首のレビュー・感想・評価
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北野武が加瀬亮にやられてたら傑作になったのに
本作のストーリーは、本能寺の変の前後から中国大返し、山崎の戦いで光秀を討つまで。
物語としては、使い古されてもはや「定型」です。
みんな筋を知っている「定型」のストーリーを、どうやって面白くみせるのか。
芝居や演出としては、
・意外なキャスティングとエキセントリックな芝居
・脱力感のある小ネタを散りばめる
・これまでのフィクションが描いてこなかった「なまなましい部分」にフォーカスする
敵の首を取る、一族郎党斬首、切腹と介錯、首実検、男色
・「主従関係、愛人関係」「虐待と褒美」に支配された武将たちの人間関係のいびつさ
→秀吉、秀長、官兵衛の3人だけは馴れ合いの安定感を見せています
・権力と狂気
→信長、秀吉ともに、なにを言い出すか、何をしだすか分からない不穏な空気感
・画像の色使い
ドラマとしては
・武士になることを夢見て大将首を欲しがる農民の若者の成功と失敗
・次の天下を夢見る2番手、3番手たちの駆け引きと暴発
・下忍3人衆、利休、多羅尾光源坊とかの裏世界のようす
・首の行方不明問題(荒木村重、織田信長、明智光秀)
脚本・編集・監督・主演の北野武(秀吉)が、「しょーがねえなあ…w」と苦笑いしながら全体を俯瞰する立ち位置は、さんざん観てきたテレビのバラエティーと変わりません。飽きました。この映画が退屈な原因はそこにあると思います。
秀吉(北野武)自身が信長(加瀬亮)に言い寄られ、逃げられず、仕方なく身を任せるシーンがあれば、この映画は傑作になったと思います。
一番面白い映画は北野武自身が一番悲惨な目に遭う映画ですが、自分が監督ではそんな映画は撮れません。なかなか難しいところです。劇団ひとり監督、北野武主演でそんな映画を撮ってくれないでしょうか。
もはや北野監督がつくるフィクションより、北野監督をめぐるドキュメンタリーのほうが断然面白いのではないでしょうか。北野監督に密着してずっとカメラ回してたらよかったのに…。本作の制作過程や交渉過程、KADOKAWAとかネットフリックス週刊誌とか渡辺謙とか新しい奥さんとか総出で。絶対大ヒットすると思いますが。
北野武が構想に30年を費やして監督・脚本を手がけ、「本能寺の変」を...
北野武が構想に30年を費やして監督・脚本を手がけ、「本能寺の変」を題材に壮大なスケールで活写した戦国スペクタクル映画。武将や忍、芸人、農民らさまざまな人物の野望と策略が入り乱れる様を、バイオレンスと笑いを散りばめながら描き出す。
北野監督がビートたけし名義で羽柴秀吉役を自ら務め、明智光秀を西島秀俊、織田信長を加瀬亮、黒田官兵衛を浅野忠信、羽柴秀長を大森南朋、秀吉に憧れる農民・難波茂助を中村獅童が演じる。
首が飛ぶ、
監督北野と芸人たけしの集大成映画だ
TOHOで会員デーの火曜日に鑑賞
仕事終わりにちょうどよい18時過ぎの開始
公開1週目なので大スクリーンが嬉しい
北野作品はその男からの付き合いでもう40年近くになる
途中遠ざかったりもしたのだが最近のエンタメ度アップで復帰
北野組の集大成
役者陣超豪華 以前のインタビューで
役者が出たがるんだよと言っていたな
大森 浅野 加瀬といった新顔から
勝村 芦川 川谷 六平 岸部…平泉成が生きていたらなぁ
寺島久しぶり 真田丸とカブる なぜかコント臭
桐谷はチンピラから出世していた
いちばん嬉しかったのは劇団ひとり 超ハマり役
西田敏行はいなかったよな
西島はドールズ以来と
彼はドールズで路線が変わったと記憶
相変わらず女性要素が少なかったが
唯一柴田理恵の登場シーンは2段オチで笑った
出来がいいとは言えない即興コントも
巨匠には許されるよなぁ
黒澤 小津 木下にはできない世界だしなぁ
土手から望遠鏡で眺めるところとか たけし城だろ
そりゃ秀吉は自分がやるしかないよなと
弥助ジョークはテレビではできない
ホント監督北野と芸人たけしの集大成映画だ
一方作りこまれた役者同士のやり取りは秀逸
西島と遠藤の最初の邂逅は絶妙な間の取り方だった
それにしても遠藤は今回酷い目に遭いすぎ
取って返した秀吉に対する光秀の反応が省かれていたような
首に対するこだわりも外人とか百姓には意味なし
ラストシーンが全てを言い表していた
ふとキムタクの信長を観てみたいと思った
(映画と無関係)
終了後は駅の自由通路のベンチで発泡酒2缶グビリ
寒くなりそろそろ外飲みも終わりかな
発泡酒と第③ビール価格差なくなった コンビニで実感した
首なんかどうでもいいんだよ
面白すぎる!
本当に良かった!
