アステロイド・シティのレビュー・感想・評価
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理解はできない
いつものことながら、一回で内容が理解できないんだよねw
ただ、雰囲気は最高にいい。
個人的にこの監督の作品は「間」かな、とおもう。人同士の会話の呼吸や、映像が切り替わるところの間がすごくいい。
絵は綺麗で、キャストも豪華。
見所しか無い。だけど、ストーリーは独特過ぎて理解はできない、っていう。
やっぱり好きだわー
唯一無二の世界観構築のプロ!
そもそも難解だし、英語の台詞量が半端なく早口で多いので、日本語字幕の情報量だけでは不十分になってしまう。英語使いの方はぜひ字幕だけを追わず、原語の中身に集中してみた方がいい。楽しさが倍増する。
何はともあれ、このぶっ飛んだ題材・ストーリー・構成に、ユーモアをちょーど良いあんばいで乗っけて、めちゃくちゃオシャレにギリギリでダサくなく仕上げきってしまうウェス・アンダーソンは本当に天才。初見の際は徹夜明けで見たせいで途中寝てしまったため、再度見に行ったが、2回目、改めてその世界観構築のプロフェッショナルぶりに感銘を受けた。もう、理屈じゃなく「これ好き!」って気持ちにさせられてしまう。
上の方から「アレ」が登場するシーンは、映画史に残る名場面と言って良いのではないか。
音楽も最高。
難解なので、鑑賞後、ネットにたくさん上がってる解説動画を見がいがある作品。
宇宙人をもっと観たかった
砂漠の街で宇宙人と遭遇する人々の騒動を描いたコメディ。舞台劇のような独特の世界観が見どころでしょうか。宇宙人の登場シーンがもっとあるかと思っていましたが少なくて非常に残念。
2023-147
理解が追いつかないまま…
外側(モノクロ)と内側(カラー)で分かれているから
物語が余計ややこしいし、境界線が曖昧なので
理解が追いつかない、、、
物語を見る上で重要な登場人物の感情が分かりにくい、だから引き込まれない、観客は置いていかれる
映画の演出や表現を楽しむというのもあるけど
正直映画館でみるほどではないかな、、と、、
毎度おなじみの…
シンメトリーでパステルカラー、そんなウェス・アンダーソン監督の世界は嫌いではないが、さすがに毎度このパターンではもう食傷気味かな?
漫画チックな動きやストーリー展開もしっかりとした脚本で構成されなければ、ただのおバカ映画になってしまうと言うことを今作で露呈してしまった。
奇妙な体験ができるのも映画の醍醐味
「グランド・ブダペスト・ホテル」などで魅せる独特の美学が好きなウェス・アンダーソン監督の新作!
1955年のアメリカ西部で、隕石落下でできた巨大なクレーターが観光名所になっている変な街。そこに天才少年少女と親たちが集まって来るという舞台。それを制作するスタジオ内でのメイキングがシンメトリーに描かれるから、何が現実なのかわからなくなる。そこが面白い。そしてある出来事から物語はめちゃくちゃな方向に(笑)
監督を慕うキャストが凄すぎる。スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォーなどが、楽しんで演じてて良き。大好きなマット・ディロンが変な役で出てて、もうサイコー。
不思議な出来事やジオラマを俯瞰で観て、奇妙な体験ができるのも映画の醍醐味。なかなか出会えない良作です。
不穏なのにポップな町の風景はよかったが…
ウェス・アンダーソン監督作品はあまり慣れていない。前作の「フレンチ・ディスパッチ」とデビッド・ボウイカバーのサントラ先行で観た「ライフ・アクアティック」くらいか。考えてみたらあまり響いていない。
本作は、宇宙人が到来した町の混乱を描いた作品だから少し期待してしまった。でも、舞台劇をスクリーンで見せるかのような演出。全体的に平面でポップで派手な色合いの舞台設定。科学賞を受賞した少年少女の家族たちが集まった町ということで話も群像劇っぽい。
近くで核実験が行われ、車での銃撃戦が頻繁に起こり、科学賞が軍事利用するためのものだったりする。さらには宇宙人の到来に対するマニュアルも敵国との絡みを重視する。冷戦真っ只中のアメリカを皮肉るかのような描写が印象的だった。いや、ここから何かを感じ取れればよかったんだけど。結局その不思議な世界観に飲まれたまではよかったが、今一つ響かなかった。シュールすぎるんだよな。好みの雰囲気は十分あるのに。
町に生息する不思議な鳥も何かを示唆しているのかも?と思ったが何も感じ取れなかった。あの踊りがかわいかったなって程度。映画好きの猛者たちはこの映画から何かを感じ取ってるんだろうか?
