碁盤斬りのレビュー・感想・評価
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良い時代劇
ストーリーが最後まで先が気になる作りなのはもちろん、登場人物の混沌とした人物像がとても良かった。
善良な主人公が善良さ故に同僚達を路頭に迷わせていた。そして最後にはそれを助ける為に横領に手を染める。
金に汚い商人が主人公との関わりで真っ当な商売に歩き出す。
女郎の女主人は主人公の娘に母親のように接しながら、店の足抜けした娘を折檻する。
女郎達は女郎になろうとする娘をこちらにこいと言わんばかりの目で見るが、解放された娘を見て祝福する
仇の言い分すら一理あった。
すべてがごちゃごちゃだった。だから良かった。
人間らしかった。日本人的には違和感ないものだったが、海外の人達がみたらどういう感想になるのか気になった。
吉原ってあんなに穏やか?
本当に碁盤斬りだった
時代劇久しぶりかも
白石監督の時代劇も良いですね
カメラアングル
音楽良かった
柳田が
最初は大人しい静寂な侍かと思いきや
前半は穏やかで
嫌な感じの源兵衛が、柳田と関わり良い人になっていく感じとか好きでしたが
後半、復讐に燃える柳田が
別人で
荒々しくて
凄い形相
有らぬ疑いも、前半の柳田なら、そこまで激怒しなかったろうに、、、
お絹と弥吉の結婚も、なんかなぁーっていう展開
あんな事あったのに
結婚するかなぁ
あと、父に迎えにきてお絹帰れる
吉原の人達が暖かく送り出す的な雰囲気もないわーって思った
吉原があんな暖かい雰囲気じゃないだろうと
思ってしまった笑
小泉今日子のおこうも、あんだけ怖い人なのに、柳田親子に優しいのもなんだかなぁ
吉原って厳しい、怖いイメージしかないから
そこが引っかかる笑
粋な人達
粋過ぎと思いましたが他の方のレビューに落語が原作と聞いて納得
登場人物の殆どが粋なところを見せてくれます
個人的にはもうちょっと
あそこであーなってたらとかIFがある方が好きです
役者さん、素晴らしかったです
プロットの錯綜
娘を助けるという筋と、仇討ちをするという軸と、掛け軸を探すという軸がそれぞれ錯綜し、物語のなにに集中すればいいかわからない。左門など人物の掘り下げがややおろそかで、一部行動の軸がブレていたり言動が不自然な人物がいる。
そういった粗は目立ったが、映像表現や俳優の演技は悪くなかった
囲碁時代劇
時代劇は刀で決着を付けるが、本作は囲碁で勝負する(一部切り合い有り)。井山裕太はテレビでどのシーンに出演か分かっていたが、藤沢莉奈は中々出て来なかったので探した(後半入口で出演、セリフ有り)。話は、草薙を陥れた斎藤匠の敵討ちと五十両紛失事件が同時平行の為、なんとなくどっち付かずの感じがした。終盤にて碁盤切りの題名通りのシーンがあった。めでたしめでたしで終わるかと思いきや、草薙は昔、彼の告発によって不幸になってしまった人達にお金を渡しに旅立ったのであろう。
侍はこわい
一見すると、格之進は穏やかで優しくて正義感があり、皆に慕われている浪人ですが、その顔は無表情と言えば無表情で、何を考えてるのかいまいち分からない目をしているのに、激昂すると急に目に力が宿り、表情が別人のようになる。
