オットーという男のレビュー・感想・評価
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愛すべきキャラクター
やはり、リメイク版であったためか?
山高ければ谷深し
絶頂の幸福感はほどほど、
絶望の悲壮感もほどほど。
やはり、リメイク版であったためか?
歳のせいか、熱がない!?
「フォレスト・ガンプ 一期一会」を彷彿して、
見劣り感が否めない。
第89回アカデミー外国語映画賞ノミネートされた
「幸せなひとりぼっち」を、
ハンクスの主演・製作でリメイクした。
【☆・`Ω´・】人【☆・`Ω´・☆】
名優トム・ハンクスが町一番の嫌われ者の男を演じ、
孤独だった男が隣人一家との触れ合いを通して再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。
最愛の妻に先立たれ、仕事も定年退職し、
やることのなくなった彼は、この期に自らの人生を終わらせようとしていた。
ところが、向かいの家に越してきた陽気なメキシカンな女性マリソルとその家族が、なにかと邪魔をして、死のうと思っても死ぬことができない。
そんな愉快でお節介な一家の出現が、
彼の人生を変えてくことになる。
今年のBESTが来た
スウェーデンの #幸せなひとりぼっち は未見です。
なので、オリジナルを観た方々のような
物足りなさは感じず、お涙頂戴作品の
お手本のような脚本にも関らず、
まんまと泣かされました、いや号泣でございました🤣
そして、久しぶりに見るトム・ハンクスの頑固な
偏屈じじぃも素敵でございました。
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製作にも携わっていることから、トム・ハンクスらしい
コミカルさもあり、まさに「彼らしい」脚本と言った感じ。
その分、アカデミー賞外国映画賞を受賞した
オリジナル版も気になるところです。
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それにしても、オットーの若かりし頃に
実の息子をキャスティングとのことですが
全然似ていませんね😳
リメイクする意味
本作のオリジナル作品となる『幸せなひとりぼっち(16)』は公開当時に劇場で鑑賞し、その後原作も読みました。第89回 アカデミー賞でスウェーデン代表作品として外国語映画賞(及びメイクアップ&ヘアスタイリング賞)にノミネートされわけですが、私が原作まで手に取ったのは内容の良さはもとより、スウェーデンという日本からは遠い国の雰囲気のある世界観に魅了されたからだったと記憶します。主人公であり癖の強いオーヴェという男性が、彼にとって異星人のようなイラン人家族と絡んでいくうちに、彼の密かな「プラン」が狂っていくという設定は、アメリカ人であるオットーとメキシコ系の家族との関係に置き換わるものの、大筋は大きな改変はなく、忘れかけていたストーリーも本作を観ながら思い出しつつといった感じでした。そんな風ですから前半はなんなら、オリジナルであるスウェーデンという舞台の味が消えてしまっていて勿体ない気すらしていたのですが、観進めていくうちに「ああ、これはトム・ハンクス(と、リタ・ウィルソン)が請け負ったのだな」と感慨深くなりました。良作であっても世界的に見れば「マイナー」と位置づけられる作品は多くの人に観られるわけではありません。そんな作品をトム・ハンクスが主演でリメイクとなればより多くの人の目に留まることになります。「トム・ハンクスに外れなし」とも言われますが、劇場や配信で「観てみようかな」と思う人は格段に増えるはずです。そこから、オリジナル作品や原作にまで興味を持つ人が増えて欲しいという想いが感じられ、やはり劇場で観て良かったなと納得して帰途につきました。我ながらこんな感傷に浸れるのも、おそらくは昨日のアカデミー賞授賞式を観たことによる影響で「意識高まってる状況なのだ」と自認しつつも、まぁ、皆さんも是非(せめて)配信でもいいから観ていただきたい作品だなと思います。
フォードvsシボレー
には笑いました。クルマ好きには致命的な価値観の相違かもしれませんが
これから増加するであろう単身高齢者やマイノリティーを社会的孤立から救うものは?やはり、という正直ベタですがとても感動的なヒューマンドラマでした リタイアしたオットーさんも自分の得意なことで周りを助けているのも正にこれからそういう世の中になっていくのでは 持病あるからそんなに慌てなくても...途中何かのハウツーものみたいに エンドロールではやはりホットラインが流れていました
猫はいつの間にか懐に入るのが絶妙に上手いということもよく分かるドラマでした
さすがトムハンクス!
