首のレビュー・感想・評価
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バイオレンスコメディ!
予想通りのバイオレンスコメディドラマ。
男達の腹の探り合い。生々しい首の奪い合い。
冒頭から激しいシーンの連続…
本能寺の変からの中国大返しは秀吉の計画通り
で私個人も秀吉黒幕?と考えていたし
また曽呂利新左衛門という元祖太鼓もちなる
人物を取り上げてくれた事は良かった。
山崎の合戦。天王山。
光秀対秀吉は単純に数だけで勝ったのか?
何故光秀は(今作では登場していないが)
細川藤孝など援軍が得られなかった
のか?武運が落ちる光秀の様をもう少し描いて欲しかった。村重と光秀の仲は…もう少しスマートな関係で良かったのでは。
いつの世も領土争い
北野監督の戦国時代のバイオンレンス映画は少しばかり妻にはキツかった様です。
著名な武将が北野監督の采配であたかも現代時代劇にかわっていた。
武将・忍び・町民・農民が吹き出しそうなセリフもあったりと流石です!
行き詰まるシーンは目を伏せたくなったりしたけど戦略に寄せる監督らしさが伝わり良かったと思います。
本能寺が変
う〜ん、なんか習った史実とは違うのが多いような?
「この映画はフィクションであり
登場する武将、城、町、合戦などは実在したものとは関係ありません」
って感じですかね。
でも、おふざけエンタメとして見るなら面白いね。
虚無→解体→獣→ナハナハ
ダダ→キューブ→フォーブ
→ナハナハ。
コント、脱力、暴力。
コント、コント、脱力。
脱力、脱力、コント。
北野ブルーと、
一定のリズムのカット数で、
フレームは常に上部ががらんとしている。
この掛算に死生観がシンクロした観客はダダイズムといい、
この引算の解体と構築を新しいキュビスムという。
全員悪人暴力にはフォービズムと褒めちぎった観客もいた。
それらは現代のスーツ、シャツ、拳銃、機関銃で血と暴力が表現された。
本作は合戦、城、甲冑、鎧、刀、長刀、竹槍、、、。
時代劇の方がマッチしている。
ダダイズム、キュビスム、
フォービズムに意外なくらいマッチしていた。
時代劇といえば大河。
大河を小水まで落とし込む、
センスはあいかわらず素晴らしい。
小水を更に唾棄されるような唾レベルまで解体、怒りや虚無を再構築されたようなもの、
茂助を主人公のプロットにしていたら映画的には傑作になっていただろう。
そんな事はどうでもいいんだよ!
と首を蹴る
ダダイズムより、
キュビスムより、
フォービズムより、
ナハナハ。
「3-4x10月」や「ソナチネ」の
エッセンスが残っていた。
世界の北野、
足立区のたけし、
が帰ってきた。
【蛇足】
「ソナチネ」の現場には、
クランクアップ寸前まで、
赤いスポーツカーを準備していました。
北野ブルーは、
北野レッドになる可能性がありました。
詳細はyoutubeで話しています。
北野武らしさはあるけど
戦国時代が大好きで小説文献の類も読む方やけど
リアルに描きたいのかコメディにしたいのかが分かりづらかった
アクの強さが全面に出過ぎてストーリーもよくわからん
んー
ちょっと期待外れかな!
流石にこの年までくると織田信長や羽柴秀吉のストーリーは承知で鑑賞し...
流石にこの年までくると織田信長や羽柴秀吉のストーリーは承知で鑑賞したが、どの役者がどの武将役をするかに心躍りました。
明智光秀と服部半蔵が一番ハマってたなー。
少し残念なのは本多忠勝かな?
北野武監督のサムライ映画楽しませていただきました。
リアル戦国 皆んな悪い人 半蔵かっこいい
映画館で初めて北野監督の映画を見ました。良かったです。
バイオレンスの現実感が引き込む力だと思いますがこの作も戦国ファンタジーじゃ無い妙な現実感に溢れている。特に題名の「首」は新鮮なリアルさで出現数が多くキツイ程。矢の飛ぶ音や当る音、黒澤映画のよう。出だしの信長配下が集まった場面、金柑頭の再現度に「これか〜」と引き込まれ最後まで見入ってしまいました。
服部半蔵がやけにかっこよかった。一番マトモな人。弥助も現代の感覚でマトモ。首切っちゃうよねー。あとはほぼ全員「狂って」る。
崖から落とされた道糞、生死不明。信長、光秀(判別つかず蹴っ飛ばす)の首も所在不明な処も良い。
次にゴジラを見たが、こちらは最後に皆んな良い人になる。ザ·日本映画で全然違うが良かった。
みーんな、あほか。
あの時代の人たちは、何を求めていたのか?
