妖怪の孫のレビュー・感想・評価
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立場に関わらず、日本を憂うすべての政治家、公務員、有権者に観てほしい
故・安倍晋三元総理とその政治姿勢の影に迫るドキュメンタリー映画と聞けば、自民党政治批判、体制批判と予断して、「観なくていいや」と敬遠する人が多いかもしれない。でも、ちょっと待って。政治家が自分の言動に責任を取らず、不都合なこと、不適切なことの後処理は秘書や官僚に押しつけ、場合によっては文書の内容や統計の数字をも変えさせ、批判的なマスコミの人事にまで干渉する、今の日本のままで本当にいいのだろうか? 内山雄人監督の「パンケーキを毒見する」のレビューで、「菅総理が誕生してから1年足らずで本作のようなドキュメンタリー映画を製作し公開までこぎつけたスタッフ陣の尽力にまずは敬意を表したい。本作の企画・製作などを務めたプロデューサーの河村光庸が手がけた『新聞記者』も、やはり日本では珍しく政権批判の姿勢を鮮明にした政治サスペンスドラマだった」と書いた。今回もまた難しい題材をスピーディーに劇場公開までこぎつけた関係者らの尽力に頭が下がるが、資料によると2022年7月の事件の前から河村プロデューサーが企画を立ち上げていたのだとか。だが河村氏が同年6月に死去、翌月にあの銃撃事件が起き、企画の存続が危ぶまれたものの、河村氏の遺志を受け継ぐ形で企画・プロデューサーを古賀茂明氏が担うことになったという。 「パンケーキを毒見する」に続き、SNSなどで政治的な発言をいとわない古舘寛治がナレーターを務めているのも嬉しい。もっとも、プレス資料に載っていたインタビューで、古舘さんは「ただ日本では、やはりこういった仕事を引き受ける人があまりいないようで、「それならば」と、断れなかったのが正直なところです」と語っている。ちょっと気になって、Wikipediaでテレビドラマ出演歴を見たら、民放ドラマの出演が2010年代に比べて20年代に大幅に減っているようだ。局側の政権への忖度とか、保守層からのクレームを恐れて起用を控えるとかでなければいいのだが。 本作で物足りなく感じるのは、あの銃撃事件そのものと、旧統一教会問題をほとんど取り上げていない点。おそらく製作費、スケジュール、尺の長さなどさまざまな事情から、それらは本作では主なテーマにしないと判断されたのだろう。河村氏が立ち上げ、「パンケーキを毒見する」と「妖怪の孫」を手がけた製作会社スターサンズにはぜひ、次作で旧統一教会と政治の問題に切り込んでいただきたいと大いに期待している。
彼の答弁は台本を読んでいると思った。妖怪は別にいる。
彼の冥福をお祈りします。
さて
イタリアと韓国に『一人あたりのGDP』は抜かれた。
さて
『我が国の民主主義の浅さを思い知った』とあるが、つまり、妖怪が死すとも妖怪は地縛しているって事だと思う。彼や彼の爺さんが妖怪なのではない。
妖怪を選ぶのは、残念ながら主権在民の一般国民である。
さて
憲法は立法を縛る法律って、ドイツの国民ならば、ヒトラーが現れる前から知っていた。だからこそ、ヒトラーは独裁者になったのだ。ドイツがヒトラーを産んだ時、ある意味に於いて、ドイツはフランスよりも民主主義の国家であったと日本人は思い知るべきだ。民主主義に於いてもアイデンティティやナショナリズムが無いと独裁者は生まれるのである。それは歴史が語っている。(フランスでもナポレオンが生まれた)
さて
朝〇〇〇主義人民〇和国、中〇〇民共〇国が日本を攻める事は充分考えられる。だからこそ、攻められた時の防衛は、自国内にあるリスクや危険物を取り除き、国際経済に頼らなくても自立出来る経済を作る事だと思う。つまり、自動車なら燃料電池だし、同じく発電やエネルギー問題も燃料電池も含めた再生可能エネルギーだ。また、第一次産業を復活させて、自給自足の社会が必要だ。さしずめ、原発事故をもう二度と起こさない態度と措置を講じて安全を示さねばならない。必ずや、仮想敵国はそこを狙ってくる。核兵器なんか使わなくても、被害は大規模になると懸念する。
追記
妖怪の弟だって凄いんだから!
