SAND LANDのレビュー・感想・評価
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偏見に騙されるな!そして本当の悪魔は誰だ?
Dr.スランプやドラゴンボールで有名な鳥山明が
2000年に短期連載で描いた本作品。
当時、チラ見はしていたが、前述の2作と違い、読み返したこともなく、
悪魔の王子の割にいいやつ、という以外はすっかり忘れていた。
ストーリーはシンプルでいて、面白い。
ギャグのオンパレードとか、アクションがハチャメチャなわけではないが、
随所に小ネタも入れているところは鳥山ワールド。
出てくるキャラたちも、ドラクエに出てきそうなものばかりでかわいい。
何よりもこの映画、ストーリのメッセージ性、
人間の醜さ、心の卑しさ、そして愚かさを
悪魔の王子であるベルゼや同行しているシーフに教えられるところがよい。
水を独り占めして、金稼ぎ、邪魔者は消し去る、戦争で殺し合いをする、
人間の愚かさを思い知らせる、考えさせる映画だった。
子供向けかと思ったが大人も十分に楽しめる、むしろ大人はより考えさせられる良作。
ぜひ、みなさんに見ていただきたい作品。
王道‼️❓爽やか‼️❓高品質‼️❓素晴らしきかなアニメ‼️❓
最初、見慣れないものなので、様子見しながらみていくと。
これがなかなか全てにおいて、出来がいい。
映像、キャラ、ストーリーどれもが凄い。
悪魔と将軍と仲間、だけでなく悪役や、その他諸々、出てくるキャラ全てが印象深い。
それに偏見や悪を追い込みながら、誰一人として殺さない、正義が爽やかになされる、こんな爽快なものがたりが成立する素晴らしいアニメ、いやはや見直しました。
本当に、良いものを見せてもらいました、ありがとうございました😭😊
正直、欠点が見当たらない
漫画原作のアニメ映画化は割と当たり外れがありますが、これは間違いなく当たりの方です。
映画に際して多少の変更点はありますが、原作を台無しにする様な改変は皆無です。原作に忠実なストーリー、原作のイメージと全く変わらず活き活きと画面の中を動くキャラクター達、原作を読んでるかの様な絶妙な間の取り方、わかりやすくかつ盛り上がる様にアレンジされたカメラワークと演出、どれも素晴らしいと思います。
ストーリー自体は元々が単行本一冊にまとめられた物語なこともあり若干雑なところもあると言えばあるのですが、ほぼほぼ原作通りなのでそこは原作の評価であって映画の評価としては考慮外かなと思います。ストーリーの原作との大きな差異はラストのラオとゼウの戦闘ですが原作が凄くあっさり終わった箇所を手厚くして物語を盛り上げる様な改変で違和感なく観れました。
原作を知らなくても、割と単純だけど山谷や緩急のある話なので退屈せず観れると思います。
ここまで絶賛しか思い浮かびませんでしたが、最後に物凄く重要で重大な欠点が1つありました。それはこの映画を観ると劇中の戦車のプラモデルや玩具が欲しくなるわけですが、映画を観終わってもそんなものは市販されていないので買えないことです。ネットを検索するとプラモデルが発売されることがわかり一瞬嬉しくなるのですが、発売日はなんと来年2024年の2月。もう忘れてますよ、その頃。なんで同時に発売しないんですかねー。この映画を観終わって、映画館の売店で売られてたら絶対買うと思うんですけど。
キャッチコピーが人間の本質、圧倒的な鳥山明の力
「ドラゴンボール」や「Dr.スランプアラレちゃん」で世界的に有名な鳥山明氏の全1巻の短期集中連載作。原作は読んでおらず、映画だけ観たのだがそれでも世界観の設定やメカデザイン、キャラクター造形など魅力的で物凄く楽しめた(SNSで水利権を貪る王とそんな暗君を裏で操るゼウ大将軍、水不足に苦しむサンドランドの人間と魔物達の関係性を無粋な例えをする者も一部いたが)。お気に入りのキャラはスイマーズとアレ将軍。前者はパパの人物像と杉田智和氏の名演技が最高に光っていた。というか息子のパイクとシャークの身体能力が半端ない。この家族、先祖が魔物と交わっていたのではなかろうか。アレ将軍は最初こそいけすかない感じではあったものの、ベルゼブブに対する人間側の主人公ラオの正体が救国の英雄シバ将軍であると知った際の「私は"伝説"と戦うのだ…!」と興奮していた辺りでいい人かもと思い、実際そうであった。きっとゼウに代わり立派な大将軍となるだろう。