敵の首を求めたとしても、それは影武者の首である可能性があったり、汚れて識別できないものであったり、確実なもののようで不確実なものだったりして。何より、混乱を招いた信長の首は実際見つからなかった(信長の首を弥助が持ち去ったって設定は面白かったですね)。
お金を求めるにしても、相当な代償を負うことになる。
快楽や平和を求めた人もその争いに巻き込まれる。
結局、一人の人間に過ぎないはずの為政者の「狂い」とか「情愛」をもとにした騒動に巻き込まれながら過ごしてきた市井の人たちが時代をつないできたのかなと考えさせられました。
そんなことを想像させられたのは、今の世の中と変わらないものを観たせいでしょうか。
テレビの情報番組で監督は、「スマホでなく劇場で観てもらいたい作品をつくった」と言っていましたが、「今」に対して「あほか」とも言いたくて今作に至ったのかなー、なんて想像するのは的外れでしょうか。
何が言いたいのか…?
北野武監督作品って、海外では評判良いけど私にはいつもハマらないんですよ。
でも今回は歴史物だしと、初めて映画館で鑑賞。
歴史なんて本当はどうだっのか分からないからこう言う解釈が有っても良いのかもしれないけど、やっぱ私には合わないですね。
織田信長は何話してるのか聞き取りにくいし、男色シーンは見てられないし、終わり方は閉まらないし…
北野武監督作品じゃなくてビートたけし監督作品の方が良かったかもね。
タイトルなし
【ご意見募集】
冒頭、信長が村重に「役不足」という言葉を使っていたと思うんですが、文脈から誤用かな?と気になって数秒考えてしまいました。信長が嫌味で使った?まさか間違っちゃった?まさか…ですよね。どうなんでしょう。もしくは、かつては現在と逆の意味で使われていた、などの考証があったりするんでしょうか、御存じの方がいらっしゃったらご教示ください!
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なぜこの編集にしたんだろう?という箇所が多く、構成の問題もあると思うが散漫な印象。キレが悪く感じるのもそのせいか?
自分の好きなものを詰め込んだんだなぁとしみじみしてしまう。
だが予告編マックスと言われてしまうのは仕方ないくらい、美味しい画はそれだけだった。
賛否はあろうが、加瀬亮の信長は木村信長より遥かに魅力的に見えてしまった。なんだろ、振り切っているからかな。
期待して観に行ったが、、、
正直に言って期待はずれ。
本能寺の変の新解釈とか ???だし
司馬遼太郎の歴史小説とか好きな人にはキツイ映画だと思う。
キタノ映画が好きな人は内容的にTV放映はないと思うので
観ておいても良いかな?
もっと若い頃に、このテーマで映画を撮って欲しかった。
なんか信長、秀吉、家康、光秀より
抜け忍には、とても見えない(体型と雰囲気)某芸人の話の方が多くて
個人的には、このキャラを無くして、もっと本能寺の変に至る過程を丁寧に描けば良かったのにな〜
と感じました。
その首で天下を狂わせ
本作の公開までの一悶着はあまり触れないでおこう。
たけし側とKADOKAWA側のいざこざ。映画人/映画会社としてそれぞれ譲れない言い分も分かるし、何だか大人げない部分も…。
一時は公開危ぶまれ、お蔵入り…なんて囁かれたが、いつの間にか完成して、カンヌ国際映画祭で披露された時は驚いた。
同時に安堵もした。
『アウトレイジ 最終章』以来6年ぶりの新作。監督キャリア最大の大作。
構想30年。黒澤時代劇に憧れ、親交あった黒澤から、「北野君がこれを撮れば『七人の侍』と並ぶ傑作になる」と。
黒澤インスパイアと念願の北野流娯楽戦国活劇。
お蔵入りされる事なく、本作を劇場大スクリーンで見れた事をまず喜びたい。
題材は、本能寺の変。今年『レジェンド&バタフライ』でも描かれ、これまでにも何度も何度も何度も。
それをたけしがどう描くか。
たけしが秀吉を自ら演じる時点で史実に沿ったリアル志向の時代劇ではないのは明白。戦国武将たちの実年齢はよく分からないが、信長=加瀬亮、秀吉=たけし、家康=小林薫、光秀=西島秀俊…イメージや年齢的に合ってるの…?
たけし流の独自解釈。いや、やりたい放題。
時代劇ならではのスケールや合戦シーンは勿論、バイオレンスや笑いもいっぱい。
我々のイメージとは違う戦国武将たちの謀略や覇権争い。
そう、これはもう“戦国アウトレイジ”だ!
