告白、あるいは完璧な弁護のレビュー・感想・評価
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コロコロコロ...
レビュアー泣かせ大賞、最優秀賞作品。
ポップコーンが手に付けられない大賞も同時受賞。
なんて書けばいいんだ。全編ネタバレ。少しでも踏み込んだら、内容に触れそうで恐ろしい。レビューを書いてる時すらヒヤヒヤさせる、大傑作です。
二転三転所では収まらない、転がりまくるストーリー展開。コンフィデンスマン好きにはたまらない。変に次を考えようとせず、純粋な気持ちで受け止めてください。笑いが止まりませんから。私はかなり人のことを信用してしまうタイプなので、これ系の映画はまんまと騙されちゃう。にしても、凄かった。いつまで転がるんだ!
サスペンス・謎解き映画としては本年度圧倒的1位ですし、これまで見てきた韓国映画の中でもTOP3には入るレベルの面白さです。「パーフェクト・ドライバー」から始まって、先月は「THE WITCH 魔女 -増殖-」と今年もまた絶好調な韓国映画。ああ、なんでこんなに面白い映画を作れるんだ、韓国よ。終いにはなんでこの映画が小規模公開映画なんだとイラついてしまうほど。SNS、今こそ動く時だぞ。
ラスト際は読めちゃって個人的にはあんまりだったけど、とにかく2時間弱楽しすぎて、走り出したくなった。締め方もっと上手かったら今年ベスト10入りしたはずなのに。ちょっと勿体ない。でもでも、大満足でした。見る予定なんか無かったのに、このサイトで評価3.9だったから見たけど、本当に良かった。ぜひ、この体験を劇場で。
サスペンス、ミステリーに関心がなくても面白い
たぶん20分ほどかけてレビューを書き終え登録、という段で消えてしまった…。過去、当サイトで何度も経験している。悔しいので、書き直しているところ。
年にせいぜい10数本の映画しか見ていないが、映画館か試写室、スクリーンで見るものに限っての話。
昨年まではその3分の1ほどが韓国映画-2022年は19本見たうちの4本が韓国映画だった。
本作は、今年11本目のスクリーンで見る映画となるが、韓国映画では1本目となる。
僕自身は、サスペンスとミステリーの違いもよく分からず、映像作品での謎解き、犯人探しを主題とした作品への関心は薄い。
本作は、新宿に出た際、帰宅するには時間的に早かったので、韓国映画を常にやっているシネマートをのぞいたところ、丁度上映間近のタイミングだったので、劇場に入った。
新聞の映画評でこの作品について読んだかもしれないが、記憶に残っておらず、毎度のことながら、作品への事前知識はないままに鑑賞した。
水曜日の割引デーとあってか、7-8割ほどの客入り。シニア料金の僕にはあまり関係ないが、それなりの話題作であると感じる。
映画そのものは、なかなかの力作。
今や、経済的にも文化発信力でも世界の先進国といえる韓国。その国でできた映画だけはある、という感じだ。
帰宅後、Wikipediaで調べ、原作がスペイン映画だと知ったが、今の日本でこれだけのサスペンス作を撮れるだろうか。予算的にはここまでかけられないのでないか。
サスペンス、ミステリー作ではありがちだが、登場人物があまりにも安易につながってしまう点があまり好きではないが、本作では終盤でホロリとさせられる人間関係が描かれるなど、謎解きだけではない、ドラマの深みもあった。
僕の妻は、ミステリー、サスペンス好きでテレビドラマを大量に録画して見ている。NHK-BSのポアロシリーズなどは、擦り切れる(今の時代そんなことないが)ほど見ている。
そんな彼女は、まったく韓国の映画、ドラマなど見ないけれど、こういうのを見てものの見方を変えてもらいたいもんだ、と思った次第。
脚本が、それ以上に演技が素晴らしい
サスペンスって何よりも脚本が大事。だから原作がある方が作りやすいし、観る方も安心するのかもしれない。後で知ったのだが、本作もリメイクなんだとか。
殺人の容疑をかけられている男ミンホから、彼を弁護する弁護士シネが事件の真相について聞き取りを行っていく会話劇。基本的には2人の会話から事件が語られるので、何が本当のことなのか曖昧なまま話が進む。そんなミンホとシネが交わす会話シーンが緊張感あってとてもいい。2人の演技も安定感がある。
でも、それ以上にミンホとセヒのシーンに惹きつけられた。語られる内容が変わっていくことで2人のキャラや関係性がまったく違って見える演出がよかった。それを支えているのがソ・ジソプとナナの演技。脚本以上に演技に魅せられたサスペンスは久々だ。もちろんナナの美しさにやられてしまったことも確か。今後の出演作が楽しみだ。
「序盤いい」
音が大きい
サスペンスの逸品!!
長けたものの集結力で魅せられ、足を運んだ価値をかみしめる謎解きサスペンス。
戯曲のような演出
正直、公開前にトレーラーを観て「いかにも芝居がかったナレーション」が鼻について鑑賞候補から外していた本作品。ところが公開が始まって評価を確認してみると、ずっと高評価のまま一向に下げる気配を見せません。諸々の事情や巡りあわせで、最近の私にしては珍しく前の劇場鑑賞から十日以上も空いていたこともあり、仕事を片付けて遅ればせながらシネスイッチ銀座で鑑賞です。
予告やあらすじ紹介にもある通り、「ある密室殺人の容疑者と弁護士による心理戦」なのですが、観ていて若干ご都合主義的な展開や、やや意図的すぎる編集と感じる部分があるものの、そこに囚われたり拘ったりするとこの作品の醍醐味は半減してしまい、それこそ「野暮な観方」なのだと思います。そもそも我々が観せられているものは事実の回想ではなく、いずれも容疑者或いは弁護士によって語られる「過去」であってそれが真実かどうかは判らないわけで、その純粋な心理戦こそがこの作品の見どころです。何なら一時期「流行った」伏線回収みたいなことをしていない潔い展開は、なるほど評価が高いのも頷けるよく考えられた脚本だと思います。
そして観終わればなるほど、予告に感じた「芝居がかった」は演出こそ実はこの作品を巧くTrail(牽引)していると思いました。おそらく、映画としてだけでなく舞台でも楽しめそうな戯曲のような演出で、主演の二人ソ・ジソブとキム・ユンジンの顔芸対決も間違いなく「見もの」ですし、さらに脇を固めるナナ、チェ・グァンイルも素晴らしい。
どうしても劇場でなければとは言いませんが、ネタバレ回避は必須。いずれ配信でも、是非一度観て損はない作品だと思います。良作です。
なかなか良質な重厚感!
緊迫
集中力途切れることなくドキドキ。
邦題も「告白」だけで良かったような?
奈落系サスペンス映画
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