがして良かった。
# 舞台挨拶中継
はじめて映画館での舞台挨拶中継というものに行った。
映画終了後に30分ほどは舞台挨拶があったのではないだろうか。
こうして舞台挨拶を見ることで「この映画を観て良かった」と愛着が高まる気もするし、逆に舞台挨拶を見ている間に映画の余韻が引いていってしまう気もする。
一長一短だとは思うが、佐藤健、長澤まさみ、森七菜、監督の姿を見られて良かったと思った。
思いやり
精神科医の藤代。
大学時代の昔の彼女、春から続々
手紙が届く。まずはウユニ塩湖から。
そして二人で行こうと決めた場所からも。
今の彼女、弥生とは結婚準備をしていたが
突然姿を消す。
昔の彼女が忘れられない藤代も、どうかと
思うけど手紙を送り続ける元彼女も。
その手紙を読み帰国して療養している
春の場所で働いてる弥生も怖い。
そして色んな物を見すぎ。過去を知りたかったし
不安からくるのだろうけど………。
幸せになっても失う不幸があるなら不幸
のままで良い。愛があってもいつかは終わる
愛ならば要らない………。
普通に目の前いる相手に対して思いやりが
ないからではと感じてしまう。そして良く観てないからだよね。薄っぺらい感謝は心そこに在らず。
音響の入れるタイミングと大きさが画像と
マッチしてなかった気がする。
素敵な俳優さん、女優さん、美しい景色
だけを並べてるだけでは難しいよね。
唯一、春のナレーションが良かった。
藤井風さんの『満ちていく』が流れたが
私は満たされなかった。
もう少し厚みのある脚本と演出が
あればと思う作品でした。
ある種、これから人を好きになる若い人たちに観てほしい作品です。
初日舞台挨拶中継付上映回鑑賞。 これから人を好きになる若い人たちに、愛すること、傷つくこと、傷つけること。上手くいく、上手くいかないかは分からないが、恋愛してほしいという思いが、しっかりと伝わってくる素晴らしい舞台挨拶でした。 いや、作品でした。 それにしても、佐藤健、長澤まさみ、森七菜はじめ、なんとも見栄えのするキャストたち。 ペンタックスの顔を見ると、あ、この人下手なんだって想像してしまう。ある種、あの映画のインパクトが強すぎて、、、。 ビート板、今は純子ちゃんか、河合優実が出てた、、やった。 今回の舞台挨拶は上映後にありました。 上映前の内容について触れられないグダグダな挨拶じゃなくて、キャスト、監督の思いが伝わる、ある種良い企画だったと思います。監督が若いのに、ある種驚きました。パワー全開の佐藤健と共に今後の活躍に期待大です。 ある種、舞台挨拶のレビューみたいになってしまいましたが、映画ももちろん良かったです。
ややもやもや感は残るが今週(3月4週)では本命枠。
今年114本目(合計1,206本目/今月(2024年3月度)32本目)。 (前の作品 「π デジタルリマスター」) 多くの方が書かれている通り、映画の述べたい趣旨はいろいろ理解できるのですが、もっとも障害になるかなと思える点が「時間ずらしの描写がかなり多い」点と、この「時間ずらしの軸」が多数あるので、「今どこの話をしてる?」というのが読みづらい点かな…というところです。ただ、登場人物は原作小説通りかどうかは知りませんが、最低限に抑えられていて(ダミー人物はほぼ出ない)、そこの混乱はなさそうかなといったところです。 上記のような事情があるので、一度見ただけでストーリーは5割わかるか…といったところで、典型的に2度3度見ることが想定されている映画(120分ほどと、150分、180分(インド映画級)が多い中では比較的良心的)というところです。 ストーリーとして理解が難しいところは多々あるものの、「自分の気持ちを過不足なく伝えることのむつかしさ」、あるいはそこから、今ではおよそ手段として使われることがない「手紙」が主軸になっている点など(「手紙」が主軸になる映画としては「ヴァイオレット~」などがある)、「少し古めの手段もとりいれつつ、現在の問題にも多少触れている」という点でよかったかなといったところです。 