岸辺露伴 ルーヴルへ行くのレビュー・感想・評価
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虫
荒木先生の世界観は堪能できるかも
上映後の舞台挨拶付きで劇場鑑賞。
NHKで放送した全話は鑑賞済み。
本シリーズは岸辺露伴(=荒木飛呂彦)の世界観と理屈では説明できない怪現象に予期せず対峙する露伴の様を、高橋一生のなりきった演技とスリルと緊張感を鑑賞者が作中に入り込み一緒になって楽しむドラマである。
テレビシリーズを映画にする理由は各作品ごとに違うのだろうが、予算の多くを大物俳優のギャラやCGなどに消費することなく、国内地方(会津)と海外ロケ(パリ)と時代劇パートに費やしているところが良い。
やはり岸辺露伴シリーズには派手なアクションやダイナミズムなどは不要で、ダークな雰囲気を淡々と見せていくのが真髄と思うからである。
NHK製作ならではのルーブル美術館を貸し切った撮影は本作の1番の見どころで、真贋を見分ける露伴のこだわりにピッタリな舞台だが、ルーブルは人間が管理できるような所ではない(だっけ?)という露伴の最後の言葉に、もう少し説得力を持たせるような演出はあっても良かったのではないかと思った。
マンガ実写化でもこんなにすごい映画ができる
動かないの原作も既読済み、
(しかし、今回のルーブルへ行くのみ未読)
露伴せんせのアニメ版もドラマも鑑賞済みの
アラフィフ・ジョジョラー
できるだけネタバレなしの感想です。
ドラマ版の完成度そのままの
クオリティの高い映画でした。
ドラマ版も「よくやってくれた!」と思いましたが、
今回の映画も変わらぬクオリティ、
美しい映像、奇妙さとホラー感いっぱい、
伏線もばっちり回収、
いい映画を作ってくれて
「ありがとう」、、、
それしかいう言葉が見つからない、、、って
感じです。
泉くんのあっけらかんとした感じが
相変わらず際立って、浮いてしまうんだけど
でも、それでいい!それがベスト!
物語の中で笑いだったり、
癒しの存在になったり、
泉くん最強!?ってなったり。
実写化動かないシリーズには
いなくてはいけない存在になったと思います。
高橋一生さんの露伴先生も
高橋一生なのか、岸辺露伴せんせなのか、
相変わらずピッタリ過ぎて
さすがとしか言いようがありません。
マンガの実写化はがっかりすることが多い中、
実写化でもこんなにすごい映画ができるって
数少ない成功例じゃないでしょうか?
原作の奇妙さやホラーな感じそのままに
実写化しても違和感ない衣装、ストーリー展開。
コロナ禍終わり頃とはいえ、海外ロケ!
しかもルーブルやん!!
モナリザやサモトラケのニケ!
豪華!さすが映画!!
間延び感に関しては
私はそれほど気になりませんでした。
さくさく進まないからこその
奇妙さやホラーだと思いますので。
その血の運命(さだめ)〜🎵なラストに
ジョジョラー歓喜(笑)
星0.5減らしたのは
若い頃の露伴せんせも
高橋一生さんにやって欲しかったな、、、
あのセリフは高橋露伴で聞きたかったな、、、
って思っちゃったから。
さて、映画も鑑賞したし、
「ルーブルへ行く」の原作をゲットして、
漫画と映画の違いを
堪能しようと思います。
願わくば、今後もドラマや映画で
高橋露伴が観れますように!!
【”最も黒く邪悪な絵。そして後悔。”仏蘭西、巴里から江戸時代まで時空を超えて描き出されるミステリー。謎の黒髪の美女を演じた木村文乃さんの着物姿は美しき事限りなしである。】
ー 荒木飛呂彦さんの原作は未読である。あー未読だよ!