日本で最初の平和賞ですからね♥️
非核三原則だったかなぁ?
こういう映画があってもいい
故・安倍晋三元総理の疑惑が盛沢山の映画。 言ってしまえばワイドショーの情報を集めただけかもしれないが、個人的には知らない情報も結構あったし、官僚のインタビューもよかったと思う。 特に今の自民党を見ていると、どこを向いているのか分からない政策も多いので、こういった映画で少しでも政治、政党を分かってもらうのは必要なんじゃないかな。
映画として公開されること自体に意義がある作品
今年185本目(合計1,277本目/今月(2024年5月度)19本目)。 (前の作品 「またヴィンセントは襲われる」→この作品「妖怪の孫」→次の作品「家出レスラー」) 故首相を扱ったドキュメンタリー映画です。 作成当時はもちろん、このなくなった「事件」について意識などされていなかったのでしょう。 ただその理解のもとにおいても、特に「人の死」という倫理・道徳として特殊な配慮が求められることがある(また、その「暗黙の理解・暗黙の強要」がある日本において)今回の事件をきっかけとした故首相について、事実は事実として扱い、それをドキュメンタリーとしてまとめなおした本映画は、それ自体がまた日本国憲法の要請する表現の自由ほかにまさに沿う内容であり、この映画は「存在すること自体」に意義があるのだろう、といった考え方です。 映画の内容自体はすでに報じられている色々なニュース他等をまとめなおしたもので、「映画か」というと微妙なところはありますし、映画に娯楽性を求めていく立場ならおすすめできるものでもありませんが(だからミニシアター中心)、こうした作品は、存在自体に意義があるのであり(日本国憲法が要請する各種の権利が保障されていることの確認的な立ち位置)、「公開されること自体」に意味があるものと考えています。 採点上、特に気になった点についてはないので(本人にとって有利な点、不利な点も含めて平等に描かれている)、フルスコアにしています。
票田になるならなんでも有りきの開き直りには、ある意味感心した。
いま、このレビューを書いているこの時に、安倍派の派閥事務所が検察庁の捜索を受けているので 配信で視聴しました。 パーティー券関連の、組織ぐるみでの申告隠しの疑いらしい。 安倍さんに歴代最長の在任期間をもたらせたのは、安倍カンパニーの天才的なイメージ戦略ゆえだと納得。 元々あの人、ドレッシーだし、お洒落で華があって国会での受け答えも面白い。 「やってる感が大切なんですよ」って言葉を、失言じゃなくてポリシーとして表明できて、それを聞いた人間に飛びつかせちゃうテクニック。 受け答えは学生サークルのノリだから、若者の心も掴む。 「国会中継」が面白くって視聴率が上がったなんて、そんなことかつてあったろうか。 けれど 実績を上げて政権の頂点に登りつめたい彼の、その「原動力」が、実はマザー・コンプレックスにあったのだとする評論家の読みは それが本当ならば、安倍晋三さんは実際可哀想だったのだなと思わせるに十分な内容だった。 お母さんに愛されたくて、その手段として、祖父の嗣業を超えて褒められたかったのかと。 でもそれならば 寂しい子供たちのための学童保育の職員になっても構わなかったと思うんだけどね、 二世、三世議員の人生も大変だ。 自分の悲しい生育歴の埋め合わせに国政を利用するとか、案外政治家の動機ってそんなものなのかもしれない。 ― そういえば、杉田さんとか、高市さんとか、三原さんとか、稲田さんとか、取り巻きに"猛女”を揃えるのは、"母親タイプへの意識下での屈折したこだわり”か。 いずれにせよ 当選するためなら 統一教会の組織票も、 連立の政権構想も、 お花見も、 闇の力も、 なんでもありで利用したいほど あの地位には魅力があるのでしょう。 明治憲法への回帰を果たしたら、 =母親への報復を果たしたら、その次に彼は何をやりたかったのだろう。 大統領制とか、核のボタンとか?
