アナログのレビュー・感想・評価
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心地良いストーリー
昔はなかった携帯・スマホ
今手放す事は考えられないものだけど
1日くらいスマホを触らずに過ごしてみたら何か感覚が変わるかも...と考えてしまうくらい心地の良いストーリーだった。
最後はアナログが故に...
その先もきっとゆっくり二人の時間が流れるのだろうと想像した。
映っているものは美しい。でもそれが活かせていない感じ。
役者の方々の演技、作中で使用される音楽、ロケーションなど、とてもきれいで好きでした。
でもそれを活かせていない感じがしてもやもやしました。
撮り方についてですが、喋っている人が正面からアップで撮られている画ばかりだったように思います。カメラワークに意図をあまり感じることができませんでした。
またその映像の繋げ方も所々ぶった切って次のシーンになるところが何ヶ所かあり、違和感を感じました。
劇中のシーンで流れる音楽も、謎のタイミングで流れ、思ったタイミングで流れないことがあり、意図があまり伝わってきませんでした。
監督の他の作品を見たことがないのですが、監督の映像の好みと自分自身の映像の好みの違いなのかなと思いました。
他の要素は素晴らしいものが多かったのもあり、映像関連の惜しさが目立ったように思いました。
アナログの世界に心が温かくなります
今はデジタルで簡単に他人と繋がることができる時代だけど、この映画のようにそういう手段を使わず決まった曜日、決まった時間に、決まった場所で会う関係、そしてだんだんと気持ちが繋がっていく関係になぜか心が温かくなりました
二宮君の自然かつ繊細な演技で作品により引き込まれます
喫茶店のマスターのリリーフランキーさん、あんなマスターがいる喫茶店なら通いたくなります
大切な人に好きっていいたくなる。
まさしく、劇中に出てきたセリフ「好きっていいたくなる」これ。テーマこれでしょ。
私もこの気持ちになった。
すごく心温まったし、素敵に関係を築ける恋愛がしたくなった。
アナログというだけあって、劇中にスマホが出てこないところも良い。
時代の流れと共に、ドラマとか映画とかに安易に携帯で連絡取るシーンが多すぎて、他に方法はないのか?と思っていたところだった。
素敵な喫茶店にも通いたくなる。
美味しいコーヒーが飲みたくなる。
マスターが全てを知っていても、最後まで何も明かさない所が粋で良かった。
素敵な時間が流れた映画だった。
ニノくんのお芝居って、世間で評価されているように、今まで特段に上手いとか好きとか思った事なかったのだけれど、今回すごくハマっていた。
セリフがなく、無言で泣いて頷いたり首振るだけで気持ちがすごく伝わってきた。
はるちゃんもすごく品が良く、素敵な女性がハマっていた。
なんとも心地よい作品
週末にビートたけしさん原作、タカハタ秀太さん監督、主演二宮和也さんの「アナログ」鑑賞。
原作は発売当時に読んでいたので見たかったのですが、なんとか間に合いました。
たけしさんの原作ストーリーの繊細なリズムをタカハタさんが見事な美しい情景に仕上げ、ニノが完璧に命を吹き込みました。
ニノのスクリーンに惹きつける力はやはりすごい。
また、親友3人組のアドリブ?やりとりが
心地よいアクセントでホッとします。
観てるうちに心を解く映画
純愛ラブストーリーにマブダチ設定をうまく取り込んだのが絶妙なバランス
ただ、ミニシアター向けの演出だと思った
映画、というよりかはドラマにして一人一人のストーリーをもう少し深く掘った方が魅力的に描けたのではないかと思った
映画にするなら世紀の純愛という感じでもっと泣かせに来たって良かったかとも思ったので、そこが残念
だけど、かたくなった心をほぐすかのような
アナログなぬるあたたかさが心地よい映画でした
泣きました。観て良かった。
全体としてなんだか温かい気持ちになりました。
母親との関係、仕事仲間との関係、友達との関係、どれも良い。お姉さんも良い人。
話としては、ありそうでない、なさそうで(実は)ある話だと感じました。
目に見える相手の行動の裏に、どのような気持ちがあったのか、外的要因がどう影響していたのか、など、見えない何かもあると改めて気付かされました。
一方で、出会って惹かれ合ったのは、お互い気持ちを素直に伝えたからであり、できる限り感謝や好きな気持ちは言葉で伝えたいとも思いました。
自分の心に正直なことが周りに良い人を集め、また自分も誰かにとっての良い人になるのでしょうか。
そうありたいですね。
大人の純愛が荒んだ心に突き刺さる
綺麗な大人の純愛ラブストーリー。
携帯がない頃の恋愛をしてみたくなった。きっと今以上に、今頃何してるんだろうって相手を思ったり、早く会いたいなって楽しみになったり、するのかな?
