オットーという男のレビュー・感想・評価
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トム・ハンクスという男
妻に先立たれた偏屈オヤジが残る唯一の拠り所だった職場も追われ、生きる活力も失くした中、隣人たちとの交流で少しずつ前向きな気持ちを取り戻していくというストーリー。
物語自体は凡庸なのだが、主人公をトム・ハンクスが演じたことで一気に重みが増す。
ネームバリューは勿論だが、この人の哀愁を帯びた眼差しがいいんだよね。
最期も病死ではなく、自殺なのだろうけど、そこを深く描かず、そこまでの展開を見た中で観客個々の捉え方に委ねた終わり方も良かったと思う。
物語のエッセンスとして動物を入れてるのもありがちだが、野良猫だというのが味わいのある設定だな、と思った。
ご近所物語
最初のホームセンターの一件以外、オットーは嫌なヤツでも嫌われモノでもありません。
近所の住人からは挨拶もされるし、むしろ距離の近い人ほど嫌っていない。
首を吊る際にもスーツを着込み、(天井に穴は開けるが)床に新聞紙を敷き詰める。
寝るときは片側を律儀に空け、左手はちょうど誰かの手を握る位置に。
このあたりで冒頭からアッサリ善性をバラしてしまう点は好みが別れるかも。
派手な展開も意外な出来事もないTHE王道だが、バランスが素晴らしい。
適度なユーモアがご都合主義を相殺し、織り込まれる様々な要素も“添え物”に徹し、本筋を邪魔しない。
台詞で説明しすぎない脚本に、主演、助演から子役、猫(必見!)に至るまでの名演技。
シャツの衿ひとつにもキチンと時代を反映させ、“雪のないシーン”の使い方も単純ではあるが効果的。
ここまでしっかり纏まっている作品も逆に珍しい。
40手前、しかも独身の自分がオットーに感情移入して涙腺緩むくらいです。
不満点は、晩年の夫婦関係が見たかったのと、エンドロール後半のインスト曲がイマイチって所くらい。
マリソルのように無遠慮に、しかし愛情をもって柵を跨ぐ人間に支えられたことのある自分には、とても良い作品でした。
エンドロールの写真でオットーが娘たちに向ける、劇中一番の笑顔が沁みる。
泣いてデトックス
前半、いうほど嫌われて無いじゃんと思う反面
近所の人の方が煩わしく感じた
むしろオットー、なんだかんだ優しいし
愛想が無いだけ
にしてもトムハンクス、泣かせにくるわ〜!
なんでですかね
あの哀愁ある表情
思い出しただけでも……また泣きそう(泣)。
エンドロール、良かったですね
子どもたちとの楽しそうな日々を写した写真
それでも泣いてしまいました
目新しさとかは無いけど、泣きたい人、どうぞ笑笑
リメイク作。単体で観ると良いがやっぱり、、
6年ほど前に公開されたスウェーデンの作品をリメイク。トムハンクスだし、上手いし、良い作品に仕上がってたと思います。たぶんこの作品だけを観れば良い作品を観たな、と思えたと思う。移民家族の女性役の人も、隣人の老夫婦も、みんな良かったです。でもやっぱりオリジナルのスウェーデン版には及ばないという感想。
ハリウッド作品らしく、全体的にほのぼのしていてオットー自身もわりとユーモアがあったり良いことを言ったりしますが、スウェーデン版は終始硬質で無愛想なまま最後まで進みます。それが良いのです。「死」が身近にあり、「死」に向かおうとしていた男が、最後に「生」そのものである赤ん坊を抱き、表情を緩める。それだけで本当に感動しました。リメイク版はほのぼのした写真とかもいかにもハリウッド風で心を動かされるものの、わたしはオリジナルの方がよかったと思いました。好みもあるかもしれませんね。
過去の部分の挟み方も、スウェーデン版の方が上手く、心に沁みました。オーヴェ(オリジナル版の男の名前)の父との関係から描かれ、孤独に生きてきた彼がソーニャと出会い、若い2人の残酷で美しい、かけがえのない日々もよく描かれていました。学校にスロープの設置を訴えるところなどもよかった。
この作品に関しては、あの寒々として無骨な北欧の空気感がとてもあっていた気がします。だからこそ、ラストの赤ちゃんを抱くシーンが活きたと思いました。
またオリジナル版見直そー☆
自分的にはかなり良かったです。