原作小説を読んでいる方でもストーリーの理解が難しかったという意見は多いようなので、ここ(や、他の評価サイト)の感想や公式サイトほかでよく予習していないと、???といった展開になってしまうんじゃないかなと思います。ただその場合でも、人を不愉快にさせるような発言や法律上怪しいような描写はほぼないので、「わかりにくいのはあると思えるが、観た後の「充実感」は良かったな」というタイプの映画です。 評価に関しては、手厳しいかもしれませんが、以下を書いておきます。 ----------------------------------------------------------- (減点0.1/海外旅行をするのに親の許可が必要か) このシーンでの当事者はすでに成年(18歳)に達していると思われるので、たとえ「ひとり親家庭」においてもその許可を取る必要はありません。また、海外旅行は「海外への移動の自由」として憲法22条2項で保証されている(判例、学説)ので、それと異なる見解を述べるのはややまずいです。 (減点0.1/子が親に対する義務) 民法では「親は子を養育せよ、直系血族間では助け合わなければならない」などという規定がありますが、これは、 (グループ1) 夫婦どうしの助け合い 家族が子に対する(成人するまでの)義務 (グループ2) 親が子に対して負う義務(介護の問題など) いわゆる生活保護法などでの照会 …の2パターンがあり、前者は「自身の経済状況と同じものを相手にも与える義務」、後者は「経済的に余裕があれば与える道義的責任」にすぎません。また、このことはひとり親家庭においても変わることはないので(ひとり親家庭であることをもって、子の義務が加重されるとなると、法の下の平等論になるので憲法論になってしまう)、たとえひとり親家庭においても成人してしまえば家から出るのも自由、親が行き詰って行政から電話などがかかっても「経済的に可能な範囲で金銭援助をする道徳的な義務」しか負いません(判例、通説)。 ※ 映画はいわゆる「ヤングケアラー問題」を扱うものではないですが(部分的にこれを想定させるシーンはあるが、付随的に出るのみ)、このことはちゃんと扱ってほしかったです(子が親を見るのは当たり前、というのは道徳論として理解はしますが、道徳論と法律論は別にしないと、子の権利は擁護できません)。
主役は『森菜七』でした。
素敵な恋愛を見せられました。 やっぱりイケメンとべっぴんさんの恋愛は絵になるなぁ…と。 その中で恋愛「怖い」(饅頭怖い的な⁈)長澤まさみが逃げちゃう中での物語。 生きてく中で逃げちゃうのってぜんぜんアリだと思うし泥臭く追っかけるのもある意味素敵だなと。 学生の頃の健とペンタックスがそのままの関係下で大人になるのって今の自分達みたいで「監督わかってる(笑)」 森奈七ちゃん可愛くてあんなのが彼女なら学生時代薔薇色だなぁ…(涙)
【”二つの愛を終わらせない方法。”今作は、観る側に、多様な恋愛観、結婚婚について、感慨及び問題提起を与える作品でもあると思います。】
◆感想
ー 冒頭、20代、30代の恋愛、結婚観についての数字が語られる。驚くのは、恋愛するよりも、一人で居たい方の数値である。
結婚は確かに色々と面倒だ。
だが、私の人生は結婚し、子を持った事で、豊かになった事は間違いないと思っている。
全て、私の妻になってくれた女性のお陰だと思っている。-
・精神科医の藤代(佐藤健)と獣医の弥生(長澤まさみ)は同居しており、婚約もしているが、寝室は別々・・。
ー 更に、二人の関係を象徴しているのは、愛があった頃に買ったワイングラスが割れるシーンと、水が流れにくい洗面台である。-
・藤代の元に大学時代の写真部の年下の恋人、春(森七菜)から手紙が来る。それには、学生時代に藤代と行くはずだったウユニ塩湖の写真も同封されている。
ー 因みに、藤代は学生時代に春と交わしていた手紙を捨てていない。更に弥生と知り合った精神科医の診察中も、表情に精気が無い。
春を忘れられないのだろうか・・。-
・4月1日が誕生日の弥生は、その日、突如出奔する。