序でにNHKのドラマも観ていない。あー、観てないよ!-
◆感想
・てなわけで、序盤は何が何やら分からないまま進行。
ー ”ヘブンズ・ドアって何ですか?”と思いながら、マーこういう超能力だろう・・、と推測しながら鑑賞続行。-
・露伴先生(高橋一生)の漫画家初期の頃に、祖母の家で出会った黒髪の美女(木村文乃さん:木村さんだけ、さん付け。)の着物姿にうっとりしながら鑑賞続行。
ー だって、綺麗なんだもん!-
・現代に戻って、露伴先生が新作のアイディアを求め、仏蘭西巴里のルーブル美術館へ。
ー 別に上げ足を取る訳ではないが、あそこはルーブル美術館ではないよね。モナリザの絵の前があんなにスカスカなわけがない。NHKのパワーで人払いしたのかな。
と思っていたら、親切なレビュアーさんから教えて頂いたのですが、ルーブル美術館を二日間貸し切りにして撮影したそうである。吃驚。流石NHKである。-
・ルーブル美術館のキュレーター、辰巳(安藤政信さん:安藤さんもさん付け。だって好きなんだもん!)が登場して、”世界で最も黒い絵”を求めて、最下層の倉庫へ。
ー そこで、繰り広げられる夫々の哀しき過去との対峙。及び密かに行われていた、美術品の贋作作り。贋作を世に出し、本物は海外へ売りさばく。
そして、世に忘れられていた黒い絵を描いた山村仁左右衛門の亡霊。-
■徐々に明らかになる黒い絵の江戸時代の、真実のシーンもナカナカである。
そうか、妻である菜々瀬(木村文乃さん)の美しい黒髪を描きたかったんだね。仁左右衛門!それにしても、木村さんの黒髪の着物姿は美しき事限りなし。-
<最初は何が何やら状態だったが、いつの間にか大スクリーンに没入してしまった作品である。
ところで、露伴先生の頭に巻いてあるのは何ですか?髪留め?誰か教えて下さい!>
岸辺露伴…ジョジョ感ましまし!
NHKドラマシリーズの劇場版。
高橋一生のあたり役…岸辺露伴、脚本がジョジョの小林靖子なので、原作のジョジョ感が隅から隅まで詰まってました。泉京香との掛け合いも面白さ全開!木村文乃扮する奈々瀬の謎も絡んでストーリーに引き込まれます!最高のひと時でした。
合わない
血の話
ちょっとテンポが悪いなぁ。
きれいな劇場版への流れ
2023年劇場鑑賞117本目。
上映後舞台挨拶中継付きで鑑賞。
ネタバレオッケーのはずなのですが、取材陣がいるので結局ネタバレを避けたフワッとしたコメントになったのが残念。この後上映前舞台挨拶もあるのでそっち取材したらいいのに・・・。主演陣で木村文乃だけ都合で中継だったので、中継で中継を見るというシュールな状況になっていました。
映画化が決まる前から本編であるジョジョの奇妙な冒険も、スピンオフである今作の原作も読んでいて、ドラマもリアルタイムで視聴していました。なのでこの前の正月のドラマの最後でルーブルを匂わすシーンがあり、ああ、劇場版やるんだな、とニュースを見る前から察しました。
原作をもう読んでいたので、この作品を映像化するならルーブルに行かざるを得ず、テレビドラマの予算では難しいと思っていたからです。ただ、原作は中編だったので映画にするにはちょっと尺が余るかなと思っていたのですが、90分どころか120分近くあってどうするんだこれ、と心配していました。
あれ、こんなシーンあったっけ、という感じで膨らませに膨らませてありましたね。テレビ版の一話完結の小気味よいテンポが好きだったので正直もうちょっと短くても良かったも思いますが、劇場版ならではの予算を使った、見ごたえのある作品に仕上がっていたと思います。
不気味で美しい作品、、ルーブル行ってみたい‼︎
ジョジョはアニメ全部見てる!
ドラマも今回のために全部見た!
•とても不気味だったけど、過去の後悔が襲ってくる設定はすごい好きだった。
•なぜ黒い絵が岸辺露伴の祖母の家に!と思ったらまさかの血縁!めっちゃ驚いた!
•過去を後悔しないよう精一杯生きたいと思う!
尺が長過ぎ
自分はNHKのドラマを見ていません。しかし、原作(JoJo 4部:岸部露伴の登場部)は何度となく見ています。そんな自分の感想です。
①全体的にですが、一つ一つのシーンが間延びしています(尺が長すぎ)。やたらシーンが冗長でちょいとテンポが悪すぎな気がしました。自分的には30分はちじめてほしい。
②原作を見た人間からすると、ヘブンズドアのスタンドをCG合成で見たかったです。あの表現(いきなり顔に本がはっつけられる)だと、岸部露伴本人の超能力にしか見えません(といってもスタンドを発現させることも一種の超能力なのですが)。
③誰かが言っていたような気がしますが、最後の時代劇のパートも不要な気がしますね。更に山村仁左衛門と岸部露伴の2役はやり過ぎの気がしました。(予算の都合かな?)