人生の終焉について考えてみようかと思い、何かしらの参考になればと鑑賞してみました。感想としては、かなり良かったです。ただ、考えさせられることも多々あり、その内容を記述させていただきます。
①人は一人で生きていくことは厳しいですね。主人公のOTTOは都市の中で生きてはいるのですが、妻に死なれて心情的には既に一人きりだったのでしょう。冒頭に出てくるロープ代金の話(死のうと思っている人間が、ロープ代金の差額の33セントを気にする というの)も、そのような心情・性格が原因からなのかもしれません。
②最近「お一人様」という単語がかなり標準になってきましたが、本当に良いのでしょうか? 考えさせられました。更には、男一人だけでは弱く、世になぜ男性・女性の2種類が存在するのかよくわかりました。基本的には(当然例外あり)「人間とは、力は男性が心は女性が」受け持つようになっているのでしょう。
③また、隣人の女性(マリソル)もいい味を出していましたね。まさに、心を受け持つ女性の良さが全面にでていました。途中、OTTOが「あなたは愚かでは無い」と連呼していましたが、実は「カルフォルニア大学修士卒(チラ見だったので間違っているかもしれません)」なので、愚かどころか実は高学歴女性でした。
④あと、エンディングですが、OTTOさんが死んでしまうストーリーではなく、平和に生き続けていくエンドにしても良かったような気もしました。ちょっと涙がこぼれてしまいました。
余談
シボレー(GM)、フォードの車の好みでのイサカイの話がでてきました。で、フォード好きの人がトヨタに変遷したので「一貫性がない者とは仲直りできない」という話がでてきました。息子が日本に行ったっきりという話が出た時点で、(恐らくは)息子がトヨタに入ったので、フォードからトヨタ(息子を信じたため)という話を、個人的には入れて欲しかったです。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
ただほっこりで終わると思ったのに...
何度も何度も死を選ぶのに、その度に距離の近すぎる隣人たちに邪魔をされる。
気難しすぎるオットーと相反するハッピー隣人たちのちぐはぐさが逆に相性が良すぎて終始ほっこりした笑
特に引っ越してきた夫婦が(実際いたらちょっと面倒そう)ほんといい味だしていて心温まる。
ただほっこりする映画で終わるかな?と思ったけど、やはり王道ストーリー結末がやってきて....予想はできていたのに涙してしまった...
全体的な雰囲気は違えどグラントリノを思い出した。あの時もおんおん泣いたな。
オットーという男に魅了されました!
久しぶりに王道な心温まる映画を見れて本当によかった^^
ネタバレで「映画館独自の」(×オンライン試写会の)作品上の問題点が多すぎる…(一応ネタバレ回避)
今年75本目(合計727本目/今月(2023年3月度)10本目)。
いわゆる「町の嫌われ者」が主人公のストーリーです。
その嫌われ者の主人公がいろいろな人と出会って心を開いていき最後に…というストーリーですが、結局のところ「それだけ」といえばそれだけになるのですよね…。
この映画、どういうわけか「ペンシルベニア州応援枠」(いわゆる、文科省等の推薦枠のアメリカ版)らしく、そのことは最後にちらっと出ます。ただ、この映画の特性上、「かなり特殊な主人公」と「かなり性格が微妙な主人公」のため、「何を言いたいのかよくわからない」部分も多々あるし、「映画館独自の」(オンライン試写会では問題にならない)問題点が色濃く出る、ある意味で数年先まで語り継がれるであろう「特殊な問題作」ではなかろうか…と思えます。
この点、個人的にはどうか…と思ったところです。
さっそく採点いきましょう。4.0で四捨五入などなく4.0の扱いにしています。
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(減点0.3/スペイン語に関する配慮が足りない)
・ 隣人がメキシコだったか、南米出身という事情もあるのでスペイン語を話すシーンや、スペイン語に関するダジャレなども出ますが、スペイン語の部分が《~~》と別言語扱いされる字幕ではないため、何を言いたいのかよくわからない点がいくつかあります(ただ、この点は「気になる」程度でしかない)