草彅剛の演技が、めちゃくちゃ嵌っていて、良い映画でした。
映画タイトルの「碁盤斬り」。
囲碁がキーになる映画ですが、ボコボコの1個1個かたちの違う碁石を使っていて、それがとても印象的でした。
後で知ったのですが、これは落語が元になってるお話しらしいですが、歌舞伎の世話物っぽい雰囲気に撮ってるところも良かったです。
しかし、ちょっと軽く疑っただけで、あんなにキレられたら本当に嫌ですね 笑
激昂したり、柴田兵庫に仇討ちするあたりは、もはやなんか活き活きしてて、そこの対比が良かったです。
もしかしたら、格之進は、その部分でしか、本当は生きていると実感出来ていなかったのかもしれません。
でも、今まで穏やかな格之進しか見てない町人にとったら、もう全く理解できないし、たまったもんじゃ無いでしょうね。
タイトルに書いた「侍はこわい」は、司馬遼太郎の短編小説ですが、かなり昔に読んだ小説なのに、この映画を観てる時にこれを思い出しました。
この映画で出てくる町人たちも、豹変した格之進を見て、まるで違う人種を見るような感覚になって、思ったんじゃないでしょうか。
「侍はこわい……」と。
最後、碁盤を叩き斬ったのは、侍の狂気との決別なのか、娘のために己の矜持を斬ったのか、そこのところは何とでも取れる終わり方でしたが、そこも含めて良い映画でした。
なんで裏切ったやつと平然と結婚できんねん
序盤のテンポが悪くて眠くなった
囲碁のルールとかその辺も上手く入れてほしい
壮大なオチもないので、まぁプロットの元となったように落語らしい映画
つよぽんの演技は良かった
落語原作モノに言ってもしょうがないでしょうが、色々違和感
演じる俳優さんたちが皆適材適所でよかった。
江戸弁のセリフ回しが耳に快く、
心意気に心意気で返す江戸の男たちの気持ちも快い
思いあがったケチ源兵衛が、格之進の人柄に惹かれて人格者になっていくのが気持ちが良い
なくなった50両を格之進が盗んだのでは、という弥吉たちに、そんなことはない、もしそうだとしてもそれなりの理由があるのだから放っておけ、というのに惚れ惚れした。
若くて未熟な弥吉の不手際は仕方ないことかもだが、それゆえにずっと苦しんで自分なりになんとかしようとする、なにしろお絹に惚れている
彦根藩から派遣された格之進の元・部下も真面目で誠実でいい男だ
遊郭の鬼の女主人の心持も良いけど、これは格之進と絹にのみ向けられたもので、商売道具の遊女には「鬼」なところは、綺麗ごとでは生きていけないがたまの綺麗ごとはあっても良いじゃないかという割り切りに、人間らしさを感じる。
ですが。
古典落語が原作らしいので言うのは野暮かもだが、今を生きている私から見ると違和感だらけでもある
格之進、盗みを疑われて切腹するか? 辱めを受けたから??
真相を説明してない「遺書」書いて切腹したら「私がやりました」と言っているようなものだと思う。さすがに娘にそう諭されて思いとどまるが、「では50両作ればよいのですね」という話になる!? 大分ナナメ上の解決策だがそれをよしとして娘自ら苦界に身を落としてお金を用立てる、返済の可能性はほぼゼロ、優先すべきは娘よりも自らの沽券と復讐?
