ヤマドンガ

劇場公開日:2023年10月20日

ヤマドンガ

解説・あらすじ

「RRR」や「バーフバリ」2部作を大ヒットさせたS・S・ラージャマウリ監督が、「RRR」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.を主演に2007年に発表した監督第6作。主人公の泥棒ラジャが現世と地獄を往来して活躍する姿を描く。

ある富豪からの依頼で盗みの仕事をしていた泥棒のラジャは、悪漢に襲われていた女性マヒを助ける。マヒは幼い頃に両親を亡くし、財産を狙う親族に虐げられていた。一方、ラジャは依頼主が報酬を支払う直前に死んでしまい、閻魔大王を恨んで悪態をつくが、それを聞いた閻魔大王によって地獄に落とされてしまう。しかしラジャは持ち前の話術で地獄の民の人気者になり、閻魔から地獄の王の座を奪う。再び現世に戻ったラジャはマヒと再会し、彼女を親族から救おうとするが……。

原案・共同脚本はラージャマウリ監督の父でもあるK・V・ビジャエーンドラ・プラサード。音楽もラージャマウリ作品の常連で「RRR」なども手がけているM・M・キーラバー二。

2007年製作/178分/G/インド
原題または英題:Yamadonga
配給:JAIHO
劇場公開日:2023年10月20日

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映画レビュー

5.0 最高に楽しい

2025年9月28日
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鑑賞方法:VOD

インド映画が好きだ。いわゆるマサラ映画と言われるような歌って踊るインド映画が好きだ。
しかしここ数年の新作はあまり踊らなくなった。インド映画自体が変わってきたのか、日本公開時に切られているのかは分からない(多分オリジナルが踊ってないと思う)。
個人的にはとても残念なのだけれど、インド映画特有の仰々しさやけたたましさは残っているので、それはそれで楽しめている。

しかしそれでも、少し前のマサラしてるインド映画が観たいんだよ。そこで本作である。
N・T・ラーマ・ラオ・ジュニア主演で監督がラージャマウリ。面白くないわけない。しかも少し前の古い作品なのでちゃんと踊る。最高なのである。

個人的にはインド映画のストーリーの滅茶苦茶さも好きだ。もはやカオスと言っていい。そのくらい滅茶苦茶なのが面白い。
派手でうるさくて、オーバーで楽しい。最高なのである。

「RRR」のレビューで、ラージャマウリ監督は天才だと書いたが、天才だってバージョンアップしていってるんだなと本作を観ると思う。
この作品でのラージャマウリの力量が不足しているという話ではなくて、常に工夫してより面白い物を作っていこうとしている姿勢を感じたんだよね。
つまり、最初の才能にあぐらをかいて停滞し続けている監督とは違って、ラージャマウリは進化していく天才なのだと確信した。
ラージャマウリの新作映画が非常に楽しみだ。

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つとみ

4.5 S・S・ラージャマウリ監督とN・T・R・jrの最強タッグ!

2025年9月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

幸せ

S・S・ラージャマウリ監督、N・T・R・jr主演ということで、さすがのぶっ飛びエンターテイメントでした。

本作約3時間、安定の長尺インド映画ですが、歌にダンスにアクション、お笑いも山盛りでやりたい放題🤣特にダンスが多かったのは嬉しい限り。最近は「デーヴァラ」「ヴィクラム」とバイオレンス系のインド映画が多めなので、こういうみんなで踊り狂って歌い散らかすエンタメ作品も上映して欲しいよー😭

本作はインド神話に基づくキャラクター、セリフが多々見られたので、その辺の知識があるともっと笑えたかも。映像はややチープな部分はあるものの、そんなことも笑い飛ばすかのような怒涛のエンタメパワーに圧倒されました!

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吹雪まんじゅう

3.5 【”運命のネックレス。そしてインドの閻魔大王は金ぴかです。”今作は、恋愛ドラマなのだが、コミカルアクション&ダンスが延々と続く閻魔大王VS泥棒の物語なのである。ビックリ!】

2025年8月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

■盗みの仕事をしている泥棒・ラジャ(N・T・R・ラオ・ジュニア)は、悪漢に襲われていた女性・マヒ(プリヤーマニー)を助ける。
 マヒは幼い頃に両親を亡くし、本来はお金持ちなのだが、ラームプラザード一家に騙され、召使の様な生活をしていた。一方、ラジャは依頼主が報酬を支払う直前に死亡したので、閻魔大王を恨んで悪態をつくと、そのまま地獄に堕ち閻魔大王の椅子をまんまと手に入れるのであった。
 そして、ナントラジャとハヒは小さい頃、恋仲であったのである。

◆感想

・今作は、S・S・ラージャマウリ監督の可なり初期作品である。インド映画鑑賞5年位の人だと、S・S・ラージャマウリ監督と言えば「RRR」だろうが、私にとっては「バーフバリ」シリーズの監督であり、インド映画の面白さに開眼させてくれた監督なのである。あ、もちろん「RRR」も好きだよ。

・今作は、ラジャとマヒの恋愛映画なのだろうが、2時間近く閻魔大王とラジャとの面白い駆け引きが金ぴかの地獄で繰り広げられるのである。ビックリ!
 んでもって見る前に「ヤマドンナ」って何だ!”やあ、マドンナ!”かと思ったら、”閻魔盗賊”と言う意味だった・・。

■インド映画と言えば、コロナ禍前までは年間1000本!製作されていたそうであるが、ご存じの通りインドは多言語国であり、映画もヒンディー語、タミル語、テルグ語という三大言語を軸に作られており、スターもそれぞれの言語に居るから、そりゃあ製作本数は多くなるよね。
 で、インドに出張で良く行っていた頃には、突然始まる踊りのシーンになると(今作でも多数あり。)、映画館の観客は一緒に踊るのである。(今は知らない。)
 最初の頃に観た、スーパースター、ラジニカーントの「ロボット」を観た時にはビックリしたモノである。イキナリ、画面転換して踊りだすんだもん。因みに、インド映画のスターは冠が付く人が多いんだよね。

<今作は、S・S・ラージャマウリ監督の可なり初期作品という事もあり、結構ストーリー展開は粗いのだが、お決まりのエキゾチック美人は出て来るし(閻魔大王がエキゾチック美人で登場する。)、踊りはバッチリだし、面白いのである。
 故に、3時間でも全然長く感じないのである。>

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NOBU

4.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年7月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