(減点0.7/この映画の趣旨的に「映画館で」流すことの意味がよくわからない)
・ 上記のような主人公を扱った映画のため、エンディングロールにおいては「町で困っている人を見かけたら、下記のウェブサイトにアクセスしてお知らせください」というような表記が流れます(ペンシルベニア州の福祉行政の話ではないかと思います)。
この後、ずーっとエンディングロールが流れ、お約束の「勝手に撮影するな」「このお話はフィクションです」等が出てきておしまい…と思ったら…。
まだ部屋が明るくなっていないのに、「孤独な人を見つけたら、国や地域の福祉行政に連絡しましょう、お悩み相談室もあります」という「「日本の」厚生労働省」からの文章が3行ほど出ます(電話番号とウェブサイト)。しかしこの段階ではまだ明るくなっていないのでメモしようがありません。
この趣旨の「こまった人がいたら…」の類で話題になったのが「ディア・エヴァン・ハンセン」でしたが(このときはアメリカの福祉行政だけで日本語訳はされていなかった)、まさかこの映画でその「日本語による厚労省からの案内」を「明るくならない間に」3秒ほど出したところで誰がわかるのか…というところですし、そもそも論で精神的に追い詰められた当事者や親その他親しい方が映画館に来るのか…という別の問題も当然存在します。
この「日本語による」これらの案内は、このご時世ではいわゆる「オンライン試写会」では何の問題にもなりませんが(その部分「だけ」巻き戻したり、そこ「だけ」キャプチャを取るのは、法律的にはともかく、「一応」は合理性がある行動とはいえる)、映画館でそれをやると理由のいかんを問わずアウトです(映画館のスタッフの方がすべての作品を把握しているわけではない)。
つまり、自由にカメラスマホが使えるわけではない映画館において(そしてうるさいように毎回ポップコーンが頭の人の無断撮影の動画はある)、これを「明るくならない前に」出すことにどのような意義があるのか、まるで不明です(「盗撮はダメよ」の前の最初に流すか(もちろん、大切なメッセージがあるので、ポップコーンの前まではスマホカメラその他はご自由にお使いください、などの一言は必要)、無料での入場者特典の中におり挟むべきであり、厚労省の名前までクレジットされているのなら、厚労省も明らかに配慮が足りない)。
これらのことを考えると、「映画館で」見る分においては(逆にいえば、オンライン試写会や、VOD落ちした状況においては問題にはならない)、「何をしたいのか」よくわからない作品ではある、とは明確に言えます(正直、どうするとこうなるのかが不明すぎる)。
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年寄り向けの「なろう小説」かな?
結論から言うと、良い映画でした。
あまり派手な動きはないし、淡々とストーリーが展開していきますが、それがかえって良い雰囲気になっています。
全体的に人情物で、ある意味ハッピーエンドなので、泣きながらホッコリ笑って最後まで見られる幸せな映画でした。
映像や音楽も素晴らしく、個人的には五つ星でもいいかなと思います。
と、通り一遍の評価はこのぐらいにして、斜めからこの映画を見てみましょう。
冷静に考えると、コレって構造的には年寄り向けの「なろう小説の異世界転生物の亜種」じゃない!?
家族に先立たれ、この世に未練はない老人。
自分は正しいことをしているはずなのに、バカばかりの世間はそれを認めてくれず、世間から孤立して孤独を感じている。(引きこもりニート主人公)
いっそこの世とお別れしよう自殺未遂(転生トラック?)したら、突然人懐っこくて自分を肯定してくれる優しい隣人が引っ越してきた!(異世界転生!)
自分としては簡単なことをしているだけなのに、なぜか絶賛してくれる!(あれ、俺何かやっちゃいました?)
そのうち、隣人が産まれてこなかった我が子のような存在に!孫まで付いてきてウハウハ!(ハーレム展開!)
捨てられていた野良猫が無条件で懐いてくれる!(モフモフ完備)
自分を蔑ろにしてきた不動産屋は不正がバレて痛い目を見る!(ザマァ展開!)