格之進が弥吉に50両叩きつけて、領収書をもらわない、もし50両出てきたらお前と源兵衛の首をとるという言質をとりながらこちらも書面に残さない。もっとも、書面があろうがなかろうが50両出てきても全員で口裏を合わせてなかったことにすればそれまで。「仕事人」の世界なら間違いなくそうなる。
すべてがあり得ないまずい対応だと思う
約束の時間切れの遊郭に出向いて、父とその部下がまず言うのは「父上は本懐を果たしましたぞ」って、まず「金を作ったぞ、迎えに来たぞ」ではないのか、そもそも借金と復讐は関係ない。
ラストも、掛け軸を売って作ったお金を、自分の告発のせいで役を解かれ困窮している人たちに分配するために出ていったのだろうが、娘の婚礼の日じゃなくてもよいのでは
敵役、柴田兵庫・斎藤工の見事なクズっぷり、悪役はこうでなくちゃ。
立ち回りになかなか決着がつかずに割と無様なのは、ここだけは今風にリアルを求めたアレンジでしょうか。
とっくに地に落ちているのに「武士の情け」、ってぬけぬけと格之進に介錯を頼むところ、兵庫の人間性が良くわかる。格之進、そこは断っても良かったのでは、と思った。
まずまずの仕上がりで、めでたしめでたしの結末、特にお絹が幸せになったようなので良いんだけど、わざわざ映画にしなくても、TVスペシャルで十分な内容だったかなと思いました。
人情落語をそのまま映像化
江戸の長屋で、貧乏住まいをする訳アリ浪人柳田格之進。嫁に先立たれ娘お絹と二人暮らしをしています。趣味は囲碁です。その囲碁をきっかけに両替商の万屋源兵衛と親しくなります。武士の誇りを捨てず実直な性格は周囲からの信頼を得ています。しかし、万屋源兵衛宅で50両の盗難が発生します。柳田が疑われます。そして、浪人となった原因も藩で発生した盗難の犯人として疑われたことでした。藩で発生した盗難の犯人は柴田兵庫とわかります。柳田はこの柴田兵庫を探し出し、50両の為に吉原へ身売りした娘を救い、源兵衛宅の盗難を解決するのかとなります。古典落語をベースに藩追放のエピソードを合わせ膨らませたストーリーです。テンポが良いのですが、要所要所が簡単に流しているので主人公へ感情移入しにくいです。源兵衛宅での盗難で犯人扱いされた件ですが、番頭と奉公人が疑っているだけで街中に広まった感がなく、主人公が疑われた事への怒りをあらわにしても伝わりません。また、藩において正義感から逆に同僚から疎ましく思われたり恨まれたりしたとありますがそれも語りですませています。柴田兵庫が柳田を恨んで罠に落としますがこれもそこまで柴田は恨んだのかという話はなく伝わりません。結末は題名にある「碁盤斬り」となりますが、ここももう少しタメが欲しかったです。落語家から語られている落語を聞いているような穏やかなイメージでした。
キョンキョンは熟女感が増しすぎ
時代劇は積極的には観ないのだが(例外は昨年の藤枝トヨエツ梅安)、白石和彌監督とあって鑑賞。てっきり暴力系時代劇(?)かと思いきや正統派という感じ。清原伽耶が相変わらず美人すぎちゃって、この時代にこんな顔貌の日本人いたのか?と思う一方、時代劇にマッチする侍顔の草彅君の落ち着きからのブチギレぶりや、國村隼のおいしい役どころ、斎藤工の巨神兵感など楽しめた。前後のピントを多用したり、グーッと顔に寄っていくなど安定したカメラもよかった。ちなみに囲碁は全然知らなくてもオッケー。
柳田の彦根藩での過去バナは言葉で語られるだけなのでそこはぼんやり感はあるものの、話は手堅く予定通りの大団円という感じ。ただし、直近話題となった芸大の吉原炎上案件を出すまでもなく、キョンキョンところの遊女たちだけはラストの展開を素直に喜べねえだろと思ってしまった。
「やったのはオマエだろ」 ←主題には余り関係がない話。(6/10(月)再鑑賞)ヤッパシ分からん武士の面目
◆「これだけの名品、惜しいことをした」
これは、終盤、真っぷたつにされた碁盤を見ながら格之進が、淡々と、または しみじみと言ったセリフである。 (セリフは正確ではない)
この特、格之進は、転がったままの碁盤を涼しい顔で眺めている。ぶった切ったのは、さも自分ではないふうだ。
「やったのはオマエだろ」とボクはツッコミを入れた。 (^o^)
◆首を跳ねられそうな武家の出の弥吉を見て思った、「やれやれ、自分は武士でなくてホントに良かったヨ。あんなんじゃ首がいくつ有っても足んないよ」 ┐(´д`)┌
◆弥吉がちょっと可哀想だと思った件
熊手の縁日(浅草の酉の市と思われる)で弥吉はお絹ちゃんを見かけて声をかける。
僕は心の中で 「お絹ちゃん、弥吉に言ってやれ、言ってやれ」と叫んだ。だけど、好きなお絹ちゃんに「もう2度と私の前に現れないでください」と言われた弥吉が可哀想になってちょっと同情した。
◆ちょっと理解出来んと思ったこと。
格之進は50両の嫌疑に抗議するため(?)切腹を決意する。 ハア (; ̄Д ̄)?