作品によっては恐ろしくも威厳たっぷりに描かれる信長。
今回のイカれた狂人っぷりはヤベェ…。
邦画史上最狂の信長と言って良し。“魔王”と恐れられ、キムタク信長より魔王感出ていた。加瀬亮のハイテンション怪演も見事。
宴の席で家臣の命を弄び、「俺の為に死ぬまで働け!」「皆殺しに決まっとるがや!」。昨今またもやパワハラ問題に揺れる中、大丈夫…?
そんな親方様に翻弄され、殴る蹴る暴力を振るわれながら忠義を通す家臣たち。
“エテ公”秀吉。たけしが演じているので一筋縄ではいかない。
“ハゲ”光秀。家臣のなかで唯一真人間に思えるが…。西島秀俊が巧演。
“タヌキ”家康。腹の底が見えぬ雰囲気を小林薫が滲ませる。
信長の跡目は誰か。虎視眈々と狙う。継承するか、それとも…?
秀吉家臣の秀長と官兵衛。たけし・大森南朋・浅野忠信のやり取りはまるで漫才トリオ。
誰の側か分からぬ千利休の岸部一徳。
思ってた以上に出番が多かった木村祐一演じる抜け忍。
バカ丸出しの中村獅童演じる農民。
武将たちから農民まで。皆、一癖も二癖もキャラ濃すぎっ!
野心、手柄、裏切り上等、殺るか殺られるか。
タイトルにもなっている“首”がポンポン飛ぶ。邦画史上最も首が飛んだであろう。
信長と蘭丸、光秀と村重。野郎どもだらけの世界だからこそ男色に溺れる。
欲にまみれ、首飛び血みどろバイオレンス、コントみたいなシュールな笑いがまた拍車をかける。
こんな剥き出しの戦国時代、昨今なかなかお目に掛かれない。
たけし曰く、最近の時代劇は綺麗事過ぎる。
NHK大河ドラマは今をときめく人気俳優を起用し、視聴者媚び。
『蜩ノ記』や『散り椿』なども悪くはないが、品行方正で理想的過ぎる。
かつての黒澤時代劇はどうだったか…?
もっと泥土を被り、荒々しかった筈。
黒澤の後継者は小泉尭史や木村大作ではなかった。北野武だった。
単なる戦国バイオレンスだけではなく、たけしの歴史への考察も垣間見える。
光秀の信長への謀反の理由。幾ら想い抱いても、あんなに虐げられ罵られたら…。
本能寺の変で信長の首を切ったのは…。意外過ぎるアイツ!
光秀の最期。
家康をもそそのかし、全ては“サル”の思惑と手中通り。農民から天下人へなれたのも納得…?
資料を調べ上げある程度史実に沿った部分もあるだろうし、史実崩壊部分もあるだろう。
が、これはこれで一理あるから面白い。
首を斬れ!
首を取れ!
その首で天下を掴む。
一大下克上。
ラストシーンの“首蹴り”はこれまたたけし流の痛烈な笑いが効いていた。
見てて思ったが…、
戦国時代ってそれぞれキャラが立ってて、それぞれに語られるドラマがあって、一堂に会する。
戦国時代は『アベンジャーズ』だった…?
時代考証はさほど逸脱してないのに残念なコント映画かも
これは好みがハッキリ分かれると思いまするね。アタシは一応は気に入ったけど予告編で先入観を持たない方が良いです、十中八九そのイメージは裏切られます。構想30年も多分ですが北野流のジョークです。
少なくとも世界の北ニストも絶賛!的なシリアスで皮肉の効いた、凄惨で乾いた本格的な戦国絵巻などを期待してはいけません。そう言うのはリドリースコット監督のナポレオンのナワバリです。もの凄くお金かけて豪華キャストで作ったエログロコント、くらいに思って逆に徹底して笑うつもりでいた方が良いかも知れません。
先行したNHK大河のムロ秀吉が秀逸だったのと、やはり大河先行組の大森南朋さんがいい意味で裏切ってくれてるので、今作で北野武さんが秀吉演じたのはちょっと失敗だったかも知れません、、自ら演るなら北野さんは寧ろ家康か光秀役の方が良かったかもと感じました。
困ったのはこれ以後は加瀬さんが何演じてもダギャァ〜ダニィ〜って脳裏から離れなくなりそうな事。それくらい今回は加瀬亮さんの怪演ぶりが突出してました。
思っていたよりも質が良くて楽しめました
正直、北野映画はあまり好きではありません。いいと思ったのは「キッズ・リターン」ぐらいかなぁ。なので、気合い入れて作って、なんとかのオープニング!とか言われると、ますます見る気がしなかったのですが、一応見ておくか程度での観賞でした。
質はやっぱすごいと思いました。規模も音響も非常に迫力があり、本格的な時代劇映画でした。それでいて尚且つ、北野節炸裂、しかもそれがうまい具合に超大作時代劇にマッチしていて、見応えがあった気がします。
まぁ、出てくるキャラがことごとく嫌なヤツにしか見えないのは気になりましたが、それも監督のオリジナリティーだと認識できたし、やなヤツやな話やな演出満載なのになんか笑えて有名な時代の一場面を見事なまでに独自の世界観に構築しきっていて、すごいなぁと思ったし、思いっきり楽しむことができました。
「あれっ!?」、返っちゃうの?・・・
荒川良良の清水宗治が何故か記憶に残る、荒川さんのキャラクターが大好きで注目してしまう今回も短い出演時間、台詞でしっかり笑わせくれました、映画は俳優人を使いこなせて無い感じがま~全員主役張れる実力者揃い観る側の焦点が定まらないだけどもう少しメリハリが欲しかった。
これ、おもしろいですか?
