四月になれば彼女はのレビュー・感想・評価
全270件中、1~20件目を表示
意地悪なようだが、映画を観終わっても答えは見つからない
本作品は、川村元気さんによる同名ベストセラー小説を、佐藤健くん、長澤まさみちゃん、森七菜ちゃんの共演で映画化したラブストーリー。初日舞台挨拶付のライブビューイングを旅先の東京で鑑賞。
川村元気さんといえば、「君の名は。」「天気の子」「すずめの戸締まり」など名だたる大ヒット映画を企画・プロデュースした敏腕映画プロデューサーとして有名ですが、私が彼のことを深く知ったのは、菅田将暉くんと原田美枝子さん主演の映画「百花」の時です。それまでプロデューサーだと認識していた川村さんが、小説家でもあり初めての長編映画監督に挑戦するというので、かなり前のめりで劇場に足を運んだのを覚えています。目的はもちろん菅田将暉くんでしたが🙄
そして、映画「百花」を初めて観た感想は、「???」でした。私の感性が乏しかったのか、理解力が足りないのかと、心を入れ替え、下調べをしてもう一度鑑賞した時に、考えを改めました。
この人の書いた作品は、すっきりすることを目的に作られていないと…。そしてその感想は、この映画を観た感想とも繋がります。
「人を愛するとは?」
世の中には愛に対するたくさんの名言が溢れています。
愛はお互いに見つめ合うことではなく、
共に同じ方向を見つめることである。
サン=テグジュペリ
愛の反対は憎しみではなく無関心である。
マザーテレサ
あの人が私を愛してから、
自分が自分にとってどれほど価値あるものになったことだろう。
ゲーテ
etc...
そしてこの原作本にもこの映画の中にも、愛に対する名言が溢れています。
恋は風邪と似ている。風邪のウイルスはいつの間にか体を冒し、気づいたら発熱している。だがときが経つにつれ、その熱は失われていく。熱があったことが嘘のように思える日がやってくる。
誰にでも避けがたく、その瞬間は訪れる。
人は必ず死ぬ。“けれども”、生き続ける。いつか死ぬとわかっていても生きる。
恋愛もだ。恋愛もいつかは終わりを告げる。“けれども”、人は人に恋をする。
でも僕、思うんです。人は誰のことも愛せないと気づいたときに、孤独になるんだと思う。それって自分を愛していないってことだから。
etc...
そしてそのどれもが正解で、どれもが不正解だとこの映画は教えてくれる。
じゃあなぜ生きるのか?
じゃあなぜ恋をするのか?
意地悪なようだが、
この映画を観終わっても答えは見つからないよ!!
だからこそ、まるで霧の中のような余韻の中にいる。「これでいいよ」と言ってもらえない課題をいつまでも解かされている気がしてなんだか居心地が悪い。
そういうことを噛み締めるように考えるのがお好きな方には、おすすめの映画です♪
“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖の映像は必見です!やはりこの方の作る作品の映像は美しくエモーショナルでございます。
1度見ただけでは…
1度見ただけでは、「完全に理解する」ことはできなかったので、原作の小説も読んでみたいと思った。
〈佐藤健がエスカレーターを登りながら泣いているシーンには心を動かされた。自分の思うようにいかない佐藤健に同情してしまった。きっと、佐藤健自身はうまくいくだろうと考えていたのだろう。そういった思い込みは、結果的に自分を苦しめてしまうのだろうと思った。〉
〈森七菜が世界各地を旅して、写真を撮っていたことについて。そういう生き方は自分にとってすごく遠いような感じがしていたけれど、今回この映画で撮影された景色を見て、世界の絶景を自分の目で見てみたいと思えるようになった。〉
藤井風のエンディング曲がすべて包み込んでくれた
原作未読。
映画で名前をしばしばお見かけする川村元気さんが著者とのことで興味を持ち観てみました。
登場人物は主に精神科医とその婚約者、結婚を控えた2人の関係は精神科医の10年前の恋人から届いた手紙によって動き始めます。
作中で印象に残った事は、旅行中の街並みや景色の美しさです。写真好きの彼らが一度は見てみたいと焦がれた理由がその映像から伝わりました。
しかも冒頭に見ていた景色は作品が進んで行くにつれて変化していき、彼女が旅をした理由を知るとまた違う見え方になり味わい深かったです。
エンディング曲の「満ちてゆく」が流れたとき
この作品の伝えたかったことを後押ししているように思えて、ぴったりの素晴らしい曲だなと思いました。
クレジットまで逃さず見られてよかったなと思いました。アマプラだとうっかりクレジットカットされるので気をつけないと。
佐藤健と長澤まさみはミスマッチ
私には刺さらなかった…
Amazon primeで観賞。
タイトル通り、ちょっと私には理解できませんでした。
皆さんのレビューも拝見し、共感したのは
まず、長澤まさみさんと佐藤健くんの2人が、合っていないと感じたことです。
それから、弥生(長澤まさみさん)が、なぜ春(森七菜さん)のいるホスピスで働くのか?
お見舞いに行っていた…くらいなら理解できますが、仕事も辞め、恋人の前から突然消えてまで???
