夜明けのすべてのレビュー・感想・評価
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助けられることは、ある
とにかく静かなストーリーだがちっとも退屈しないどころか、すごく引き込まれた。松村北斗、上白石萌音が思った以上に良かった。声の仕事もこなしているだけあり、それぞれのモノローグもよい。 片やパニック障害片やPMSという自分ではどうしようもない感情の波を抱える主人公たち。でもその波をやり過ごす時に当事者でも手を差し伸べることができるのに気づき、ひとまわり世界が広がる。 松村北斗演じる山添くんの決断を耳にした時の、渋川さんと光石さんの表情に涙が出た。 こと男女が主役となると恋愛を絡めがちであるが、そういうのが一切なかったことでテーマがブレず非常に見やすかった。そして意地悪な人も出てこない。実際はなかなかないだろうが、そこも心穏やかに観れた点かも。 社長の弟さんが遺したカセット、資料、メモ。夜明けについて。移動式プラネタリウムのナレーションが胸に響く。生きづらさを抱える人そうでない人も、光が見える映画だと思う。
ラストが秀逸!
予告が非常に魅力的で、本日見てきました! なんとも評価が難しい作品です。 薄っぺらい作品・脚本だなと思う反面、ある種の状態に理解が深まったなと思える作品でした。 主役?の上白石萌音の映画作品は初かも⁈(主役は見る方によって色々変わるかもですね…個人的には光石研が主役と感じました。) とは言え、ラスト20分は非常に心に沁み渡り(最近メンタルがヤラレ気味だったので響きました)で、ハッピーエンドで良いんではないんでしょうか! 是非映画館でご観賞ください!
他人のために涙を流さない二人
基本的に主人公達、とりまく人々の演技はとても良かったんですが、脚本、演出に疑問が残りました。 「まず主人公達の関係性について」 互いのプライベートな悩みや弱みを正しく理解するってのは男女を問わず人間関係構築の早道と考えてます。 本作の主人公達の悩みは、互いに社会生活の継続に支障をきたすような重篤な疾患(パニック障害、PMS)であることから、彼らの「関係の深まり方」に個人的には期待(何を:笑)してたんだけどなんだかとても肩透かしでした。 異性を部屋に上がらせながら互いに異性を意識さえしないのもアレ?ですけど、相手のことを何より思い遣って率先して行動するという流れが脚本でも示されてたのにねえ。 やはり、自身の疾患が完治しない、する見込みさえ確かでないのでそれどころではないかもしれません。ですけどラストの「互いに全然関係ない方向に向けた笑顔」が、私にはドライ過ぎて、言い方悪いけどどっちも自分本位にしか見えず・・・違和感が酷かったです。 「そして彼らの周囲の恩人に対して」 少なくともお世話になり生きるための筋道を作ってくれた関係各位(全方位の限りなく良い人々)に対して時に涙くらい流したっていいじゃない、と思うのは野暮なことなんでしょうか。表現、演出が上部だけなんですよね、何事も。 では。
すべてのショットが確信に満ち力強い
