アンダーカレントのレビュー・感想・評価
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嘘なのか、本当なのか、そもそも本当のことを知っているのか?
嘘をつく。
本当のことを知っている。
嘘は本当でも良くない?
嘘のままが都合がいい。
あれ、本当って何なんだろう?
本当のことを知っているのか?
そんなことを考えさせられた映画です。
役者さんがいいので、時間を感じさせないで鑑賞できました。
出てくる人が皆いい人です。
皆まっすぐな人です。
だから、嘘と本当を真面目に考えさせられた。
あの二人には幸せになって欲しいです。
いや、幸せになれます。
あれ? 幸せって何なんだろう。
幸せと感じることが、幸せである。
本当と感じることが本当で良くない?
「私は嘘つきです」
という言葉は言えないことになっています。なぜならば、嘘つきは嘘をつくので「私は正直です」と言うはずですし、正直者はもちろん「私は正直です」と言うはずですから。
井浦新さんは、今までずっと苦手でした。(できれば出演している映画は見たくないくらいには) しかし、この映画の井浦さんは、よかったです。(これはほんとです)
真木よう子さんは少しふっくらとなっていたように思いました。(これもほんとです)
最初の話にもどりますが、実際には嘘つきは常に嘘をつくわけではないので、嘘つきが「私は嘘つきです」と言うことは普通にありえます。(正直者は決して嘘をつかないわけですから、正直者は常に「私は正直です」というのはまちがいないでしょう)
タイトルなし
しょっちゅう暗転するのは、今泉監督だからかと思った。
瑛太さんはこの手の役が多すぎかな。でも、他の監督だともっとうまく使える気もする。少し単調。
よう子さんは、先日、NHKの番組見て、極度の天然だと知り、動物的な勘で演技して、人にグイグイ入って行くんだろうなあと思う。リリーさんとタイを張ってる感がすごい。
リリーさんは、カラオケシーンが一番良かったんだけど、今日はアナログのマスター見たあとだったので、ちょっとつらかった。無償で仕事してあげちゃうあたりの描き方はすごい。喫茶店のナプキンを名刺代わりとか、今泉さんじゃないと書けない脚本? この、最初のリリーさんの感じと、最後にコーヒー運んでくれる感じの(しかも海の見えるサイコーの店を貸し切りで借りてくれたり)多重性は、リリーさんでないと演じられないかも。
井浦さんが泣くところで終わるあたりは、今泉さんの根性のなさかな。いつも描ききらないし。
今回の映画の優れているところは、幼い頃の友達の犯罪被害に同化した主人公の、精神分析的な表現にあるんだろう。私を殺してというセリフは本当に難しい。でも真木よう子ならやれる。しかも、それでも、強さがある。とはいえ、物語の主人公はもう少しナイーヴなのに、真木よう子さんは強すぎる。他の映画のよう子さんはもう少し女っぽく描かれていたりもするので、今泉さんの趣味か。
探偵と会うとき、とびきりおしゃれして来るあたりがちょっと何なのかなと思ったり。
井浦さんは喋らないで演技する人だと思う。犬を撫でるシーンとか。タバコ屋のおやじもサイコーだ。
犬可愛い
かなえさんの幸せな姿も見たかったなー
嘘くらべ。
原作未読。
今泉作品新作という事で見に来ました。
まあ誰も多少の嘘の上に今の自分があるわけだが、嘘の上に嘘を塗り重ねる人生も辛いし、誰かの生き死にに関わる嘘もつらい。出来るだけ嘘は少なく、身軽にいきたいものである。
今泉作品としては重めでテンポも遅い。
瑛太も井浦もモジモジ演技で、もう少し緩急や差があったら見やすかったかなと思う。自分が主人公なら飛び蹴りしてるかもしれない、、いや、こういう男タイプが好きなんだな。ふと「不器用ですから」という鶴田や緒方を思い出した、彼らはボソボソ話しながら、どこか強い信念や行動力があったような気がする。今との違いはその辺なのかな?
リリーフランキーはカッコよかった。見た目ダメだけど仕事できる、、こういう役は本当に合ってる。
風呂嫌いで子供に「臭い」と言われてる真木よう子の入浴シーンは思わずニヤけた。
役者も大変である。
嘘
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