マッドマックス フュリオサのレビュー・感想・評価
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(そのままですが)若きフュリオサ
砂漠を疾走するタンク、タンクに映る砂漠と青空
世紀末感
メインでないもののウォーボーイズも笑
小学生男児のようなワクワク感、これを大人が作っているのが凄い。
私はアラサーなもんで、怒りのデスロードでの共闘感のほうがしっくり来ますが
今回は若きフュリオサということで、そりゃ優男がいたらいい感じになるよなぁ。ただ結末はわかっているので切ない。
当たり前ですがフュリオサも若い頃があってあのかっこいい自立した女性に。しんみりしつつ、なんだか元気を貰いました。
しっかりとマッドマックスシリーズだった
マックスの出番は数秒だったがマッドマックスシリーズとして申し分ない。
前作に続いてカーチェイサーはもちろんピンチの訪れ方も継承していた。
スピンオフということもありストーリーは前作よりも濃かった。怒りのデスロードへの繋げ方も素晴らしい。
悲劇と復讐の一代叙事詩!FRの完璧な前日譚!
これはフューリーロードの焼直し映画ではない。
15年に渡るフュリオサの悲劇と復讐譚。
そして前作に直接繋がるラスト!
続けてFRを観れば脳汁が10倍噴き出ること間違いなし。
ディメンダス、イモータン・ジョー、ジャックとフュリオサの関係性。
生き残るためのフュリオサの決断と行動。
各陣営のパワーバランス、同じ舞台でも演出が全く異なる映画に仕上がってる!
勿論映画の見せ場はFRを超えるトンデモカーアクション!ウォータンク制作シーンも激アツ。
・ディメンダスの砦襲撃(返討ち)!
・ウォータンク対モーティファイアー軍団!
・弾薬畑でのウォータンク対ディメンダス軍団
とくに3章のウォータンク対モーティファイアー軍団シーンは度肝を抜かれた。
オクトボス達がパラシュート部隊でタンクを奇襲。
これ、本当にパラシュート使ってるなら気が狂ってるとしか思えない(超ホメ)。
ウォーボーイズと火槍の応酬!
タンク下に捕まり命がけで修復するフュリオサ!
タンク上の銃撃戦、、からの最後には必殺兵器ボミーノッカー!
もう15分アドレナリンの洪水!
個人的に近年劇場で観たアクションシーンでは圧倒的にNo.1!
今回は、ストーリーの展開的に悲劇性が強く、FRの方が面白かったという人がいるかもしれない。
しかし!これをFR Part1として捉えたら、これ以上のものが果たして存在するか!?直後にFR観たらカタルシスが10倍増しになるだろ。
と言うわけでFRのリバイバル上映お願いします。
追記)
有名作だが、ガスタウンの当主が模写してたのは、後期ラファエル前派の画家ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの「ヒュラスとニンフたち」。
ヒュラスをディメンダスと捉えるのは無理があるが、最後は木をはやしてるからおやおや?と思ってしまう。
津田健次郎さんの声となかやまきんに君の声
このシリーズは知らなかったので当初見る予定では無かったんですが、
なかやまきんに君のYouTubeで吹き替え版に出演していると知り(笑)、収録時間7〜8分というきんに君さんの声を確認しに行きました(笑)(笑)
そしてあとから津田健次郎さんが主要キャラクターで吹き替えされていると知り。。これは是非に!!と思った次第です。
*****
この映画の世界観が北斗の拳っぽいというのを知り、おぉなるほど荒野に荒くれ者たちがいる世紀末か〜〜と思いましたが、
どうにも砂漠ばっかりの世界に、取り引きで使用するジャガイモ畑もキャベツ畑も弾薬製造工場もガソリン製油所も無い!!主人公の女の子の故郷以外、全然緑が映ってないし、
やたら多い車やバイクの製造工場も整備工場も無いし。いやまぁ砦とかのグループ拠点では整備してるけども、主人公が大きくなっていく時の服やら。。手縫いで作り上げた感じではなく、現代の服のようにしか見えず。。そうそう背広来てるおじさんも居たし。おいおい被服工場はどこだい?と世界観を壊すツッコミばかり入れてしまい(汗)