権力者
まさか安倍さんが亡くなるとは制作サイドも思っていなかったのでしょうが、もし安部さんが存命だったら本作にも圧力かけたのでしょうか。岸信介という妖怪の孫に生まれたが、妖怪になりきれなかったという印象でした。憲法改正も安倍さんご自身の意志というより、恐らく妖怪岸信介の意志でしょうし、アベノミクスも大失敗しましたし。昨今明るみになった安倍派のパー券中抜きは、これからでてくる不正の始まりに過ぎないと思います。日本政治に対して国民が傍観者や評論家のスタンスを辞めて当事者になればこんなことにはならないのだけれど、どうしたらいいのでしょうか。国民が傍観者や評論家のままだと周りまわって、自分達が貧しくなり戦争に行かされます。評論する立場ではないですよね、私達国民は。
これは何の映画だろ?
安倍さんをただ批判するだけの映画ではなく、 きっと観客たる国民に対する檄文ではないか と思った。 こういう族をここまで増長させてしまった国民に対する批判とも受け取れる。 でも、最後のあの監督の語りの件、要るかな?
古賀さんの為に
アイムノット安倍といってニュースステーションのコメンテーターをおろされた古賀さんのために見たようなもの。ちょっと内容は忘れてしまったが、祖父の岸信介の話から、安倍さんの幼少期のエピソードなど満載だった気がする。結局はこれといった政治思想も無い人が、代々続いた政治家家業を次いだ、という話。そういう日本の制度がクソだと思った。
『メディアや野党は安倍批判ばかり!』というの言説を乗り越えるために
本作は安倍政権についてのできごとを振り返る映画
最初に安倍総理の国葬の場面で
旧統一教会問題も知られ始めて
国葬反対が過半数を超えていたのに
多くの人が花を手向けている場面を見ておどろいた。
だから、安倍総理の支持者は日本でかなり多い。
本作では基本的に事実に基づいて話していると思うが
その事実がひどいので、
作品のほとんどの部分が安倍批判に見えてしまう。
数少ない安倍総理擁護というものは
ネットの一部で言われているような難病は詐病ではないということくらい。
安倍政権がなぜ選挙で強いかというと
メディアのトップと会食をしたり、メディアに圧力をかけているらしい。
でも、圧力というのも外国と比べたら大したことないらしいので
日本のメディアの弱点を政権に的確につかれている
そして、ネット上では
動画やSNSを通じて「やってる感」を出すイメージを作ったり
芸能人とかとSNSやバラエティー番組に出たりして
親しみやすい雰囲気を作っている。
安倍首相は子供時代に
政治家一家で育ったことで、親子関係に歪んだ感情をもち
母親を見返すために、「岸信介」を超えるという考えになったという。
岸信介も安保闘争で
デモを抑えるために右翼をつかったことで
デモを抑え込んだという歴史をあったらしい
安倍総理も下関の市長選挙で
対立候補を落選させるための工作を頼んで
そして、相手が対価が十分でなかったとして
暴力団が火炎瓶を安倍総理の自宅に投げ入れた事件は
初耳でびっくりした。
また、官僚が安倍政権下では
安倍総理に反対する意見は言えないみたいなことを言っており
ジャーナリストにそのことを言っても
メディアに圧力をかけているので記事にならないどころか
二重スパイみたいな感じの人から通報され自分が危ないんじゃないかということを話していた。
政治でよく財務省陰謀論など
「実質は官僚が政治家をコントロールしている」言説は安倍政権下では当てはまらないのかな
メディアも官僚も国民も
恐怖を煽ればコントロールできるのだろうか?
「悪夢の民主党」とか
「野党は批判ばかり」とか
「北朝鮮、中国が危険だから防衛増税」とか
危機感を煽るフレーズを連呼すれば
その内容の吟味はまったくせずに支持されるので
自民党政権は盤石ということだろうか?
憲法の問題も改憲するかどうかは別にして
危機を煽るフレーズに惑わされず
基礎の基礎
ゼロから国民がまず憲法をしらないといけないのではないか
安倍も岸も
自分の政策を実現するためや選挙に勝つために
反社会的勢力でさえも利用する
そして、常識や法律から逸脱したことを平気でできるというのが
自民党の強さの根源なのかなと感じた
そもそも、公明党と長年連立を組んでいるのも
その要素の一つかなと映画を見たあとで考えてしまった
安倍政権下では
森友学園問題、加計学園問題、桜を見る会問題で
いろいろ言われていたが
ピンチになると解散総選挙にでて、
そして選挙に勝つとなにごともなかったかのように振る舞う
そして、国民もそれを許してしまう
それが繰り返される
統一教会問題も次の選挙で勝てば放置されるんじゃないか?
