ミッシングのレビュー・感想・評価
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監督、脚本、役者もいいが、音響効果を感じよ!
吉田監督の演出力は『空白』でうちのめされているが、本作は脚本力にも目を見張る。会話の全編にわたる周到さと、見事に自然に日常性をもたせたエモーションでやりとりさせる台詞。出演者たちの演技(吉田監督の演出でもある)に乗せられると、映画であることを忘れさせられてしまうリアリティへ到達する。そして音響効果の高い技術で置かれている『背景音』の見事さにも驚く。世武裕子の音楽もいい。最近、気になる映画の音楽が彼女であることが多い。
石原さとみが大変身を遂げ、現代のアキレス腱を告発する
吉田恵輔監督作だから速攻鑑賞、現代の社会の歪を炙り出す、清濁併せ呑まされる絶望を思い知る、流石の傑作に仕上がった。ひとりの少女が忽然と姿を隠す。絶望のどん底に叩き付けられた両親の右往左往によって、今時のSNSを中心とした誹謗中傷、対する古来のメディアとしてのテレビ局の無力ぶりを描く力作です。
神がかりでも、オカルトでも、ましてやモンスターの類では全くない現実世界、だから悪意ある他者の犯行か、何らかの事故かに絞られる。当然に若いご両親は極限まで苛まれ、出来うるすべてを行おうとする。この両親のことにも母親のエキセントリックな行動は至極当然で、全く違和感は感じません。当事者ならば私だってそうするでしょうと簡単にイメージ出来ますから。やや冷静な父親との仔細な衝突が過剰なリアクションに波及するやりとりがリアルで、これまた至極納得出来る。
八方手を尽くすも、警察の捜査も壁にあたり、当初は氾濫したマスコミ報道もやがて収束気味って段階で映画はスタート。静岡県の沼津市を舞台に、駅前でチラシを配布するのもまさにご本人しかいない現実。結局のところ地元のローカルテレビ局が後追い報道を細々と続けるのみ。
こうした前提条件を明確にした上で映画が描くのが、まずテレビ局の無能です。「報道は事実のみを追ってゆく・・」なんて大義名分唱える記者・砂田が本作の主役でもある。民放である以上、スポンサーからの収入が頼り、その為には視聴率を稼ぐしかない。テレビ局のオフィスにはデカデカと達成した視聴率の数字が壁一面に張り出される。余程のネタがない以上追い報道は難しい現実に砂田は身動きがとれず良心の呵責に悩む。ご両親の焦りにつけ込み、遂には10日も早い架空の誕生日を開催し、駅前でチラシをスルーされうなだれる姿まで要求してしまう。つい先日も現実に読売新聞が小林製薬の紅麹問題で、「届いた原稿のトーンがこちらでイメージしていたものと違った」ために関係者の発言を「捏造」したばかり。映像はウソをつけないなんて誤魔化しで、編集の作為からやらせの横行までやりたい放題。
もう一方が匿名をいいことに一億総批評家の様相で、言いたい放題のSNSの現況をやり玉に挙げる。全くの赤の他人の無関係者にも関わらず、鬼の首でも取ったような勢いで、相手をたたきに叩く。本作では、よりによって念願のライブへ行った日に起こってしまい、被害者であるべき母親が叩かれまくる悲劇。そんな投稿見るなと父親は言うけれど、売られた喧嘩をスルー出来る程に冷静になんか成れませんよね、でさらに炎上してしまう。
この二つの事象は、ご両親にとって唯一の世間へ広く繋がる手段でもあるわけで、頼らざるを得ないジレンマを浮かび上がらせる。全く久しぶりのライブの為に娘を母親の弟に託したことも、裏目となる事態。ついには過激な投稿者達を両親は告発する事態にまで発展。テレビ局も警察組織との慣れ合いを示唆される。東池袋自動車暴走死傷事故では大きな問題となった事象を、本作はハリウッド資本により提供された事実も肝要でしょう。