ー 藤代との間に微妙な距離感が出来ていた事と、春の手紙を読んだ弥生が”ある行動”を取った結果である。”ある行動”とは、春が入所していたホスピスの職員になる事。-
・春は、学生時代は父(竹野内豊)の事が心配になったのか、父に反対されたからか藤代とのウユニ塩湖、プラハ、アイスランドへの旅行をドタキャンし、藤代との関係も終わる。
だが、死期が近い事を悟った彼女は、一人でウユニ塩湖、プラハ、アイスランドを旅し、写真を撮るが、アイスランドで倒れてしまう。
ー この旅の手紙が、藤代に届くのである。-
・藤代は学生時代の写真部部長(中島歩)から彼女が死んだことを聞かされる。そして、彼女の遺品のカメラのフィルムを現像すると、そこには笑顔の弥生が映っていた。
ー 春と、出奔した弥生との接点がここで分かる。-
<これは、私が勝手に抱いた感想であるが、
今作は、春は、自ら死の直前に撮ったウユニ塩湖の写真を藤代に贈る事で、”藤代への愛を終わらせない。”想いを遺すし、
弥生は”彼は私を本当に愛しているのか”疑問を持つようになった藤代の前から出奔する事で、”藤代との愛を終わらせない。”という思いに駆られたのではないかな、と思った作品である。
今作は、観る側に、多様な感想を与える作品でもあると私は思います。>
愛を終わらせない方法はきっと手に入れないことだけではない。
彼女の父に〝娘と離れられない〟と言われた彼氏
彼氏と行く旅の出発前に〝父親を選んだ〟彼女
嫌いになったわけではなく別れた藤代と春。
あの時たしかにそこにあったものを胸に2人とも別々の時間をずっと生きていたんだろう。
月日が経ち藤代と弥生が出会う。
ー求めてもいない、与えてもいないー
そんな虚ろさが似た彼らを近づけたひとつのかたち。
それは終わらせない愛のための寄り添いだったのかもしれない。
本音に鍵をかけた物わかりのよい大人が日々をやり過ごし、辿り着いてもいない愛を結婚というかたちの蓋で閉める。
それを自覚する〝自分自身〟のわからなさと藤代のなかにある時から止まったままの時間を感じる弥生。
弥生はある手紙を読み飛び出す。
おそらくそれは何かを失うことになってもいいと決めたような衝動だった。
ごまかして生きる自分に気づきながら耐える虚しさの限界にいたのだ。
弥生は、その文面に浮かぶ自分にはないおもいで藤代をみつめていた春を知ることで藤代を感じようとしたのではないか。
その先で自分が何を思うかを確かめるために。
藤代はその手紙を読み弥生を追う。
過去を引きずる自分が、当たり前にすぎていく毎日のなかで敢えて目を背けていた「今ここにあるものの大切さ」を失いかけようやく気づいたから。
春は手紙を出し藤代が止めているだろう時を動かそうとした。
彼を理解し愛した者として幸せを祈り、それができるのが自分の最後の時間だとわかっていたのだろう。
手紙と写真にこめられた春の願いに、動きだした藤代と弥生の心がようやく自分をみつめて踏み出した。
天国があるならこんな光がさしている気がするウユニ塩湖。
時の音を石畳に沁み渡らせ百塔の前に佇ませながら時空を越えていくプラハ。
魂のはじまりとおわりの瞬間を同時に感じるアイスランドのブラックサンドビーチ。
変わらぬもののなかで変わりゆく時間を生きる。
変わりゆく時間を変わらぬもののなかで生きる。
しょっぱい海風も浴びるけど
自分の心の声をききながら
ゆっくり前へ、前へ。
愛を終わらせない方法は手に入れないことだけではなかったのだよね。きっと。
評価変更済み
排水口の“募”まりと察せなさ。
結婚間近、医師の藤代と獣医の弥生と10年前の2番目の彼女ハルの話。
結婚間近に突然失踪した弥生、その失踪する前の生活、藤代と弥生の同棲生活の家に届く10年前に付き合っていた彼女ハルから届く手紙と、「愛を終わらせない為には」と問う弥生と、それを答えられない藤代のストーリー。
冒頭の藤代へ送った手紙を読むナレーションの森七菜さんの声から何か良くて。
