アナログのレビュー・感想・評価
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ピアノ店内のBGMは無い。
ピアノ店内のBGMは無い。
全体的に音楽を極力抑えて、
小鳥、虫、クラクション、
街の音、
波の音、
自然に聞こえる音が耳に残っていく。
その意味がだんだんと効いていく。
心地よくその効果に乗れる人、
と、
その反対に、
静まり返るシーンの多さで気持ちが途切れて効果に乗れない人、
賛否は別れそう。
【蛇足】
『ソナチネ』の撮影前の準備の頃は、
タイトルは『ピアノ』でした。
準備稿(準備用の台本)の表紙は、
ピアノと印刷してありました。
アナログな時を刻む大人の恋
アナログなツールで恋愛した世代にとって、それはいまに蘇る青春の思い出なのかも
新しい恋愛映画にはスマホやLINEが必須
どこか共感しずらいのは、作り手の腕なのか、ツールの変化で時代を目の当たりにしてしまうからなのか、、、、
私の時代には携帯があったから、連絡が取れないということはないけども
snsなどで四六時中繋がる時代ではなかった
会えない時間が愛育てるのさそんな歌もありました
この映画の対象は独身の40代だろうか
友人から聞き齧りのマッチングアプリの恋と比べたら、差が歴然
どうしようもなく惹かれてしまう切なさ
それはドアの取手のデザインから
小さな違和感から相手に興味をもってしまう
何もなければ木曜日にピアノで集まる
逢瀬を重なるごとに、
2人の思い出は紡がれて大切なものになっていく
ピアノに現れる度に新しいデートプランを考えるニノさんが素敵だった
ニノのお母さんが亡くなったとき、一番好きなハルさんに連絡が取れないのは切なかった
一番一緒にいたい関係なのに
何も聞かず一緒に行った海
糸電話での告白
ハルさんは言えなかったのだ
ニノさんが大切になったからこそ
迂闊には言えない、訳あり事情。
みゆきの秘密が明かされると納得してしまう
夫は亡くなってるので堂々として良い関係だ
望まずとも交通事故のように始まってしまうのが恋
大人の恋愛は密やかに日常に隠れている
大人になってしまったからといって、ツールが新しくなっても
時間をかけてゆっくりお互いを知っていくこと
いつまでも切なく恋する気持ちは変わらない
久し振りに、納得のゆく純愛映画
久し振りに、納得のゆく純愛映画を、見ました
これまでは、純愛映画の巨匠?の2作目とか言っても、ストーリーに納得できないものが多く、釈然としないものが多かったけど、この映画は違和感なく、見終えることが出きました
もうこれで終わりでしょと思っても、まだ、どうやって泣かすの?という展開で、感心しました
「アナログ」の意味も分かったし、成程そうだったのか!と、思うばかりです
あの高橋惠子さんを、ノーメイクで使ったのに驚いていたら、波留さん迄も!
皆さん納得したからなのでしょうが、―――
見終って、照明がついても席を立たない女性が多いのにも、納得できました!
暇になる時間がない構成でよき。ところどころ笑えたり。桐谷健太光る!...
暇になる時間がない構成でよき。ところどころ笑えたり。桐谷健太光る!映画監督がうまい?
私は恋愛映画みたらあかん
優しい世界で良いお話とは思いますが、私には長く感じてしまった。いちばん良いと思われる海での糸電話のシーンはコントに見えてしまった。←後日友人に荒んでると言われました。
周りの人は泣いてましたが、泣きどころがわからず。
好きな役者さんがたくさん出てましたが、セリフがみなさん本読んでるみたいでなんだか不自然?違和感?でした。
美しく心温まる映画
心が洗われ、愛することの美しさを感じる映画でした。
アナログな繋がりは今はなかなか考えられないけれど、デジタルツールが当たり前となった今、アナログだからこそ、より2人の互いに対する愛情が強く育っていったのかな、と思いました。
あと、悟とみはるの2人の会話の雰囲気、すごく心温まり微笑ましくて好きです。
親友3人でのわちゃわちゃした会話もテンポがよく本当に昔から知ってるかのような空気感が良かった。でも、普段はわちゃわちゃしてるのに、大事な話の時には真剣にしっかりと伝えてくれて、あぁ大人になっても続いていく、まさに親友ってこういう関係だよな、と感じさせてくれる映画です。
Pianoのマスターも言葉は少ないけれど、いつも見守ってくれており 、悟の親友やPianoのマスターの存在が、この物語をより温かなものにしてくれています。
2回目以降は、また違った視点で映画を観れると思うので、また観に行こうと思います。
演技も、二宮和也さん、波瑠さんはじめ、それぞれのキャラクターの味が出ており、すごく良かったです。
ただ1点、個人的にはコマの切り替え?がちょっと気になってしまいました。。
クセになる映画♪
映画館で同じものを3回も観たのは初めてです。
そしてまたすぐに観たくなります。
ベタで日常をものすごく丁寧に表現されていて、誰もがどこかしらに共感でき振り返ることが出来る映画だと思います。そしてその共感ポイントは観るたびに異なります。
今回はお見舞いの和菓子!実家は和菓子屋でしたので、いろんな想いで買って行くお客様お一人お一人にそれぞれのドラマがあったんだな~と感じました。(喫茶店でも焼き鳥屋でも会社でも同じですね)
人間の持っている感性をもっともっと使うためにも、日常を丁寧に…とにかく丁寧に暮らして、たくさん受け取る人生でありたいと思いました。
息子が来春から建築設計の道に進みます。
たぶん、また(今度は息子と)観に行きます(*^^*)
メチャクチャ泣きました。
久しぶりに観た邦画の映画。主演が波留さん、二宮和也さんと言う大好きなお二人。演技力もすごく、ストーリ展開としても綺麗なストーリー。何回も涙する場面があり、とてもよかったです。主演のお二人以外もみんなそれぞれの役をすごく上手に演じており、スムーズに感情移入できました。よかったです!