うん、コレなろう小説だ。
と思ってしまったので、何となく星-1しちゃいました。
【愛妻の死により、超不愛想になった”心臓の大きな男”の、真は善性溢れる姿を描いた作品。向かいの家に越して来たメキシコ人夫婦(特に奥さん)が齎した幸。トム・ハンクスの息子も頑張ってます。】
ー 今作はご存じの通り、スェーデンの小説「幸せなひとりぼっち」で映画化もされた(傑作である。)作品のリメイクである。
だが、オリジナルに引っ張られないように鑑賞しようと、映画館へ。-
◆感想
・物語の流れは、ほぼ「幸せなひとりぼっち」である。故に、オットー(トム・ハンクス)は愛妻ソフィアを無くし、真面目だが超不愛想な男になり、近隣の住居をパトロールする日々。
ー 彼が超仏頂面で、パトロールをしている時に、近隣の人達は明るく声を掛ける。彼が実は善性の持ち主である事を知っているからだろう。だが、彼の口癖は”idiot!"である。ー
・妻のいない人生に絶望したオットーは首吊り自殺をしようとするが、失敗。そして、向かいの家に越して来た明るいメキシコ人夫婦に、縦列駐車をしてあげたり、梯子を貸してあげたり・・。
ー 今作で、オットーと並んでキャラが立っているのが奥さんのマルソルである。オットーは彼女の明るく、人生を幼き子供達と愛する夫と暮らす姿を見て、且つての自分の妻、ソフィとの思い出を被せるのである。-
■オットーの善性が際立つシーン
・列車のホームから飛び降りようとしていたら、近くの老人が線路に落下。彼は身を呈してその老人を救うシーン。そして、この行いが後半に繋がって行くのである。
・マルソルに運転を教えてあげるシーン。ヤッパリ車は、マニュアル車だよね。
・昔は仲が良かった黒人老夫婦との関係性の変化。車の嗜好の違いから仲違いした男は、今や車椅子生活で、言葉も喋れない。だが、夫人からの頼み事はキッチリとやってあげる姿。
ー そして、老夫婦の家を、10年も日本から帰って来ない息子の承諾を得たと言って買収する悪徳不動産屋へのオットー達の仕返しのシーンはスカッとする。老人を助けた動画を挙げていたSNS運営会社も上手く巻き込んで・・。この辺りはオリジナルから現代風に巧くアレンジしている。-
<自分の大きな心臓の具合が悪くなった事を察知して、オットーがマルソルに遺した手紙のシーンは沁みる。オットーは自らの家をマルソル夫婦に譲り、マルソルに対し”君はidiotではないから・・。)と綴っているのである。
ラスト、オットーとソフィアが眠る墓の前で、マルソル夫婦や彼を慕っていた人たちが、明るい表情でピンクの花束を供えるシーンも良かったな。>
■徒然・・。
・矢張り、男としては、愛して結婚して貰った女性の長寿を願った作品でもある・・。
幸運のコイン。
愛する妻に先立たれ独り過ごすオットー。
そんなオットーの性格は几帳面、ルールを守れない人許せない、いつも気難しい顔してるから、一部を除いて近隣からの嫌われもの。
そして日課は近隣の見回り。
そんなオットーの向かえの家に4人家族が越してくる、夫婦、幼い女の子二人、敬遠されがちなオットーだけど、この家族は違った。
向かいに越してきたマリソル(奥さん)が料理、クッキー作ったから食べてと家に持ってきてくれる、日常的な事も頼ってくれるマリソルに気難しい性格のオットーも徐々に心を開いてく。
マリソルきっかけで近隣、野良猫とも距離が縮まり近隣の人と過ごすも、亡くなってしまった妻が頭から離れない。
妻がいない人生はありえないと自殺を試みるも何度も邪魔が入り死ぬ事が出来ない・・・。
こんな感じの話なんだけど、作風の優しい、柔らかい感じとオットーのホントは優しい心の部分が調和されていい雰囲気。
妊娠6ヶ月の妻と旅行、その旅行帰りに事故で子供がダメになってしまい、後に妻もガンで亡くなってしまう。
生まれてくる子供の為にベビーベットを用意してあったんだけど使わずじまい。そんなベビーベットをマリソルの三男が生まれプレゼント。その三男を(自分の子は抱く事が出来なかった)抱き抱えるシーンは泣けた。
雪が降ったら雪掻きも日課だったんだけど、雪の降った翌日雪掻きされてない日にオットーは心臓の病で亡くなった。
妻と一緒の墓に入るんだけど最後は近隣の人達から明るいお別れ。
何か雰囲気良く凄くいい作品でした!
