SAND LANDのレビュー・感想・評価
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ドラゴンボール的な戦闘シーンを期待してはいけない
ドラゴンボールで有名な鳥山明の原作漫画をアニメ映画化したもの。
原作は未読です。
水不足になっている砂漠の国で
幻の湖を見つけるために
魔界の王子ベルゼブブ、魔族のシーフ、人間のラオが旅をするという話。
ストーリーはわかりやすいし、CG作画もよかった
ただ、ドラゴンボールみたいな戦闘シーンを期待すると
戦車の闘いやベルゼブブの闘いは悪くないが
地味に感じてしまう。
途中でラオが過去の戦争のときの真実をしってしまい
その決着をつけるということがストーリーに入ってくる。
水を王国が独占しているところなど、大人にも考えさせられるところがあったが
基本的に子供でもわかりやすいストーリー
ベルゼブブがいろんなところで有名という部分とか
能力の部分とかあっさりとセリフで説明されただけなので
そこらへんだけちょっと気になった。
全体的にキャラクターはコミカルな感じがする作品。
スイマーズはクセが強くインパクトがあるが、出番が少なく感じた。
基本的にオッサンキャラが多く
イケメンや美女は出てこない映画だと思ったほうがいいです
鳥山アニメ健在!
鳥山さん原作アニメ、待ってました。アラレちゃんとドラゴンボール以外での今回の作品。期待半分で観たけど、やはり期待以上!。
惚れた所はギャグも入るけど完全マジメのメインキャラの登場でこれ程中身が変わるとは!。確かに大筋はドラゴンボールに似ているが雰囲気がまるで違う。
又、続編作成は出ないと思うけど、構成が完璧完結。よくあんな短編をここまで引き伸ばし、無駄なく構成したのは、凄いです。
兎に角、客層が老若男女だったところが面白い。鳥山さんの作品はそんなの関係ないのだというところだろう。
鑑賞としては、劇場でも自宅でもどちらでもOK。
ドラゴンボールの劇場版シリーズと面白さは遜色無いか或いは上回るところも在ります。
兎に角、よーーく鑑賞して下さい。
鳥山明さん原作は初めてでした
偏見に騙されるな!そして本当の悪魔は誰だ?
Dr.スランプやドラゴンボールで有名な鳥山明が
2000年に短期連載で描いた本作品。
当時、チラ見はしていたが、前述の2作と違い、読み返したこともなく、
悪魔の王子の割にいいやつ、という以外はすっかり忘れていた。
ストーリーはシンプルでいて、面白い。
ギャグのオンパレードとか、アクションがハチャメチャなわけではないが、
随所に小ネタも入れているところは鳥山ワールド。
出てくるキャラたちも、ドラクエに出てきそうなものばかりでかわいい。
何よりもこの映画、ストーリのメッセージ性、
人間の醜さ、心の卑しさ、そして愚かさを
悪魔の王子であるベルゼや同行しているシーフに教えられるところがよい。
水を独り占めして、金稼ぎ、邪魔者は消し去る、戦争で殺し合いをする、
人間の愚かさを思い知らせる、考えさせる映画だった。
子供向けかと思ったが大人も十分に楽しめる、むしろ大人はより考えさせられる良作。
ぜひ、みなさんに見ていただきたい作品。
王道‼️❓爽やか‼️❓高品質‼️❓素晴らしきかなアニメ‼️❓
正直、欠点が見当たらない
漫画原作のアニメ映画化は割と当たり外れがありますが、これは間違いなく当たりの方です。
映画に際して多少の変更点はありますが、原作を台無しにする様な改変は皆無です。原作に忠実なストーリー、原作のイメージと全く変わらず活き活きと画面の中を動くキャラクター達、原作を読んでるかの様な絶妙な間の取り方、わかりやすくかつ盛り上がる様にアレンジされたカメラワークと演出、どれも素晴らしいと思います。
ストーリー自体は元々が単行本一冊にまとめられた物語なこともあり若干雑なところもあると言えばあるのですが、ほぼほぼ原作通りなのでそこは原作の評価であって映画の評価としては考慮外かなと思います。ストーリーの原作との大きな差異はラストのラオとゼウの戦闘ですが原作が凄くあっさり終わった箇所を手厚くして物語を盛り上げる様な改変で違和感なく観れました。
原作を知らなくても、割と単純だけど山谷や緩急のある話なので退屈せず観れると思います。
ここまで絶賛しか思い浮かびませんでしたが、最後に物凄く重要で重大な欠点が1つありました。それはこの映画を観ると劇中の戦車のプラモデルや玩具が欲しくなるわけですが、映画を観終わってもそんなものは市販されていないので買えないことです。ネットを検索するとプラモデルが発売されることがわかり一瞬嬉しくなるのですが、発売日はなんと来年2024年の2月。もう忘れてますよ、その頃。なんで同時に発売しないんですかねー。この映画を観終わって、映画館の売店で売られてたら絶対買うと思うんですけど。