ラストは監督が自分の子供のために
政治がこのままではいけないみたいなことを言って終わる。
個人的には選挙で与党がずっと勝っていたから
安倍政権はなんでもしていいという考えになった
だったら、選挙で野党に投票するくらいしか思いつない
どの野党がいいのかはわからない
ただ、2015年あたりの安保法案反対のときは
野党議員が強行採決に反対してプラカードをもって大荒れだったが
今の野党はそこまでするという気力が
「妖術」によって削がれているのではないかと思ってしまう
「一石を投じた」と言えるのか?
「昭和の妖怪」とも呼ばれた岸信介の孫である故安倍元首相のドキュメンタリー。 個々のテーマでは、一水会や下関の取材など興味深い点もあったし、論旨もうなづける部分もあった。 トークショーでの内山監督の話では、「パンケーキ」後の企画。動き出してからの河村プロデューサーの死亡と元首相の殺害、野党やマスコミの取材拒否…、完成までにはかなりの紆余曲折があったという。作品の理解が深まった。 ただ、気になったのは観客の多くは制作側が本当に伝えたいと思う相手ではないのではないか?ということ。支持層を巻き込む議論を呼ぶだけの影響をもたらしているのか。本サイトでの評判の高さは支持層の無関心の裏返しでは?とも感じる。 支持者が抱いている(少なくとも野党では信頼できないと考えている)と思われる問題…〇国の南シナ海、台湾などでの台頭、「北」のミサイルなどといったテーマについても目配りが必要とも思う。元首相の支持・不支持に関わらず国民の生命・安全にかかわる問題。政治姿勢や倫理観の欠落を責めるだけでは問題は解決できないのだから。 公開にこぎつけたことはよかったと思うものの、「一石を投じた」とまで言えるか。スッキリしない部分はやはり残る。 ハリウッドでは権力者の政治的スキャンダル(やその報道)をめぐる作品も見られる中、邦画ではなかなか広がらないのが残念。
妖怪が蔓延る日本
安倍政治の点検と総括を一本の映画に収めたものは珍しい。タイトルの妖怪の孫は安倍晋三の祖父、岸信介のあだ名でその孫にあたる意味と、人々の間に巣食う不寛容や攻撃性をもたらす妖怪の2つの意味が含まれている。この2つは暗に安倍晋三が亡くなってからも妖怪の如く背中を引きずり、現実政治に投影されていることの不安へと映画は続けて問いかける。
批判的検討が政治を健全なものにする、共通不変の原理に貫かれた作品だが、故安倍氏の不気味な権力の部分と以後の政権の大胆な改革は延長上であるという認識の試みには概ね同意するも、多少の議論の余地がある。それは単純に人が変わっているから重きを置く政策も理念も変わっていることがひとつにある。
しかも、妖怪と表現した正体は倫理の欠如であり、その不気味で生きにくい世の中を安倍政治が生んだという構図と意図が透けてみえる。エゴを通した政治がモラルのない妖怪を生んだとも考えられるが、安倍政治だけで排他的な風潮の説明がつくはずもない。
これだけ問題点を並べてみたが、全体的にこれまでの安倍氏に関わる争点をまとめて一つにした良い作品で
学ぶものがおおいにあるものだった。
多くの人に安倍晋三の実像を知ってもらいたい
ぜひ多くの人に安倍晋三の実像を知ってもらいたいです。 安倍にとって憲法改正が悲願だったのは、祖父(岸信介)を超える「一番の総理」になりたかったからだという見解あり。明治憲法下で、天皇の名のもとに民を操ることに味を占めた岸信介や吉田茂のような奴らの孫が、再びそれを取り戻そうとしている。それが今の改憲の原動力だ、という憲法学者が出ていました。 鈴木エイト氏も登場し、統一協会と自民党の関係もとても興味深くまとめられていました。教義がとても反日的なのになぜ協力し合っているのかというと、自民党はそんな教義にはあまり興味がない、というか統一協会を非常に軽く扱っていて(教義がどうだろうと大した奴らじゃないとなめている)、相互の利益になるときにコンビニ感覚で便利に使う団体の一つとしか思っていない。福田総務会長の「何が問題なのかわからない」はまさに自民党の人たちの感覚だろう、ということでした。 安倍晋三曰く「アベノミクスは結果はどうでもよくて「やってる感」が出せればいい」のだそうだ。やれやれ。 とにかく底の浅い軽薄な人物だったのですね。つまりそれが長期政権をとると日本はこうなっちゃう、って話だ。 「(この妖怪の孫の跋扈を招いたのは)マスコミと野党の機能不全である」と。マスコミと野党の猛省を求む。