それはいっちゃいけないお約束なのかな〜〜
*****
あと主人公が15年経って大人になっても最初のおじさん(彼女をさらってしばらく拘留してたけど、とっとと別グループに引き渡しちゃったぬいぐるみおじさん)は、あんまりおじいさんになってないし、
うまいこと緑豊かな故郷を案内させることが出来れば資源が手に入る可能性のある少女をそんな簡単に手放すのは何で??と思いました。取引材料として有効利用したとしても。。緑豊かな資源が相手グループの手に渡ってしまうかもしれないのに何で手放すのか?が疑問でした。
そして引き渡された相手グループのリーダーも謎。すぐには妻に出来ないほどまだ幼い少女1人がやってきたのに、いなくなったら砦の中で居場所確認しないの?そしてメカニックチーム?ドッグマンだったかな?整備士のメンバーに小さな男の子が急に増えても誰も気にしないんだろうか。
主人公が生き延びるために髪を切ってカツラにして、普段はメンバーに紛れて整備士としてとにかく生き延びて、脱出の機会を待っていたのは凄く分かるけど
ハーレム用の少女がいなくなってなんでずっと騒がれないのか。。。そこをちゃんと描写してほしかったです。「どうせ逃げだしたんだろう、ほっとけ」みたいにでもリーダーが言ってたなら納得出来たんですけど。。
*****
そして、一緒に故郷に来てほしいと伝えた彼はもうあのまま亡くなってしまったんでしょうか。途中からの出番もそれなりにあって、主人公の理解者になってくれたし彼女もわざわざ戻ってまで助けに行ったのにもう出て来ないのかな〜と少し寂しかったです。
まぁ、そういう「近しい人が次々といなくなっても逞しく生き延びるフュリオサ」を表現したかったのかもしれませんが。
そして彼女が脱出のために自ら片手を失ったのには驚きましたが、義手を付けるくだり、鋼の錬金術師を思い出しました。。!
子役さん含めて主人公の眼力が光る作品でした。
なかやまきんに君が出演者へのインタビュー動画で付けていたぬいぐるみの謎が解けたのは、凄く良かったです!(笑)
最後におまけ映像あり、あれは次回作の予告編だったのか。。?もしそうなら、次はなかやまきんに君の吹き替え出演時間がもう少し長くなることを祈るばかりです(笑)
1+2+デスロード=「クマさんぬいぐるみ」が気になって集中できない
今回はマックスが出てこない「怒りのデスロード」前日譚を描いた作品。
前作「怒りのデスロード」よりも好きかも。
特徴としては...
〇2時間超過作品だが各章(チャプター)で区切り、中だるみしない。
〇「1」を意識した「暴走族の暴力」「疾走感」がより強調されている
〇相変わらず美術(各マシンや服・デザイン)が素晴らしい
〇ラスボス率いるバイク軍団は「1」をオマージュしたカスタムバイクが出て来る
〇「1」登場のビーチでライフルに撃たれたマネキンが出てくる
〇あの移動鼓笛隊(巨大スピーカー)とfireなギタリストも当然出てくる
〇撮影地のオーストラリアの広大な砂漠&アスファルト舗装路を走りたくなる
〇幼くてカワイイフェリオサが活躍するまでは大変宜しい!
〇テンポ良く変なメッセージ性(ポリコレ配慮)がなくスピーディーに進む
〇ラスボスの絶えず離さない「クマのぬいぐるみ」が気になってしかたない
〇スタントマン(特にバイク)にはお疲れ様、としか言えない(あの坂を登るか?)
〇マックス役に似た人物が出てくるが段々とカッコよく見えてくる
◎相変わらず「WarBOY」達が楽しそうでナニよりw
シリーズ物続編は尻すぼみになりがちだが「サンダードーム」を除き、「マッドマックス」サーガとしてはジョージ・ミラー監督のセンスと世界観、美術そしてコアなファンがナニを望んでいるか?を熟知している(トップガン・マーベリックがいい例)
2回目を見るにはかなりのエナジーが必要だがこれぞ「マッド・マックス」だ!
初日IMAXで鑑賞、次は4DXか!