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会だって決して諦めず今も活動を続けるわけで、本作の両親も今もチラシを配っていることでしょう。この問題作にあたり主演された皆様に深く敬意を表したいですね。寄り添いつつも冷静を逸脱しない父親役の青木崇高の頼もしさ、嫌疑を掛けられる母親の弟役の森優作の過去の悲劇、記者としての限界に苦悩するテレビ局員役の中村倫也は珍しく短めのヘアスタイルで閉塞感を訴える。
そしてなにより母親役の石原さとみが圧巻の演技で従来の彼女のイメージをぶっ壊したのは確かです。ドラマでもCМでも、「私ってキレイでしょ」的なアピールが強すぎて大嫌いなタレントの一人でしたけれど、よかったよかった。保護したとの悪戯情報での茫然自失はまるで本物、夫婦の言葉の掛け違いのやり取りのタイミングなんぞ鳥肌ものでした。
最後に、こんな場合に起きがちなのが、容疑者への冤罪の可能性です。見つからない永遠の辛さより、最悪結果でも決着が見えた方がまだまし。の意思が思わぬ冤罪を引き起こすにも留意しなければなりません。
生きるのが辛い時はある でも生きるしかない
その『事実』が面白いんだよ
かなり堪える作品だった。
主役の夫婦がすごくリアルで、石原さとみの憔悴ぶりが心に刺さる。
綺麗に可愛く撮られようなんて微塵も感じない。
ただ、自分は完全に旦那さん側の人間なので、彼の気持ちの方が痛いほど理解できてしまう。
必死で探したいが故の冷静さでもあるのに、冷たいと思われ、取り乱せない自分に心がないように感じる。
八つ当たりを自覚して互いに謝ったり、2年後には絆が強くなってたのは救い。
ただ、逞しくなった様子は慣れも感じ、哀しくもあった。
沙織里は身近な人ほど感情的で当たりが強くなってたが、そういう意味では砂田は寄り添えてたんだと思う。
少しの怒りと諦め、そして大半を冷静さで覆われ発せられたタイトルにした台詞がとても重い。
痛ましい事件でも、やはりどこか他人事で、エンタメとして消費してしまっている部分がある。
興味を惹かなければ報道を続けることすら出来ない。
誤解なく事実を届けたい想いと、数字を取らなくてはならない現実。
沙織里と砂田が揉めてる後ろでカメラマンがチラシを丸めて撮ってたり、誕生日を前倒したり。
インタビューのシーンを見て叩けるヤツは信じ難いが、カメラが入ってる時点で視聴者は演出を感じてしまう。
弟やその先輩、旦那の上司など、ちょい役に至るまでそれぞれの苦悩がよく描かれている。
沙織里の後輩や印刷所のおっちゃんなど、終盤に人情を感じるシーンが多い。
何故はじめからこうでないのかとも思うが、沙織里目線で受け取りきれてなかったということだろうか。
ママ友がBlancのTシャツを着てたのはやり過ぎと感じるが、娘が見つからないこと含めてとても真摯な作品。
気分は重いが、観てよかった。
虎舞竜
この監督の公開作は必見というのは、映画好きからすると何人かいると思うんですけど、吉田恵輔監督もその一人
吉田恵輔作品の特徴として、笑いを必ず入れてくるのですが、今作「ミッシング」はブラックな笑いで、個人的には最高でしたね~
題材からすると、どこに笑いの要素があるのかと思われますが、ここ泣かせどころという場面で、監督のなんでもないような悪意の挿入で、自分の陰の感情をくすぐってくるんですよ
石原さとみって、どこかクソマジメな人というか(プロ野球の始球式で確信)、「進撃の巨人」「シン・ゴジラ」ではオーバー演技で賛否ありましたが、今作ではそれがイイ方向に作用して、不謹慎にも笑えるのですょ
真面目な人って、どこか可笑しみがあリますからねぇ(もちろん腹抱える笑いではない苦笑ですが)
決してコメディ映画ではないのですが(社会的メッセージもちろん有り)今作も吉田恵輔テイスト満開なのでした オワリ!