現代の便利さと煩わしさで心が荒んでるから、2人の純粋さ真っ直ぐさを観ていたら、HPがゴリゴリ削られました。
ハンカチ必須!恋人と一緒に見てね。
うん!ひたすら切なくて可愛い映画。
切なくて切なくて涙止まらないよ。。
最初、なにこれ中学生の恋愛映画なの?って可愛いなぁて。
だけど物語が進むにつれて切ないの。ほんと切なくて涙止まらないのです。
愛の形って人それぞれなのです。
周りで観ていた多くの方が泣いていた
朝8時台の上映で観に行って来ました。朝早いしどうしようかな、行こうかなと思いつつ朝起きたら、たまたまフジテレビの「早く起きた朝は」で貴理子さんがアナログを観たお話をされてました。
ラストシーンで心打たれたため、もう1回観に行ったそう。そしたら2回目は結末を知っているから、ラストシーンだけではなく途中のシーンからすでに号泣していたと仰ってました。
これはやはり観に行くしかない…と思い朝一上映行って来ました。お客さんこそ多くないものの、皆さん鼻すすって泣いてました。号泣すると鼻水がドバドバ出てしまう体質なので、必死に堪えましたがやはり泣いてしまいました。(自宅でもっかい見たい…)
個人的に波瑠さんがものすごく好きなのですが、やはり、とんでもない女優さんです、お芝居が。
波瑠さんといえばドラマ「G戦上のあなたとわたし」でもバイオリンを弾いていたので、バイオリンを弾く姿が懐かしかったです。
最近も「こっち向いてよ向井くん」を見ていましたが、その時の役とは表情・声の出し方・所作…などこんなにも変幻自在なの⁉︎と驚きました。声色の変化のさせ方が抜群に上手だなと。
二宮さんや板谷さんのお芝居も涙をそそりましたし、男友達役の桐谷さん・浜野さんとのシーンも息抜き的な感じで良かったです。
印象に残ったシーンはいくつかありますが、私自身も母が持病あり、祖母は要介護の状態なので、病院でみゆきのお姉さんが悟に言った言葉が重く心に突き刺さりました。現実ってそんなに甘くない。
悟がみゆきを焼き鳥屋に誘った時のみゆきの表情も忘れられないなぁ。あの時はどんな感情だったのだろうか。
ビートたけしさんがこのような純愛物語を執筆していたなんて驚きです。映画だとどうしても2時間ちょっとがタイムリミット。主人公ふたりが心を通わせた月日の流れをもっと感じたかったなと思いました。原作読もうかな。
毎日が木曜日
2023年映画館鑑賞62作品目
11月3日(金)イオンシネマ新利府
dポイント−300円→1500円
原作未読
原作は『教祖誕生』のビートたけし
監督は『鳩の撃退法』のタカハタ秀太
脚本は『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『あゝ、荒野 前篇・後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』『とんび』の港岳彦
あらすじ
喫茶店ピアノで出会ったことをきっかけに付き合い始めた男女の恋物語
毎週木曜日に喫茶店ピアノで会う約束をしている悟とみゆき
ある日浜辺で糸電話を使いプロポーズをした悟だったがあまりにも遠いためか波の音が邪魔してかみゆきには聞こえていない様子だった
突然みゆきが木曜日に来なくなった
タクシーでピアノに移動中の追突事故でみゆきは意思疎通ができない脳障害及び下半身麻痺で車椅子生活を送っていた
みゆきの姉の香津美にみゆきの日記を読ませてもらった悟は香津美に頼み込んで毎日少しでもみゆきに会うことを決心した
ビートたけし原作の純愛小説を元にしている
酔った勢いで恋愛小説は書けるが酔っ払いながら映画監督をやるようではスタッフや俳優から顰蹙を買うし『首』のスケジュールの関係もあるんだろう
監督は北野武ではない
以前北川悦吏子が脚本を担当した木村拓哉常盤貴子共演のTBSドラマ『ビューティフルライフ』をディスってたビートたけしだが『アナログ』は若干だが設定が似ている
ビートたけしも歳を重ね視野が広がり大人になったのだろう
小説を発表し若い女性インタビュアー相手に「アレが役に立たなくなったから純愛小説を書き始めた」というニュアンスで語り始めたのがビートたけしらしい
突拍子もない発言をして滑るか下ネタで笑いを取るしかないビートたけしだが元相方のきよしが突っ込めば少しは救われたかもしれない
まっありふれた話のような気がする
映画でCGを嫌う北野武らしい話である
ありふれている故にそこそこハマる人は多いかもしれない
展開が読めるしこのタイプの作品は本来なら映画館で観ないのだがやはりそこは知識人でもあるビートたけし作品だから映画好きとしては観ないわけにはいかなかった
うまく言えないが編集が2シーン1回ずつ不自然に飛んだ
焼鳥屋のシーンはあれを数回やるから様になるわけで1回では意味がないというか不快
映写機の方に問題があったのかなと思ってしまう
鈴木が演じた上司岩本は横文字を多用するが気取っているだけでルー大柴のような熱量は感じられなかった
そこはインテリアデザイン企業の管理職となかなか売れなかった芸人の違いかもしれない