初見時のアクションを堪能しようと映画館で『フュリオサ』の予告編が流れる度に目を伏せてた、待ちに待った大作アクション。前作よりもストーリー性がしっかりと有る。しかし『マッドマックス』は5作とも全部違うテイストだ。
もし『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015)をまだ観てない方がいたら、前日譚の今作から観るという[貴重な体験]が出来るので それもアリだと思う。
プチネタバレ↓
母親のメリー・ジャバサ役と子役のアリーラがアニャに似てて驚き。そして子役からアニャへの移り変わりがシームレス。アニャが中々登場せずにアリーラが結構長く活躍する。3人共、運転やライフルとパチンコの腕前が最高レベル。
ぶら下がる腕や、ジャックの服装や出で立ちは1作目や2作目の『マッドマックス』を思いだす。
武器タウンに調達に行くと既にディメンタスが占領してて待ち構えている。(義足の犬が人の足を咥えてる)罠と知って先に脱出したフュリオサがジャックを助けに戻って大活躍するシーンは凄すぎて血液が沸騰するかと思った。
※ディメンタスが6輪車で扉を押し開けた後にバイクで1人轢かれてる!?(左側)
ややネタバレ↓
※「I am Furiosa !」の少し前にマックス・ロカタンスキーの後ろ姿が出る。
期待感が高すぎたのか…
初日のレイトショーで鑑賞しました。アクションはめっちゃ良くて、ワクワクしました。ディメンタスの乗ってる3連バイク戦車は「やばい!頭が悪すぎる!」と登場するたびに嬉しくなってしまいました。
しかしその戦車も終盤では乗らなくなってしまうし、なんだかなぁと思ってしまいました。
終盤、ディメンタスを追い詰めるシーンでレイトショーということもあり、正直意識を飛ばしてしまいました。
私は映画の中で合理的な判断をしない人が出ると「えー、なんでそうなっちゃうの」と下がってしまうことがあります。フュリオサの母が犠牲になり、娘を助けようと1人残るシーンで、やっぱり戻ってきてしまうのは子供だから仕方ないなとか、バレットファームでジャックを助けに行くシーンは、「ジャックの気持ちを汲んでやれよ…」とか思って、なんだかなぁと思いました。
しかし、フューリーロードで、イモータンジョーの妻を助けるフュリオサの人間性が現れていたのかと鑑賞後思い直しました。いずれにせよ一回の鑑賞だけでは不十分だと思いますので、後2回は見に行こうと思います。
くれぐれも悪くはないが
マッドマックス
オーストラリア出身の
ジョージ・ミラー監督が
1979年に発表した
荒廃した世界を舞台にした
バイオレンスアクション映画
1は主人公マックスは警官
相手は暴走族という図式だったが
ヒットを受け1981年の2では
一気に近未来の更に荒廃した世界を
オーストラリアの広大な荒野に
見立てて登場キャラの濃さ含め
独特の世界観を見せつけ
これは「北斗の拳」の世界観の
モチーフともなった
(北斗の拳はこれに当時人気の
ブルース・リーをくっつけた)
1985年の3はハリウッド色が
強くなりすぎ賛否両論だったが
2015年に同監督がリブート
した「MADMAX:FURY ROAD
(怒りのデス・ロード)」
今作はそこで登場し
シャーリーズ・セロンが演じた
義手の女戦士フュリオサの
前日譚となる
どうだったか
なにせ前作は
荒廃してるけど
上半分青空
下半分サンドブラウンの世界
「V8エンジン」を信仰する
燃料と武器と血液と巡って争い
女は子供を産ませる道具でしかない
というフェミニスト
クソ喰らえのぶっ飛んだ世界
キャディラックを二つ重ねた
わけわからんけど
超カッコいいモンスターマシン
現代によみがえった
V8インターセプター
やる気満々ウォーボーイズ
何の仕事なのか火炎放射ギター
全てがサイコー
全てが強烈なインパクトを
残す快作でした
もう10年も経っていたのか
と驚くほど
でその次作だからそりゃ
楽しみだったのだが
確かに出来は素晴らしい
素晴らしいのだが
やはり前作のインパクトを
超えられはしなかった
感じはする
なんかアメリカでは
メモリアルデー週に封切っての
興行収入が過去30年で最低
だったとか聞くが
別に主人公が女性だから
ポリコレを敬遠されたとか
言われていたが内容的には
その辺は影響は感じなかった
前作でもフェミニズム的な
描写があったがそんなくらいで
そもそも世界観に女性の存在
が際立ちやすいのはあるんで
気になりません
ただ展開に波がないんですよね
フュリオサがディメンタスに
さらわれてイモータンジョーとの
取引に利用されて
仕事してるうちに男とデキて
フュリオサが腕を失ったけど
ディメンタスに復讐する
そんだけすぎる
出てくるガジェットも
いまいちインパクトに欠ける
ディメンタスの手綱で馬車みたいに
バイク走らせるのは
ちょっと面白いけど
それくらいかなぁ
ともかくどうしても前作に
比べると弱いんですよね
アクションシーンもここ!