まやかしの政治家
歴代最長在任総理大臣となった故・安倍晋三元総理はタカ派外交とアベノミクスの経済政策で支持を集めた反面、言動やスキャンダルで注目された。安倍元総理の母方の祖父・岸信介は、その暗躍ぶりから昭和の妖怪と呼ばれた。祖父の野望を実現しようとした生い立ちの秘密に迫り、安倍元総理とは何者だったのか、この国に遺したものは何だったのか、インタビューを交えたドキュメンタリー。 ま、こんなもんだろう、という感想。 真新しい事はほとんど無かった。 バカな上司に振り回される部下は気の毒で、部下は上司を選べないという残念な現実を官僚やマスコミに突きつけた政治家だろう。 やったふりが大切?まやかしで停滞の10数年の責任は大きい。 これからの評価はどうなるのかな。
選挙の時期だからこそ観て欲しい
もっとも、この映画を積極的に観に来るような人々は、もとより自民公明には票を入れないだろうし、観て欲しい層は見に来ないのだろうという絶望感のなかで鑑賞した。 もし、安倍元首相の数々の不正行為がきちんと裁かれていれば、彼は刑務所の中でまだ生きていたかもしれない。少なくとも銃殺されるようなことはなかっただろう。 大統領や元首相が不正行為により弾劾され罷免される韓国や英国を慌ただしいと思うかもしれないが不正を犯した公人がきちんと裁かれるあたり、日本よりずっと正常だ。 安倍晋三のよいしょ本である「総理」を書いている山口敬之のレイプ事件と不自然な逮捕差し止めにもできればふれて欲しかったところだ。 安倍元首相お膝元の山口県周辺では上映されていないと聞いてますます絶望が増した。
国民にも責任はある
あらためて、国民が政治への関心が低いと、現在だけでなく、将来も大変なことになる。テレビや新聞が力を失くしていくのは、その役目を果たさなくなったから、国民は切り取られた情報を見せられて、それを真実だと思ってしまう。政治家のマズい情報は映画館で観るしかないのか。
安倍晋三の負の伝記 罠の戦争は安倍晋三のパロディーだったんじゃ・・・
安倍晋三元首相が殺害されてもうだいぶ経つ 今度は岸田総理が狙われた 恨みだったり、正義を通すためだったり、動機は色々だろうけれど、力を行使して実現しようとするなら、プーチンのよあな時代遅れの殺戮者と何ら変わらないと言うことは肝に銘じてうえで聞いて欲しい 安倍晋三は世間に疎い僕にだって、きな臭い、怪しい人物だってわかっていた 森友学園しかり、桜を見る会しかり 権力があれば何をしようが逃げきれる日本は、とても恥ずかし国だとおもった 忖度という言葉だけで責任転嫁したり、いや、あれは忖度と言う事にさせたのかもしれないけれど 方法はいくらでもある 秘書の責任にしたり、自殺に追い込んだり なんとでもなる国なんだ 恥ずかしい話、安倍晋三になんの罪も課せないまま、逃げ切らせた自分達が悪いと思う そして最後は、統一原理教にうらみを持つ人に殺されたわけだか、世の中はぜんぜん変わらなかった もう亡くなったんだから、わからないこともあるし、これ以上詮索しても無駄 岸田総理の一言で安倍晋三と統一原理居の関係はうやむやなまま終わった マスコミも警察もなにも言わないのはなぜ? 死者を鞭打たないという国民感情はわかる でも、政治や司法がそうあっていいはずがない なのに、総理の言葉で納得してしまう国民は飼い慣らされた猫だ このドキュメンタリーは安倍晋三の悪口ばかりである ある意味、極端な解釈もある でも、個人が国会の質疑応答をずっと聞いておけるわけが無い 安倍晋三の怪しさはこの作品でもっとたくさんわかる 安倍晋三に献花するそこのあなた あなたはどこまで安倍晋三を知っているんだ? 知ったうえで献花しているのか? 