う〜ん、ごめんなさい。わかりません。
それから、森七菜さんですが…
(ちょっと批判になってしまいますが)
死が迫ってきてる役にしては、ふっくらして綺麗過ぎると思います。
実はこれは「銀河鉄道の父」の時も思ったのですが、
実際に痩せなくても、せめてメイクでゲッソリした感を演出した方が
いいのにな〜って思います。
あと、竹野内豊さんが演じたお父さんですが、
「学生の分際で2人で海外旅行なんて許せる訳ないだろう!」って、
怒って止めた方が自然なんじゃないかな〜
娘の彼の前で「寂しい…」と涙するのは、やっぱり気持ち悪いって思う人もいますよね。
いろんな意味で、昭和生まれの私には、理解しがたい映画でした。
雨の匂いとか、街の熱氣とか、人の氣持ちとか
雰囲気映画
もっと若い俳優さんをキャスティングしたら、それなりの映画になったかもしれない。
佐藤健と長澤まさみがお似合いでないし、アラフォーの精神状態と思えない幼稚さ。
愛するのをサボる?めんどくさがる?そんなこと言ってる年齢じゃないでしょ?
そもそも佐藤健演じるフジが魅力ある男性像として描かれてないので、女性ふたりがこれほどまでに魅了される意味がわからない。
娘に依存してたはずの父親がホスピスにいなかったり
いろいろと不自然。
でもあの若さだったので世界旅行に反対する親は普通にいると思う。
最大の意味不明は
なぜ長澤まさみが森七菜のホスピスで働く???
佐藤健を最期に行かせる、という心情になるのなら納得もできるけど、なぜ自分???
そんな異常なことして、またふたりで生きて行くなんてことできるのだろうか?
森七菜が亡くなったのは気の毒だけど
泣けるストーリーでもないし
共感の難しい特殊な精神世界が描かれていて
どう心を持っていっていいのかわからなくなった…
共依存カップルの顛末
彼氏に、自分には意味がわからなかったから見てくれと言われ、視聴しました。
結論として、この映画が私も何を伝えたいのかよくわかりませんでした。登場人物のほとんどが依存気質で精神的にいろいろな問題を抱えていそうな人間達で構成されていました。その人間達の間で過去に起きた恋愛のいざこざと、現在で起きるいざこざについての物語です。
劇中で、愛をさぼる/面倒臭がるという言葉が使われており、それによって恋愛関係が崩れたというような表現がされていましたが、私にはそれがこの2人の関係が崩れた原因なの?という感じでした。そんなカップルでよく起きがちだよね、あるある、みたいな問題で片付けられるような関係ではなかったように思いました。元々いろいろ抱えていそうな2人がくっついて、共依存していたのは一目瞭然なのに、それを関係が崩れた理由にするのは、あまりピンときませんでした。
写真部の友達や、バーの店主の方など、一部まともそうに思える方も出てきます。
宙ぶらりんな佐藤健
学生時代に想い合った元恋人を追いかける勇気がなく諦めた主人公。ずっと恋愛できずにいたが、お互いに心に傷を抱えた女性と知り合い時間を積み重ねる。結婚の準備も進めていたが徐々にすれ違い、婚約者はある日失踪する。それぞれのやり方で前に進むために自分と、過去と向きあう登場人物たち。元恋人への想いの強さとそれを乗り越える丁寧な描写、婚約者に対して本当に気持ちが戻ったと分かる描写があれば良かったと思う。
わかる
弥生のメンヘラ気質というか、『恋愛がうまくいきそうになると逃げたくなる』『幸せだと感じると、失うのが怖すぎる』とか、私も若い頃はよく感じたな
例えば、友達と出かける約束をして、楽しみにしていたのに、日にちが近づくと行きたくなくなったり、不安が押し寄せたり
2人で選んだワイングラスが割れたこと
春からの手紙
一緒に映画を見なくなったこと
寝室が別々
おそらくレスだった
色んなことの積み重ねで、不安がマックスになったんじゃないですかね
でもなんだかんだ、ハッピーエンドで良かった
佐藤健さんが好きなので見ました
痩せたよね、大人になりました
それにしても竹野内豊のお父さん、キモすぎでした
かわいいを通り越して虐待ですよね
ちょっと難解
過去の愛と現在の愛が重なり合う
同じ人を好きになったもの同士にしか分かり合えない気持ちってあるんだろうな。なぜ結婚間近の二人が不仲になっていったのか?他にも分かりにくい点が多かった。佐藤健と森七菜の恋人関係は年齢的に無理がある、違和感しかなかった。
ウユニ塩湖行ってみたいなー
Amazon primeで鑑賞。
うーん、よくわからない作品でした。
春が学生時代に付き合っていた彼・藤代に旅先から手紙や写真を送る理由。
一緒に行きたいと計画してた場所に、死ぬ前に行きたいと思うのは自由だけど、手紙は送ってはいけないと思います。それも昔の気持ちとか書いてしまうなんて。
未練があるのは理解できるけど、恋愛のルールとしては違反のような気がしてならないですね。
この手紙を盗み読んだ弥生の気持ちは、それはちょっと凹みますよね。
男はバカなので、こんな手紙をもらうと、きっと心が揺らいでしまうと思うし。
それで弥生が春の事を調べて、会いに行き、スタッフとして働こうと思った理由。
長くはない命と知っても、私は彼氏の元カノの側には行かないですね。
可哀想と思ってなのか、どんな人なのかただ知りたかっただけなのか、本当にお互いの気持ちが、わからなかったです。
藤代も藤代で、手紙に同様してた感じだったし、もっとちゃんと弥生の事を、しっかり受け止めていたら良かったのにと思ってしまいます。
1番気持ち悪かったのは、春の父親です。
なんだあれは?ある意味虐待ですよね。
娘のことが可愛いと見せかけて、自分の方が可愛いんでしょう。
とんだ溺愛変態親父で最悪でした💢
ストーリーには共感はできなかったけれど、
ボリビアのウユニ塩湖や、プラハ、アイスランドなどの景色はとても綺麗で、心が洗われます。
とっても素敵すぎて、行ってみたくなります。
景色に☆をたくさんあげたくなります(笑)
全270件中、1~20件目を表示