2人の幸せ
好きだ。
予告編を見て、こうなるんだろうなぁと予想する事は外れる事はない。大概の人が予想する物語を外れる事はきっとないと思う。
だけどね、見れちゃう。
ちゃんと感動もする。
本編が始まってフと感じた事は「なんだか沁みるなぁ」って事だった。二宮氏の芝居のせいなのか、その演出なりカメラワークのせいなのか分からないのだけど、なんか沁みてくように作品の中にいざなわれる。
不思議な感覚だった。
カメラマンが女性の方だったというのもその要因の一つなんだろうか?
説明されるでも押し付けられるわけでもない、凄く静かにじんわりと入ってくような感覚があった。
二宮氏のリアクションがとにかく愛らしい。
初恋なのかと思う程に初々しい。
彼が彼女と人生を生きていく選択をする事がとても納得できるような役作りだった。
波留さんにはとにかく品があった。
たおやかで奥ゆかしくて…可憐であった。
そんな2人を堪能してしまう。
大人になってもこんな風に恋におちれるのは素敵だなぁと微笑ましい。
例え、筋が分かっていてもそう思えてしまう。
ディテールの良さなのかと思う。
言葉遣いや、切り取られる表情、2人が重ねていく時間。母の葬儀を経て海辺で抱き合ってる絵や、初めて手を繋いだカットとか、焼き鳥屋で「いいから帰れ」とふざけ合う友達同士とか。母の頭を撫でる俯瞰の絵とか。結末に至るまでの日常が瑞々しかった。
出来過ぎだと言う人もいるかもしれない。
でもいいじゃないか。そんな奇跡が起こったって。
彼の一途な想いが実ったって。
彼女の切なる願いが叶えられたって。
どんな状況だって2人が幸せを共有できてるなら、それに勝ることなんてないじゃないか。
俳優陣は皆様好演でした。
桐谷氏がすこぶるいい。絵空事と現実を繋ぎ止める接着剤のようだった。
▪️追記
タイトル「アナログ」の意味を考えてみた。
対義語がデジタルなのだとすると、アナログには画一的ではない幅を感じる。
もちろん、完成形はある。見本のようなものも時と場合によってはあるだろう。ただその制作過程においてアナログな手法を選択するならば多少のズレは生じる。
本作で言う恋愛の形なのかと思う。
デジタルになりようがないというか…2人で手探りで手繰り寄せていくものなので、同じモノはない。
幸せという完成形はあるものの、そこに至る過程も内容もそれぞれちがってしかりなのだ。
そんな事を「アナログ」って題名に結びつけてみた。
たぶん違うんだろうけど、ちょいと腑に落ちた。
羨ましい。
悟が羨ましい。
余命1ヶ月の花嫁を見た時に、「俺も愛した女になら一途に献身的になれる!」と思っていた。
それから数年が経ち、色々経験した僕が今この映画を観て思った感想は「昔は献身的に愛せると思っていたなぁ」だった。
まだ諦めた訳ではないが、もう一度心から深く愛せる人に出会えるのか?
何処かで妥協を覚えるのが大人ではないだろうかと思っているこの頃。
献身的に愛せるくらい愛しい存在がいる人生が羨ましい。
皆様の言うとおりベタでした
前半の昭和感デートには懐かしさと気恥ずかしさと
事故ってからはそんな事無いやろ姉さん許すか?
