アナログのレビュー・感想・評価
全370件中、61~80件目を表示
良い物語なのに・・・監督と演者に物言いアリ
監督さん、波留さん、あの演奏シーンはないでしょう。オダギリジョーのように、波留が役にのめり込んで気迫の演奏を見せてくれたなら、少しは作品にメリハリがついたかも知れません。静かな時の流れのなかで愛を育む繊細な2人に訪れる悲劇。これも見る側からは遠い出来事になってしまっているし、しばしば同じ画角で編集する手法の意味も理解できませんでした。二宮の役柄で流れが作られているのだから、波留と監督にもっと頑張って欲しかったです。特に監督には、二宮の同級生二人以外にはもっと極端なキャラクターを与えて、二宮を引き立たせてほしかった。良い物語なのに、名作になり損ねたな。残念。
こんなラブストーリーがあっても良い
ビートたけしさんの器用さを感じさせる作品。こんな物語が書けるなんて!
自分もサービスが終了するギリギリまでPHSを愛用していた口ですが、本作ではケータイを持たないヒロインの物語。流石に今の時代にケータイを持たないって、不便で仕方がないし、生きづらささえあるかと思います。
原作が世に出てから5年以上が経ち、さらにスマホへの依存が高まっているのでしょうが、そんな今、本作を観るとまるでファンタジーのようでもあり「こんなラブストーリーがあっても良いじゃないか」とほっこりさせてくれます。ひいては、ケータイを持たない生活にワクワクしてしまいそうな。
ただ、そう感じるのも、ケータイがまだ普及していない時代を美化しているだけなのかもしれません。自分の学生時代とは人とのコミュニケーションがすっかり変わっていて、ついつい当時の恋愛風景に懐かしさを感じてしまうがゆえの。
若い人が本作を観た時に、我々中年世代と同様にほっこりできるのか、それとも「あり得ねー」と一蹴/一笑されてしまうのでしょうか。
さざ波のように静かに押し寄せる
スマホが普及する前は確かにこんな感じだったよな~と、懐かしい感じ。
ここに行けば会えるかな?とか、あったよね。
ちなみ私の従弟は通学の電車で逆ナンされて結婚してました(子供が生まれて一度離婚して、また同じ人と再婚して今は子供が二人います、映画になりそうです)。
海のように静かに、さざ波のように静かに押し寄せる感情がそのまま画像になったような映画。ストーリーよりもその雰囲気にひたれる心地よさを味わいたい人におすすめ。
つまんないようでいて、見終わった後にじんわりと温かいものが湧き上がってくる感じ。さざ波が心の中で打ち寄せるような。
旦那と見ました、良い映画だったねと意見が一致。
似たもの夫婦なのでね、自分だったらあのラストは無いよねと、ここでも意見が一致。
リアルにいくなら別のラストもアリなんだろうけど、それだとさざなみは起きない。
ある意味ファンタジーなんだけど、それも承知の上なんだろうな。
少しリアルが入ったファンタジー。
彼女の日記を読んだところで終わりにしても良かった気もするんだよね。
その後は見た人それぞれの解釈でもいいのかなと。
完全に主人公の答えが出されている映画なのでね、すっきりはするのだけれども、答えがない映画も好きなんだよね。
男性にとっては初恋だったのだろうね、年齢いってても、付き合ったことあってもね、初恋だったのかなと。はじめて心が動いたのだろうね。
恋の力は素晴らしいなと、まじめに思いました。
少子高齢化以前に最近の若い人は恋愛しない(他人に踏み込まない)。
SNSでは絡むけどリアルでは絡めない人が増えたみたいですが、やっぱり恋愛や恋はすばらしいと思う。
スマホで便利になった弊害は思わぬところであるのかもね。
アナログは素晴らしい。
結論、恋愛とは本来アナログなものなのかもしれない。
2人の時間
喫茶店を舞台に男女のすれ違いと触れ合いを、スマホというツールを使わない今で描く。