っていうところがない
ダラダラ戦ってるだけ
それくらい前が強烈すぎたと言えば
そうかもしれませんが
今作から観た人がどう思うか
っていうとなんか拍子抜け
しそうな気もします
うーんなんだろね
劇伴も前作同様JXLの
はずなんだけどいまいち印象に
薄く…
アニャ=テイラー・ジョイ
は個人的に好きなのもありますが
ほんといいです
こういう女戦士系の役とか
非常にハマります
今後も主演作は増えていくんじゃ
ないかな
前作を見てない事を差し引いても面白くなかった
オッペンハイマー、関心領域とシリアスな映画鑑賞が続いたので、ド派手なアクションでも見てスッキリしたいなと思い、たまたま休みだったので公開初日に見に行きました。
結果、非常に期待はずれでした。
前作を見てない事を差し引いても、面白くなかったと思います。
エクスペンダブルズみたいなバカアクションは大好きなので、全ての映画に整合性を求めているわけではありませんが、それにしても気になる事が多すぎました。
以下、羅列します。
・大ボスが全然魅力的じゃない
ディメンタスがせいぜい中ボスくらいの奴にしか見えなかった。
彼がなんであのバイクチームの大ボスになれるほどの人物だったのか、よく分からない。
銃の腕が凄いとか、酷くずる賢いとかでもないし。
馬鹿すぎて普通にガスタウンも駄目になったし。
「味方も逃げ出す」と言われるほどカリスマ性ゼロだし。
最初の砦襲撃シーンでも砦の防衛力を見誤ってスゴスゴ逃げるだけだし、ラストの砦襲撃でもイモータン・ジョーの策略にハマって、大勢の部下が5人だけになるくらいめちゃくちゃ負けてるし。
子供の形見のぬいぐるみ大事にしてるから、過去に何かあったんだろうけど、そこを掘り下げるわけでもないし。
あと冒頭で白い服着てて、あの砂だらけの世界で白い服をキープする事って大変な苦労だろうし、こだわりがあるんだろうなと思ってたのに、発煙弾?でなんとなく赤にカラーチェンジって。特にこだわりなかったの?
そんな中ボスみたいな奴にクライマックスで「俺を殺せばお前も俺と同じだ!」とか、この手の映画でさんざん手垢の付きまくった復讐の是非みたいな事を問われても。「やかましいわ」としか。
・緊張と緩和が上手くいってない
荒廃した世界なのでそりゃ平和なシーンなんてないんでしょうけど、それにしてもダラッとした緊張がずーっとあるだけで。
孤独な戦士を描いてるから、仲間もいないんだろうけど。
理解者になるのかな?と思った物知り爺さんも星の地図の書き方教えてくれただけだし。
でもやっと出てきた唯一の味方のジャックも「お前を鍛える」みたいな事言ってたけど、その時点でフュリオサ十分強かったし、鍛えるシーンとかもなくて、せいぜいショットガンくれただけだし。
あと肝心のジャックが死ぬシーンが「バイクに引きずられてなんとなく死んだらしい」で済まされてるのはどうなの?いいの?
フュリオサの目の前でディメンタスが頭撃ち抜く、とかのほうが良かったんじゃないの?