交通事故で死んだ子供に献花するのとは違う 山本太郎でさえ、最後は逃げた反社との繋がりの話しも含めて、日本の政治の悪が全て詰まった人物だったって事を知って欲しい この作品の宣伝をマスコミで見た事が無い 権力に媚びへつらうマスコミにだって都合がわるいんだろう この作品、イオンシネマ三田ウッディタウンの一番大きなスクリーンで観た 700人以上入るのに、観客は2人だった イオンの社長は立憲民主党の岡田幹事長の兄です だから、イオンシネマで上映できたんだろう これも権力 権力は1つに集中させてはならない 野党とマスコミの不甲斐なさにイラついた ”罠の戦争”の放送は終わってしまったけれど、あれは安倍晋三なパロディーだったんじゃないかと思う 総理と幹事長の悪行を合わせたのが安倍晋三だから 最後はガーシーのような力が必要なんだ 草なぎ剛のようなヒーローは現実にはいないから こんな、回りくどいことをしないと政治を批判できないなんて 本当にイラつく とりあえず、話半分でもいい 観ておくべきです
見る価値なし
妖怪が決めた日米安保が機能して平和を享受している中、少し世間が見えて親を罵る中2病のような映画。表現の自由を認めて一々やり返さない権力者には猛然と噛みつき、戦争を始めようとし、又は実際に始めている権力者には声を出さない二重基準者の表現は胡散臭くて見ていられないです。
怖すぎる……目を背けたいほど……
前作「パンケーキを毒味する」は、まだ「やれやれ」と村上春樹風にため息をつく余裕があった。しかし、今作には、そんな余裕はない。それほど、安倍晋三が残した負の遺産は巨大で、上映中次々と重い絶望感が襲ってくる。 映画は「安倍首相はなぜ選挙に強かったのか?」「アベノミクスは実際どうなの?」といった、安倍政治の検証をしていく。その結果、安倍政治の〝見せ掛けだけで中身のない政策〟の数々が明らかにされ、後に残った、惨憺たる日本の経済・官僚組織・報道メディアの崩壊過程が見えてくる。それらは、安倍晋三という政治家が望んだ通りの結果なのである。 海外メディアの日本特派員の方は「権力者とメディアの社長が会食するなど、アメリカでは考えられない。そんなことをすればメディアの独立性を疑われ、読者や視聴者の信用を失う。日本のメディアは、権力を監視する役割を放棄し、権力に取り入る事に躍起になっている。外国にはもっと強権的にメディアに圧力を掛ける権力者がいるが、日本の場合は安倍政権程度の圧力でも簡単にメディアは黙ってしまう。」と語っていた。 これはメディアだけではないであろう。日本人の多くに、権力者と繋がりたい、仲間に入れてもらいたいというメンタリティがあるのではないだろうか。安倍政治は、日本人のそんなメンタリティに働き掛けてきたからこそ、成功したのではないだろうか。 しかし、その代償は大きかった。円安を誘導し、輸出(自動車)産業に利益を上げさせ、そのおこぼれ(トリクルダウン)を庶民に期待させたアベノミクスは、自動車メーカーに、技術革新をしなくとも利益を上げられる環境を作り、電気自動車技術で海外メーカーから取り残される事になる。その上、口を開けていてもトリクルダウンは落ち来ず、輸入に頼る多くの生活必需品は一斉に値上がりし、庶民は苦しむことになる。結局、金のある人、多額の献金をできる産業だけが儲かり、ほとんどの庶民は、その尻拭いをさせられる。しかも、尻拭いをさせられている庶民の多くは、「印象操作」(安倍氏のお気に入りワード)によって、自民党の支持を決してやめない。 これらが、この映画を観ている時に思い浮かんだことの一部だ。〈権力者を批判するよりも、権力者と仲よくなりたい〉このメンタリティを日本人が捨てられない限り、状況は変わらないと思う。映画の最後、監督は映画の文法を自ら壊している。そんな禁じ手を使ってまで伝えたかった思いがあり、危機感があったのだろう。──確かに受け取りました。その思いや危機感が多くの人に共有される事を願います。
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