派手なことは何もおきない。映されるのも日常目にするものだけ。だけど片時もスクリーンから目が離せない。すべてのショットが確信に満ち力強い。なぜ藤沢さんはブチ切れたのか、山添くんは自転車に乗って頬にあたる風に何を感じたのか、セリフではなくしっかりと画面で描ききっている。 また、「ケイコ 目を澄ませて」でもそうだったが、今回も撮影同録の環境音をうまく使っていた。耳障りな音も残ってしまうけど、やっぱ付け足しの音では出せないリアルさがあって、藤沢さんが炭酸水の音にブチ切れる雰囲気も伝わってくる。 あと、前作ではジムのそばの土手の階段、今作では会社のそばのトンネルみたいなところ。三宅唱は毎回とんでもなく良い場所を見つけて重要なフックにするよなー。ああいう所で、登場人物の状態や複数人の関係性を見せたりするですが、これが本当にうまい。 松村北斗は計算された演出にうまく乗って相手と素晴らしいバディ感を出していた。上白石萌音はさすがに上手い。ブチ切れ、ダルダル、普通時、顔芸をやらずに演じ分けるのが素晴らしい。あと食べ歩き時のかわいらしさはヤバイ。そら山添君の彼女も警戒度ゼロになるわ。 グッときたショットはたくさんあるけど、やっぱ「自分があげた自転車を元気よくこいでる山添を日の当たるベランダから見ている藤沢さん」が一番ですね。二人とも救われた瞬間ですからね。ベタですけど。 あと、まあジャニーズおよびホリプロの力もあるんだろうが、客がたくさん入っていたのがうれしい。三宅唄の映画にこうやって右肩上がりで客が入ることは本当に大切なことだ。
淡々と語られる生きづらさとヒント
三宅唱監督、前作と同様16㎜フィルム撮影なのか多少荒れた画質も地味に抑えられている色合いも、このストーリーにマッチしてる。松村北斗と上白石萌音と、スター主演ながら恋愛要素を入れなかったのが新鮮。パニック障害とPMSに悩む主人公たちの物語だが、そうなった理由とか原因とかを簡単に説明しようとしないのがまたいい。確かに、自分の感情はコントロールできないが、他人の行動を抑制したりトラブルを予防することはできるのかもしれない。勉強になりました。
誰もが何かを抱えている
私もそうだが、誰でも少なかれ生き辛さや違和感、悲しみなどを抱えながら、それでも生きていく。藤沢さんも山添さんも生きることを諦めず、少しずつ変わっていく中、周りの人も同じようにも少しずつ変わっていく。 夜明けの前が1番暗いことを、悩みを抱えて朝が来ないと思っているあなたに伝えたい。昼には見えない星も、見えないけれどあるように、あなたも確かに存在していることを伝えたい。
勇気を持って、優しく寄り添ってくれる映画
PMSのイライラに振り回されてしまう藤沢と、パニック障害のため自分が望んでいない環境に身を置く山添。藤沢のお節介をきっかけに距離が縮まり、お互いを助け合おうとする中で、仲間意識が芽生え始める。
メンタルや自律神経の障害は、周囲の理解や自分自身の認知によって発症後の状況に分岐が出てくるんだろうけど、山添の場合は最初結構危ない方に向かっていたが、藤沢や社長、やりがいを感じる仕事と出会えたので、障害を個性として受け入れられる程まで持ち直せた。
自分自身、メンタルを病んでしまったり、子どもが上手く学校に馴染めなくて悩んだ経験があったので共感してしまう部分があり、きれいごとだけど、誰もがこんな風に自分なりの場所を見つけ、関係をきずいて過ごしていける世の中だったらと思う。
とはいえ、そんな理想の世の中の実現は一朝一夕で出来るものではないし、そもそも出来るのかという議論はあると思うが、それでもこの映画では夜明けは来るんだと勇気を持って伝えてくれた。
元上司(渋川清彦)が、山添が前向きになって思わず涙した場面と、2人が移動式プラネタリウムの後にしっかりと握手するシーンで泣いてしまった。姉をハードワーク(?)で亡くして、自分の部下がもしも同じ様になってしまったらと悩んでいたところから迎えた安堵を想像して感情移入が止まらず、涙してしまった。
傍に誰かが居なくても生きて行けるって思い、心の奥底に光が射すのを感じた!