・アクションシーンもそれなり程度
基本的に襲撃から逃げるシーンばかりだから、防戦一方でなんかスカッとしなかった。
バイクがパラセーリングみたいに飛んだとこだけ「おおっ!」とは思ったけど、
ディメンタス軍団とイモータン・ジョーの最終戦争も割愛されてたし。
・ラストひどい!
フュリオサ、結局イモータン・ジョーとの戦争に負けて敗走中の、5人だけになったディメンタスを追いつめただけだったから、なんかイマイチ復讐した感がなかった。
で、前述した「俺を殺せばお前も俺と同じ」のシーン。
さてフュリオサはどうする…!?緊張が高まったところで!!
「この後どうしたかは諸説あるが〜」みたいな、まさかのナレーション入り。
まさかのナレーション入り!!?
そんなことある!!??
そんなクライマックスなんて見たことないよ!
なんだったんだこの二時間半!
ラストカットもトラックのドアが閉まるシーンって。
決意に燃えるフュリオサの目とかのほうが良いのに。
あとはこまごまと、フュリオサが男になりすましてるのに、めちゃくちゃ胸の膨らみ見えてるじゃんとか、子供フュリオサをテントから奪取した母親が一旦バイク止めて、「うん、やっぱり追ってきてる」って確認するとか。いや罠仕掛けるとかしないならなんでバイク止めたのよ。逃げ続ければ良いじゃん、とか。
エクスペンダブルズでもこの程度の矛盾点ならいくらでもあるけど、しっかりしたヴィランとの決闘とか、仲間との絆とか、スカッとするアクションとかで「細けえこたあいいんだよ!」となれるので大好きなんですが、
今作はなーんかダラーっと荒廃した緊張感があって、敵も魅力的じゃなくて、スカッとするアクションもなくて、無駄に説教くさくて、ラストも全然ダメで。
本当、近年見た中で一番ダメでした。
悔しいので、絶賛されていた前作はちゃんと見ようと思います。
Witness!!
2時間半、瞬きを禁じられたかの如く、目と、そして脳の疲労がすごい。
fury roadで見られなかった部分全部のせ!あれもこれも背景までも結構なナメショットで見せてくれるけど、情報盛りすぎてちょちょちょ、待って、多い多い!
これはあれか、我々がフュリオサってことか!母の拷問も犬に齧られる彼も刮目せよ、とそういうことですかジョージ先生!
ディメンタス赤いときのビジュアルは高橋ヨシキ氏の影響ですかジョージ先生!
眼福が過ぎて目が破裂しそう。あー幸せ。
悪役"映え“するじゃなあい!
クリスヘムズワースは正直ソーよりハマってたな。悪役だからこそ説得力のあるセリフを言うってこともあるからね。今回のディメンタスというキャラの無邪気さとそれ故の凶悪さの加減がよかった。
アニャさんはやはり、髪が長い方が好きだなあ。前作のシャーリーズセロンといい、美形を揃えたね。今回も子フュリオサがめちゃいい感じだったな。他の役も今後見ていきたいかも。アリーラブラウン?要チェックやぁ!