本作を観て思ったのは作品感想よりも、いつも一緒にいるカップル、夫婦と終わらせない愛の答えは「相手を思う想いやり」と私は思ってます。
日々の日常でそれが欠けてしまい、一方的になってしまうと片方はつまらないし冷めると思う。でもそれって相手がいる時ほど気づかず、いなくなってから気づくのよね。
合間に入る森七菜さんの手紙を読む声のナレーションが切なく心地よく、春に会いに行った弥生と、それを察してた春のシーンには涙。
ラストは再会出来て良かった。
タイトルなし
まさみちゃんの海での嗚咽のシーンはエルピスを思い出した。言葉にならない思いを身体中震わせて泣くことで表現する。笑いも泣くことも彼女はサイコーだ。 健くんは枯れた演技が板についてきた。大賀くんが映画の中のセリフでいうとおり。 そして森七菜はもともと瞬発力のある演技というか、目や言葉以外で表現できる人だ。 一瞬寝てしまったので、七菜ちゃんがなぜ怯んだのかはいまいちわからなかった。 河合ゆみも良かった。あそこまで意地悪くすることもなかったと思うけど。 結局、出鼻をくじかれ、情けな系(川村元気か?)が繊細な女性の気持ちを逃してしまう話か。 何と言っても手紙を追って、まさみちゃんが会いに行って知らんぷりしてそこにいるという設定がもうすごすぎる。ちょっと病的な無意識的擬態。で、まさみちゃんだから可能。 ウユニは行きたくなった。 ミッドランドは席がなく109は若い子だらけ。入ってた。でもわかったんかな、この映画。
主題歌のMV特別版が作られたら、そっちの方が完成度が高いとかになりそう
2024.3.22 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(108分、G)
原作は川村元気の同名小説(文春文庫)
婚約者に逃げられた精神科医が自分の過去を振り返る様子を描いたヒューマンドラマ
監督は山田智和
脚本は木戸雄一郎&山田智和&川村元気
物語は、結婚を控えた精神科医・藤代俊(佐藤健)と婚約者・坂本弥生(長澤まさみ)が、結婚式場などを見て回る様子が描かれて始まる
それと同時に、俊の大学時代の恋人・春(森七菜)が、ボリビアのウユニ湖を歩きながら、自身が綴った手紙を読み上げていくイメージショットが重ねられていく
大学時代に写真部に入っていた俊は、新入生の春と仲良くなり、部長のペンタックス(中島歩)を出し抜いて付き合うまでになっていた
だが、彼女と世界中を回る旅行を計画するものの、ある理由でそれは叶うことはなかった
それから、二人の関係性は終わりを告げ、その10年後が現在にあたる
精神科医として働き出した俊は、そつなく仕事をこなしつつ、元患者の弥生との交際を続けていた
同棲も始めていて、いよいよ結婚間近という頃になって、突然弥生がどこかへ行ってしまう
彼女の妹の純(河合優実)を訪ねてもわからず、行きつけのバーのマスター・タスク(仲野太賀)に聞いてもわからない
そんな折、ペンタックスから「春が死んだ」と告げられ、「ある場所に行ってほしい」と言われるのである
という流れになっていて、映像はもの凄く綺麗で雰囲気は抜群の映画になっていた
だが、登場人物の思わせなセリフの応酬になっていて、こんな会話をする人間がいるのかと思ってしまう
誰もが正解を知っていて、俊だけが知らないみたいな感じになっていて、遠回しにお前が悪いと言っている割には関係性が悪化しない
このあたりを許容できる人向けという感じになっているが、後半の「春のその後」で「これはダメだ」と思ってしまう人も多いように思えた
春は何らかの病気に罹って死んでしまうのだが、その予兆がほとんどなく、彼女の父(竹野内豊)がどうなったのかも放置プレイになっている
弥生があの場所に行けたのは「春の手紙の発信元がホスピスだったから」だが、俊はその場所に彼女がいることに無関心だったという感じになっている
彼の中では春との恋愛は終わっているのだと思うのだが、旧友がどこにいるのかぐらいは気にするもので、そこがホスピスであるならば、何かしらの引っ掛かりがあっても良さそうなものだったと思った