連休もあっという間だったねぇ。(もっと休ませろぉ (;^ω^) )
メッチャ道路が車で渋滞の中 今日は「夜明けのすべて」を観に行った。
本作はドキュメンタリ-ドラマですね。人の心に抱く感情を上手く引き出し自然な演出させてます。その辺りは監督の前作”ケイコ 目を澄ませて”に続き見事と感じます。原作は瀬尾さんですが本とは内容が違うそうですね。
この2者のファンの方が多く来られている様でしたが、名前を全く伏せた状態でこの映画を上映したら どれ位の人が内容を理解し評価できるのか?それが知りたいのが本音です。来年も同様な作風作品の公開が有るかもですが 確実に飽きられる方向に向くのは間違いないだろうと私は感じています。
前作品のラストカットのケイコが、土手でもう辞めようかと悩んでいる時に負けた対戦相手から励まし挨拶されて グッと頭を持ち上げて土手を駆け上がる。そして夕日の中走って行く様が凄く良かった。あの空気感が本作にも求めたい所が有ったかもです。
全体的には上手く纏めた流れで、本当に自然体の中の内面的な心情表現とセリフ絡みで観ている側にこれでもかって位、静かな心の波が幾度となく来るのを感じ得ました。
★夜明けのすべて★上映119分
著者:瀬尾まいこさん(”そして、バトンは渡された”)
監督:三宅唱さん(”ケイコ 目を澄ませて”)
(MC)
山添孝俊(パニック障害、主人公男):(役:松村北斗さん)
藤沢美紗(PMS(月経前症候群)主人公女:(役:上白石萌音さん)
藤沢倫子(美沙の母):(役:りょうさん)
辻本憲彦(姉亡くす 山添の旧職場上司):(役:渋川清彦さん)
栗田和夫(栗田科学社長 弟亡くす):(役:光石研さん)
会社女子社員:(役:久保田磨希さん)
PMS(月経前症候群)、PD(パニック障害)を持つ二人の関係性と、社長や元上司の持つ身内死去による心の闇。そしてそれらを理解している会社の同僚社員の温かさ。それら総てを包み込んでいる 星空の下、夜明け前の最も暗い時の流れを感じます。
プラレタリュ-ムイベントの最後に、藤沢が読み上げる社長の弟さんが残した手帳の手記。星空の夜が好きでずっとこのままでいたいという思い。やがて明ける夜。その時が一番暗く感じると・・・。
心の奥底に抱えた闇を抜ける勇気、そしてその後の自身の生き方を説いている様に感じます。
なぜ弟や姉は死んでしまったのか。どうして彼女は海外に去っていったのか。せっかく気に掛けてくれた同僚は何故故郷に戻ったのか。最初は嫌だった職場に 今では残ろうという思い。
総ての方が抱えている心の夜に、その夜明けが 穏やかに来ますように。
そう思える温かい映画でした。
(PS:久保田磨希さん~ご活躍期待してますよ)
気になる方は、今の内に劇場へ!!
完治
しなくたって、救われれば、癒やされればいいじゃないか? と言いたくなります。“同病相憐れむ”は決して悪い事じゃないと思い当たります。 「パーフェクトデイズ」と似たような雰囲気。 それにしても・・ナチュラルにしててもどこか癖あり、ポール・ダノの様な上白石姉。
苦しさに寄り添うこと。
「ケイコ目を澄ませて」でも感じましたが三宅唱監督の作品は過剰な演出は控えて静かに誠実に物語を描く印象。 松村北斗さんも上白石萌音さんもほんとうに疾患を抱えているのではないかと勘違いするくらい演じきっていて、ふたりの恋でもなく友情ともいえない絆が素敵でした。 人の抱える苦しさになるべく寄り添ってあげられる人になりたいと思いました。
なんと、良い作品でしょうか
友人に誘われて鑑賞しました。 予告で何度も観ていましたが、 こんなにも優しく素晴らしい作品だとは‼︎ 終始丁寧にゆっくり時間が流れていきました。 PMSの藤沢とパニック障害である山添を 受け入れるというのは、会社そして周りも 決して簡単な事ではないと思います。 ですが、どんな状況の人でも働ける場が あるというのは素晴らしいことですよね。 藤沢が迷惑をかけたと、会社の人にお菓子を 買ってきてみんな「ありがとう」って素直に 受け取るのも優しさが溢れていて 温かいなと思いました。 星の話しがどう繋がるかな、と思っていたら 最後でやられました。 めちゃめちゃ良い話涙 障害やハンデの有無に関わらず どんな人の心にも届くものがあると思います。 誘ってくれた友人に感謝です。