キャッチコピーが人間の本質、圧倒的な鳥山明の力
「ドラゴンボール」や「Dr.スランプアラレちゃん」で世界的に有名な鳥山明氏の全1巻の短期集中連載作。原作は読んでおらず、映画だけ観たのだがそれでも世界観の設定やメカデザイン、キャラクター造形など魅力的で物凄く楽しめた(SNSで水利権を貪る王とそんな暗君を裏で操るゼウ大将軍、水不足に苦しむサンドランドの人間と魔物達の関係性を無粋な例えをする者も一部いたが)。お気に入りのキャラはスイマーズとアレ将軍。前者はパパの人物像と杉田智和氏の名演技が最高に光っていた。というか息子のパイクとシャークの身体能力が半端ない。この家族、先祖が魔物と交わっていたのではなかろうか。アレ将軍は最初こそいけすかない感じではあったものの、ベルゼブブに対する人間側の主人公ラオの正体が救国の英雄シバ将軍であると知った際の「私は"伝説"と戦うのだ…!」と興奮していた辺りでいい人かもと思い、実際そうであった。きっとゼウに代わり立派な大将軍となるだろう。
さて今作のキャッチコピーはベルゼブブのセリフ「悪魔よりワルだなんて許されると思うか?」という文句。これは人間がこの世で最も恐ろしい巨悪であるというデビルマンやゲゲゲの鬼太郎、有栖川有栖氏の作品などなど長きに渡り語られてきたテーマに冷や水をかけるものであり、それを代表するのが冷酷なゼウ大将軍である(飛田展男氏の悪役演技がまた素晴らしい)。61歳のラオ(シバ)に「まだ生きていたのか…!」と言わしめるほど物語の鍵のひとつとなる30年前の事件当時からかなりの高齢であったと伺える。Wikipedia曰くサイボーグらしいが年齢や見た目的に嘗てポリオ患者などに使われた人工呼吸器「鉄の肺」に入っているように見えてしまう。この大将軍が国王の補佐をしていることや宰相らしき存在が確認できないのを見るにサンドランドは傀儡の王を建てた軍事政権なのではないかと考察してしまう(それなら国王が無能なのも納得)。その国王も最初テレビで水を高額で売っておきながらエンドクレジットでしれっと「無料の水」としているのも気になった。ラオは全ての秘密を公表すると言ったがなんやかんやで取引して別のシナリオを用意したのだろうか、命の要である水を王が独占していたとなれば革命が起こって王族が処刑されてもおかしくないはずだ。
こんなに色々考えてしまうのはそれだけ鳥山明氏の世界観構築が優れているということ、とても楽しい作品であった。
最後に「終わるの早〜い!」と言っていた少年。それは君がこの映画をそれくらい楽しんでいたということだ。その感覚を忘れないでほしい。
あれっ面白
シンプルイズベスト
砂漠の乾いた土地!幻の泉が人の心情まで 潤和した作品!
子供の時にジャンプで読みました。
爽やかに晴れ上がりました
前半は、一見地味な展開と砂漠の表現に若干違和感をもちつつ大丈夫かなあという「偏見」を持っていましたが、後半になるにつれしっかりとシンの通ったお話と登場人物のさわやかさにすっかり気持ちよく晴れわたってました。
子供のころの夏休みの漫画映画を見てあー面白かった!という気分を思い出させてくれました。安心して、全小中学生に見ていただきたいです。
クスッと笑う鳥山ワールドのギャグを大画面で真面目にやられると、ちょっぴり恥ずかしい気持ちで言葉が出なくなりますが、世界に没入した正しいリアクションかもしれません。
アニメーションとしては、鳥山漫画の完成度が高い分もっと高みを期待してしまうのは贅沢でしょうか
最近、意図せず怒濤の展開で情報過多の映画ばかり見てる傾向がありますが、この映画はじっくりスローライフを味わえるのもヨカッタです
すごくすごく鳥山明作品だった。
短編、長編合わせて1番好きな作品だったので映画化されると聞いて今夏1番の楽しみにしていた作品だった。とはいえ好きなだけに期待が高くなり過ぎて逆に満足度が下がったりとにかく20年以上前の作品なんで古さがあったりと不安もあったが、実に鳥山明先生の作品って感じで満足した。「ジジイ」「戦車」「砂漠」と先生の好きそうなものがベースでおバカで憎めない悪役や青臭くて照れくさい正義、ミュータントにわかりやすい悪魔と王道ど真ん中のベッタベタな作品。ヒネた大人や自称評論家には古臭いの一言で終わるかもしれんが、これこそがジャンプ作品のお手本であり、そして鳥山明の世界だと思う。尊敬できるジジイがカッコいいんだから大人はそこを見ればいいし、子供はちっちゃいあくま悪魔が強くて優しいとそこを見ればいい。とにかく登場人物全員に役目があり、丁寧かつシンプルにいい作品。誰も死なないヒーローもの。
0.5は宣伝不足かな。
子供といっしょに
おすすめ‼️
曖昧な記憶の中で
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