トムハンクスの映画はどれもハートウォーミングで茶目っ気のある作品ばかりなので、彼が嫌われ者を演じるのかと少々懐疑的で鑑賞したのですが「あーやっぱりねw」と期待を裏切らなかったです。
心臓(ハート)の大きなオットー、若い頃からお人好しで人思い、生真面目だからこそ一見偏屈になっても愛されるのだなと、まさにトムハンクスという演者でなければならなかった映画でした。
他の登場人物もいい人たちが多くて、全体的に安心して観れました。
エンドロールで流れてくる写真や子供たちの似顔絵がまた涙を誘い、なかなかハンカチを下ろせなかったです。
ありがとう、オットー!暖かくなりました。
トム・ハンクスという男
妻に先立たれた偏屈オヤジが残る唯一の拠り所だった職場も追われ、生きる活力も失くした中、隣人たちとの交流で少しずつ前向きな気持ちを取り戻していくというストーリー。
物語自体は凡庸なのだが、主人公をトム・ハンクスが演じたことで一気に重みが増す。
ネームバリューは勿論だが、この人の哀愁を帯びた眼差しがいいんだよね。
最期も病死ではなく、自殺なのだろうけど、そこを深く描かず、そこまでの展開を見た中で観客個々の捉え方に委ねた終わり方も良かったと思う。
物語のエッセンスとして動物を入れてるのもありがちだが、野良猫だというのが味わいのある設定だな、と思った。
23-039
パートナーを亡くした承認欲求の強い男の話、かな。
ヒューマンドラマには自らの生活への何らかのフィードバックを期待してしまう
私もゴミの分別や掃除などやり出すと徹底系男で、時には周囲にモラハラ覇気♨️すら発することもあったりするので(ハッスル!>💪🏼<ハッスル!)、このお話の主人公には何らか共感できるところがあるのではないかと期待を胸に久方振りに劇場へと足を運んだのですが、
出だしから頑なに死にたがる主人公の行為がどうも安易に受け取れてしまって(実は私も若い時分にそんな事があったり厭世的で今でもたまに夢想💭しちゃう系ですが)、
それは逆に同族嫌悪のためなのか彼とそこらへんの心情が共有ができずに退屈したので、早く出ればこなせる用事を優先することにして、残念ながらお話のラストを間近に控えたタイミングでリタイアいたしました🚶🏻💺
オットーは本当は天使だった!