でももうウェス・アンダーソン作品は観まい!と思うこともできない。また、挑戦する日が来るのだろう。
見直さないとわかんねー。
前列の客の頭に視界を塞がれ、左右に動くその頭を避けて、マシな視野を確保することに集中力つかい、あんまり内容が入ってこなくて…
集中できる環境でも、早口の英語を聞きながら字の多い字幕を読んで、構成のややこしい映画文体を読み解くのに中々苦労するはずの作品なので、、、
絵がかわいいくらいの感想しかないのよ。
難しいことは分からなくとも
安定に、アートでシュールな独特の世界観。
好きな人は好き、ハマらない人にはとことんハマらないんだろんなと思います。
カラフルでドリーミーな劇中劇の世界はただただ目の保養。
所々に散りばめられたクスッと笑えるシュールさやダークなユーモア。
他のWA作品にも共通するかもしれませんが、子供達の無垢な純粋さに触れて、こちらまでほんの少しピュアな心を取り戻した気分になる。
うまく説明できませんが、観終わった後はなんだか温かい気持ちになりました。
ただ劇中劇の設定にはだいぶ混乱させられますね。
特にミッジ(スカーレット ヨハンソン)は劇中劇の登場人物の1人ですが、彼女の職業は女優で劇中劇の中でセリフの練習をしてたりするので、設定を理解するまでは頭フル回転で観てました。笑
揶揄されているものなど難しいことは分かりませんが、WAの世界をたっぷり楽しめたのでそれだけでとりあえずは十分!
それと個人的に、「アステロイド・シティ」は映画館で観て良かったなと思える作品でした。
何より大好きなWA作品の世界に浸れるし、あと、私だけですかね?作中でアステロイドシティの人たちが「・・・」を見ようと空を見上げている時にUFOが現れるシーン。映画館の観客みんなで次に何が起こるのかドキドキしながら見守ってる感じ、そして宇宙人のあのシーンで小さめの笑いが起こる感じに、“映画館で映画を観る"ことの良さを改めて感じました。
知らない人同士だけど、1つのスクリーンで1つの作品を一緒に楽しんでいる一体感のような。
なんか嬉しかったのでレビューを書いてみました。
素敵な時間をありがとうWes Anderson、な作品でした。
どこまでいくの?
グランド・ブダペストホテルまでは、
ストーリーも含めて楽しめた。
今作は、楽しめなかった。
下記、
フレンチ・ディスパッチ、、、
の感想。
いつもの通り、
ピタゴラスイッチのような、
ドミノ倒し(本編中にあった)のような、
おとぎの部屋や、
ハロウィン・タウンのような、
ウェスの左手の法則のような、
数学的定義に落とし込むべく、
公式を反復させるような、
ギミック、世界観で、
カメラは、
世界地図の図法でいうと、
メルカトル図法のような、
正面が大事!
ビルの屋上から斜めのカットがひとつあったが、
基本は2D風正面!
モルワイデ図法的な正しい面積、方位は不要!
で楽しませてくれるのは今回も同じ。
たが!
いつもは、比較的小さな世界観なので、おもしろいギミックを追いかけていると、ストーリーも自然と腑に落ちていく仕掛けだったのだが、
今回は、
レア・セドゥの巻、
シャラメの巻、
誘拐の巻、
それぞれ世界観がデカイので、
仕掛けを楽しんでいるだけ(ウェス作品は本当はそれだけで構わない。)ではストーリーは腑に落ちてこない。
字幕を読んでストーリーを追うのか、ただただビジュアルを楽しむのか、二者択一を迫られた人も少なくないはず。
そういう人の為に、
後半、エンタメバリバリのシークェンスもやっておきます、と、
プロデューサーでもあるウェス。
作品のジャンルは?
と聞かれると、
ウェス・アンダーソンというジャンル、と答えるしかない。
ノーラン、パク・チャヌク、
タランティーノ、、、その人の存在が、スタイルが、作品が、そのままジャンルだと言える絶滅危惧種監督。
製作基準点、いわゆるK点(建設基準点)超えの高過ぎる絶品度は相変わらず。
摩訶不思議
なんとも言えない、分からない感。
キャストは豪華なんだけども、設定も、ストーリーも、主題も、今のわたしの頭では理解できんかった、、、
ただ、クスって笑いは2.3度あった。
そういうときに日本人はほとんと笑わないけど、外国人はよく笑う。遠慮なく笑う。それみて感心してた。
はまれなかった
正直はまれなかった。
ただただナンセンスなだけで、面白いと思えなかった。
画面はオシャレで眺める分にはいいんだけど…。
「バカバカしい映画作ってみました」、っていうわりにちゃんとしてるっていうか、悪い意味で保険かけすぎてるっていうか…。もっと思い切り低予算で作ったら逆に面白かったかも。「浅いようで実は深い」のが理想だけど、この映画は逆に「深いようで実は浅い」って感じさせる。
たぶん僕は勝手に「不思議惑星キン・ザ・ザ」みたいのを期待してしまっていたんだと思う。
「目覚めたければ眠れ」だよね
兎に角、最初から最後まで
心地よくて気分のよいものしか登場しないね
それもそのはず、古き良き時代?1955年のウェス・アンダースンの頭の中の砂漠の中の乾いて清潔な妄想シティーで起こる出来事の光景。
宇宙人の飛来と小さな恋のお話が同レベルで語られて、感傷的な追想もちょっぴり流れては消える儚さ切なさ
まるで彼の夢の中にいるような少し居心地が悪くなりそうになると小さな魔女っ子たちが現れて救い出してくれる
別に言いたいことなんか無くていいよって感じがした
なんか、幸せな気分になって劇場を後にします サンキュー ウェス🫶
帰ったら昼寝しよ💤😴
奇天烈な舞台劇の上演シーンを映画化し、その芝居の制作過程をテレビ番組にするという一連の展開を映画化した作品。なんのこちゃ?
