キリエのうたのレビュー・感想・評価
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岩井監督らしさ
岩井監督らしさ、はわからないけど、
学校の雰囲気や小学生の描き方、
黒木華ちゃんの先生、
すごい良かった。
アイナジエンドが好きで見た。
期待を裏切らない歌声で何度も(なぜか)
泣けた。
もっといろんな曲が聴きたかったな〜。
ずーっと聴いていたい歌声。
虹郎くんもすごい光ってた。
地震のシーンと、レイプ未遂のシーンは
結構抉られた。
内容は、『なぜ?』『どうなったの?』
ばかり。
小学生の子供が1人で大阪まで行くことある?
その間ご飯とかどうしてたの?
たくさん家族や親戚いたけど
どうなったの?そもそもなんで生き残った??
野宿してるにしては綺麗すぎな?などなど、、。
YouTubeやってるなら黒木華先生にも
再会して欲しかったな〜
あと、1番は
江口さんとかキャンベルさんとか粗品
起用するなら!
キリエちゃん(姉)を
きちんとキャスティングして欲しかった!!!
原作知らんけど、実は娘でした。とかならまだ納得できたけども。あれじゃ双子やん。
せめて、せめて髪型変えてほしかった、、
それと、広瀬すずちゃん、
イッコさんってキャラ?年齢?にしては
幼く見えてしまうというか、、
詐欺師にしては色気がないというか、、
ミステリアスさや陰がないというか、、、
厚みがない。(芝居ではなく人間的に)
人生で辛かった過去や負ってる物、無いでしょ?って思ってしまう、、、
(水は海に向かって〜を最近みたので、
榊さんにしかみえない同じ芝居、
プロデューサーはお盆投げられた人だし混乱)
彼女は岩井監督らしさは感じなかった。
逆境を生きる
感想
岩井俊二節が炸裂した見応えのある青春群像劇作品で楽しめた。
震災被災で孤立した少女(キリエ)の心の成長潭として充分に満足できた。キリエの天真爛漫さと圧倒的な歌唱力に引き込まれたあっという間の3時間だった。
個人的には、義理の兄⁈的ポジションの夏彦の視点の物語に最も共感して観ていたので、夏彦がキリエに謝って泣く場面が最も感動した。
岩井作品ならではの画面の綺麗なショットはどれも美しくて、呑み込まれた。
アイナ・ジ・エンドという才能
岩井俊二監督が久々に音楽映画をつくるということで期待をして観たが、期待以上だった。
なんと言っても主演のアイナ・ジ・エンドの歌声。
彼女の声は独特なハスキーボイスで、もしかしたら万人受けはしない歌声かもしれない。
しかし、時に語りかけるように、時に叫ぶように歌う彼女の歌声は私の琴線に触れ、何度か目に涙が滲んだ。
音楽で心が震えると言うのはこういう事なのだと久々に実感することができた。
岩井監督はChara、Salyuに続く新たな才能を見つけたのだろう。
彼女はほぼ初演技とのことだが、話せない役柄もあってか演技力に申し分はなかった。
他の主要キャストも広瀬すず、松村北斗、黒木華と言った実力のある若い俳優だったが、
中でも幼少期のルカを演じた矢山花という子役がまた良い味を出しており、教会で次第に目に涙を滲ませ、一筋の涙を流すシーンは秀逸。
映像美や、全てを語らず観客の想像を駆り立てるあたりもさすがの岩井作品。
3時間という長尺映画ではあったが、盛り込まれた音楽の多さとストーリーの重厚さを考えたら納得である。
アンナ・ジ・エンドの歌声にはまれば見ごたえ・聞きごたえ十分。物語はあっちこっち飛んで飽きない。3.11震災の場面が有る。3時間の長さは感じなかったが長い。
僕はハスキーボイスの歌声はあまり好きではないので、歌で魅了されるということはなかったが、予告編で分かっていたので別にヤダなとも感じなかった。僕はナゼか歌声でなくふつうの会話のハスキーボイスは誰のものでも心地よく感じる。
最近は広瀬すず、黒木華は、もうワザワザとりあげて称賛するまでもないと思い始めてる。もちろん上手いに決まってる。
虹郎のミュージシャンがいい味出してハマってた。実際ギターとか好きそうでスゴくやってそう。
物語のメインにはあまり関係ないが、1番気に入った場面は、吉瀬美智子、ロバート・キャンベル、江口洋介が出てきたお盆の場面。変な会話してるし。
慈悲と断絶とうた (追記+ネタバレ解除)
楽しみにしてた作品をやっと観れた喜びが強いことを前提に。
アイナ・ジ・エンドのうたと演技によって支えられた作品であることは間違いないが、2人のキリエがトランスに近い感覚を演出していた事が深みを増した。
キリエを取り巻く人々の優しさ、それでも起こる断絶が哀しくもあり突き刺さる。キリエがキリスト教徒である描き方が絶妙だと感じた。教会や讃美歌、そこには慈悲と「うた」が存在している。悲劇の中でも優しさに包まれた光が見えるような優しい作品でした。
アイナ・ジ・エンドの絞り出す様なセリフ回しと歌声は一貫性があり、この人本当に喋れないのでは?とさえ思わされた。素晴らしいキャスティング。脚本よりキャスティングが先では?しばらく情報遮断してきたので、この後記事、動画、パンフレットで作品をしゃぶり尽くしたいと思います。
映画の構成は時間が行ったり来たり、その中でアイナが2役やったりで都度頭を切り替える必要があったが飲み込みやすい作りになっていたので問題は無かった。逆に良い感じで頭の中を掻き回された感覚が良かった。
【11月22日に2度目の鑑賞】