北野さん、大森さん、浅野さんの3人のシーンはおもしろかったけど。
織田信長はエキセントリックすぎて、ただの狂人にしか見えなかった。彼が死んだ本能寺の変以降はまだよかったかなあ。
あと、最後の終わり方はとてもよい!!!
信長様…!!!!
グロいバイオレンスエンタメコメディなのに悪趣味と感じない、押さえるポイントはしっかり押さえる。信長の最後とオチがすごく良かったです。戦いものは強いやつがかっこいいって価値観が大嫌いなので、英雄を作らないところ、全ての人の命が軽い時代、どんな武将みんな愚かでみっともなくて哀れ。戦に正義はない。すごく好感が持てました。
それはそれとして、加瀬亮さんの信長様が好きすぎて光秀との関係に興奮しすぎて爆発しそうでした。男同士の愛憎劇最高。信長と光秀と村重についてずっと考えてます。劇場で3回見ましたが全然気持ちがおさまらない。助けてほしい。
予想外に恋愛とお笑い
北野監督久々の新作は時代劇。
北野監督らしいバイオレンスと狂気を孕む予告に期待は大。
さて、その内容は・・・。
予想以上に漢の恋模様?とお笑いのエンタメでした。
男色描写があるのは分かっていましたが、ストーリーにも絡む要素で、現代の価値観では計り知れない世界。
シリアスでバイオレンスな世界でありながら、そこかしこにお笑いの要素があり実に楽しい。
特にも北野監督演じる秀吉と大森南朋演じる羽柴秀長の絡みは実におかしい。
そのパートを観たいがためにもう一度観たいぐらい。
その他の俳優も豪華キャストってだけでなく実に良い演技。
某マイナス怪獣映画の大仰演技で辟易していたところなので、やはり監督の采配は大事なのだなあと再認識。
とはいえ、若干の不満もないではない。
何気に物語にも絡む某抜け忍。予告でも棒だなーとおもってましたが、やはり全般的に微妙。他の俳優陣が際立っているが故に違和感すらある。おそらく監督はその空気感を狙っていて、狙い通りなのだとは思いますが個人的にはミスキャスト。
あくまで個人の趣味感想ではありますが。
とはいえ、全体を通して大人なエンターテイメントとしておすすめの一本。
若干グロいのと男色は人を選ぶかもしれません・・。
これぞまさに戦国風雲たけし城!
いや、破天荒中の破天荒!織田信長ってあくまで冷徹な暴君ってイメージやったけど、これはだいぶ狂ってるな。でもまぁこれもたけし流か。加瀬亮久しぶりに見たけどブッ飛んでてもはや何言ってるか分からんくて最高やった。
天下、天下、天下!首、首、首!日本のあちこちで首獲り合戦が行われ名だたる武将から果ては百姓までもが天下人を夢見た時代。秀吉パートはこれアドリブやろ?みたいなやり取りもあってコメディに振り切っててシリアスなシーンとの対比が面白かった。
終始画面にはおっさんしか映りません。おっさんの腹の探り合い、騙し合い、そんでもって愛です。キラキラした若手の役者さんは出てませんがアマレス兄弟がそのポジションを立派に担っていたと、私は信じてます。で、実際のところ信長ってどんな最期だったのだろうか。私は実はなんとか生きて逃げ延びたんじゃないかと密かに思っている。
ただのどんちゃん騒ぎ
グロとかBLはどうでもいい。
ただ単純に面白くなかった。
主役はれる俳優が多いとまとまらないし、緩急が無い。ただのどんちゃん騒ぎ。昔の北野武の静かなる狂気はどこへやら。
加瀬亮だけをメインにして欲しがったけど、そうじゃないし。ちょっと悪ふざけが過ぎた映画でしたね。
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