切腹しても嫌疑は晴れないが、格之進にしたら、「このままでは武士の面目が立たん、この上は、死をもって己が無実を表明する」ということなのだろうか?
娘のお絹も、先に自分を殺してから切腹しろとかスゲーこと言う。
mmm(ん~)理解出来ん。
◆浪々の身は気楽でこれはこれで良い。
格之進は、自分が潘に戻ればまた堅苦しいことになると言って、復帰するのを固辞する。兵庫に言われるまでもなく、自分が糾弾した者の暮らしを気にかける格之進は、掛け軸を売って潘を追われた者に施しを届けることにする。兵庫の遺志でもある。
潘に帰る左門に格之進が別れ際に言った 「浪々の身は気楽でこれはこれで良い」というセリフに笑った。規律を重んじ自分を律して生きる格之進にしても、御気楽生活は捨てがたいのだろう。わかる。
◆あと、江戸時代の夜の灯りは基本ロウソウだから、ほの暗いのだろうと思った。昼間は日の光、自然光だけだからそれなりに暗い。
◆両国の親分役の市村正親さんの威厳がすごい。格之進の頼みを聞き入れたときのたった一言の「よござんす」にも威厳がたっぷりあった。
◆僕は、入場者特典はキホンもらわないのだけれど、シールだけは例外でもらってどこかに貼る。今回の50両ステッカーはすごく気に入った。あとゴジラのやつも例外でもらうのだけど、最近はくれないのでちょっとガッカリ。
【追記】2024/6/10(月)A再鑑賞
ヤッパシ分からん武士の面目。
格之進にとって1番大事なのは武士の面目のKEEP、2番目が娘お絹ちゃんの幸せ。お絹ちゃんも、父の武士としての面目を保つために吉原に身を売って50両を用立てる。マジか?
それに対し格之進もお絹ちゃんに「お前の幸せを犠牲にしてまで武士の面目など立てなくともよい」などと言わずにメンツを優先する。
僕は、お絹ちゃんも含めて理解できん。
格之進曰く「お前のような町人ふぜいに何が分かる。分かるわけがなかろう」
入場特典の50両シールがまだあったのでもらえた。すごく嬉しー(^^)。合ーせて100両 、どこに張ろッかな~♪ヽ(´▽`)/
狂気
観る前に想像していたとおり、、
碁 が分かるともっと楽しめたんだろうな、、というのが率直な感想
極端に観る人に状況をつかませない
意図的に不親切な編集で
???な展開が続くが
一応全部観ると理解できる
この???な展開に引っ張られて
主人公に没入できなかった
なんでここにいるの?なんで怒ってるの??状況が分かるまでの間に熱量が冷めてしまう
草彅剛さんと國村隼さんの演技は頭抜けてるし、脇を固める役者さんも素晴らしい
それだけで観る価値はあると思った
カメラワークは斬新で
セリフがなくても意図が伝わる圧巻の演出
そして、昼間の斬り合いのシーンは
説得力のあるリアルな立ち回りで
ぞくぞくさせられた
タイトルを忘れていたら
あまりにも久々に見た時代劇。学生時代に京都の東映太秦映画村でエキストラのバイトをしていたことが懐かく思われる。
白石監督ということで、残虐非道な時代劇を想像していたが、シンプルに楽しめるエンターテイメントに仕上がっていた。
穏やかだがスイッチが入ると誰にも止められない阿修羅と化す主人公の柳田や、彼を取り囲む人間(特に國村さんがめっちゃいい♥)だけでなく、適役の兵庫にまで愛着が湧いてしまうというとても不思議でかつ最後までドキドキハラハラの映画。
そして最後の最後には、否、皆まで言わぬw
囲碁の手は全くわからなくても、十分楽しめるので、拙者オススメいたす★
凄い日本映画!