悔やまれるのは、予告編で使ってた曲、本編で使ってないことかな。デビッドボウイだよ?ニルヴァーナもカヴァーしたんだよ!「世界を売った男」だよ!使ってよ!あれが予告編で流れたから、一気にテンション上がったのに、、、
内容的にはほぼ完璧なんだけど、悲しいかな、やはり、シリーズ物なんだよね。最後の最後で前作に繋がるための仕掛けがねぇ。舞台設定や登場人物のお陰で同じ世界観ってのはわかったからさ。別に繋げなくてもいいんじゃないかなあ。それに腕を切って機械にするとこのくだりがやや雑というかあっさりしすぎてたかも。
以上2つで0.2マイナス。★4.8だから、まあ、★5でもいいかなって。
期待度△満足度◎ 『怒りのデス・ロード』よりずっと面白かった。只、シャリーズ・セロンがあんまり好きじゃなくて、アニヤ・テイラー=ジョイが好きという理由だけかも知れないけれど。アラも有りますけど。
①導入部が陳腐。フュリオサを早く過酷な境遇に落とす展開にしたかっのでしょうけど、よくある設定で安易すぎる。
それにあんな雑魚連中か見つけるくらいの場所なら、もっと早く見つかってたでしょう、と思わされます。
②クリス・ヘムズワースが(いくら鷲鼻のメイクをしても)軽い。悪役に必要な深みがない。だからフュオリサの復讐心が、アニヤ・テイラー=ジョイの熱演にも関わらず余り伝わってこない。
やっぱりソーくらいの役がこの人には一番合ってますね。
③アニヤ・タイラー=ジョイ扮するフュオリサが初めて活躍するローリーの襲撃シーンが色々と工夫されていて面白い。
まったくの杞憂でした。最高でした。
見るまでは期待もありましたが、不安もありました。
マッドマックスが主人公ではなく、スピンオフ。さらに物語は前日談なのでフュリオサがどこから来たのか、なぜ来たのか、そしてどうなるのか、既にネタバレしてる・・・のにどう面白く描くのか。
まったくの杞憂でした。最高でした。
もちろん『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で見せた、ギターびよーんとか、物干しざおぴょーんとか、ウォーボーイの口にプシューとかの怒涛の“なんじゃこれは”感はさすがに少なかったですが(なかったわけではないですが)、
フュリオサの人間ドラマがむちゃくちゃ濃厚。人格形成に始まって(子役の人、サイコー)、生きる力の強さ、やりきる意志の強さと決着のつけ方。自分のこの映画の満足感の60%はそこかもしれません。
ただ、フュリオサ役がアニャ・テイラー=ジョイ・・・は自分的には・・・。元々は彼女がとても好きで今回見に行く動機にもなっていたんですけどね。もう少しマッスルな人の方が良かったような・・・。
あと、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』よりもメカニカルな演出が今回多かったのも楽しめた点でした。
追記>
鑑賞前、「この映画はフェミニズムの権化」みたいなポリコレ的なものにしたがるYouTubeのタイトルを見、また鑑賞後に「フュリオサは現在、男性に虐げられた女性の象徴」みたいな映画評も見たんだけど、「そこまで今どきのハリウッドが好きな政治的な映画か?」と思うけどね(製作者の意図は知らんけどw)。
それよりも「石油」、「兵器(消耗品)」、「水!を含む食糧」の供給のバランスで世界は保たれていることを表現したと捉えるほうが自然と思ったけどね。
ずっとドキドキしっぱなし
最初から最後までドキドキしっぱなし。
またずっとドカドカ音が鳴ってたのに、急に静かになったりで、緩急すごい!
フュリオサの前日譚が丁寧に描かれていた。
マックスに似ているなーとか、あの銃はあそこで!とか
アーニャ・テイラー・ジョイは言わずもがなだけど、子役の子も雰囲気があってすごくハマっていた。
急にギターの人が出てきたのは何故なの?
【”緑の地へ再び。”少女が、母の復讐の為に砂塵舞う荒野で過酷な運命に抗いサヴァイヴしていく姿を壮絶なるマッドワールドを背景に描く。轟音の中展開される激しいカーチェイス、銃撃戦に圧倒される作品である。】
ー ストーリーはシンプルだ。少女フュリオサが”緑の地”からディメンタス(クリス・ヘムズワース)率いるバイク軍団から連れ去られ、彼女を救おうとした母は無残な最期を遂げる。その姿を見た少女はディメンタスへの復讐を誓い、イモータン・ジョーの配下となり思いを遂げる。ー