このツールを使わないことですれ違いが起こり、それにより相手への想いを募らせ、会えない日々が2人の想いを成熟させる。
とてもシンプルなことだけど、スピードが重視させるいまの社会の中で2人だけは、それに捉われずにいる過ごすことが観てる私にはとても心地良く感じた。
そしてすれ違いにより起こる別れると時間による再会が2人の距離が変わらずに居ることが素敵に感じた。
ラストは好みが分かれるだろうが、これも有りかなと思えた。
紙芝居型「純愛映画」
何度も劇場で観た、予告編だけを頼りに、本作を鑑賞しました。
映画の最後に種明かしが有る"SF映画"かと想像していましたが、
序盤に「波瑠さんさんと姉のシーン」があり、以後は安心して、純愛映画 として、堪能できました。
しょっぱなから、バイオリンのビブラートの出し方と手の動きが、まるで合っていなく、
「細かい事を気にしない映画なのかな?」と危惧しましたが、
大筋の内容は素晴らしく、
主演の二宮さんと、波瑠さんの純愛は、とても上品で
丁寧な"言葉づかい"と、丁寧な ふたりの"やりとり"に、現代の"雑な恋愛映画"とは違って、非常に好感が持てました。
1つ1つのアイデアは良いが、紙芝居脚本が雑なので、もう少しレベルの高い脚本家を使い、丁寧なシナリオを用意で来たら、
とても素晴らしい映画に仕上がったと思う。
主人公 二宮さんは約40歳から始まり、後半はアラフィフなので、
本作は 主人公2人の見た目 とは違い、若者を描いた映画ではなく、中年の純愛でした。
撮影は場面展開が少なく、長回しが多いので、落ち着いた雰囲気があって、良かったが、
1カットの中に コマ切れ(コマ落とし)がたまにはいるのは。。。何を意味したいのか?
編集者と監督に尋ねてみたい。
本作中、「月が綺麗ですね」というセリフは出てこなかったが、本作を観終わった時
小説「野菊の墓(伊藤左千夫)」を もう一度読みたいと思った。映画化もされているが、この切ない作品は映画より、小説の方があじわいがあるから。
携帯のない時代の元カノを思い出した。
ビートたけしさん原作なの!?
テレビCMで気になっていたのできました。
ビートたけしさん原作と知って驚き!
よくある話でしょって思う人は見なくてよいかと思います
よくある流れで主人公が死んでたのかなぁと思いきや…
生きてたヽ(=´▽`=)ノ
それなら、ハッピーに持ってくの!?
どうするの!?ってギリギリまでドキドキ引き伸ばす感じが
焦れったくてキュンキュンします
愛に飢えてる人はぜひ見てください
捻くれ者は見なくていいですw
二宮くんと、桐谷さん、浜野さんのアドリブ切り貼りした感のある
自由な戯れシーンも好きてす。
クスクス笑っちゃいますw
深く考えず
心のデトックスに泣きに行くには
丁度良い映画です
中学生なら泣けると思う
時間があったので、平日の昼に見てきました。
感想は‥
くさいお涙ちょうだいがきつかったです。
予告は、すごく良かったので、ただただ残念。
居酒屋の、シーンは、映像を細切れに?して、プチプチするので、見ていてしんどかった‥
大学のサークルが撮影したの?って感じでした。
内容は‥
前半の、「アナログ」が長かったです。
そして、手紙の回想シーンは、まさにお涙ちょうだい
後ろから、すすり泣きが聞こえてきて
若い子は、こんなので泣くんやな、と
最後に、身体障害と、脳障害を負ったヒロインが、海に連れてってもらって‥のくだりで
手が動いて、今日は‥曜日‥のくだりは
んーここで、泣くんやで笑
さぁ、泣きよ笑
と、おじさんは思いました。
中学高校カップルや、女子友で見たら泣けるのかな
エンドロールで「ビートたけし」って‥
来月やる、時代劇は北野さんがとるのですね。
Amazonで、流し見でいいかな。
「デジタル」の良さ「アナログ」のよさ
水島 悟(二宮 和成)と美春 みゆき(波瑠)の「アナログ」な交際が描かれる。