武さんらしいお笑いや真面目な所、グロい所や黒い所まで、リアリティー求める笑いも取るの武さんらしさ満載だし、それでもって秀吉役するのが堪らなくやられましたw
違う目線の戦国映画として、当時の人はこんな感じだったかもと思わせる良いラインの世界観で良かったです。変に侍にヒーロー感が無く腹黒い人ばかりだったのが面白くもあり、侍の描き方として新鮮でした(鎌倉殿的な)。
本当に寝られない長編映画を見たのは、久しぶり位に内容が濃かったてす。
信長の描き方もジャニー問題が重なったけど、関係なく史実に忠実な信長で出したのは流石の武さんでした。
ホモを会見で肯定はしてなかったので、不運な事になってしまいましたが、史実が史実なのでリアルで良かったです。
最後の落とし所と最高でした。
西島さんが男好きだと何食べがちらつく
全員お国言葉ならね
戦時に命など無いに等しい
裏切りと忠誠心
首で始まり首で終わる。
戦国時代の戦の象徴。天下を勝ち捕った慣わし。
歴史的な史実をコメディ要素も含ませながら
茶化す。皮肉とジョークを混ぜ合わせた
バイオレンスコメディ。彼ならではの解釈。
荒川良々さんの切腹シーン。
北野武さん、大森南朋さん。浅野忠信さん
のやり取りはコント。早くやれとか半笑い。
北野武監督ならでは。
このお三方は年下の奥さんがいるなぁと
頭の中がよぎる。
大人数での闘いは迫力があり贅沢。
BL的にその上司に陶酔する。身体も預ける。
兄貴的な存在は昔からあったのだろう。
西島秀俊さんだとシロさんと言いたくなる。
全体的にテレビじゃ出来ない事を魅せたかったの
だろう。確かに天下を捕る人は普通じゃないはず。破天荒だよね。
能楽師観世清和さん監修で観世三郎さんの
舞『敦盛』は見応えがあった。
期待していたが少し残念
首がいっぱい
予告では、どんな世界観で作られているのか?
ワクワクしながら鑑賞しました。
マジで信長がクズ人間で、歴史を知る信長ファンにはキツイ映画ですね👀
しかし、さすがたけし監督👍男色ネタなど、バンバン出してくるあたり、歴史なんて綺麗事ばかりじゃなく、天下取り合う人間なんて、腹黒な奴じゃないと生き延びれない‼️
前編通して、ブラックネタでたけし監督独特のアドリブじゃねー?って言う場面があり、笑ってしまいました。
まぁ首だけあり、バンバン首が飛び昔の日本人はマジで残酷な歴史があった事は、知る方がいいと思ってしまいましたねー🤨
ラストの秀吉の演技が、コントの様に締めて終了。
面白い🤣
あまり、歴史を知らない自分は登場人物が多くて、場面もばんばん切り替わるので、えっこれどない?
とパンフ読んで振り返らないと良く分からない事がありましたねー😑
グロ苦手な人は注意
取り合いの取り合い
北野武監督ならでは、バイオンレスと笑いが相まった作品でした。
冒頭から首を無くした武士の死体から始まり、かなりの衝撃的なシーンが沢山だった。
それぞれの配役も絶妙でした。
信長によるパワハラ政治に誰もが心のどこかで謀反を目論んでいる中で、それをおくびにも出さずに粛々と武士としての生き方を貫いてた。
それでもやはり心の中で許せない部分が表面かして、首の取り合いになってしまう。
最後のシーンは、そのもの自体に意味があるわけではなく、それを証明として出来るのならなんでもよい。
変なものにこだわり持っていても何も意味ないというメッセージかなと思いました。
とても衝撃的なシーンばかりだったけど、要所要所で笑えるシーンもあって面白かったです。
北野監督の狂気とエログロ・ゲロ
公開されてから、世の評判はあまりよくなかったので、さほど期待せずに行ったせいか、まあまあ寝落ちせずに最後まで観られた。
でも面白かったかといわれると、「金返せ」というレベルではないながら、木村拓哉の「レジバタ」よりは少しマシだったという程度かなあ。私の評価は★3.4。戦国映画ではなく、コメディとして観た方がよいかもね。そんなに笑いは取れてなかったけど(笑)。
本能寺の変の新解釈はまあいいとして、男色や首切りのシーンの連続は芸術と言うより、単なるは悪趣味というか、監督自体の精神性のアンバランスしか感じなかった。信長や戦国武将の男色は事実だし、この手のことを描くのは、いまどき流行の、ダイバシティーっちゃあ、ダイバシティーなんだろうかね。それともタケシの単なる趣味か。過去作の北野武監督作品は座頭市以外は観てないので、知らんけど。
ただ、私には、北野武が生きて来た芸能界の性癖と主従関係が倒錯した人間模様を、戦国武将版として写し絵にしただけのように思えた。
それと、加瀬亮が演じた信長は全部が胸クセ悪かったし、品のない、しかも背丈の足らない信長役はオーラをひとかけらも感じなかった。劇中の所作はほとんど精神病みにしか見えない。天下布武はほど遠くて、これでなんで、人がついていくのだろうか。そんなわけないよね・・というのが正直な感想。全役の中で一番のミスキャストだ。
ただ、北野監督はそういう狂気とエログロ・ゲロを描きたかったのだろう。なので北野監督にとっては、本作は加瀬亮以外あり得ないのかもしれない。私は服部半蔵役の桐谷健太の方が今回の配役陣の中では一番信長役に合っていたように思うのだが・・・(大河でもやった経験もあるし)。桐谷健太の狂気なら、面白かったかもねえ。あとの役者は可もなく不可もなし。みんなそこそこだった。ま、タケシの秀吉役は歳を取り過ぎだわ。タケシも老いたねえ。
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