アステロイド・シティの空は青い!まるで絵に描いたような一様な青空と、黄色い砂漠の中に、まるでミニチュア模型のように可愛らしい建物が立っているのです。中にいる人々もまたフィギュアのように美しく洗練されてパステルカラーなんです。いつものように、ウェス・アンダーソン監督が作りあげるのはすべてが美的に統一された箱庭世界です。その中では原爆実験のキノコ雲さえもが美しく可愛らしいのです。
そんな色彩豊かな、唯一無二の世界を見せてくれるアンダーソン監督の最新作は、キャラクターとセリフの多さによる混乱の度合いは、過去作と比べてもかなり高くなっています。宇宙人の登場を含め、その不可思議さを楽しんだもの勝ちの作品と言えそうですが、わたしは全く楽しめませんでした(:_;)
時は1955年、アメリカ南西部に位置する砂漠の街、アステロイド・シティ。隕石が落下してできた巨大なクレーターが最大の観光名所であるこの街に、「ジュニア宇宙科学賞」の受賞式が開催されることになりました。受賞に輝いた子ども5人と家族が招かれた催しには、主人公のオーギー(ジェイソン・シュワルツマン)が、受賞者の長男と幼い3人の娘を連れてやってきます。しかし街に着いた途端、車が故障。妻の父スタンリー(トム・ハンクス)に電話し、迎えに来てほしいと頼みます、義父はオーギーを好いていないようでした。
子供たちに母親が亡くなったことを伝えられない父親、マリリン・モンローを彷彿とさせるグラマラスな映画スターのシングルマザー。それぞれが複雑な想いを抱えつつ授賞式は幕を開けますが、祭典の真最中にまさかの宇宙人到来!?
この予想もしなかった大事件により人々は大混乱!街は封鎖され、軍は宇宙人出現の事実を隠蔽しようとし、子供たちは外部へ情報を伝えようと企てるのです。果たしてアステロイド・シティと、閉じ込められた人々の運命の行方は…!?
…という物語は実は、それは天才劇作家とエキセントリックな演出家により演じられる舞台の上の新作劇の設定で、映画は観客がその舞台を見ているという形で進むのです。
映画にはさらにもう一段階上の仕掛けがあり、実はこのすべては芝居の制作過程を追いかけるモノクロのテレビ番組で放映されているという設定なのだ。テレビの中の芝居として演じられた映画。アンダーソンはこれまで以上に人工性を強調します。
前作「フレンチ・ディスパッチ」に続く多重構造は、この映画の主題の一つである俳優たち、そして人生への賛美につながっているように思えました。
それが集約されているのは最終盤、宇宙人が到来し、街が混乱を極めた末に出てくる二つのセリフです。「何があろうと、生き続けていればきっと何かを見いだせる。」そんなメッセージを感じとりました。映像美を堪能し、この世界に浸るだけでも、価値がある異色作であることは間違ありません。
でもねぇ、アステロイド・シティで起きるのはすべてこしらえごとであり、そこにいる人々は架空の存在。その物語に、人は果たして感動できるのでしょうか?1950年代の米国を描くという口実でもって、核戦争や共産主義の恐怖、ブロードウェーとハリウッドのスター。それら全ての要素がつなかって、ごった煮されている映像を理解できる観客はいるものでしょうか?
それでも敢えて解説するとしたら、仕掛けが複雑な展開も、狙いはそのキャラクターを生き生きと描き出すことにあったのでしょう。そして観客をこの作品の世界に引きずり込むことにあったものと思います。
アンダーソン監督の言い分はというと、映画の中で舞台俳優たちがそろって唱えるセリフ「目覚めるには眠らなければ」を引いて、「何か意味を見つけたければ作り手に身を委ねて催眠術にかかったようになればいい。そういうことなんじゃないかな」と言い切るのです。
劇場で催眠術にかかってしまう観客がいたら、しあわせですね。
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