トム・ハンクスは現在66歳。油の乗り切った心温まる演技が最高でした!最初は周りに文句ばかりを言っている人間で、あまり良い気持ちはしませんが、60歳を過ぎた人間が言いたそうなことを言ってのけるシーンに、あるあるとうなづいてしまいます(笑)。元自治会長だった彼の口癖は「バカもん」です。そんな彼も、何度も自殺をしようと計画します。首吊り、車の中に排気ガスを引き込む、列車に飛び込む、ライフルで撃つなど、それらが優しい神に守られているのか、ことごとく失敗します。何故彼が死にたいのか?その理由が徐々にわかってくると、もう涙を抑えきれなくなります。生まれてくることができなかった子供との別れ、その母親であったソーニャとの素敵な人生があるからこそ、彼は彼女のもとにいきたかったのでしょう。しかし、彼の心の中に化学反応が起きるのです。ソーニャが言っていた「生きる」に向かって軌道修正を始めるのです。もちろん、すこぶる人の良い周りの人間たちの力が大変に寄与したのは間違いないです。どんなに彼がそっけなくても、みんな愛を届けるのです。そのおかげで彼が改心してからの数年間は、夢のような人生です。ありふれた日常がキラキラ輝いて、幸せの宮殿にいるようでした。そして最後に安らかに息を引き取り、みんなに見送られた時の美しさは、一幅の名画のようです。豊かな最後の人生の終わり方、愛され方を教えてくれた名作だと思います。
追記 相棒だった野良猫(ソーニャ?)が彼の心の拠り所になったというのも泣けました。
オリジナル版より感情移入しやすい
それでも愛する
王道でシンプルだけど、これでいい。いや、これがいい。分かっていても、感動してしまう。トム・ハンクスらしさ満載で、彼の魅力がたっぷり詰まった作品。....これが、見たかった洋画だよ。
ルールに厳しく、頑固で、無愛想なオットー。
毎朝見回りを行う彼に、近所の人たちは「ハイ!オットー!」と声をかける。反応は分かっているのに、なぜ?でも確かに、彼は厳格ではあるけれど、言ってることは間違ってないもんな...。「嫌われ者だけど、愛される」というポスターのフレーズの意味が、聞いただけじゃ分からないけど、トム・ハンクスの演技を見ていたら、一瞬で理解できます。3年前の「A Beautiful Day in the Neighborhood(原題)」とは正反対な役柄(邦題嫌いなんで...笑)。やっぱり、いい演技するなぁ...。
トム・ハンクス映画の好きなところのひとつが、しっかり笑えちゃうところ。彼の自然な振る舞いに、つい笑みが溢れてしまう。新たな隣人との出会いと共に遂行される妻と再会への1歩。それがとてもユニークで、トム・ハンクスらしくて大好き。意外と正直者なオットーも大好き。美味しいは世界を救う!ってな。
ストーリー展開はテンポいいし、分かりにくいことなんて一切ないし、オットーが愛くるしくなる一方。こういうのが良いんだよ。アカデミー賞最有力のエブエブとは大違い。誰にでもオススメ出来る作品。笑えて、泣けて、また笑える。心が完璧に浄化されました。エンドロール中の写真にもホッコリ。もっと見たかったなぁ。
この手の映画って、中弛みが...とか、ちょっと退屈...とか思いがちなんだけど、本作はそれがなかった。トムパワー、偉大だな。めちゃくちゃオススメです。ぜひ、劇場で心温まってください。
ご近所物語
最初のホームセンターの一件以外、オットーは嫌なヤツでも嫌われモノでもありません。
近所の住人からは挨拶もされるし、むしろ距離の近い人ほど嫌っていない。
首を吊る際にもスーツを着込み、(天井に穴は開けるが)床に新聞紙を敷き詰める。
寝るときは片側を律儀に空け、左手はちょうど誰かの手を握る位置に。
このあたりで冒頭からアッサリ善性をバラしてしまう点は好みが別れるかも。
派手な展開も意外な出来事もないTHE王道だが、バランスが素晴らしい。
適度なユーモアがご都合主義を相殺し、織り込まれる様々な要素も“添え物”に徹し、本筋を邪魔しない。
台詞で説明しすぎない脚本に、主演、助演から子役、猫(必見!)に至るまでの名演技。
シャツの衿ひとつにもキチンと時代を反映させ、“雪のないシーン”の使い方も単純ではあるが効果的。
ここまでしっかり纏まっている作品も逆に珍しい。
40手前、しかも独身の自分がオットーに感情移入して涙腺緩むくらいです。
不満点は、晩年の夫婦関係が見たかったのと、エンドロール後半のインスト曲がイマイチって所くらい。
マリソルのように無遠慮に、しかし愛情をもって柵を跨ぐ人間に支えられたことのある自分には、とても良い作品でした。
エンドロールの写真でオットーが娘たちに向ける、劇中一番の笑顔が沁みる。
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