佐津川がちょっとだけ太ったような気がするが役者馬鹿の彼女だから監督から頼まれたわけでもないのに役作りのためか体重を増やしたのかもしれない
夫や子供の残り物を勿体無いからときれいに食べてしまい太ってしまう主婦あるあるだが体重が増えたというのも自分の気のせいかもしれない
板谷由夏の涙にもらい泣きした
どちらかと言うと好きなタイプの女性俳優だからかもしれない
今回のリリー・フランキーは上品な方だ
ラストシーンは決勝で対戦するウォーズマンが怖くて逃げ出そうとするキン肉マンをベアークローで脳障害を負い車椅子生活を送ることなったラーメンマンが手を握り激励する名場面を彷彿させた
配役
顧客のためCGではなく手作りの模型を作ることをモットーにしているインテリアデザイナーの水島悟に二宮和也
ピアニストの夫と死別後バイオリンを辞め現在は小さな雑貨輸入会社で働くいまどき携帯電話を持たない美春みゆきに波瑠
悟の幼馴染で独身の高木淳一に桐谷健太
悟の幼馴染で妻子持ちの山下良雄に浜野謙太
悟が転勤した大阪支社の後輩の島田紘也に藤原丈一郎
玲子の主治医の浅井陽子に坂井真紀
悟がデザインを担当するイタリアンレストランのオーナーの椎名順子に筒井真理子
島田の上司の高橋俊和に宮川大輔
山下の妻の山下香織に佐津川愛美
東京本社の悟の上司で横文字を多用する岩本修三に鈴木浩介
みゆきの姉の香津美に板谷由夏
癌で入院中の悟の母の水島玲子に高橋惠子
喫茶店『ピアノ』のマスターの田宮にリリー・フランキー
意外
北野武原作と聞いて
任侠映画以外のイメージが薄いから
どうなのか?と思って映画館へ
喫茶店ピアノを舞台に知り合う男女
昭和では当たり前だった携帯電話やスマホ
インターネットの無いアナログ社会の様な
彼女がスマホを持たない生活で
出会いの場は毎週木曜日の喫茶店
何度か会う内に惹かれ合う2人
が、ある日突然姿を見せなくなる彼女
最終版にわかる彼女の過去
彼女の過去と突然姿を消した理由を知り
彼が取った行動と2人の結末
個人的には姿を消した理由が
ちょっとアレでしたが…。
彼氏の幼馴染の2人が最高でした!
あんな親友が居て彼女まで居たら幸せですね。
泣ける映画でした。
ピアノ店内のBGMは無い。
ピアノ店内のBGMは無い。
全体的に音楽を極力抑えて、
小鳥、虫、クラクション、
街の音、
波の音、
自然に聞こえる音が耳に残っていく。
その意味がだんだんと効いていく。
心地よくその効果に乗れる人、
と、
その反対に、
静まり返るシーンの多さで気持ちが途切れて効果に乗れない人、
賛否は別れそう。
【蛇足】
『ソナチネ』の撮影前の準備の頃は、
タイトルは『ピアノ』でした。
準備稿(準備用の台本)の表紙は、
ピアノと印刷してありました。
アナログな時を刻む大人の恋
アナログなツールで恋愛した世代にとって、それはいまに蘇る青春の思い出なのかも
新しい恋愛映画にはスマホやLINEが必須
どこか共感しずらいのは、作り手の腕なのか、ツールの変化で時代を目の当たりにしてしまうからなのか、、、、
私の時代には携帯があったから、連絡が取れないということはないけども
snsなどで四六時中繋がる時代ではなかった
会えない時間が愛育てるのさそんな歌もありました
この映画の対象は独身の40代だろうか
友人から聞き齧りのマッチングアプリの恋と比べたら、差が歴然
どうしようもなく惹かれてしまう切なさ
それはドアの取手のデザインから
小さな違和感から相手に興味をもってしまう
何もなければ木曜日にピアノで集まる
逢瀬を重なるごとに、
2人の思い出は紡がれて大切なものになっていく
ピアノに現れる度に新しいデートプランを考えるニノさんが素敵だった
ニノのお母さんが亡くなったとき、一番好きなハルさんに連絡が取れないのは切なかった
一番一緒にいたい関係なのに
何も聞かず一緒に行った海
糸電話での告白
ハルさんは言えなかったのだ
ニノさんが大切になったからこそ
迂闊には言えない、訳あり事情。
みゆきの秘密が明かされると納得してしまう
夫は亡くなってるので堂々として良い関係だ
望まずとも交通事故のように始まってしまうのが恋
大人の恋愛は密やかに日常に隠れている
大人になってしまったからといって、ツールが新しくなっても
時間をかけてゆっくりお互いを知っていくこと
いつまでも切なく恋する気持ちは変わらない
久し振りに、納得のゆく純愛映画
久し振りに、納得のゆく純愛映画を、見ました
これまでは、純愛映画の巨匠?の2作目とか言っても、ストーリーに納得できないものが多く、釈然としないものが多かったけど、この映画は違和感なく、見終えることが出きました
もうこれで終わりでしょと思っても、まだ、どうやって泣かすの?という展開で、感心しました
「アナログ」の意味も分かったし、成程そうだったのか!と、思うばかりです
あの高橋惠子さんを、ノーメイクで使ったのに驚いていたら、波留さん迄も!
皆さん納得したからなのでしょうが、―――
見終って、照明がついても席を立たない女性が多いのにも、納得できました!
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