関西での公開最終日。初日と最終日に観たのか。
2回目の鑑賞は、1回目に見落としたり追いつけなかったところがしっかり埋められたのでその点が良かった。特に時間が前後する作品なので追いきれなかった、観てたのに覚えて無かったところが確認できた。また家庭教師のシーンで夏彦が「ずるいよな」を歌ってたのは、完全に抜け落ちてたので補完出来たのは作品の更なる深みとなった。あとは年齢感覚がハッキリした。とは言え、アイナの2役のためスンナリ入らない不思議な感覚は残ったまま。
何回見ても楽しめそうな予感はするので、Blu-rayが出たらプレーヤーと合わせて買おうかと思ってます。DVDは出ないんだろうな、最近出してくれないからな。
【余談】
楽しみにしていた理由は岩井俊二の作品であることの他にもいくつかある。アイナ・ジ・エンドのTHE FIRST TAKEでのオーケストラを聴いて心を掴まれた。
そこからしばらくして映画制作の発表前にTwitterでエキストラ募集があり参加希望を出した。岩井俊二監督の作品は元々好きだったが「リリィシュシュのすべて」のDVDの特典映像で見たエキストラを集めた撮影に興味があったので参加出来たことはとてつも無い喜びでした。
そこからまたしばらくして発表された映画のキャストにアイナの名前があった。私は大阪での参加のためアイナの出演は無かったのですごく驚きました。
大阪天王寺公園での撮影は七尾旅人さんの子供の頃のキリエのシーン。エンドロールで流れた2人のうたは撮影時に歌われたもので現場で堪能させてもらいました。
ということで大好きな岩井作品に自分が映り込んでるのでは?という期待も楽しみにしていた理由です。結果は始まって数分後に本人じゃないとわからないレベルで映ってました。単純に嬉しいw
岩井俊二真骨頂、
きれいな画、雰囲気が堪能できます。でもな、何で古臭い邦画の不条理エンドにしちゃうかなあ?ネカフェや電車で夜を明かすエンドロールは悪くなかったですが、震災のくだりは乱暴過ぎませんかね?
広瀬すずはイイ役でした、JKにも見える見える。
3時間超の力作だけど好みではなかった。
岩井監督はラブレターしか観たことがないです。
ドキュメンタリーぽく撮る方ですね。反面、小3女児が単独で大阪にどうやって行ったのか描写がなく、現実的でないところが気になりました。アイナさんの声が好みではなく叫ぶ歌唱も苦手で、ライブシーンは音量が大きくて耳を塞ぎました。3.11震災を機に、人生が変わった3人。なつひことキリエは希望がみえたけど、イッコは嫌がっていたオンナを使って刺されて破滅。世間の冷たさ、人間の弱さを表現したかったのか、今ひとつ何がいいたいのか分からない映画でした。
これぞ映画だ‼️
さすが岩井監督という仕上がり
半年前ほど前から映画宣伝などを見て、まだかまだかと楽しみにしていたということもあり、仕事そっちのけ、公開日の朝イチで鑑賞してきましたがとても貴重で有意義な3時間でした
ストーリーは3つの時系列が描かれておりそのフラッシュバックのタイミングなどもとてもスムースで分かりやすく、さらには心理描写にストレスがなく見られたことがこの映画のすごさの一つだと感じました
東日本大震災というテーマは、題材にするにはとても勇気のいるテーマというか、そう簡単に説明のつかないとても繊細なテーマだとは思いますが、岩井監督が映画を通してこれを伝えるんだということへの強い使命感のようなものを感じました
現に私はこの作品を通して岩井監督が伝えたいことを強く感じ、涙しました
演出においては、岩井監督映画特有のカメラの細かい動きや色彩の演出は今回も素晴らしかったです
小林武史さんの音楽は申し分なく、冒頭と最後に流れる音楽が特に印象に残り、サントラを早く購入したいです
アイナジエンドさん、広瀬さん、松村さんを筆頭にキャストの方々の演技にも感銘を受けました
個人的には『岬の兄弟』で出てた方が少し出演されていて役作りの凄みに驚きました
ストーリー・演出面など全てにおいて岩井監督恐るべしといった作品です
「良かったけど長い」のか「長いけど良かった」のか
キャストが魅力的でした。
試写会に参加しひと足早く鑑賞。
まず、人によってはフラッシュバックやダメージを受けるかもしれないシーンがあります。公開にあたりすずめの戸締まりのような予めの注意事項などがあると良いと思いました。
本編の感想ですが、見応えのある音楽映画です。
上記のシーンがあるので重いと思われるかもしれませんが、そんなことは無いです。主演のアイナ・ジ・エンドさん、とにかく素晴らしかった…その歌声に涙した時間もたびたびありました。アイナさん演じる路花は純粋無垢、それでいて逞しい。非常に共感できる主人公でした。
また、キャラクターですが、アイナさんや松村北斗さん演じる夏彦が脆く難しい繊細な役に対し、広瀬すずさん演じる調子の良いイッコと黒木華さん演じる心の拠り所のような存在のフミ、重くなりすぎないような配置で非常にバランスがよかったと思いました。岩井監督の作品らしさを感じられるシーンがたくさんです。
3時間の上映時間はあっという間。原作の事を考えたらめちゃめちゃ削って3時間だったのかな。もっと長くても良いと思ったくらい、キリエのうたの世界にのめり込んでました。
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