映画では、春は病で死ぬものの、「父親の末期癌が見つかって人生観が変わった」でも同じ内容の映画が作れてしまう
彼女を死なせたのは感動させるためという感じがしていて、生きているけどもう交わらないというラストでも良かったと思う
弥生は「答え」を探していて、それを「春が持っている」と感じているのだが、彼女を看取る側に立たなくても、一緒に働くというのでもOKだったりする
このあたりの無理矢理感動に持って行こうとする流れがわざとらしい感じになっているので、涙腺すらピクリとも動かないのである
いずれにせよ、愛がどのように継続するのかをメインに描いていて、「愛に満ちていた自分を探すために旅をする春」がある答えに辿り着き、それは「愛が離れるかもしれないけど、それも含めて人生を一緒に歩むことに意味がある」的な感じに締めくくられている
これが「ハッとするほどの答え」という感じになっていないのが問題で、ある程度の年齢の人だと「そりゃ、そうでしょ」という感じになっていた
そう言った意味において、この映画独自のものというものが感じられないので、綺麗な風景と演者、藤井風のエンディングに浸りたい人向けなのかな、と思った
ただのカッコつけ映画になるかと思っていたが頑張って良い作品になっていた!
川村元気の原作は構造的に面白い部分はあるものの基本、スタイル小説。で映画もそうなるんじゃないかと危惧していた。ウユニ湖、プラハ、アイスランドと絵になる風景があるからっていう理由で映画化は決まったのだろうし。 原作の構造的に面白いところは人物配置。藤代俊と坂本弥生というカップルがあたかも王と王妃のように真ん中にいてその周りの人たちはどんどん不幸になっていく。王と王妃は巻き込まれない。映画でもタスクを演ずる仲野太賀が言ってるじゃないですか。安全地帯にいるって。不幸になる人の代表が伊予田春だったり弥生の妹の純だったりする。(映画では純はチラリとしか登場しない…河合優美さん…ですが原作では重要な役割) でこの王と王妃が何を考えているのかよく分からない。特に弥生の方。俊に対してどのような感情を抱いているのかが不明。ここが良く言えば愛の不毛を感じさせる。悪く言えば単なる筆力不足かもしれないけど。 映画化にあたっては解釈を全部すっ飛ばしてスタイリッシュなところだけなぞることもできたはずです。でも実際にはスタイルはむしろ後退させて(原作では2人はタワマンで高級な家具や装飾品に囲まれて暮らしているが映画では割合普通のマンション暮らしの設定)俊と弥生の気持ちの交差や行き違いを、春の存在も絡めながら、朴訥に描こうとしているように思えた。それで原作とはかなり異なる脚本ができたのだと思う。 設定にはどうしても無理は残るものの(特にホスピスに舞台が移ってからの)映画化にあたって脚本、演出、その他のスタッフ、そして出演者たちが頑張ったことがひしひしと伝わってきて好感を持ちました。 でも森七菜さんは残念ながらミスキャストですね。もちろん彼女の責任ではなくキャスティングが悪い。彼女がすごく海外ロケで頑張ったことはインタビューでも見聞きしている。でも好きだった人と別れてファッキンな父親の世話をして10年経っちゃいました、挙げ句に末期ガンに罹ってね、という人がふっくら、お肌つやつや、ニコニコしてるっていうのはリアルじゃない。例えば清原果耶さんあたりが演れば(「一秒先の彼」に引っ張られているかもしれないが)もう少し映画自体に厚みが出たのではないかと思ってしまいます。
素晴らしい演技力の作品
単なるラブストーリーではないんです♪と森七菜ちゃんがコメントしていましたがそのとおりの深い作品でした。皆さんの演技力を堪能する作品でした。 特に森七菜ちゃんの成長力に驚かされました。ピュアな部分を残しつつ透明感と葛藤を見事に演じ切っていた点に感動しました。私的には河合優実ちゃんも出番は少なかったけど良い感じです。応援しております📣 季節感も丁度良い作品で見頃です♪ 33
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