サムシング・イン・ザ・ダートのレビュー・感想・評価
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「アルカディア」の監督コンビがロックダウン下で撮った低予算のDIY映画
ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッドの監督コンビは2012年のデビュー作「キャビン・イン・ザ・ウッズ」以来、この最新作を含む長編監督作5本でいずれも、大まかにホラー/SFにジャンル分けされるB級テイストの映画を撮り続けてきた。「モンスター 変身する美女」「アルカディア」「シンクロニック」(ちなみにこの3本はAmazon Prime Videoのサブスクで鑑賞可能)はいずれもそこそこの予算規模を感じさせる出来だったが、2020年の新型コロナのロックダウンに直面し、さまざまな制約のなか自分たち2人を含むごく少人数のチームで出演から撮影から何でもこなすDIY感覚で「サムシング・イン・ザ・ダート」を作ることにしたという。
今作では超常現象と陰謀論を扱っていて、モキュメンタリー的な要素もある。監督コンビの過去作の中では「アルカディア」といくつかのリンクが認められる。予備知識なしで観たら映画学科の学生が撮った自主制作映画のようなチープさに面食らうかもしれないが、彼らの作風が好きな人なら「制約が多く予算も限られるなかでがんばったな」と評価できるのではないか。
結局どういうことか?
ストーリーは異なるが、全体のオフビートな笑いの雰囲気は「宇宙探索編集部」と相通ずるものを感じた。ただ全体の仕上りは宇宙探索のほうがよく出来ている。
結局ドキュメンタリー製作の裏話という設定なのか、それがフェイク・ドキュメンタリー化していったのか、どうもいまひとつ視点が定まらなかった。
なんだかよくわかんないけど、とても魅力的な作品 夢中で見ていつの間...
なんだかよくわかんないけど、とても魅力的な作品
夢中で見ていつの間にか終わっていた
終わってから振り返ってもんなんだかやっぱりよくわかんないけど、
でももう一回見たいような気もする
内容は覚えていない、映像は覚えている。
ドミノ(2023年公開)と同じ匂いがしていたが、予想通りの結末だった。
ホラー耐性がないので、それを知らずに観て逆にドキドキして楽しめたのかも知れない。ドキドキ要素がなければ寝ていた。
プライベートフィルム感。
まあまあ面白かったんだけど、一軒のアパートとほぼ2人だけではさすがに持たない、謎解きも散らかしただけで全然先が見えず長すぎ。
話はロスの都市伝説SFをオンボロアパートで体験した2人が記録、再現映像を作る話。嘘と本とが入り混じり2人の関係も微妙になる。チープな合成もプリズムライティングも70年代感あってなごむ。
しかしこの手のネタならこないだ見た「宇宙探索編集部」の方が遥かに優れている。
いつもは
このサイトのクチコミは先には見ないで鑑賞するのですが、今回はたまたま見てから鑑賞したのですが、あまり評価が高く無いのが良くわかりました。前宣伝や設定には少し興味があったのですが、何だかよくわからないまま終わってしまった感じです。
アーティスティック
都市伝説を題材にした映画で、
ロサンゼルスの街を上から見ると…とか、ある数字に関する不思議とか、
映画用のフェイク都市伝説だろうけど、けっこう引き込まれました。
考察系で意味深な感じで、アーティスティックな空気感。
監督が2人いて、2人とも主役を演じてますが、
解けるかな?分かるかな?って、監督2人の声が聞こえてきそう(笑)
都市伝説や陰謀論が好きな方は、より興味深いかも?
けっこう淡々としてるので、けっこう眠くなりました(笑)
でも悪くない、なんか余韻が…
1回じゃ完全には理解しがたいからか、あと引く作品なのか、もう1回観たい(笑)
監督は2人とも、それぞれ別々に、マーベルの『ムーンナイト』や『ロキ』(シーズン2)の監督も担当してるらしい。
おわかりいただけたたろうか?
「超」のつくもの(能力とか現象とか)や陰謀論・終末論にハマる人達、様々な事物に過剰で偏った意味付けしたがる人達の行状を面白がったり呆れたりしている映画、でOK?
「自分の頭で考えないから負け犬になる」は箴言だろう。
超常現象はアナログで撮影しましょう
超常現象を体験した2人のオッサンがドキュメンタリー映画を撮影する話。
ほのか〜なオルゴールの様な音をバックに、BGM無しでセミロン毛タトゥのオッサンとメガネボウズのオッサンが知り合って脈絡の無い会話を繰り広げて行く始まりで、既になんだか嫌な予感。
そして唐突に誰あんた?なインタビュー映像が差し込まれ、そしてまた2人の退屈な会話劇…からの灰皿が???
これと言ってふざけた様子もなくコメディだとしたら振り切れない超常現象とそれらを撮る様子に、ドキュメンタリー風な後撮りインタビューを少々を織り交ぜつつタラタラタラ…恋愛に発展するでもないし何なんだ?からの折角の衝撃?ラストも静止画スライドで終わりですか。
フィクションでこれ作って面白いんですかね?まあこういうムー的なオカルト話が好きな人向けということで。
いやー長かった。
ダメな中年男2人組が、オンボロアパートで超常現象に出会い、それで一...
ダメな中年男2人組が、オンボロアパートで超常現象に出会い、それで一攫千金を目論んでドキュメンタリーを撮ろうとするが…よくもそんな退屈そうなストーリーで映画一本撮ろうと思ったものである。実際、超常現象といっても石が光って浮かぶ!それだけ!2人のバックグラウンドも、一応ゲイとアセクシャルという設定ではあるが、驚くような展開にはならない。それでも作品として成立しているのは2人の、ツラだけは良い男たちのイイ具合のくたびれ加減がもたらす妙な色気と哀愁のせいか。それと庵野秀明好みな(並んだガスメーターとか、庭に吊るされたマトリョーシカ人形とか建物の上を飛ぶ飛行機とか)安アパートの絶妙なロケーション。全編を貫く落下と光のモチーフが結実する結末も、悪くない。
抑揚がない謎解き風作品
予告動画の出来がよかったため期待していたが、ストーリーに抑揚がなく、監督の制作意図を読み取ることができない作品だった。
手掛かりらしきものが次々と現れる展開は謎解きゲームのようではあるが、結局謎が解明されないまま終わる。2時間ずっと前フリだけを見せられた挙げ句にオチが非常に薄いため、尻すぼみ感が強い。
本作は雰囲気を楽しむ作品であり、ストーリー展開を求めてはいけないのかもしれない。そういった作風に抵抗がない人にはオススメできるとは思うが、自分には合わなかった。
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