最高の演技=本物の感情
抉られる
TV「A studio +」で石原さとみ本人が
「吉田恵輔監督と仕事がしたくて手紙を送り
脚本が出来たと返答が来たのが本作」
「新しい石原さとみが観せられた」
と仰るので、
コレは是非観なきゃと劇場へ。
と言っても
石原さとみの作品、ほぼ観た事ない😅
変わったんでしょうね、演技。
まあ現代を代表する女優の1人であるし、
その彼女が美貌はともかく、
リアルな悲しい母親を演じて、
その慟哭は観客の胸を抉るモノはあった。
娘の親としては、
これ以上無い程のキツイ題材だった。
前作で、ネット社会の承認欲求の前に、
リアルな人間関係の脆さを描いた吉田監督。
今回はその真逆の、所謂炎上、
誹謗中傷をピックアップし、
未解決事件の風化のアンチテーゼを描いている。
結局未解決のままではあるが、
ホントの社会との繋がりって、
ラスト駅前で会った母子の言葉なんだろう。
そこでの青木の嗚咽が一番抉られた😭
未解決だけど、笑顔にはなれないけど、
嬉しかったんだよね多分。
それにしても
相変わらず吉田恵輔作品キツイわー😩
お勧めしにくいのが本音😫
石原さとみが可愛くない←褒めてる
涙活したい方向け
ありきたりなストーリーで展開が読めてしまい退屈でした。それでも楽しめる作品もあるけど、こーゆーの泣けるでしょ?みたいなあからさまな脚本や演出にうんざり。
涙活したい人にはピッタリだと思います!
石原さとみ新たな役に挑戦!的なやつのために映画を利用しないでくれ…って気持ちになり冷めてしまった…
役作りとか頑張ったんだろーなーとは思うけど…
結局いつものオーバーリアクション。
ちゃんと演じられる人が演じればもう少し違う印象だったかも…
中村倫也もなんか胡散臭くて好きじゃない…(好みの問題です。すみません)
夫の職場から寄付金頂いたりボランティアさん募って捜索活動してるのに、外車やブランドバック(一瞬映った気が…)を持ってる事に違和感。
劇中でも「娘失踪してるのに贅沢してる〜」みたいなSNSの誹謗中傷シーンあったけど。
出過ぎ・やり過ぎかな
覚悟を感じる映画
熱演
辛いです…
話題の映画でしたので、冒頭のシーンで「この子がいなくなるのか…」と思うと、娘がいる母としては、もう涙が出てしまいました。
でも居なくなるシーンなどは全く描かれることなく、ビラ配りをしてる場面になり、
あ~そうなんだと、驚きはありました。
石原さとみさんの演技は、確かに他の作品とは違います。
特に、見つかったと思い警察へ行った時のあの場面は胸が引き裂かれる思いでした。
ひどいですよね。
また、私は夫の青木宗孝さんが涙を流すところは一緒に泣いていました。
親子連れを見た時の、あのこらえての涙。
最後の抑えることなく泣くシーン。
もう…ほんと辛いです。
弟も、辛い。
もう少し、自分のことを上手に語れる人だったら楽に生きられるのに…。
吉田監督の作品は「神は見返りを求める」を見たことがあるのですが、
テレビ局の出世した後輩(山本直寛さん)と田母神の同僚・梅川(若葉竜也さん)は
同じ匂いを感じました。
ちょっと嫌な奴に描かれて、あ~いるなこういう人って思わせます。
映画として明るい結果などは全く描いていません。
それに、実際このようになってしまった親御さんに対しては、辛いことは間違いないのですが、時には笑って欲しい、美味しいものを食べて美味しいと喜んで欲しい、そんな風に思いました。
イヤ~でも、やっぱり辛い…それしかないです。
それでも日々は流れ時間は止まらない。
一途の希望が遺されているからある延々と続く地獄。
いっそ最悪の結末でもあれば終わるのに、それでも実際は追わらないだろうけれども・・・。
それだけになおさら残酷で、実際の事件、有名な事件だけでなく、似たような事件はいくつもあるだろう。
四六時中、常に娘を探してしまう。
いるはずのない場所でも声に姿に反応してしまう。