さて今作のキャッチコピーはベルゼブブのセリフ「悪魔よりワルだなんて許されると思うか?」という文句。これは人間がこの世で最も恐ろしい巨悪であるというデビルマンやゲゲゲの鬼太郎、有栖川有栖氏の作品などなど長きに渡り語られてきたテーマに冷や水をかけるものであり、それを代表するのが冷酷なゼウ大将軍である(飛田展男氏の悪役演技がまた素晴らしい)。61歳のラオ(シバ)に「まだ生きていたのか…!」と言わしめるほど物語の鍵のひとつとなる30年前の事件当時からかなりの高齢であったと伺える。Wikipedia曰くサイボーグらしいが年齢や見た目的に嘗てポリオ患者などに使われた人工呼吸器「鉄の肺」に入っているように見えてしまう。この大将軍が国王の補佐をしていることや宰相らしき存在が確認できないのを見るにサンドランドは傀儡の王を建てた軍事政権なのではないかと考察してしまう(それなら国王が無能なのも納得)。その国王も最初テレビで水を高額で売っておきながらエンドクレジットでしれっと「無料の水」としているのも気になった。ラオは全ての秘密を公表すると言ったがなんやかんやで取引して別のシナリオを用意したのだろうか、命の要である水を王が独占していたとなれば革命が起こって王族が処刑されてもおかしくないはずだ。
こんなに色々考えてしまうのはそれだけ鳥山明氏の世界観構築が優れているということ、とても楽しい作品であった。
最後に「終わるの早〜い!」と言っていた少年。それは君がこの映画をそれくらい楽しんでいたということだ。その感覚を忘れないでほしい。
あれっ面白
2023年劇場鑑賞195本目。
連載当時リアルタイムでジャンプで読んだ時は「やっぱりドラゴンボールの方が面白いよなぁ」と思いましたが、ドラゴンボール超でドラゴンボール欲が満たされている今、この作品だけを改めて自分見てみるとよく出来た話だと思いました。
そんな複雑な話でもないし、斬新な話でもなく、主人公のパワーアップも地味だけど、魔物と人間のやり取りが心地よいロードムービーでした。
シンプルイズベスト
漫画で既に読んでましたので
新鮮さは無かったですが
この作品を映画として観られて
とても幸せな気持ちになりました。
ストーリーもとてもわかりやすく
全てのキャラクターに愛がこもってる感じがしました。
比べるのは違うとは思いますが
この作品は
自然と
読者や視聴者が喜んでくれる要素をギュッと詰め込んだ作品で
少し前に公開された
自分の世界観をゴリゴリ推してきた作品とは
全然違いました。
映画館で公開中にもう一度観に行こうと思います。
砂漠の乾いた土地!幻の泉が人の心情まで 潤和した作品!
魔物と思われていたベルゼブブとシーフが
人間である保安官のラオと力を合わせて
幻の泉を探し当てると言うストーリーでした。
砂漠、戦争、大事な家族を亡くした過去
隠された真相!
ラオが将軍だったときに共に戦った仲間の息子に亡くなった面影を重ねるシーン
他の映画に通じるものがありました。
スター・ウォーズや
ユニバーサル・ソルジャーをイメージしました。
魔物のベルゼブブが純粋な気持ちで戦う姿が
恐れを成す勇敢な姿でした。
人を偏見で見ると周りを狂わせてしまう!
幻の泉から鳥が羽ばたいたとき!
魔物と人の心情まで潤和していくような
ストーリーでした。
鳥山明先生の画力が引き立つ作品でした。
子供の時にジャンプで読みました。
子供の時に読んで当時ドラゴンボールの印象が強過ぎたせいかそこまで面白く思えなかった覚えがあったが、年をとってから観てみたらまた違った角度から物語が楽しめて良かったです。
パパの魔王様に唾かけられたら石化しそうでしたね、魔王様はダー◯ラさんかな?