「デジタル」を通して世界をみることが当たり前になった現代において、世界を何のフィルターも通さず感じること(アナログ)の大切さについて考えさせられる作品だった。
スマホによって、
私たちは常に連絡を取り合える状態にある。目的地にはGoogle Mapを使えば簡単に辿り着ける。音楽は演奏者がいなくともいつでも聴くことができる。素晴らしい景色は写真を撮ればその場に行かずともいつでも見返せる。
生活を楽に、快適にするスマホを片時も手放すことができなくなっている。
「デジタル」を通さず、リアルな世界を感じ、「アナログ」な交際をする二人のような恋をしてみたいという憧れを抱いた。
「デジタル」ですべてを完結させてしまうのではなく、「アナログ」部分も残しながら、両方をうまく織り交ぜて生きていくことが本当の豊かさにつながるのではないだろうか。
携帯電話持ってない
普通の男の人なら、「携帯電話持ってない」って言われたら、時間の流れが逆の世界から来た女の人なんだと思っちゃいますよね。
携帯電話なんて無くても、また会える。
この映画、北野武さんの原作だからなのか、結構笑えるんですよね。
前半は他のお客さんも笑い声が漏れてました。
そして、後半になると涙をすする音が聞こえる来る。
ちょっと劇的にし過ぎじゃないかとも思ったけども、気がつけば私の目にも涙が。
こういうのって、映画館で映画を観る良さですよね。
話は変わるけど、円井わんさんが同僚にいると、なんか頼りになりそうですね。
心地良いストーリー
昔はなかった携帯・スマホ
今手放す事は考えられないものだけど
1日くらいスマホを触らずに過ごしてみたら何か感覚が変わるかも...と考えてしまうくらい心地の良いストーリーだった。
最後はアナログが故に...
その先もきっとゆっくり二人の時間が流れるのだろうと想像した。
映っているものは美しい。でもそれが活かせていない感じ。
役者の方々の演技、作中で使用される音楽、ロケーションなど、とてもきれいで好きでした。
でもそれを活かせていない感じがしてもやもやしました。
撮り方についてですが、喋っている人が正面からアップで撮られている画ばかりだったように思います。カメラワークに意図をあまり感じることができませんでした。
またその映像の繋げ方も所々ぶった切って次のシーンになるところが何ヶ所かあり、違和感を感じました。
劇中のシーンで流れる音楽も、謎のタイミングで流れ、思ったタイミングで流れないことがあり、意図があまり伝わってきませんでした。
監督の他の作品を見たことがないのですが、監督の映像の好みと自分自身の映像の好みの違いなのかなと思いました。
他の要素は素晴らしいものが多かったのもあり、映像関連の惜しさが目立ったように思いました。
アナログの世界に心が温かくなります
大切な人に好きっていいたくなる。
まさしく、劇中に出てきたセリフ「好きっていいたくなる」これ。テーマこれでしょ。
私もこの気持ちになった。
すごく心温まったし、素敵に関係を築ける恋愛がしたくなった。
アナログというだけあって、劇中にスマホが出てこないところも良い。
時代の流れと共に、ドラマとか映画とかに安易に携帯で連絡取るシーンが多すぎて、他に方法はないのか?と思っていたところだった。
素敵な喫茶店にも通いたくなる。
美味しいコーヒーが飲みたくなる。
マスターが全てを知っていても、最後まで何も明かさない所が粋で良かった。
素敵な時間が流れた映画だった。
ニノくんのお芝居って、世間で評価されているように、今まで特段に上手いとか好きとか思った事なかったのだけれど、今回すごくハマっていた。
セリフがなく、無言で泣いて頷いたり首振るだけで気持ちがすごく伝わってきた。
はるちゃんもすごく品が良く、素敵な女性がハマっていた。
なんとも心地よい作品
全370件中、61~80件目を表示