細かい描写、丁寧なエピソードの積み重ねが、丁寧な真摯な制作の姿勢が伝わってくる
爆発させてぶつける演技はまだやりやすい
それ以外の特に何もない時間に抑えられた演技がすごく大変だろうと思う
毎日々々緊張が続いて大変だったろうと思います
でも、いくら崩しても壊しても、元が美男美女だと、きれいなのは変わらないのだな、とも思ってしまいましたが。
安直にハッピーエンドにもできない。
映画のラスト、着地点も本当に難しかったと思う。
いっしょにいる瞬間がなおさら美しく輝き。
ベットで、いない娘の手を握るシーンが、実に幸せそうで美しく切ない。
光の中で娘の落書きを愛でる優しい表情が光る。
夢の中では会える唯一の幸せな時間があたたかい。
今年一番の衝撃作。
ハルジオン
吉田恵輔監督の最新作、きっと重さマシマシの作品なんだろうなと思いながら観ましたが、予想の遥か上を行く地獄映画でした(褒め言葉)。
娘が行方不明になって3ヶ月、どこか風化してしまった事件をなんとか解決するために奮闘する夫婦を中心に描く人間ドラマになっており、これに近い事件があったな…と浮かびましたが、あの事件もSNSとか関わってたし、今作ももしや…と思ったらやはり。
誹謗中傷と親と子供の関係性、吉田監督の「空白」と「神は見返りを求める」を組み合わせたような作品に仕上がっていて、そりゃエグくなるよなと変に納得。
解決のためにはなんでもやるけど、どうしても掲示板の意見が気になってしまったり、周りの意見にイラついてしまう沙織里の気持ちがこれでもかと発揮されてるシーンが今作の多くを占めており、その境界線は超えちゃダメだよ(弟への暴言が印象的でした)というのもあって、人間のリアルをこれでもかと詰め込んでいて、彼女の行動に釘付けでした。
夫の豊も仕事場でのビラ配りだったり、こうどうはしているけれど、どこか沙織里との距離があって、ちょっと不信感が生まれてしまうシーンがあるんですが、彼は彼なりの見方で事件と接していて、視点としては豊の方に強く感情移入していました。
テレビ局というものにあまり良い印象を抱かなくなっている現代において、数字稼ぎのために汚職だったり、普段の行動を暴いてのし上がろうとするのを良しとしない砂田さんにはかなり共感していました。
しっかりと事件解決のために動いてはいるんですが、上司の意見を聞き入れてしまったが故に沙織里にヤラセ的な行動を求めてしまったりして逐一後悔している様子が可哀想と言ったらアレですが、そうなっちゃうよな…と自分を重ねて観ていました。
マスコミってやっぱ…ってなるシーンがあるのも強くて、ネタのためならその人の心情なんてどうでもいい、数字のためならどうだっていいというシーンが何度もあってコイツら…と呆れながら観ていました。
実際のマスコミも全員とは言わずとも、こういう人が多いというのは外目から見ても感じられるので、こればかりは改善されないままなのかなという悲しさもそこにはありました。
誹謗中傷も今作にはあって、ネットの掲示板で会った事もない人のことを悪く言うのが本当に分からなくて、匿名って便利ではあるけど、それを悪用すると本当に取り返しのつかないものになるのに学ばないよなぁとこれまた悲しくなりました。自分は推してる人が悪く言われる事でもかなりへこむ人間なので、自分が非難される側になったら…多分バグるんじゃないかななんて思ったりしたり…。
役者陣の演技、これがもう素晴らしすぎました。
石原さとみさんはもう過去最高のぶつかり合いでした。娘のための行動で自暴自棄になったりする怒りや、自分にほとほと呆れて泣きじゃくるシーンには心震えっぱなしでした。
声にならない声ってこういうことなのでは?と言うくらいの声もあって、鳥肌立ちっぱなしでした。
インタビューを受けている時や車を止めるシーンなんかの泣きはもう本物、これをスクリーンで堪能できる自分は贅沢だなとひしひし思いました。