④突っ込みどころ(?)かもしれませんが、自分には、最初と2番目の犠牲者の発症理由がわかりませんでした。なぜにあそこで、発症したのでしょうか?
⑤Z13の所在地を見つけた人は、PCを開けたままどこに消えたのでしょうか?
⑥山村ななせは、どういう存在なのでしょうか? ヘズンズドアーが効いているので、生きているのでしょうが、昔から延々と生きているのに歳をとらないというのも。。。
⑦原作を見た人間からすると、あの絵がスタンド(残留思念として残っている)なんでしょうね。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
ドラマを観た人ならほぼ間違いなく満足するはず
原作は未読。
この作品を見るために
アマプラでドラマをイチから見て観賞。
この作品の魅力はなんといっても
高橋一生さんが演じる岸辺露伴。
なんというか、別に荒木飛呂彦先生の世界観っぽくはないんだけど、かなり魅力的なキャラとして仕上がってるので『原作知らないけどこの露伴が好きだから作品見にきた!』というファンも多そう。
自分もどっちかというとそうです。
はじめて露伴の過去に迫り、
記憶の闇を紐解いていく今作。
日本にはダークファンタジー要素のある作品は少ないのでこの時点で割と珍しい感覚ですが、そこにサスペンスも加わる事で他ではなかなか味わえない種類の満足感があります。
作品を見る前は『CGをほぼ使わずにファンタジーを作るのはギャンブルでは?』などと思っていましたが、結果的に面白い作品に仕上がっていて満足です。
ただ個人的には
ちょっと過去回想が長かった印象はあり、その部分は少し眠くなってしまいました。
あと物語の尺的には映画が合っているとは思うのですが、クオリティはドラマ版と大きな差があるわけではないかな、とも思いました。まぁドラマ版からしてちゃんとクオリティが高いからかもしれませんが。
※ドラマを見ずになんとなく劇場に足を運んだ人がどう思うかはわからないですが、基本的に『ドラマの劇場版をドラマ見ずに観賞する』という事は自分はしないし、する人の気持ちは正直わからないのでドラマ通して観た人がほとんどだという前提で感想を書いています。
岸辺露伴 最後まで行く
予習がでらに〜と思って見た、ドラマが面白すぎて。当日だったから2話しか見れなかったけど、2日前だったらイッキ見してたな〜、悔しい。そんな、どタイプの作風だったので劇場版もかなり期待していたんですが、やっぱり最高でした。
話に繋がりのない、1つ1つのエピソードが独立している作品なので、ドラマを見ていなくても大丈夫。ジョジョの知識はゼロだけど、この実写化、もしやめちゃくちゃ凄いんじゃないか??コスプレ感も無ければ、ストーリーに違和感もない。しかも、絵からも伝わる独特な世界観をしっかり再現しながら、キャラクター1人1人の魅力を引き出している。非常に美しい脚本で、これこそ絵画のよう。
実写化大成功の鍵となったのは、主人公・岸辺露伴を演じる高橋一生。漫画から飛び出したような、色気と魅惑でたっぷりな人物。近年稀に見る、憑依レベルのハマり役です。全然知らないキャラなのに、岸辺露伴でしかないと思える、高橋一生の表現力。劇場版となる本作では更に美しさが際立っており、頭から離れないセリフも多い。名前も含めて、主人公番付けベスト5入りするくらい大好きです。
飯豊まりえ演じる泉との掛け合いも、本作の見どころ。泉くん、今回大活躍でした。露伴先生の担当編集者になって、色んな面で磨かれたのかな??「泉くん、君は100に1回いいこと言うね」←これ大好き笑 泉というキャラの面白さ、濃ゆさに負けて、美波が全然好きになれなかった。日本語の演技が下手すぎて...。しかも、必要?安藤政信だけでいいじゃんか。
岸辺露伴シリーズは、他では絶対に味わえない奇妙で吸い込まれる世界観と、全身を襲う重厚感と緊張感がたまらなく気持ちいい。好き嫌い別れそうな作品、特にこの劇場版のエピソードはそうだけど、ハマったら抜け出せなくなるタイプだと思う。奇想天外で、かなりファンタジーなストーリーだけど、その中に人間の深層心理をつく、文学的でリアリティのあるテーマがある。〈この世で最も黒く、最も邪悪な絵〉そこに隠された、人間が抱える《黒》とは。。。