◆感想
・今作は、少女だったフュリオサ(アニャ・テイラー=ジョイ)が成人になりギラギラした目で、壮絶な運命に抗う姿や、イモータン・ジョーのためなら喜んで命を投げ出す全身白塗りのウォー・ボーイズ達が、イモータン・ジョーが支配する砦を守るため、ディメンタス率いるバイク軍団と戦う姿にまずは、一気にジョージ・ミラーワールドに引き込まれる。
・マッドマックスシリーズの最大の魅力である、カーアクションも実に見応えがある。イモータン・ジョーの警護隊長ジャックが運転する巨大タンクローリーと、ディメンタス率いるバイク軍団とのスピード感溢れるシーン。ウォー・ボーイズ達は巨大タンクローリーの上に立ち、激しい銃撃戦を繰り広げる。
次々に銃弾に斃れながらも、次々に出て来るウォー・ボーイズ達の姿。
殆ど台詞は無いが、実に見応えがあるシーンが延々と続くのである。
■前作の、シャーリーズ・セロンが演じたフュリオサと比べると、今作のフェリオサはその若き時を描いており、更に演じるアニャ・テイラー=ジョイの常人と比較すると可なり大きい眼が、復讐心で煮えたぎっているフュリオサの心を見事に表しているのである。
・ディメンタスは巨大な車輪を6つ装着したトラックで、警護隊長ジャックとフュリオサが乗るV8エンジン搭載車の上に乗り上げ横転させ、警護隊長ジャックとフュリオサは囚われの身となるが、フュリオサは負傷した左腕を残し逃走するのである。
・そして、フュリオサが到頭、ディメンタスを追い詰め額に銃を当てても、彼女は簡単には殺さない。何度も何度もディメンタスを殴りつけるが、彼も死を全く恐れて居ない。
ディメンタスの特異なキャラが際立つシーンである。
<今作の上映時間は2時間28分であるが、”偉大なる監督、ジョージ・ミラー”が創出した世界観にドップリ嵌れば、体感1時間である。(NOBUの体感)
是非とも、大スクリーンで鑑賞して頂きたい作品である。>
前日譚だから、マシンもそこまで進化していないのは分かるが…
IMAX版 初回で鑑賞
今作は母を失った幼少期のフュリオサがいかにして成長し、復讐を成し遂げるのかというのがテーマ。もちろん今作も凄いバトルアクションは健在で有るが、前作の様なバトルメインではない。
フュリオサ役はアニャ・テイラー=ジョイであるが、アニャはなかなか出てこない。幼少期が思いの外 長い。しかし子役のアリーラ・ブラウンもとても素晴らしい。
以降ネタバレ有り
幼少期、助けに来てくれた母が犠牲になって「逃げろ」と言っても、やっぱり戻る。しかも母は磔の刑にされちゃう。そりゃ復讐したくなる。でも捕えられる。
シタデルに連れて行かれる。イモータン・ジョーは10年以上前も変わらぬ風貌。シタデルで坊主頭になって逃走を計る。崖途中に生えた短い枝に髪が掛かる。そのまま枝が伸び、葉も出る。10数年経つ。
逃げたフュリオサはどうなるんだと思っていたら、少年に変装してジョーの部下になっていました。
前作義手であったフュリオサ、その理由。前作の冒頭に直接繋がるシーン。そして前作を流用したエンディング。製作・脚本も兼ねているジョージ・ミラー監督だからできた統一感。
今作を観た後、前作を見直す。そしてもう一回今作を観る。(できれば4DX)
…………
冒頭のシーン。桃を取っていた少女は何故バイクの連中に近づいたのか?近づかなかったら誘拐されなかった。その理由付けが欲しかった。
桃🍑に意味有るの?(🍎にしか見えなかった)
赤マントのディメンタスはマイティーソーにしか見えない。
なんか暗い
フュリオサが誘拐されてから復讐するまでのお話。
お話の軸が復讐にあるからかなあ、なんか暗いのよね。
前作のような壮大なバカバカしさ、バカバカしい壮大さがない。
そして憎むべきディメンタスさんが、いまいち倒しがいがないというか、そこらの会社にもいそうなパワハラ課長くらいの小物感というか。まあそれなりに自己中で悪いことも色々やってるけど、マッドマックスってもう根本がそういう時代じゃん。
フュリオサはディメンタスに復讐を遂げてすっきりしたかもしれないけど、観客的にはいまいちすっきりしない。そもそもフュリオサ自身が何をどうしたいのかもよくわからない。まあセリフないからしょうがないんだろうけど。
そして復讐方法はなんでそうなるのか。本当に意味が分からないよ。
それよりイモータン軍とディメンタス軍の最終決戦は無しなの?