イタズラ電話(これは本当にファ○ク!ってなった)を信じて警察署に駆け込んでそれが嘘だと知った時の崩れ落ちる様子なんか本当にそうなったんじゃないかといったレベルで、これは凄すぎる…と女優・石原さとみの真骨頂を味わうことができました。
青木崇高さんの夫もこれまたリアル。どうしても一歩引いて物事を見てしまうというのは男性にあると思うので、それを見事に体現していて、それが決して悪いわけではないのに温度差を感じてしまうという演出が粋でした。
ラストシーンで人目も憚らず泣きじゃくるシーンもまた良くて、苦しさを出してしっかり泣くところにこれまた心持っていかれました。
救いはほぼなく、夫婦の娘の事も分からないまま。なのに登場人物の心の中に陽が差したようで、観終わった後はどこかスッキリした気分で劇場を出れました。
濃厚な邦画に出会えて感謝感激です。吉田監督の手腕、役者陣の演技、製作陣の作り込み、どれもこれも最高に噛み合いまくって生まれた傑作でした。
鑑賞日 5/17
鑑賞時間 16:35〜18:45
座席 J-17
頭から中盤過ぎまで強いて共感部なし、終盤2年後展開から人の心の流れが良くなった。
この作品のベースは、2019年山梨キャンプ場女児失踪事件をヒントに制作されているのではと感じます。
ワ-ナ-配給で日本のTV局は絡んで無さそうですが、実の所 一応の結論域まで行き着いた件と思います。よってこのご家族を今はそっとしてあげて欲しい願いです。なぜワザワザTV報道のネタ的な絡み作品に持ち上げて制作されているのか、大いに疑問を感じますが。しかも劇場公開作なんて(。-`ω-)
そう言う事を知らず、今日は「ミッシング」を見ました。
先ほどの視点論点を既に持ち合わせていたため、
頭から中盤過ぎまで、全く心微動だに至りません。感情移入不可でした。
妻の沙織里(石原さん)が異常なくらいテンション高すぎて実際には有り得ない感じします。夫の豊(青木さん)は反面落ち着いてて、一緒にパニックっていない所が少し理解は出来ます。
TV局の報道ネタに夫婦感情をまだ利用するの?って思いがあり、嫌悪感がでました。怒りに達した為、涙どころか夫婦の会話、局の対応を見ててもう飽き飽きな思いで一杯ですね。ヤラセの誕生日会に、チラシ受け取り時の顔のうつむき撮りなど・・・それで中盤過ぎまで展開終わり。
ネットの中傷事なんかも 既に”誰も守ってくれない”などの作品で問題提起されていたので 敢えてハマる事は有りませんでした。
終盤の2年後展開から、同じ地域でまた発生する失踪事件。これを夫婦がなんとか早期発見出来るように、また我が子が一緒に見つかる様に活動するする所は良かった。子供達の安全を守る地域の安全活動参加や、弟が必死に働いて失踪解決活動費の寄付をしている事や、車内で姉に弟が謝罪する所、弟に娘と一緒にいた時の動画を送ってあげる所、弟も娘を本当に心配していたんだと姉が気づけた所はgoodでした。
近くで発生した失踪事件は、前夫が連れ去っていた事が分かり無事に子供は帰ってきた~ 夫婦が凄くこの事を喜ぶ所ですかね。ここは良かったです。そしてこの戻って来たお子さんとお母様が ”私達も何か失踪解決のお手伝いをします”って申し出てくれた事でしょうか。夫が男泣きする所はグッと来ましたね。
時間経過と言う流れが 夫婦の心を徐々に癒して行きます。
夕日の光が窓際に置いたビン色を通過して白い壁に虹が映る。
それを手で触れて掴もうとする、母の沙織里。
前からもそう言う虹光は有ったかもだけど、それには全く気づけなかったのでしょう。今 やっと心が落ち着いて来て 感じたり見えなかった物が見える様になってきたんだと思います。
きっと娘は生きている、いつかまた会える・・・そう感じます。
終盤展開で盛り返す流れとなった所が 全体的に惜しい所でしょうか。
気になる方は 劇場へ。
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