オリオン座が北極星になる‼️
これは素晴らしい作品でした‼️パニック障害とPMSに悩まされる山添くんと藤沢さんの、恋愛関係を越えた絆が描かれてます‼️藤沢さんが山添くんの髪の毛を切ってあげたり、自転車を譲ってあげたり、山添君が藤沢さんの症状が出そうになったら社用車の洗車をさせて落ち着かせたり‼️ホントに淡々と微笑ましく物語は進んでいきます‼️お互いに好意は持っていて、もちろん嫌いじゃないんだろうけれども、まずはお互いを認知し、理解し、許諾し、助け合って、ともに前に進んでいく‼️そこに恋愛感情があってもなくても関係ない‼️そこに二人の職場の催しであるプラネタリウム、星座のことが絡めて言及される‼️変わることがないように思われる数々の星座も、1万年後にはオリオン座が新たな北極星になる‼️変えることが出来ないようでも新たな道は目の前に開かれているという事でしょうか⁉️深かったです‼️
夜が暗いとはかぎらない
非常に優しい作品。
ただ、逆に優しすぎてメイン2人の“救い”へのコントラストが無くなってしまった部分もある。
藤沢が退職した会社含め、メイン2人にキツく当たる人間が出てこない。
序盤に山添が軽く愚痴ったくらいか。
栗田科学では恐らく周知されているのだろうが、そのへんも明示されないから少しモヤモヤした。
萌音さんが見せる自然体のおっとり感と、“スイッチ”が入った時のギャップは見事。
松村北斗も徐々に角が落ちてゆく変化を上手く体現していた。
エンドロールで見せるごくごく平凡で日常的な雰囲気が、全役者から感じられて心地よい。
ただ、モノローグに頼った導入や、文字でのパニック障害の解説などの表現は少々残念。
特定のシーンのためだけに用意されたようなキャラがいたのも勿体無い。
(付き添い係的な藤沢の友人や、ロンドン行きが決まってそのままフェイドアウトした山添彼女など)
黒人の息子なども、この作品にはノイズでしかないと思う。
渋川清彦や光石研もよかったが、個人的には久保田磨希演じる住川さんが好き。
手土産受け取った際の、「気を使わないでいい、でもここの大福好きだから嬉しい」は最高の対応。
同様の悩みを抱える方への肯定や、一定の癒しにはなるが、映画としてはやや物足りない。
こんな作品を待ってたのかもしれない
原作も読まず何も情報入れないまま鑑賞。 インパクトだったりショッキングだったり最近の話題の映像化される作品はそんな要素が少なからず必要なんだろうと思ってたが「夜明けのすべて」でそのイメージは払拭された。 作品的にはインパクトが有れば表現しやすい所をこの作品はそんな手法を使わずとも恋愛要素入れなくてもひたすら丁寧に繊細に美しく表現していて、それでいて中弛みする事無く上質で最後まで心の隅々に温もりが染みてきていつの間にか泣いていた。 派手さは無くてもここまで人の心に刺さる作品はなかなか無く稀に見る大傑作。 『週末電気を消した部屋でひっそりとこの作品観ながら自分の心を癒したい』そう思わせてくれる作品。
嫌な人がいない映画
たまたま時間が空いて、タイミングが合ったから見た映画。予告で見たなーくらいの気持ちで鑑賞です。 下町(?)のとある会社での日常、優しい先輩社員さん達に見守られながら働く若者2人のお話です。 口に出すか出さないかは別として、人それぞれ抱えている事は色々ありますよね。そんな当たり前の事に改めて気付かされて、自分の日常の振る舞いは大丈夫か考えてしまいました。 朝ドラは見ていなかったのですが松村北斗君と上白石萌音ちゃんが良いコンビすぎて、途中から2人のラブストーリーになる?とヤキモキしてしまいました笑 それにしても社長の光石研さん、こういう役をやらせたら右に出る者はいませんね。私もこの会社に就職したい!社長の優しい気持ちがそのまま社風になっています。とにかく暖かい良い会社なので、新入社員も伸び伸び育つんでしょうね。 ただ1つ、PMSがあそこまでひどい人を見たことがなく…生きづらさを解消する他の方法があるんじゃないかと思ってしまいました。
人間がますます好きになる秀作です!