そんなに時代劇は好きではなかったが、『碁盤斬り』は今までの時代劇のイメージを覆す秀作だと思った。
なぜ自分があまり時代劇が好きではなかったのかというと、あまりにも見慣れていて、形式が確立したものだったからだと思う。
どこかでみたようなセット、ロケ地、殺陣、カツラの形、着物の着こなしなど、どれも同じように見えて、つまらなく感じていたのではないかと思う。
『碁盤斬り』は、冒頭からカメラワークや構図が素晴らしく、思わずスクリーンに引き込まれたが、空気感といい、今までの日本映画とは一線を画すものを感じた。
シナリオも素晴らしく、演出も素晴らしい。もちろん役者さんの本気度も素晴らしく、特に草彅剛さんがこんなに素晴らしい役者さんだとは知らなかった。
個人的には、田んぼの風景の中に浮かび上がる新吉原の夜景など、ぜひみて見たかった江戸の風景だったので、驚いた。新吉原が田んぼの中に作られ、周りをおはぐろ堀で囲み、遊女が逃亡できないようにしたとは聞いていたが、こんな新吉原を映像で見せてくれたのは初めてではないかと思う。
他にも、灯籠や提灯など、闇の中に浮かぶ蝋燭の光が素晴らしかった。江戸時代は電気など無いので、とてもリアリティがあった。私はこういうのを見たかったのだ。
最近では真田広之さんの『将軍』も世界的に話題になったが、『碁盤斬り』も負けていないように思う。
とにかく狂気と紙一重ともいえる武士の誇りが、清々しくも凄まじい。それを見事に演じた草彅剛さんも素晴らしかった。
それらしく時代劇
いつも映画は予告を観て決めてるのですが、だいぶ印象の違う映画でした
前半は本当に囲碁のお話が主体で、後半になるにつれて面白みが出てきた印象でした
キャスト人は非常に良い演技をしていました
個人的にはもっと復讐劇を観たかったです
タイトルが秀逸
白石和彌監督初の時代劇。持ち味のケレン味は控えめにして、自然光や蝋燭の灯で濃淡をつけた画面に、流麗な音楽を乗せて、意外なほどかっちりした本格時代劇に仕上げている。
物語は、古典落語の人情噺に、仇討ちを組み合わせたとのことだが、仇討ちパートの方が強い印象を残す。元ネタの50両紛失の嫌疑云々の描写は少し薄めに感じた。
それにしても、ネタバレになるが、タイトルが秀逸。仇討ち話を付け加えたことで、斬ったのは碁盤イコール自らのアイデンティティであり、だからこそあのラストシーンになった、という説得力を与えている。
草彅剛は、髷姿もやつれた姿も似合っていた。ただし、話し方は優しくて現代調。敵役の斎藤工も現代調。國村隼、奥野瑛太がはまっていたが、何より嬉しかったのは久々の小泉今日子。主人公が娘を引き取りに来た際のセリフには、ぐっときた。
劇場はシニア層で結構入っていた。若い人でも見やすいと思うが、今だったら、コンプラ上、人身売買の問題ありと見えるかもしれない。
江戸にいるかのような空気感
江戸の暗闇を体現出来るような映像美。時代劇を観て初めて自分もそこにいたかのような感覚を持てる空気感を感じられました。草彅剛さんは言うまでもなくそこには居なく、柳田格之進でした。小泉今日子さんも素敵でしたが、もう少し辛酸をなめ尽くした妖艶な方の立ち振舞いでのお芝居も見たかったです。吉原へ走る空の色も本当に美しく、もっと細かく映像をみたいので何度かリピートするつもりです。
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