ラストは若干無理矢理な気もしたけれど、今回の内容に合った落とし込み方で、個人的には結構好き。ただ、ドラマ2話「くしゃがら」の森山未來のような面白おかしいキャラが居なかったのは惜しいかな。でもでも、2回目見たくなるくらい、ワクワクする映画でした。軽く10億は超えるような集客。また続編が作られ事を楽しみにしときます。
追記
面白おかしいキャラは居なかったものの、木村文乃は大変魅力的なキャラで引き込まれましたね。記述するのを忘れていました。ただでさえ、不思議でダークなこの作品が、〈黒〉というテーマを扱い、彼女のオーラと表現力でより一層、深みのある〈漆黒〉に仕上げていました。高評価になった大きな理由の1つです。
高橋一生、さすが
相手の生い立ちや秘密を本にして読みむことが出来、また指示を書き込むこともできる特殊能力、ヘブンズ・ドアー、を持つ漫画家・岸辺露伴は、若い時、好きだった女性から、この世で最も邪悪な、最も黒い絵、の話を聞いた。それから時が経ち、その絵がフランスのルーブル美術館に所蔵されていることを知った露伴は新作執筆の取材のためにパリへ行った。しかし、美術館職員に、黒い絵、の存在を知る者は居なくて、データベースによってわかった保管場所は、今は使われていないはずの地下倉庫、だった。そこで・・・てな話。
ドラマ版は観た事なく、劇場で初露伴だったが、高橋一生がさすがの演技を見せてくれた。
ミステリーのストーリーも良かったし、伏線回収もしっかり出来てて面白かった。
飯豊まりえは相変わらず可愛かったし、ミステリーな女性役の木村文乃は美しかった。
面白かったし気になる点も特にないのですが…
原作からの改変箇所も特に気にならず、ストーリーとしても楽しめたし、
特に非があるとは思えないのですが、観終わった後のカタルシスが軽い感じがしました。
上手く言語化出来ないのですが、映画を観たぞ、というよりも面白いドラマを観たなという感じです。
理由の1つは画面の作り方でしょうか。映画館の大画面でルーヴルが映えはするのですが、全体的に映画館で観なくてもよかったのかなという印象が拭いきれませんでした。
高橋一生さんはハマり役だとは思うんですけど、ちょっと回を重ねる毎に段々岸辺露伴と高橋一生の境界線が曖昧になっていくというか、露伴から高橋一生に近付いている様な感じもしました。
その辺がいまいち乗り切れなかった部分でしょうか。
最後に、ジョジョのスピンオフではありますが、ジョジョの知識がなくても問題なく楽しめると思うのでそこは気にする必要はないかなと思います。事前に原作読まなくてもいいです。ただ、岸辺露伴がどんなキャラクターなのか知っているとより楽しめるとは思いますので予習したい人は原作の第4部を読んでおくと露伴の人となりがわかるかなとは思います。
待望の映画化だが、そもそもルーヴルの必然性が感じられない
もともとがルーヴル美術館から出された企画で原作が作られたようだが、映画を観ると、「ルーヴルへ行く」必然性が感じられず、映画化に際してのスケール感を出すためだけに海外ロケをしたように思えてしまった。
それは、250年前に日本で描かれた絵がルーヴルにあることの不自然さもさることながら、前半の露伴の若かりし頃の回想と、終盤の謎の女性の過去にまつわるエピソードが、日本独特の情緒に溢れていて、ルーヴルのパートとの間に大きなギャップが感じられるからでもある。
ルーヴルの地下倉庫で、一度にたくさんのことが起こった末に、一気に問題が終息してしまうのも呆気ないし、何の伏線もなく「後悔」や「罪悪感」に苛まれる人々の姿にも唐突感を感じてしまった。
模写に紛れて贋作を作ったり、オリジナルを売りさばくエピソードも、必要だったとは思えない。
全編を通して日本を舞台にした上で、サスペンスやミステリーをジワジワと盛り上げるような作り方をした方が、一貫性が保たれて良かったのではないだろうか。
ところで、オリジナルの「黒い絵」と贋作の「黒い絵」が全く違う絵柄なのは、どうしてなのだろうか?にもかかわらず、贋作の「黒い絵」にも、オリジナルと同じ「邪悪な」効果があるのは、やはり絵の具が関係しているのだろうか?だとしたら、その絵の具は、御神木のないフランスで、どのようにして手に入れたのだろうか?
それから、スタンドは、使い手本人や死人(幽霊)に対しては使えない(例えば、東方仗助のスタンドの治癒能力は、自分には使えない)と思っていたのだが、勘違いだったのだろうか?
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