ストーリーは、激しい起伏やドラマチックなシーンはありません。松村と上白石も恋愛関係には発展しません。それでも見終わった時、改めて淡々と生きている人間が好きになる秀作だと思いました。松村はパニック障害です。上白石はPMS(月経前症候群)です。この二つの病気は、医学者が名付けたものですが、極論を言って仕舞えば、人間であれば部分的に持ち合わせているものかもしれません。ただこの症状が強い人たちがその病名で呼ばれるのでしょう。ですので、ある意味その人の個性であると言えるかもしれません。しかし、その病気のために辛い日々が続く事を考えると、ただ個性であると済ますことはできません。そんな時の解決方法はなんでしょうか。ひとえに他人を許すこと、自分を許すこと、そして自分を尊敬することだと私には思えました。多くの精神的な疾患は、劣等感が生み出している場合が多いと聞きますが、そんな時こそ自分を許すべきなのでしょう。「そんな自分で良いんだよ!」と。この作品の中では、亡くなった人間への執着を手放す大切さも訴えていますが、この場合も故人に執着する自分を許してあげたらどんなにか幸せかと思いました。人間は過去の因果を持って生まれてきて、悪い因果は消さなければなりません。それを消して幸せになって行くことが、誰しもに課せられた定めかもしれません。泥沼の中から、美しい花を咲かせる蓮花のように、人間は病気や試練や困難を乗り越えた先には、一際美しい花を咲かせられます。そんな一生を誰もが持っていると信じます。明けない闇はないと作品の中でも言われていますが、誰もが幸せになれる種子を持っているはずです。作品の中で淡々と生きる二人が、美しい花を咲かせていく姿に感銘しました。
追記 地球や太陽や星の話がとても素敵でした。
瀬尾さん原作、希望(夜明け)を感じる力作
挫折とか、出自とか、自分の力でどうしようもない状況にあっても、何かのきっかけでその境遇を力に変えていく 瀬尾さんの作品には、いつか立ち上がる、そんな希望を感じるものがたくさんあります 観る前からドリンク剤を飲むような、2時間後には元気になってくるような期待感を持っていましたが、期待通りでした 若く最も可能性を秘め、伸びしろだらけの20代に、逃れられない疾患がわかり、それがガンやケガのようにいつか終わりが来るものではなく、いつまで続くかわからない、それでいて周囲に理解されにくく人間関係も壊してしまう疾患であることがわかった二人 会社に自分の役割・居場所を、自らの能力ではなく簡単には治らない病気によって失っていく無念さ 普段の態度から決して疎まれるはずのない二人のキャラクターは、自ら逃れることのできないところで苦しんでいる そんな自分であっても、自分以外の人の苦しさを共感でき、相手を支援する・支える役割を持てることで、自分の価値・意味を感じ取っていく展開が清々しかったです 私たちが生活のためと思っている「仕事」の中にも、自分が果たしている役割が存在し、その役割に気づくことができれば、苦境の中にあっても自分の価値・意味が見いだされるかもしれない あの小さな会社は、そういった労りあいがあって、(光石研さんの会社だからこそ)尖っている山添君を暖かく見守り、藤沢さんを優しく送り出し、二人各々が自分の価値・意味に気づかせてくれたのであろう 光石研さんの役回りに加えて、渋川清彦さんの暖かな役も嬉しかった (2月12日 イオンシネマりんくう泉南にて鑑賞)
文句なし!よくぞこの作品を作った。意外と考えさせられる作品
夜明けのすべてを観てきたが予想以上に良かった。 ポイントは3点ある。 まず、松村北斗、上白石萌音の息があった呼吸、セリフが素晴らしかった事。 二人はNHK朝の連続ドラマでの共演もあったが、息があっていた。 次にPMS、パニック障害と今、理解しなければいけない症状を取り上げ観客に 考えさせる機会を作った事。最後に、人間の親切、心の温かさが出たストーリーに なっていた。ラストも後味がいい。 素晴らしかった。色々考えさせられた。2024年邦画ランキングベスト作品でも おかしくない。おすすめします。
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