誰でも誰かに愛されている。
鼻と目を洗う日なのかなと思うほど泣けた。
孤独だけど誰にも愛されていないわけではない、そして愛されるということは生きるために必要なことなんだなということを学んだ。
まあとにかくク○ジジイレベルで言えば、スワン・ソングのパットに負けてない笑。
いや、パットとはある意味真逆の人だけど笑。
年取るってことはその人の人格の完成形に近づくってことだよな、と改めて思いました。
頑固なお父さんと是非観に行ってください。
これ以下↓はネタバレになってしまうのだけど。
娘みたいな子の運転に付き合ってあげてる時に、オートマ限定だって言ってんのにマニュアル車を頑固に運転させてて、もーこのク○ジジイめ!と思ってハラハラしながら観てたんだけど。
オットーが「君は移民で、異国で言葉も覚えて子どもも育てて車の免許も取ろうとしてる、できる子なんだ、頭のいい子なんだ。」みたいなことを言って励ます場面が一番泣けたかもしれない。
自分も言葉さえわかれば出来るのに!と思ったことがたくさんあった。
それでもその場で生きていくには、努力して頑張って習得するしかなかったことも色々あったから、気持ちがわかったよ。
常に明るく前向きでダンプカーみたいに頑固親父の頑固なハートに突っ込んでいった彼女が一番好きなキャラだったかも。
オットーに自分の未来を見る
ご近所さんとの距離について考えさせられる。
これは理想形。
あそこまで厳しくはないにしろ、
基本がオットーと同じ思考の持ち主なので、
ホームセンターや見回りのくだりは自分を見ているよう・・・。
近い将来、周囲から煙たがられるんだろうなぁ、と、前半は苦笑い。
それでも頼まれたことを結局やっちゃったり、
根がいい人なのが徐々にわかり、救われるし、ホロッとしちゃう。
ただ、「んー?それどうなの?」と思ったのが、
お向かいのマリソルさんの、学歴を見て評価上がっちゃったような演出。
あと、ソーニャが最愛の妻なのはわかるのだが、
半年前まで仲良く暮らしていたのだろうに、
思い出されるのは出会った頃のことばかり、って、、、。
(歳を取るとそういうもんだってこと?)
別にソーニャの服や持ち物を片付けさせなくてもよかったんじゃ、とも思うし。
(哀しみ脳から抜け出すにはそうしたほうがいい、ってことなんだろうけど)
猫と子供が可愛い映画は、それだけで顔が緩む。(どっちも最高に可愛い)
ズボンの裾に爪引っ掛けて引きずられるとこと凍えてるところだけは、
ぬいぐるみだと信じている。
いい話
タイトル通り
オットーという男の人の話
コピーに
[町内イチの嫌われ者]ってあるけど
そこまで嫌われてない。
めちゃくちゃ細かいキッチリした人で
確かに面倒くさい感じはあるけど。
独り身になってしまった老人が
向いに引越してきた
お節介なメキシコ人一家のおかげで
結果、良い方に話は転がっていく。
そこに「若い頃はこんなだった」
という回想が挟まれて、
ヒトトナリがわかってくる。
こういう人いるよなと思う。
で、オットーの場合は
周りが世話焼きだったり
逆に助けを求めに来る、といった
地域との交流があるんですよね。
交流が全くなくて孤独になってしまう
ってことが現実には多い気がするけど。
人は必ず死ぬんです。
それは絶対。誰もあらがえない。
自ら選ばなくてもその日はくる。
その日のためにどう生きるのか。
この映画を見て
それをちょっと考えた。
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