イマイチムードになってしまったが
最後ハッピーエンドで…
病室でニノに反応し顔を見ようとしたところで
終わってくれたら自分的にはもっと明るい
未来を想像できて良かったと思いました。
おとなの純愛・・・わたし、アナログだから・・・
この映画を一言で言い現わすなら、「おとなの純愛」です。
それだけで言い尽くせます。
でも、それでは言い足りない、もっと秘めた恋愛、国宝級の純愛・・・
美春みゆき(波瑠)は携帯電話を持たない、
だから北島悟(二宮和也)が会うためには、木曜日の夕刻、
行きつけの喫茶店「ピアノ」で待ち合わせるしかない。
一週間に一度のデート。
アナログなみゆき。
普通の若者なら、合間にLINEでやり取り、ビデオ電話、
・・・と会えない時間を埋めてしまう。
悟とみゆきの会えない一週間。
相手のことをただただ思っている。
それが2人の愛を稀有な、上品な、極上な愛に熟成する。
だけどみゆきは会えば好奇心も旺盛だし、
落語も一席語るウィットもある。
波瑠が美しかった。
波瑠が可愛かった。
波瑠がお茶目だった。
何度言っても良い足りない魅力。
白を基調とした服装、
本当にエレガントだった。
夜の海のデート、昼間の長い桟橋や、整備されたビーチ、
海は海辺は2人の重要なスポットでした。
なぜ、みゆきは待ち合わせに来なくなり、消息が途絶えたのか?
私なりに予想してみました。
“もしかしたら彼女は死んでいて幽霊なのだ”
とか、あと2つ推理した。
後の2つは当たっていた。
書かないけれど、その先があった。
ここからの“捻り“が実に良かった。
原作は読んでいないけれど、
北野武・・・ロマンチストなんですね。
お洒落さんですね。
ここが一番の発見。
喫茶店「ピアノ」のマスターのリリーさん。
リリーさんは佇まいだけの無言の芝居も凄いんですね。
これも発見。
大人のラブロマンスの逸品。
この映画を嫌う人はいないと思う。
ラブストーリーとして普遍性を持つに違いない。
ラストの悟がみゆきにかける一言。
思わず涙。
・・・余韻が長く尾を引く・・・
自分と他者の幸せを願えるそんな作品でした。 まさかの出来事。みゆき...
自分と他者の幸せを願えるそんな作品でした。
まさかの出来事。みゆきの姉は悟と会い、悟の人生を思って悟の思いだけを受け取ろうとするも。悟はみゆきを思い続けて。
悟の母親の病室での悟へのせりふがとても印象的でした。
みゆきと悟、そして悟の2人の友人などとても素敵な人達が描かれていてとてもいい映画でした。
久しぶりに映画館で映画を観れましたがとても感動する心に残る素晴らしい作品でした。
オッサンでも泣けるラブストーリー
個人的に作品よりも二宮和也推しで観に行きました。
カップルや若い女性の多い客席で恥ずかしかったけど、
オッサンは泣きました。
二宮さん出演の映画は泣く率高いですけどね。
テレビドラマだと『ブラックペアン』や『マイファミリー』
映画なら『硫黄島からの手紙』
『検察側の罪人』
『浅田家!』
『TANG タング』
『ラーゲリより愛を込めて』
アイドルなのに俳優としてこの辺の作品は
大好きですね。
ラブストーリーということで、アナログのタイトル通り付き合うかどうかのわからない感じや
男同士の恋愛トークとか自然な感じで良かったなー
喫茶店マスターのリリーフランキーも渋いわ
アナログで恋愛したいわー笑
大人の純愛
北野武原作の発の恋愛ものと聞いてどんなストーリーかと期待して見に行きました。
いい意味で期待を裏切られました。北野色が強いかと思いきや、全然そんな事はなく、純粋な恋愛映画でした。
北野武原作とは気付かないと思います。
しかしながら、人の描写は他とは違うものを感じました。
キャストも素晴らしいのでしょうけど。
また、恋愛映画でありながら友情も溢れる見どころ満載の映画です。特に50代以上の方には響く気がします。
スマホの無い時代の不便だけど真剣な恋愛が描かれています。
今年一推しの映画でした!
現在ではスマホが普及し体験する事が難しくなった、「すれ違い」が最高に素敵です♪
他の方のレビューに「都合が悪くなったら、お店に連絡することだって出来る」との書き込みがありましたが、そこがこの映画の良いところだと思います。といいますのは、そこまでキッチリと決めた訳ではなく、「二人が会いたいと思えば会える」という言葉から2人の間の暗黙ルールであり、それを守っているのと、また、お店の店長であるリリーフランキーも、暖かく2人を見守ってはいるが、決して深入りしない絶妙なポジションなところ、この二つがこの映画を更に面白くしてるのだと思います。
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