ディメンタスさん、派手にガスタウン燃やして「砦攻めたるわ!」ってガソリン撒きながら大群で押し寄せてきてたのに、なんでいつの間にかフュリオサ一人でも倒せる小人数になってるの?うーん・・・
まあちゃんと派手なアクション大作ではあるので、それなりに楽しめますよ。
血は沸かず、気持ちも踊らず。。
前作は好きすぎて、IMAX、4dx、白黒、ノーマル、劇場で観て、友人も誘いまくって、ブルーレイも何度も見て、何人にも配って。今回も期待マックス、最初はIMAXでしょ!と、行ってみたが、、前半部分はなるほどなるほどと見ていたが、。母親の話くらいまでは良かったんだけど。何も知識入れず見に行ったので、ほう、これが敵になるのか?と思ってみたが、やはりイモータンジョーのインパクトに勝てず。てか、ディメンタス、今までの敵の中でもずば抜けてしょぼくない?中ボス以下な感じ。どうなっちゃってんだ。。てか、やはりバイクより、車よね。マッドマックスは。バイクはおまけ。
前作の、内容は行って帰ってくるだけ!みたいな事もなく、なんか話もややこしく感じてしまった。IMAXなのに入り込めず。終わった直後に席を立つ人も多かった。最後のラスボスとのやりとりもなんか、ダラダラと長い感じで。全然マッドマックスしてない。
キャラクターとかは良かったのになぁ、、前作のキャラは凄かったからなぁ。。ディメンタスが酷い。あ、リクタス役のプロレスラー、前作と比べて時系列的に若くなってる設定なのだが、身体の仕上がりが前作に比べてダルダルだったなぁ。。あれは萎えた。
私には残念な作品でした。一回で良いなぁ。、今回は。
前作はグッズも探して買いまくったほど好きな作品。こんな低評価、ほんとつけたくない。残念。
文付け足しました。言い足りないくて。
覚悟と復讐の目。
2015年「マッドマックス怒りのデスロード」に登場した女戦士フュリオサ、そのフュリオサの幼い頃から「怒りのデスロード」までに繋がるスピンオフ作品。
ディメンタス将軍率いるバイク軍団の下っぱにフュリオサが拐われ、助けに来た母親を殺されるから始まり、鉄壁の要塞を牛耳るイモータン・ジョーとディメンタス将軍の「ガスタンク、水、ガソリン…」を巡る争いとなってく…。
数日前に怒りのデスロードを配信で観て、フュリオサは何で左腕がない?と、気になっており、その左腕はどこで失うのだろうと、フュリオサ演じた若き頃、大人になったフュリオサを演じた女優さんが可愛いし綺麗で楽しめた今作。
とりあえず子供の頃から負けん気の強さが目に出てるフュリオサちゃんに引き込まれ、アクションといい、ジャックとの出会い、助け合いといい面白かった。
ディメンタスへの復讐の執念は凄かったね!
素晴らしかった
前作はマックスがさっぱり活躍せず、フェリオサの活躍ばかりを見せられて当初モヤモヤして世間の狂熱に加わることができず、3度見返してようやく面白さが理解できた。今では大好きだ。今回は初日1回目のIMAX上映で気合を入れて見る。すると、そんな期待を楽々超えてすっごく面白い。
フェリオサの師匠のドライバーがかっこいい。小さい車が好きで、せいぜいコンパクトカーしか乗っていないのだけど、でっかいトラックやタンクローリーを運転してみたい。運転手が不足していると言うし漫画の仕事が行き詰っているから今から大型特殊免許取れるものなら取りたい。関係ないけどユンボの運転もしたいし、フォークリフトも楽しそうだ。改めてそんな運転や操縦がしたくなるような描写が多い。
明らかに師匠のドライバーとフェリオサが逃げる車の方が速そうなのに、ディメンタスが運転する6輪駆動車が速い。燃費も悪そうだし、無理だろう。よほどの燃料タンクが搭載されているのだろうか。
離れ目が特徴的で魅力的なアニヤ・テイラー=ジョイが後にシャーリーズ・セロンになるとはちょっと結びつかないな。
日本がどんなに没落しつつあるとは言え、あそこまで過酷な環境にはならないだろう。平和でよかった。子どもがすぐに誘拐されたり命がいくつあっても足りないような世界は嫌だ。
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