爽やかに晴れ上がりました
前半は、一見地味な展開と砂漠の表現に若干違和感をもちつつ大丈夫かなあという「偏見」を持っていましたが、後半になるにつれしっかりとシンの通ったお話と登場人物のさわやかさにすっかり気持ちよく晴れわたってました。
子供のころの夏休みの漫画映画を見てあー面白かった!という気分を思い出させてくれました。安心して、全小中学生に見ていただきたいです。
クスッと笑う鳥山ワールドのギャグを大画面で真面目にやられると、ちょっぴり恥ずかしい気持ちで言葉が出なくなりますが、世界に没入した正しいリアクションかもしれません。
アニメーションとしては、鳥山漫画の完成度が高い分もっと高みを期待してしまうのは贅沢でしょうか
最近、意図せず怒濤の展開で情報過多の映画ばかり見てる傾向がありますが、この映画はじっくりスローライフを味わえるのもヨカッタです
すごくすごく鳥山明作品だった。
短編、長編合わせて1番好きな作品だったので映画化されると聞いて今夏1番の楽しみにしていた作品だった。とはいえ好きなだけに期待が高くなり過ぎて逆に満足度が下がったりとにかく20年以上前の作品なんで古さがあったりと不安もあったが、実に鳥山明先生の作品って感じで満足した。「ジジイ」「戦車」「砂漠」と先生の好きそうなものがベースでおバカで憎めない悪役や青臭くて照れくさい正義、ミュータントにわかりやすい悪魔と王道ど真ん中のベッタベタな作品。ヒネた大人や自称評論家には古臭いの一言で終わるかもしれんが、これこそがジャンプ作品のお手本であり、そして鳥山明の世界だと思う。尊敬できるジジイがカッコいいんだから大人はそこを見ればいいし、子供はちっちゃいあくま悪魔が強くて優しいとそこを見ればいい。とにかく登場人物全員に役目があり、丁寧かつシンプルにいい作品。誰も死なないヒーローもの。
0.5は宣伝不足かな。
子供といっしょに
サイヤ人に興味がなくても、鳥山明の世界観が好きならぜひ観て。
強い子供!メカ!おっちゃん!砂漠!
初期のドラゴンボール、アラレちゃんやピンク(劇場版)で育ったので
観たかった物が観られて大満足です。
子供でもわかりやすいストーリーと悪人。
子供が共感できるキャラクター。
はっ!とする場面では小4の長男がはっ!としていました笑
観客は男性が多かったのですが
大人も子供も楽しめる映画だと思います。
おすすめ‼️
ちゃんと面白い‼️
鳥山明だし一応見ておこうかぐらいで見たんですが
作画?
CG?
は綺麗だしよく動きます!
サクサクと進むストーリーに展開もだれずに飽きさせない
そして好感の持てる主人公たち
鳥山明ならではのクスッとさせるポイント
どこか憎めない敵達と
コテコテ悪役のラスボス
それぞれの見せ場の盛り上がりもあるし、
もやもやの残らない話の決着と伏線回収。
仕事終わりに見に行ったのに全然眠くならず楽しんで見れました‼️
おすすめです‼️
曖昧な記憶の中で
マンガはスッキリとしない終わりだったような、曖昧な記憶の中で鑑賞
とてもスッキリとした
映画としては良く出来ていると思う
マモノと呼ばれるモノが素直で
ニンゲンがマモノより悪い世界
偏見の中では真実は見えてこない
悪いところはないが突き抜けた感じもない
原作漫画は、ジャンプ連載時に最初だけ読んだ記憶がある。最後を全く覚えていないから途中でやめたのか、途中から読んでいないかだろう。
アニメの絵柄は、ドラゴンボールやDr.スランプよりもやや骨太なタッチ。でも、より鳥山明の絵に近い気がする。そんなタッチで描かれたメカやキャラクターたちが躍動する。しかも戦車同士の戦闘シーンで弾の撃ち出され方や機体への当たり方なんかが、映画「T−34」を連想させる作り。なかなか楽しかった。若干、ベルゼブブの戦いがあっさりしてて、コミカルに寄せすぎている感じがしたのは物足りなかった。
でも、脚本は思ったよりもよかった。情報操作や偏見により人の目が曇らせてはいけないというメッセージが伝わる内容は大人も楽しめる。脚本はちゃんとしてるし、アニメの動きもいい。でもなぜだろう、あまりワクワクしながら鑑賞することはなかった。悪いところはあまりないのに。元々、原作も夢中になって読んだわけではないんだから、こんな感想になるのも仕方ないのか。ちなみに初日なのに空席がかなり目立っていて心配になる。大丈夫か?
良かったよ!
鳥山作品を久しぶりに観たなー。サンドランドは原作知らなかったけど楽しめました。土台はドラゴンボールに、時々ドクタースランプアラレ。昭和の思い出が蘇る。でも決して古臭くはないけどね。
昨今の大ヒットJUMP漫画のようなテンポや派手さはないが、これはこれで面白い。
またいつか改めて観直したい。
爽快感!
夏に見るのにぴったりな映画でした。
話も分かりやすく、勧善懲悪のスッキリする内容です。戦闘シーンも迫力満点なので映画館で見るのにぴったりでした。登場人物もみんな魅力的でした。
ちなみに原作は知らなくてまったく大丈夫ですよ。
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